いわゆる異世界転移

夏炉冬扇

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部屋に戻り師匠を待ちながら、炒った種をポリポリ食べる。
3つ分の種はかなり取れた。

「まずくはないが、それほどうまくもない。
しかし、止まらないな。」
「そういうのが一番危険だよね。種だからカロリー、栄養もいっぱい。
食べすぎると太るよ。うーん、わかっていてもとまらない。
あと、3つ食べてやめよう!」
「一つではないんだな?」
「・・・うん。1つだと、それを5回繰り返す。」
「・・・そうか。」
「師匠の気配はしてる?」
「ああ、館の奥にいる。これぐらいの距離なら状態もわかる。
なにも問題ない。もう2つの気配がある。
一つはおそらく管理者だろうな、それが押されているな。
もう一つは隠匿している気配だ。ここからではそれ以上はわからない。」
「隠匿ね。で?師匠が迫っていると?」
「ん?そうなるな。」
「そうか、なるほど。」
「?なにか違うとはおもうが?」
「うふふふふ。」
「ああ、愛しい人が楽しいのなら、なんでもいいな。」
「まだかかりそうなら、ここのお風呂入る?」
「そうだな、せっかくだ、使わせてもらう。」


砂漠石でお湯に変え、浸かる。
体は先に桶で洗って置くのだ。
シャワーというものは贅沢なんだなと改めて実感した。

2人入るには狭いが、マティスに抱えてもらって入る。


「ここってさ、結構いろいろお金使ってるって感じがするけど、
なんか違うね。
それでさ、わたしたっちてすごく贅沢してたんだね。」
「そうだな。」

家のお風呂に入ってるような、そんな狭さがある。
家のお風呂では、いつもいろんな考えが生まれていった。
これを小説に書けばベストセラー間違いなしだと思ったものだ。
しかし、お風呂から上がると、すっかり忘れてしまう。

今はマティスがいる。思ったことを声に出して話していった。

「あのさ、いまさ、思いついたというか、考えたというか。」
「ん?新しい料理のことか?」
「ううん、違う。」
「ん?ドレスの事?舞の事?ワイプは残念ながらまだ死んでないぞ?」
「あははは!それはわたしもわかるよ。雨の日って子供や、
前の年に生まれた赤ちゃんてどうしてるの?
赤ちゃんがいるところは次の年はしないとしてもよ?
年子はしなくても、2年違う兄弟、ニックさんの弟さんのところもそうだよね。
こもってしてる間って子供はどうしてるの?」
「どうって、雨の日は成人前の子供は寝ている。」
「え?ずっと?10日間も?」
「そうだ?おかしいか?」
「赤ちゃんは?去年生まれた赤ちゃん。」
「母親共々寝る。父親は別の女のところに行くか、今は多妻は少ないから
父親も寝ることが多い。成人前はみな眠る。」
「マティスはじっと起きて雨の日が終わるのを待てたんだよね?」
「女が来ない男はそうだ。男のところにいかない娼婦もだ。
もしくは産婆の手伝いだと話さなかったか?」
「ああ、言ってたね。しかし、10日もよく寝れるのね。」
「お前も2日寝たではないか。雨の日以外に寝れるのすごいと思ったがな。」
「ああ、そうなるのね。泥棒とかは?こう、反社会的な人たちは?」
「雨の日はみな、家に籠る。だれでもだ。その日になにかするというのはない。」
「ふーん。それは安心だね。」
「ほかには?なにか思いついたか?」
「うん、変動の事。」


ここからつらつらと思い浮かんだことを言葉にしていった。


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