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342:村中総出
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扉君の家に戻り、
愛しい人と風呂に入り、そのまま寝床に運ぶ。
「明日は元気だよ?寝れば大丈夫。
でも、もうじき月が沈むね。コットワッツにつくまで寝ててもいい?
連続で泉の水は避けたいから。」
「もちろん寝てていいぞ。
ガイライがいるし、ツイミもいる。
ワイプももうすることはない。先に私たちはコットワッツに戻ろう。」
「そう?そうだね。ああ、あの3兄弟。きっと寝ないでリンゴの根を掘ってるよ。
戻ってきたら、チョコ部屋に置いてるのあげて。
一つはお酒入り。カップ君も成人だ。食べれると思うよ。
それで、セサミンに先に連絡してね、子供たちって言ったら悪いか。ふふ。
彼らの寝床を用意してもらって。」
「ああ、わかっている。」
「ごめんね、マティス。家に戻ったら、マティスも寝よ?
ああ、だめだ。わたしはおねむです。」
「私は寝なくても大丈夫だ。安心しておやすみ。」
「うん。おやすみ。」
完全に寝入るのを見届け宿に移動した。
ワイプだけだ。
「ガイライとツイミは?」
「馬がいますので、移動はできませんから。」
「そうか。馬との意思が通ずるようになればお前のように運べるようになるか。」
「そうですね。リグナ?あの軍馬はわたしも知っていますよ。
名前までは知りませんでしたが。」
「私もだ。ガイライがいつも乗っていた。」
「・・・モウは?」
「寝ている。コットワッツにつくまで寝かしてほしいと。」
「申し訳ない。気付かないわけがないのに。」
「いや、良かったと思う。匂いのことがなく、黙ってしてしまうよりも。」
「つとめというのは?ガイライ殿とも話していたことですか?」
「そうだ。彼女がいつも言っている。
生きることは権利ではなくつとめだと。
ただ黙々とつとめを果たすことだと。
故郷での誰かの詩だそうだ。
ここにきて、私がいるからつとめていると言ってくれる。
私もだ。」
「そうですね。つとめている。なるほど。
それを彼女は宣言してくれたんですね。どんな司祭や僧の言葉よりも
彼らに届いたでしょう。
わかっていたつもりですが、彼女は石使いではないんですね。
それがよく分かった。」
ガイライとツイミが戻ってくる。
「ワイプ様!モウ様は?」
「ツイミ、落ち着きなさい。家に帰って寝てますよ。」
「ああ、なんとお礼を申し上げればいいですか?
弟たちを送っていただいた。
あのお言葉、思い出しても涙が出ます。」
「ツイミ、止めろ。愛しい人を神聖視するな。
彼女が彼女ではなくなるぞ?
そうなる前に、お前を始末し、二度と姿を現さない。」
「!」
「彼、マティス君は緑の目ですよ。対象はモウです。」
「!!そうだったんですか。神聖視、そうですね。ええ。そうです。
彼女、モウ様、ええ、申し訳ない。
双子の説明も、今回のことも。ただ、感謝しているのです。」
「お前の胸の内でしろ。それが彼女の為だ。」
「ええ、そうします。
しかし、緑の目?緑ではないし、わたしの知っている状態ではない?」
「緑に見えるのは彼女だけだ。そう施している。
私も私の状態が知っている緑の目ではないとは思っている。」
「わたしもそうですね。もっとこう、それのみ?
あなた、違いますよね?」
「こうして、様々なことにモウを通して接しているからだろう?
わたしの軍部に入りたての時、緑の目の隊長がいた。
対象は戦だ。しかし、飯を食い、笑い、冗談を言う。
戦という対象にわれわれという駒が入っていたからかもしれないがな。
マティスの対象はモウだけではないのだろう。
モウとモウが望むすべてなんだ。」
「・・・・。」
「「「戻りました!!」」」
あの3人が帰ってきた。
かなりのリンゴの根、酒樽を持ってきてる。
「リンゴ酒って造ってるところで味が違うからね。
しかも年代で違う。買えるだけ買ってきた!」
「根もだよ!ツイ兄が戻ってから村中総出!母さんも掘りまくったんだ!
もうおかしいったら!いつの間にか競争になって母さんが勝ったんだよ!
収穫したもの半分!お金はいいって!
このことを教えてもらったお礼だって。」
「りんごのあの甘いの!!おいしかった!村で作って、
食の祭りに出すって!そのとき母さんも来るよ!
ちょこは泣いてたよ!!笑いながら泣いてるんだもん!おかしかった!!」
「母さんが?そうか!ああ、そうなんだ。あはははは。
なんだ、なんの心配もないじゃないか!あはははは!」
「そうだよ!ツイ兄!ん?モウ様は?」
「ああ、今は寝ていらっしゃる。」
「そうなの?なんで?ん?なんか、この部屋匂う!」
ここに戻る前に消臭は掛けたが残っていたか?
「甘い!甘い匂いがする!!!
なんかまた食べたんだ!!」
するどいな。
「先生!なに食べたんですか!!」
ツイミがニコニコと答えないので、
私に聞いてくる。
「大人の食べ物だ。カップは、どうだろうな?
これ、一つだけ食べてみろ?大丈夫なら次の機会に食べさせてもらえ。
お前たち2人はこれだ。戻ったらあげてくれといわれた。」
酒の入ったモモの甘煮に白いちょこがかかっているものをカップに。
白いちょこに木苺を練り込んだものを2人に。
寝ずに根を掘っていたのだろう、
カップはそのまま寝てしまう。
のこり2人も、満足そうに笑いながら寝てしまった。
戻る前にセサミナに子供たちのことを伝えねば。
ふん、子供に違いない。
(セサミナ?今いいか?)
(兄さん!今どこですか?戻ったんですか?姉さんは?)
(ああ、寝ている。まだ、ナソニールだ)
(また?どうして!)
(1日1度は寝ないといけない。昨日は遅かったんだ)
(なにかあったんですか?)
(またあとだ。ナソニールのツイミを知っているか?)
(ええ、もちろん。どの領主も狙っている逸材です。彼がなにか?)
(はは!残念だな。ワイプが引き抜いた)
(な!!)
(それはいい。その下に3人の兄弟がいるんだ)
(そうなんですか?それで?)
(その3人はワイプの個人的な配下だ。)
(いい人材だったんですね?残念です)
(そうだろ?ガイライも悔しがっていた。その3人も寝ているんだ。
寝床を用意してやってくれ。ガイライも来ている。
それと馬がスーとホー以外に2頭いる。
あとは例の蜘蛛もだ)
(ガイライ殿も?わかりました。それは問題なく)
(ではな、私たちは先にタロスの家に戻るから)
(まって!兄さん、姉さんが寝ているならちょうどいい)
(なんだ?)
(あの家を燃やした者たちなんですが、その・・・)
(・・・親が出てきてうやむやか?)
(そうです。焼いた証拠を出せと)
(ははは!そんなものはない。しかもその場所には全く同じ家があったと)
(そうです。あの時の守衛も証言しましたが
燃えたものはなく家が元通りだったので)
(かまわんさ。愛しい人もなんとも思わんだろう)
(いえ、ただ、あの家を見張っています)
(誰が?)
(その燃やしたものたちがです)
(ご苦労なことだ。だったら、サボテンの森に帰るさ)
(こちらに来てください)
(?なぜ?)
(ゴミ処理場のことで報告が)
(・・・わかった。面倒だ。みなで、講堂に移動する)
(移動前に声を掛けてください)
(わかった)
「どうしました?」
「ゴミ処理場のことで報告があるそうだ。まとめて戻るぞ。
講堂に移動すればいい。入領の手続きは後で何とでもなるだろう。」
「わかりました。」
人通りのないところまで行き、そこから講堂に移動する。
(セサミナ?今から行くぞ?)
(ええ、どうぞ)
とにかく馬たちを厩に。
眠りこけている3人は用意してもらった部屋に。
目覚めたときに驚くだろうから、ツイミはそばに。
その時に資産院の資料だろうか?
一抱えもある資料をワイプに渡されていた。
ガイライがニックを呼べというので呼ぶ。
ルグが軍入りする前にイリアスに戻っているので、名と話しか知らないが、
ルグとドーガーが興奮気味だ。
「ニック殿、軍部復帰とのこと、お慶び申し上げます。」
「セサミナ殿か?年齢だけではないな?かなり精悍な顔つきになったな。」
「あははは。そうですか?
先日の武の大会の時にワイプ殿と兄上に鍛えてもらいました。
会うもの皆、そのように言いますね。
自分としては、だいぶ筋肉がついたとだけ。」
「そうか、それはいいな。それに、この2人か?
イリアスにも名は聞こえている、コットワッツのルグ?ドーガーだな?
ふーん、後でちょっとしごいてやろう。」
「「はい!よろしくお願いいたします。」」
「ニック?あの者たちは?」
「寝てる。ぱっと見はみな栄養不足だということだけだ、わかっているのは。
あとは目が覚めてからだな。気持ちよさそうに寝ているぞ?」
「そうか。ならば今日は寝ていてもらおう。
対策もなにもないからな。」
「大体どっから連れてきたんだ?まぁ、それは後でいい。で?モウちゃんは?」
「寝ている。半分になれば起きるだろう。セサミナ?」
「ゴミ処理場が貯水池が砂で埋まっていたんです。
前回の浄化の時は問題なかった。
変動後の確認時も。しかも周辺の領民はそれがおかしいとは思っていなかった!
だから報告もない。
あの湿地の匂い以上のものが立ち込めていたのに!
ゴミを捨てに来る業者も疑問に思っていなかった。
慌ててまじないを掛けて浄化を掛けました。
それでやっと領民も気付いたのです。
砂を移動して、水脈から水を流し入れました。
元通りになったと思いますが、またいつそうなるか。」
「渓谷に落としているんですよね?」
「ええ、河をせき止めため池にしています。
そこに落として、浄化後流しています。」
「頻繁に確認してください。モウのまじないが使えるもので。
それと領内に入ってくる人間の確認の強化を。」
「わかりました。」
糸のことはセサミナに話す必要はない。今は。
あとは樹石の話。
昨日あの湿地の2人が来たそうだ。
「感心しましたよ。よく考えてくれている。
ただ、覆うものを試行錯誤しています。
ティータイの方が紙の種類も多いので、
昨日から泊まっています。ああ、街に。」
「そうか、樹石はワイプが気にいたようだ。売りつけてやれ。」
「そうなんですか?それはありがたい。」
「こたつですか?あれに必要でしょ?」
「ええ、まずはあれと組み合わせて紹介するのがいいのではと考えています。」
「いつになります?」
「食の祭りの後ですね。」
「先に欲しいです。」
「それはかまいませんよ?」
「セサミナ!ふんだくれ!」
「ふふふ。もちろん。」
「・・・いやな兄弟だ。」
ニックは目覚めた子供たち、ルグたちと鍛錬。
ガイライはザバスの店に。
ワイプはツイミを連れてトックスの家へ。
私とセサミナは姉と名乗った女のことを話した。
「まったく覚えがない。」
「そうなんですよ。あの2人とは年は近いが甥です。それはわかる。
兄たちと兄たちの子供もわかります。しかし、あの2人には全く。」
晩餐会での話も伝え、笑顔で聞いていたことも話す。
「愛しい人は、きっといつ戻ってきてもいいように
ここで待つつもりなのだというが、それはあまりにもよくできた話だ。
そんな感情があるなら、金をすべて取りあげない。」
「わかりませんね。しかし、あの2人はコットワッツに入れないようにしました。
こっそり入領されるとわかりませんが、少なくとも
馬車では無理です。」
「そのほうがいいだろうな。それで?なんで見張ってるんだ?その輩は?」
「人のうわさの伝達は早い。正確さはなくても。
コットワッツの領主の兄、剣のマティスが戻ってきたと。
姉さんのこと、伴侶がいるとわかっていても、それは問題ない。
砂漠の石が枯渇したのは兄さんの治療の為らしいですよ?
そんなことで元に戻せるならとっくにやってる!!」
「はははは。愛しい人に教えれば大爆笑という奴だな。」
「兄さん!笑い事ではないんですよ。本当に気を付けてください。
姉さんに何かあったらそれこそどうするんですか!」
「そうだな。トックスからも言われている。ああ、気を付けよう。
しかし、どうしたものかな。あの踊りは皆に見てもらいたかったが、
サボテンの森は危険だ。タロスの家ではたとえ月が昇っても、砂漠の端だ。
砂も少ない。街の人間が思うほど影響は出ない。
その女たちはそれを理由にしただろうがな。
そうだ、砂漠には砂漠石がない。なのに夜は砂漠石の影響は出るのか?」
「出ます。綿畑で作業中に少し。なので月が昇る前で作業は中止しています。」
「なにが影響しているんだろう?月の明かりはどこでもある。
やはり砂か?それともその下の大地か?わからないな。」
「砂は調べています。鉱石を調べるのに。」
「そうか。・・・・20年分の石な。」
「はい?」
「あれはお前が集め出す前はどれだけあったんだ?
お前が領主に、いや、次期領主と指名されてからどれだけ集めた?」
「え?」
「200年かけて20年分。少ないと愛しい人が言った。」
風呂での話、ワイプに伝えた話もセサミナに伝える。
「・・・・・。わからない。」
「わからないことだらけだ。」
「姉さんは?姉さんはなんと?」
「それはそれでかまわない。ただ、苦労して集めたであろう石を
取られるのはムカつくから移動させておこうとな。」
「へ?ムカつくから?あはははは!本当だ!ムカつく!
わたし専用の小袋に入れます。それなら大丈夫でしょ?」
「・・・ダメだ。彼女がいたから使えるものはダメだ。」
「?どうしてですか?」
新年の王の話もする。
「・・・・・。」
「ガイライと、ワイプにも話した。が、どうすればいいかなど答えは出ない。
新年、それがなにごともなく過ぎればいい。いや、違う。
彼女との記憶がなくならないのならそれでいい。
例えなくなっても、彼女がわたしの前に現れれば、もう一度惚れる。
それだけだ。」
「ええ、そうですね。わかりました。石はどこかに移動しておきましょう。
その記憶がなくなるのならば、姉さんにだけに場所は伝えておきます。
きっといいようにしてくれる。」
「そうだな。」
そんな話をして、やはりタロスの家で集まることにした。
早いうちにはっきりしておく方がいいだろう。
家に戻り、夜の肉の用意と甘味の準備をする。
ラーメンもだ。器屋の人数も入れなくては。
「おっはよう!良く寝た。そしておなかがすきました。」
彼女がいつもの様子でやって来た。
お気に入りのチーズ入りを出す。
「はー、これはおいしい。ありがとう、マティス。
みんなはコットワッツに着いたの?」
「ああ、それでな、上の家、タロスの家が見張られてるそうだ。」
かるく事情を話すが、やはり大爆笑だった。
「難儀よねー。その行動力は別のことに使ってほしいね。」
「そうだな。なのでな、
こう、2人は愛し合っているというのを見せつければいいのではないかと。」
「・・・・それ、誰意見?」
「私とセサミナだ。」
(セサミン!!)
(姉さん!先に言います!わたしは反対しました!)
(む、そうなの?)
(当たり前です!しかし、それが一番いいとか、
大丈夫だとか言われると、そうなのかな?って)
(領主が人の意見に流されてどうするの!)
(その時2人だけだったんです。気づいたら、そう)
(んー、わたしも2人っきりだと頷いてしまいそうだ)
(呼んでください!領主として話を付けます)
(うん、最悪は出張ってもらう)
(ええ、いつでも)
「セサミンは反対したって。」
「しかし、それがいい方法ですね、といったぞ?」
「もう!愛し合ってるっていうのは?こうくっつくの?」
「そうだ、抱きしめる?口づけは?
ああ、その時の顔は誰にも見せたくはないな」
「・・・。ダメだよ、そういうのは。
自分とだって、それ以上に愛し合えるって思うもんよ?」
「なにを根拠に?」
「恋に恋する乙女だからね。しかも多妻が認められる世界。
相手はコットワッツの領主の兄上、剣のマティス。
頑張っちゃうよ?あの困ったお嬢は自分のことを金目当てっていわれたから
引いたんだよ。んーめんどいね。」
「そうなるのか。お前には興味もなにもない、といっても?」
「ダメだろうね。だって、そういわずにご一緒させてください、
きっとわたしの良さが分かりますってなるね。」
「まじか?」
「ぷ!そう、まじまじ!」
「2度言ってわかんない人には何度言ってもダメだって、昔言われたよ。
もちろん、理解しようとしている人は別だよ?」
「2度?いってるな。」
「仕方がないな。わたくしがお話してみましょう。」
「?」
「ま、ここでの当事者は実はマティスだけでなくわたしなんよ。
がつんとな。ぐふふふふふ。腕がなるわ!!!」
「そ、そうなのか?大丈夫なのか?お前に危険はないのか?」
「ないね!マティスの唯一ということを証明してみせましょう!」
「かっこいい!」
「だろ?」
なんてことだ。また惚れてしまった。
愛しい人と風呂に入り、そのまま寝床に運ぶ。
「明日は元気だよ?寝れば大丈夫。
でも、もうじき月が沈むね。コットワッツにつくまで寝ててもいい?
連続で泉の水は避けたいから。」
「もちろん寝てていいぞ。
ガイライがいるし、ツイミもいる。
ワイプももうすることはない。先に私たちはコットワッツに戻ろう。」
「そう?そうだね。ああ、あの3兄弟。きっと寝ないでリンゴの根を掘ってるよ。
戻ってきたら、チョコ部屋に置いてるのあげて。
一つはお酒入り。カップ君も成人だ。食べれると思うよ。
それで、セサミンに先に連絡してね、子供たちって言ったら悪いか。ふふ。
彼らの寝床を用意してもらって。」
「ああ、わかっている。」
「ごめんね、マティス。家に戻ったら、マティスも寝よ?
ああ、だめだ。わたしはおねむです。」
「私は寝なくても大丈夫だ。安心しておやすみ。」
「うん。おやすみ。」
完全に寝入るのを見届け宿に移動した。
ワイプだけだ。
「ガイライとツイミは?」
「馬がいますので、移動はできませんから。」
「そうか。馬との意思が通ずるようになればお前のように運べるようになるか。」
「そうですね。リグナ?あの軍馬はわたしも知っていますよ。
名前までは知りませんでしたが。」
「私もだ。ガイライがいつも乗っていた。」
「・・・モウは?」
「寝ている。コットワッツにつくまで寝かしてほしいと。」
「申し訳ない。気付かないわけがないのに。」
「いや、良かったと思う。匂いのことがなく、黙ってしてしまうよりも。」
「つとめというのは?ガイライ殿とも話していたことですか?」
「そうだ。彼女がいつも言っている。
生きることは権利ではなくつとめだと。
ただ黙々とつとめを果たすことだと。
故郷での誰かの詩だそうだ。
ここにきて、私がいるからつとめていると言ってくれる。
私もだ。」
「そうですね。つとめている。なるほど。
それを彼女は宣言してくれたんですね。どんな司祭や僧の言葉よりも
彼らに届いたでしょう。
わかっていたつもりですが、彼女は石使いではないんですね。
それがよく分かった。」
ガイライとツイミが戻ってくる。
「ワイプ様!モウ様は?」
「ツイミ、落ち着きなさい。家に帰って寝てますよ。」
「ああ、なんとお礼を申し上げればいいですか?
弟たちを送っていただいた。
あのお言葉、思い出しても涙が出ます。」
「ツイミ、止めろ。愛しい人を神聖視するな。
彼女が彼女ではなくなるぞ?
そうなる前に、お前を始末し、二度と姿を現さない。」
「!」
「彼、マティス君は緑の目ですよ。対象はモウです。」
「!!そうだったんですか。神聖視、そうですね。ええ。そうです。
彼女、モウ様、ええ、申し訳ない。
双子の説明も、今回のことも。ただ、感謝しているのです。」
「お前の胸の内でしろ。それが彼女の為だ。」
「ええ、そうします。
しかし、緑の目?緑ではないし、わたしの知っている状態ではない?」
「緑に見えるのは彼女だけだ。そう施している。
私も私の状態が知っている緑の目ではないとは思っている。」
「わたしもそうですね。もっとこう、それのみ?
あなた、違いますよね?」
「こうして、様々なことにモウを通して接しているからだろう?
わたしの軍部に入りたての時、緑の目の隊長がいた。
対象は戦だ。しかし、飯を食い、笑い、冗談を言う。
戦という対象にわれわれという駒が入っていたからかもしれないがな。
マティスの対象はモウだけではないのだろう。
モウとモウが望むすべてなんだ。」
「・・・・。」
「「「戻りました!!」」」
あの3人が帰ってきた。
かなりのリンゴの根、酒樽を持ってきてる。
「リンゴ酒って造ってるところで味が違うからね。
しかも年代で違う。買えるだけ買ってきた!」
「根もだよ!ツイ兄が戻ってから村中総出!母さんも掘りまくったんだ!
もうおかしいったら!いつの間にか競争になって母さんが勝ったんだよ!
収穫したもの半分!お金はいいって!
このことを教えてもらったお礼だって。」
「りんごのあの甘いの!!おいしかった!村で作って、
食の祭りに出すって!そのとき母さんも来るよ!
ちょこは泣いてたよ!!笑いながら泣いてるんだもん!おかしかった!!」
「母さんが?そうか!ああ、そうなんだ。あはははは。
なんだ、なんの心配もないじゃないか!あはははは!」
「そうだよ!ツイ兄!ん?モウ様は?」
「ああ、今は寝ていらっしゃる。」
「そうなの?なんで?ん?なんか、この部屋匂う!」
ここに戻る前に消臭は掛けたが残っていたか?
「甘い!甘い匂いがする!!!
なんかまた食べたんだ!!」
するどいな。
「先生!なに食べたんですか!!」
ツイミがニコニコと答えないので、
私に聞いてくる。
「大人の食べ物だ。カップは、どうだろうな?
これ、一つだけ食べてみろ?大丈夫なら次の機会に食べさせてもらえ。
お前たち2人はこれだ。戻ったらあげてくれといわれた。」
酒の入ったモモの甘煮に白いちょこがかかっているものをカップに。
白いちょこに木苺を練り込んだものを2人に。
寝ずに根を掘っていたのだろう、
カップはそのまま寝てしまう。
のこり2人も、満足そうに笑いながら寝てしまった。
戻る前にセサミナに子供たちのことを伝えねば。
ふん、子供に違いない。
(セサミナ?今いいか?)
(兄さん!今どこですか?戻ったんですか?姉さんは?)
(ああ、寝ている。まだ、ナソニールだ)
(また?どうして!)
(1日1度は寝ないといけない。昨日は遅かったんだ)
(なにかあったんですか?)
(またあとだ。ナソニールのツイミを知っているか?)
(ええ、もちろん。どの領主も狙っている逸材です。彼がなにか?)
(はは!残念だな。ワイプが引き抜いた)
(な!!)
(それはいい。その下に3人の兄弟がいるんだ)
(そうなんですか?それで?)
(その3人はワイプの個人的な配下だ。)
(いい人材だったんですね?残念です)
(そうだろ?ガイライも悔しがっていた。その3人も寝ているんだ。
寝床を用意してやってくれ。ガイライも来ている。
それと馬がスーとホー以外に2頭いる。
あとは例の蜘蛛もだ)
(ガイライ殿も?わかりました。それは問題なく)
(ではな、私たちは先にタロスの家に戻るから)
(まって!兄さん、姉さんが寝ているならちょうどいい)
(なんだ?)
(あの家を燃やした者たちなんですが、その・・・)
(・・・親が出てきてうやむやか?)
(そうです。焼いた証拠を出せと)
(ははは!そんなものはない。しかもその場所には全く同じ家があったと)
(そうです。あの時の守衛も証言しましたが
燃えたものはなく家が元通りだったので)
(かまわんさ。愛しい人もなんとも思わんだろう)
(いえ、ただ、あの家を見張っています)
(誰が?)
(その燃やしたものたちがです)
(ご苦労なことだ。だったら、サボテンの森に帰るさ)
(こちらに来てください)
(?なぜ?)
(ゴミ処理場のことで報告が)
(・・・わかった。面倒だ。みなで、講堂に移動する)
(移動前に声を掛けてください)
(わかった)
「どうしました?」
「ゴミ処理場のことで報告があるそうだ。まとめて戻るぞ。
講堂に移動すればいい。入領の手続きは後で何とでもなるだろう。」
「わかりました。」
人通りのないところまで行き、そこから講堂に移動する。
(セサミナ?今から行くぞ?)
(ええ、どうぞ)
とにかく馬たちを厩に。
眠りこけている3人は用意してもらった部屋に。
目覚めたときに驚くだろうから、ツイミはそばに。
その時に資産院の資料だろうか?
一抱えもある資料をワイプに渡されていた。
ガイライがニックを呼べというので呼ぶ。
ルグが軍入りする前にイリアスに戻っているので、名と話しか知らないが、
ルグとドーガーが興奮気味だ。
「ニック殿、軍部復帰とのこと、お慶び申し上げます。」
「セサミナ殿か?年齢だけではないな?かなり精悍な顔つきになったな。」
「あははは。そうですか?
先日の武の大会の時にワイプ殿と兄上に鍛えてもらいました。
会うもの皆、そのように言いますね。
自分としては、だいぶ筋肉がついたとだけ。」
「そうか、それはいいな。それに、この2人か?
イリアスにも名は聞こえている、コットワッツのルグ?ドーガーだな?
ふーん、後でちょっとしごいてやろう。」
「「はい!よろしくお願いいたします。」」
「ニック?あの者たちは?」
「寝てる。ぱっと見はみな栄養不足だということだけだ、わかっているのは。
あとは目が覚めてからだな。気持ちよさそうに寝ているぞ?」
「そうか。ならば今日は寝ていてもらおう。
対策もなにもないからな。」
「大体どっから連れてきたんだ?まぁ、それは後でいい。で?モウちゃんは?」
「寝ている。半分になれば起きるだろう。セサミナ?」
「ゴミ処理場が貯水池が砂で埋まっていたんです。
前回の浄化の時は問題なかった。
変動後の確認時も。しかも周辺の領民はそれがおかしいとは思っていなかった!
だから報告もない。
あの湿地の匂い以上のものが立ち込めていたのに!
ゴミを捨てに来る業者も疑問に思っていなかった。
慌ててまじないを掛けて浄化を掛けました。
それでやっと領民も気付いたのです。
砂を移動して、水脈から水を流し入れました。
元通りになったと思いますが、またいつそうなるか。」
「渓谷に落としているんですよね?」
「ええ、河をせき止めため池にしています。
そこに落として、浄化後流しています。」
「頻繁に確認してください。モウのまじないが使えるもので。
それと領内に入ってくる人間の確認の強化を。」
「わかりました。」
糸のことはセサミナに話す必要はない。今は。
あとは樹石の話。
昨日あの湿地の2人が来たそうだ。
「感心しましたよ。よく考えてくれている。
ただ、覆うものを試行錯誤しています。
ティータイの方が紙の種類も多いので、
昨日から泊まっています。ああ、街に。」
「そうか、樹石はワイプが気にいたようだ。売りつけてやれ。」
「そうなんですか?それはありがたい。」
「こたつですか?あれに必要でしょ?」
「ええ、まずはあれと組み合わせて紹介するのがいいのではと考えています。」
「いつになります?」
「食の祭りの後ですね。」
「先に欲しいです。」
「それはかまいませんよ?」
「セサミナ!ふんだくれ!」
「ふふふ。もちろん。」
「・・・いやな兄弟だ。」
ニックは目覚めた子供たち、ルグたちと鍛錬。
ガイライはザバスの店に。
ワイプはツイミを連れてトックスの家へ。
私とセサミナは姉と名乗った女のことを話した。
「まったく覚えがない。」
「そうなんですよ。あの2人とは年は近いが甥です。それはわかる。
兄たちと兄たちの子供もわかります。しかし、あの2人には全く。」
晩餐会での話も伝え、笑顔で聞いていたことも話す。
「愛しい人は、きっといつ戻ってきてもいいように
ここで待つつもりなのだというが、それはあまりにもよくできた話だ。
そんな感情があるなら、金をすべて取りあげない。」
「わかりませんね。しかし、あの2人はコットワッツに入れないようにしました。
こっそり入領されるとわかりませんが、少なくとも
馬車では無理です。」
「そのほうがいいだろうな。それで?なんで見張ってるんだ?その輩は?」
「人のうわさの伝達は早い。正確さはなくても。
コットワッツの領主の兄、剣のマティスが戻ってきたと。
姉さんのこと、伴侶がいるとわかっていても、それは問題ない。
砂漠の石が枯渇したのは兄さんの治療の為らしいですよ?
そんなことで元に戻せるならとっくにやってる!!」
「はははは。愛しい人に教えれば大爆笑という奴だな。」
「兄さん!笑い事ではないんですよ。本当に気を付けてください。
姉さんに何かあったらそれこそどうするんですか!」
「そうだな。トックスからも言われている。ああ、気を付けよう。
しかし、どうしたものかな。あの踊りは皆に見てもらいたかったが、
サボテンの森は危険だ。タロスの家ではたとえ月が昇っても、砂漠の端だ。
砂も少ない。街の人間が思うほど影響は出ない。
その女たちはそれを理由にしただろうがな。
そうだ、砂漠には砂漠石がない。なのに夜は砂漠石の影響は出るのか?」
「出ます。綿畑で作業中に少し。なので月が昇る前で作業は中止しています。」
「なにが影響しているんだろう?月の明かりはどこでもある。
やはり砂か?それともその下の大地か?わからないな。」
「砂は調べています。鉱石を調べるのに。」
「そうか。・・・・20年分の石な。」
「はい?」
「あれはお前が集め出す前はどれだけあったんだ?
お前が領主に、いや、次期領主と指名されてからどれだけ集めた?」
「え?」
「200年かけて20年分。少ないと愛しい人が言った。」
風呂での話、ワイプに伝えた話もセサミナに伝える。
「・・・・・。わからない。」
「わからないことだらけだ。」
「姉さんは?姉さんはなんと?」
「それはそれでかまわない。ただ、苦労して集めたであろう石を
取られるのはムカつくから移動させておこうとな。」
「へ?ムカつくから?あはははは!本当だ!ムカつく!
わたし専用の小袋に入れます。それなら大丈夫でしょ?」
「・・・ダメだ。彼女がいたから使えるものはダメだ。」
「?どうしてですか?」
新年の王の話もする。
「・・・・・。」
「ガイライと、ワイプにも話した。が、どうすればいいかなど答えは出ない。
新年、それがなにごともなく過ぎればいい。いや、違う。
彼女との記憶がなくならないのならそれでいい。
例えなくなっても、彼女がわたしの前に現れれば、もう一度惚れる。
それだけだ。」
「ええ、そうですね。わかりました。石はどこかに移動しておきましょう。
その記憶がなくなるのならば、姉さんにだけに場所は伝えておきます。
きっといいようにしてくれる。」
「そうだな。」
そんな話をして、やはりタロスの家で集まることにした。
早いうちにはっきりしておく方がいいだろう。
家に戻り、夜の肉の用意と甘味の準備をする。
ラーメンもだ。器屋の人数も入れなくては。
「おっはよう!良く寝た。そしておなかがすきました。」
彼女がいつもの様子でやって来た。
お気に入りのチーズ入りを出す。
「はー、これはおいしい。ありがとう、マティス。
みんなはコットワッツに着いたの?」
「ああ、それでな、上の家、タロスの家が見張られてるそうだ。」
かるく事情を話すが、やはり大爆笑だった。
「難儀よねー。その行動力は別のことに使ってほしいね。」
「そうだな。なのでな、
こう、2人は愛し合っているというのを見せつければいいのではないかと。」
「・・・・それ、誰意見?」
「私とセサミナだ。」
(セサミン!!)
(姉さん!先に言います!わたしは反対しました!)
(む、そうなの?)
(当たり前です!しかし、それが一番いいとか、
大丈夫だとか言われると、そうなのかな?って)
(領主が人の意見に流されてどうするの!)
(その時2人だけだったんです。気づいたら、そう)
(んー、わたしも2人っきりだと頷いてしまいそうだ)
(呼んでください!領主として話を付けます)
(うん、最悪は出張ってもらう)
(ええ、いつでも)
「セサミンは反対したって。」
「しかし、それがいい方法ですね、といったぞ?」
「もう!愛し合ってるっていうのは?こうくっつくの?」
「そうだ、抱きしめる?口づけは?
ああ、その時の顔は誰にも見せたくはないな」
「・・・。ダメだよ、そういうのは。
自分とだって、それ以上に愛し合えるって思うもんよ?」
「なにを根拠に?」
「恋に恋する乙女だからね。しかも多妻が認められる世界。
相手はコットワッツの領主の兄上、剣のマティス。
頑張っちゃうよ?あの困ったお嬢は自分のことを金目当てっていわれたから
引いたんだよ。んーめんどいね。」
「そうなるのか。お前には興味もなにもない、といっても?」
「ダメだろうね。だって、そういわずにご一緒させてください、
きっとわたしの良さが分かりますってなるね。」
「まじか?」
「ぷ!そう、まじまじ!」
「2度言ってわかんない人には何度言ってもダメだって、昔言われたよ。
もちろん、理解しようとしている人は別だよ?」
「2度?いってるな。」
「仕方がないな。わたくしがお話してみましょう。」
「?」
「ま、ここでの当事者は実はマティスだけでなくわたしなんよ。
がつんとな。ぐふふふふふ。腕がなるわ!!!」
「そ、そうなのか?大丈夫なのか?お前に危険はないのか?」
「ないね!マティスの唯一ということを証明してみせましょう!」
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「だろ?」
なんてことだ。また惚れてしまった。
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