いわゆる異世界転移

夏炉冬扇

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355:償い

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月が昇る前に師匠の家にもどった。
大門は通りません。
空いている部屋は全てカップ君たちが使っている。
食堂が手狭になったので、ちょっと広げる。ほんと便利。
あとは、家全体をきれいにして終わり。
もちろん、シャワー室も増設済み。
頑張ってくれている、砂漠石先生や海峡石たちに感謝の気持ちも伝える。

あとは炬燵の微調整。トックスさんのところと同じように。
ジャム類の補充、甘味、クッキーやおかきの補充。
簡単麺は、うーん、みんなで食べているのか減りが速い。
王都を出る前に小麦や、米、砂糖等の補充が必要だ。
これは師匠にお願いしよう。
マティスは当然だというから。


相変わらず、暖炉の上に私の書いた三角形の定理が飾ってある。
ちょっと裏に落書きをしておこう。ぐふふふふ。
4コマ漫画だ。
あ!パラパラ漫画って売れるかな?


一番安い紙買って、裁断機作って、固定して糊を片側に塗ったら大丈夫かしら?
師匠に紙と糊も買ってもらおう。


「愛しい人?ワイプに買ってきてもらうのはこれでいいか?」
「んー、うん。それと紙と糊。くっつける奴ね。
それと今売ってる野菜。馬の餌って言われてもいいから。」
「紙?」
「うん。たくさん。糊もね。」
「わかった。」


今日の晩御飯はハンバーグです。
デザートはプリンアラモード。クリームの絞り袋も作っておこう。
足らないかな?とんかつも作っておこう。カレーも。
冷蔵庫と冷凍庫もあるんだから、温めるだけだ。
しかも、砂漠石の窯がある。電子レンジより優秀だ。
師匠はしないけど、カップ君たちがしてくれるでしょう。
後はロールキャベツ。これは大量に。
20人への振る舞いだ。何かを聞く前に食べてほしい。
強制労働になって当然という罪を犯した人にまで親切にはできない。
でも、知らなければできる。
先にそっちを済まそうか。


「マティス?師匠に買い物頼んだの?」
「ああ、伝えたぞ。」
「さきにガイライの用事済まそうか?
たぶん、石を使って制御を掛けてるから、
正直に話せっていえば話すと思うよ?
だからその前に、おいしいものね、食べてもらおうと思って。」
「そこまでしなくてもいいと思うぞ?」
「んー、わたしのためだよ。心の平穏のね。
ロールキャベツができたら行こうか?」
「あなたのためになるのならそうしよう。」


(ガイライ?いまいい?)
(ええ。)
(20人のこと先に済まそうと思って)
(そうですか?では、軍部の鍛練場に来てもらえますか?)
(そこから移動?今回大門は通ってないから誰かに見られるとまずいかも)
(いえ、地下に新人の宿舎があります。そこに)
(そう。じゃ、あの子供たちといっしょなの?
新人さんとニックさんたちが寝泊まりしてるんでしょ?)
(ああ、それは今回別に。街はずれにあるんですよ)
(そうなんだ。じゃ、もう少ししたら行くね)
(はい。あ、ワイプは?)
(ん?帰りに買い物してくれるように頼んだよ?)
(同席してもらえるように伝言お願いできますか?)
(?了解)


「マティス?師匠も同席してほしいんだって。なんでだろう?」
「暴れられると困るからだろう。」
「ああ、そうか。そうだね。」

(師匠?今いいですか?)
(もちろん。買出しはカップたちに頼んでますよ?どうしました?)
(先に20人のことを済まそうと思って。)
(ああ、そうですか?同席しても?)
(ガイライもそうしてほしいみたい。軍部の鍛練場に来てほしいって)
(わかりました。キリが付いたら向かいます)
(じゃ、カップ君たちに先にご飯食べるように手紙書いときますね。
こっちに戻ってくるんでしょ?)
(ええ、お願いします)
(わかりました)






先に好きなだけ食べておくように手紙を書く。
ツイミさんもこっちに帰ってくるだろう。
遅くなるようだったら寝ときなさいとも。
うふふふ。お母さんの伝言メモのようだ。

軍部の鍛練場には赤い塊として出向いた。
あくまでも石使いで雇われたというスタイルで。
口元ではなくマティスと2人で面布を付ける。

「?」

『気にするな。我らは異国の石使い一族赤い塊だ。
モウはそこの出身だ。武の方が得意ということで出ていった。』
「なるほど。なんとお呼びすれば?」
『赤い塊で。』
「2人とも?」
『そうだ。』

マティスもそう答える。
ん?ティスとモウも赤い塊だけど、ま、いいか。

『先に報酬を決めろ。』

(これさ、ますます赤い塊一族は金にがめついって噂が出るよね)
(吹っ掛けているわけではないぞ?)
(そうだけどね)

「前回は軍部所属外の石使いに3000、石に2500払いました。
今回も同じで。5500です。」

(うわー、すごいね。ガイライいいの?)
(ええ、かまいません。しかし、今は普通に話していてもいいのでは?)
(いや、壁に耳ありってね。どこで誰が聞いてるかわかんないから)
(ここで?それならわたしが気付きます)
(甘いな、ガイライ。外部の石使いとやらに口止めをしたとしても漏れるんだよ。
現に建物の外、壁にもたれているこちらを聞いてる人間がいるぞ?
かなり前からじっとしている。)


一応、ぐるっと一周して確認はしている。
そうとは言い切れないが、いることはいるんだから。


(それに、それだけのお金が出入りしていたら誰だって疑問に思う。
軍部はなにをしているんだろう?ってね。
20人分の食料調達の方からも漏れる。
最終的に中央院に報告するんだからいいんだろうけどね。
体力が回復するまでまっていましたとかいえばいい)
(ああ、モウ。あなたが軍部に来ることはできませんか?)
(あはははは!それは無理だ。なんせ、することがいっぱいだからね。
軍部だってこんなのが本業じゃないでしょ?
雨の日の後で遠征に行くって聞いてるよ?)

軍部の仕事の一つはニバーセルの地位向上だ。
各地に遠征に出向き、軍事力を示す。
その中にメイガ狩り、ブラス刈り、カエル狩り等がある。
雨の日以降は王族を大中央院に送り届け、そのまま南に遠征に行くという。
銃はその時に携帯していくのだろうか?

(さ、ちゃっちゃか片付けてしまおう)
(はい)

鍛練場に連れてこられた20人は最初見たときよりも顔色はいい。
ご飯も自分で食べることもできる。
次はどこに連れていかれるのか、
楽な仕事がいいな、という話声は聞こえてくるそうだ。
そこに、なぜ強制労働をしているのかという話は出ない。

師匠とニックさんもやってきて、さぁ、開始となる。


「前回と同様、なぜ強制労働になったかを聞きたい。
赤い塊殿、よろしくおねがいします。」

『赤い塊一族と呼ばれるものだ。ま、まずはこんな時間だ。
先に飯にしよう。なに、かまわんさ。さ、配ってくれ。
ん?ぬしたちも食べるのか?ま、軽くな。』

ガイライはあたまに?を出しながらお椀にいれた
ロールキャベツを配っていく。
あとは柔らかいパンとチーズ、おいしい水。
わたしも一緒に食べる。

『熱いぞ?やけどするな?こうな、上あごの中が、べろっとな、めくれるだろ?
で、気になるんだ、それが。あとしみる。
ま、大体すぐ直るんだがな。口の中というのはだいたい早くなるらしいがな。
どうなんだろうな?あと、噛むな、こう、唇を。あれが痛い。
で、同じところを噛む。必ず。なんなんだろうな?』

あはははは、と皆が笑いながら食べていく。

『よく噛めよ?おかわりはあるから。これ、なんだか知ってるか?』

カンラン?

だらかが答える。

『そうなんだ。うまいだろ?こうやって食べるんだ。知らなかったか?
ああ、別に軍に予算がないとかじゃないぞ?
ま、でもあれだな、これの前も石使いが来てお前たちに聞いたらしいじゃないか?
それに答えなかったからこうして我らが呼ばれたんだ。
ありがたい話だな。
お前たちがまた答えずにいるとまた別の石使いが雇われるかも知らぬな。
石使いにとっては、頑張れといいたいが、そうも行かないらしい。
やはり、強制労働者だ。働いてもらわないといけないというわけだな。
しかしな、どうしてそうなったかが分からぬと、困るようだな。
人を殺しての強制労働か、人の不平を買ってのものか。
期限も決められない。まさか、死ぬまでという大罪を犯したのか?
ああ、いいぞ、たくさんあるから。ガイライ殿入れてやってくれ。
パンをな、ちぎって汁に入れるのもうまいぞ?
本当はもっとがっつりしたものの方がいいかと思たんだが、
長らくまともに食べていなかったようだからな、
体が受け付けないと思ってな。カンランの中の肉もうまいだろ?
豚とな、ボットの肉を合わせてるんだよ。一度砕いてな。
これに近いものがはんばあぐというものらしいぞ?知ってるか?
そうか。知らないか。王都だけで食べれるらしい。
いいな、そこだけでしか食べれぬものというのは。
ジットカーフの出身は?おお、やはり魚か?あ、カニか!うまいな、あれは!
思い出したら、よだれがでるわ!
マトグラーサは?多いな!まてまて言うな、我は知ってるぞ?リンゴだろ?
え?違うのか?豆?塩漬けの?え?収穫時に湯がくのか。
おお、うまそうだ。季節はいつなんだろ?暑い時期?そうか。食べたいな。
冷えた酒と合いそうだ。うん、これもよだれがでるな!
しかし、豆はイリアスで甘煮で食べたぞ?ああ、メイガな。この汁にも入ってる。
そうか、わかるか。うまいな。メジャートの窯焼きもうまいな。
こう、うまみが凝縮している感じで。そのときにカンランを使ってるだろ?
あれはもっと外側だな、カンランの。これは内側なんだ。だから柔らかくうまい。
あははは!そうか、おぬしはメジャートなんだな?
うまいだろ?カンラン。生でもいいと思うんだがな。炒めてもうまい。
ん?あとは?フレシアか。そこは?果実か!南に近いからな。
ああ、ダルクの実を知ってるか?あれは?食べない?
そうか、ああ、それを配ってやってくれ。
もう、腹は膨れただろう。食事のあとは甘味だからな。
ああ、ダルクの実をな乾燥させたものだ。
甘い匂いがするだろ?いいぞ、食べても。
ただ乾燥させただけだ。そうか?うまいか。よかったな。

さ、では仕事をしようか。
ん?我もなかなかに感情で生きるものでな、
この後何をやったかを告白させ、
それを聞けば振る舞いなどできぬかもしれないからな。先にな。
はははは!人に与えられた罰というのはな、
罪を理解していないといけない。
次の仕事は楽なものがいいななんて言ってるようじゃ意味がないんだ。
それが普通の労働ならいいぞ?我も楽して儲けたい。
しかし、強制労働は違う。強制なんだ。それが罰なんだ。
強制的に償いを他人がさせているんだ、お前たちにな。
なのに、当の本人たちが何をしたかわからないんじゃ意味がない。
おかしいだろ?何をやった?
あまりにも恐ろしい大罪か?その恐ろしさに自ら忘れたのか?
それは何に対して?された方はいつままでも覚えているぞ?
飯も食えぬほど怯えているぞ?それすらもできぬ死の世界に送ったのか?
思い出せ!何をした!すべた話すんだ!!
どうしてナソニールにいたんだ?思い出せ!!』


ううう、と皆が頭を抱え込む。

『ガイライ!気を放て。従わせろ!』


「静まれ!!一人一人聞いていく。
それに正直に答えろ!いいな!!」



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