いわゆる異世界転移

夏炉冬扇

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418:物販即売会

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食事の後は、村長さんの物販即売会だ。

虫よけと毒消し、におい消しの葉も買う。
たぶん一桁多い。

ここぞとばかり売りつけてくるが、素直に買っていく。
干し肉、砂漠石。水筒。
砂漠石はピクト砂漠、間の砂漠の物だ。

山は冷えるからと熊の皮も勧められたが、
いえ、魚の皮があるからと断った。
だって頭付き、100リングはないだろう。

しかし、熊か?
たぬき?


「魚の皮か!予備にあるなら売ってくれるか?
5銀貨で。」
「1リングだろ?俺たちが持ってるのは鞣しがいいと評判の物だ。
2リングだな。」
「おいおい、それは高すぎるぞ!」

お前が言うなー!!

結局、こっちが持っている干し肉付きで2リング。
干し肉をすこしかじってうまいな、と喜んでいた。
当然だ、砂トカゲの肉なんだから。

「なんの肉だ?」
「知らん。」
「どこで買った?」
「かなり前だ。覚えてないな。」
「覚えておけよ、間抜けだな。」
「ぶ!!」
「なんだ?」
「兄さんが間抜け!ぶははははは!」

わたしがマティスにお間抜けっていうことはあったけど、
他の人から言われているのを初めて聞いた。
おなか痛い。

「・・・弟よ、嬉しそうだな?」
「・・・ごめん、兄さん。」

これは常に男の子の声にしている。
じゃないと、こんな不意打ちの笑いの声を作れない。


これで販売会はお開きだ。
かなりの出費だったが、仕方がないな。
部屋は普通、トイレは外。
これがやはり問題。仕方がない。
個室でよかった。
男の人って、並んで丸出しってのに抵抗がないのかな?

「外ならともかく、家で?
・・・・おかしいぞ?」

野外でのつれしょんは抵抗ないようだ。
でも、建物内ではやっぱりおかしいよね?


そんなトイレ事情を話ながら眠りについた。
寒いからとくっついている。
兄弟なんだけど、寒いことは寒い。
山がある関係だろうか?風もきつい。
ずっと、ゴーゴー言う風の音が聞こえていた。



月が沈む前から準備。
村長さんも起きている。

「ああ、風な。月が昇ると、海から。
沈むと山からだ。だから、余計に昇りにくいぞ?」

逆?
陸と海とで暖まり方が逆なのかな?
んー、わからん。


とにかく山から風が下りてくる。
ピクトで作ったスカーフを口元に巻いた。


「いいな!1銅貨で売ってくれるか?」
「・・・。予備はない。」
「どうせ、下りてくるんだ。その後、
干し肉と魚の皮、その首巻を仕入れて持ってきてくれ!」
「下りるのはナソニールだ。」
「そうか!頑張ってくれよ!」


見送られて出発。

「人の気配はするけど静かだったね。」
「そうだな。次の合わさりの月の日までじっとしてるんだろう。
だから、人が来れば高値で物を売り、
安値で物を仕入れる。村長が養っているんだろうな。」
「それはきつい。」

蛇なり、熊なりを狩れば、月に10リングってことはないだろうに。
いや、それも3日間で使ってしまうのか。
その3日間があれば、ひもじいであろう残りの日々を耐えれるんだ。

村長も最初は良かれと、それか、仕方がなく施したんだろうけど、
もう止めることもできないんだろうな。


「愛しい人?」
「村経営は難しいねって思って。」
「そうだな。」
「よその人間が考えてもどうしようもないけどね。
さ!蛇と熊!穴蜜とやらには興味はあるけど、
虫系はダメ!
だけど、その虫?穴蜂はどこから蜜を集めるのかな?
花か、樹液か。それは欲しいな。」
「そうだな。まずは虫を探すか?」
「いやいや、熊を探して、蜜を。虫よけも焚いて。」
「この風だと流れるから意味はないぞ?」
「わたしの心持が違う。」
「そうか。では焚くか。」

ほんと意味はない。
風で瞬時流される。
諦めました。

「この風に虫は耐えれるのかな?」
「飛ばないんだろうな。土の中か?」
「・・・浮いていいですか?」

このアイゼンで刺し殺しながら歩いているのか?
うー、ご勘弁願いたい。

「鍛錬にならんだろ?」
「・・・・。」
「大丈夫だ。虫がいればわかる。そのために長いんだろうな。
刺した感じが分かるはずだから、その近くに巣がある。
それを狙う熊もいる。ヘビは木の上らしいからな。
上と下。両方に注意を。
そして、廻りは盗賊だ。すべてに。まさに修行の場だな。
これはワイプに教えてやってもいいな!!」

ご機嫌だ。
ご機嫌マンボだ。

「強盗は、いてますね。山賊かな?
ここで生活してるの?違うよね?」
「兼務だな。」
「ああ。嫌だねー。
でも、追いつくの?なんで?」
「このアイゼンをつけてないからだろうな。
虫を探さないのなら、うむ、いらないな。」
「・・・わたしもいらない。」
「あはははは!お!刺したな。」
「・・・あ、ダメです。」
「わかった。上に上がれ。ヘビが居そうだ。噛まれるなよ?」
「うん。」

上に上がり、木々を見下ろす。
木の上にいるからモクヘビ。
分かりやすい。
あ!蛇は食べたことないからか、そのまま翻訳か!
未知の肉は鳥肉にとして認識するらしいけど、
昨日食べたのは脂がのっておいしかった。もつ鍋にしたい。

マティスを見るとザクザクその場で足踏みをしている。
うー、想像したくない。

蛇はどうしようかな?
毒か。牙だよね?

あれか?

木と同じ色で擬態をしているのか?
うわ、結構いるね。
これの干し肉もおいしかった。
マティスが作ればさらにおいしいだろう。
夜に活動するのかな?眠ってる?

塩袋に簡単に移動する。
で、真空パック。収納だ。
これいいね!

マティスは下で土を掘り返している。
終わるまで任せておこう。

あ、甘い匂いがする。
樹脂蜜が発酵したみたい。

熊だ。

「兄さん!熊が来た!ぼくがいくね!」
「ぼく!いいな!」

変なところで食いついてくる。

熊というか、たぬき?でもしっぽはキツネ。
ものすごく大きいが。
皮の価値が分からないから、傷はないほうがいいか。

グワリと立ち上がる。

「せいっ!!」

腹はダメだ。ハート様だ。
眉間は?

「もう一回!!」

ドシンと倒れる。


「一撃じゃ、ダメだったよ。」
「脂肪だな。最初から眉間を狙うのも手だが、
異様に固い場合もあるからな。蹴りは?」
「そうだね。次はそれで。
これ、外していい?」
「ああ、いいぞ。這う振動は覚えた。」
「うっ。それは、覚えたくないな。」
「ははは!蛇は?」
「袋にいっぱい。」
「蛇は大丈夫なんだな。」
「そうだね。先においしいものだと認識もあるし。」
「そうなるな。ここら辺が狩場なんだろうな。
半分で来れるから。そら、村長が来たぞ。」
「忙しいねー。」


村長さんは覆面をしていた。
うん、そりゃ、わたしたちのをみていいなっていうよね。
あとは村人かな?5人ほど。
ほんとだ、靴に何もつけてない。
歩く速度を遅くするためにも付けさすんだな。
高いから余計に使わないと損した気分になるしね。

「おい!なにか採れたか?
すごいじゃないか!熊と蜜?蛇は?」
「これに。」
「よしよし。さ、置いて行け。殺されたくないだろ?」
「殺されたくはないな。そっちが死んでくれるか?」
「いや、兄さん、それは悪役の言う言葉だよ?」
「ん?そうか?ではどうする?」
「足のとった?蜜もって?熊は持てる?
蛇は持つよ。で、三十六計逃げるに如かず!」


一目散に山を駆け上がります。
早く蜜を舐めてみたい。


かなり進んだところですべて収納。
またマティスと競争だ。
んー、まっすぐじゃないからダメだ!!

「シャー!!」

マティスの雄たけびです。

「負けた!はー、しんど。昇りは効くね。」
「ふふふ。愛しい人は木々を避けるのに大きく動きすぎだな。
最小限に。これが木々を渡るのなら、愛し人に分があるな。

ちょど月が昇る。
月が昇り、森の緑が輝く。
街の明かりも見えて、そして砂漠だ。
大きい。
中央西の砂漠。間に街が広がりその横が東の砂漠。
西の砂漠の横はナルーザだ。

「何もないね。荒野だ
その向こうの塀は?」
万里の長城のように長い。

「あの中が中央だ。」
「おお!大陸の中心部!お金作ってるところね!」
「それだけではないがな。」
「そうか。それしか頭になかった。金銀銅が集まるんだよね。
それは各地から?襲われないの?それこそ強盗とか?」
「恐れ多いな。中央の印が入った馬車が襲われたことなんてない。」
「なんで?凄腕の護衛団がつくとか?」
「いや、それも聞かないな?」
「はははは!ダメだってことになってるんだね。
ま、強盗は何にしてもダメだけどね。」
「石か?だったらすべてをやめさせればいいのに。」
「それはできないし、してはいけない。」
「・・・そうだな。」

野宿の準備中にまた熊がやってくる。
蜜を樽に移していたからだろうか?
蹴りと眉間突きで。

蛇も来る。
これは昼間と違って素早いね。
ルグの2点突きのようだ。

噛まれるのは困るから、
これも蹴りで。

「兄さん?もう十分かな?」
「そうか。では、客が来れば膜を張ろうか。」
「虫が来る前に来てほしいな。
この蜜に寄ってくる。」

なんとなく、羽音が聞こえる。

「あ!来た!ダメダメ!!膜!」
「仕方がないな。」

『村長!来い!』

「え?」

村長を呼んで膜を張る。

「あー、よかった。
あ!村長!心配で見に来てくれたんですか?
やっぱり峰まで登ったことあるんだ。さすがに早い。
ね?兄さん!」
「それはそうだろ。村だけが知る道もあるだろう。
しかしいいところに。
熊も蛇も大量だ。さばき方を教えてくれ。
無駄にしたくない。ああ、熊は1頭、蛇は2匹。それはもらったくれていいぞ?
教え賃と心配してくれたようだからな。」
「・・・・。」
「あ!蜜も!これはどこから集めてるのかな?」
「・・・・。」
「俺たちは役人でも何でもない。殺されたくもない。
余程でないと弟は殺したがらない。それだけだ。」
「・・・・。
熊は首から開く。
蛇はケツの孔からだ。
蜜はそら、その木の根元に草があるだろ?その根もとに蜜袋がある。
それを集めている。人が掘るとそれだけでつぶれる。
穴蜂が地中から集めるんだ。」
「ん?じゃ、へたに掘るといるってこと?」
「いるだろうな。」
「ああ、ダメ!ほんとダメ!」
「虫はダメか?」
「ダメ!一人かおいしいか以外はダメ!」
「一人?」
「誰も頼れなければ、自分でするしかないだろ?
で、おいしければ、狩る!」
「虫を食うのか!?」
「よかった。その文化がないのが救いだ。
では、そういうことで。向こうでスープ作ってくる。
捌くのは、また次回に。」

水が流せるところならいいし、
マティスに隠れれるならいいが、今回はやめておこう。
トウミギのスープでいいかな?



─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘



「・・・・鍛錬のワイプの弟子だな?」
「・・・・。」
「兄弟で、凄腕の弟子がいると。
ラルトルガの武の大会で200人抜きをしたと聞いた。
兄弟か夫婦か、なんせ弟子だと聞いた。」
「・・・・。」
「一人は黒目、黒髪だ。それの2人連れ。
もう片方は見目がいい。嫌なら弟の髪色をどうにかするんだな。」
「それはないな。で?食えるところは他と一緒?
手がうまいと言ったが、どうするんだ?」
「・・・・。爪と毛は取り除いて、干す。
水分がなくなるまで。
それから煮ればいい。水からだ。
水が濁るからそれは捨てて、透明になるまで。
足も同じ。今の時期だと10日はかかる。」
「蛇は?」
「穴からしっぽの先まで、切れ目を入れて、
こう、ひっくり返す。
これで、皮は剥ける。肉も乾燥させればいい。
内臓は毒持ちだ。処分だな。牙も。
ああ、熊の内臓も処分だ。」
「ありがとう。すぐに食えるのは熊の肉か。
焼くのがいいか、煮るのがいいか。」
「焼きだな。塩と胡椒があればいい。」
「そうか。」
「兄さん?スープができたよ?
お肉はどう?」
「焼けばいいそうだ。塩と胡椒がいる。」
「じゃ、大蒜もいいかもね。それは今度か。」
「そうだな。」

もも肉に切り込みを入れ、
胡椒とうまい塩を振る。

「うわ!いい匂い!!」

愛しい人は薄く切ったものを、
軽く焼いたパンに乗せて食べている。
私の分と村長の分もだ。
うまいな。スープもうまい。

「これは?トウミギ?」
「おいしいよね。」
「馬の餌だ。」
「そうだね。」
「うまいな。」
「焼いてもうまいよ。油で炒めても。」
「・・・。」
「お湯で戻すんだ。芯もうまい。」
「・・・。」
「作ってんの?」
「ああ、作っていた。」
「いいな!これは収穫した瞬間がうまいはず!
畑単位で買えるだけ買いたいんだ。」
「・・・買うか?俺の畑だ。
種まきは雨の日の前だ。いまから耕せば十分間に合う。」
「ほんと!?ど、どうしよう?兄さん!」
「金を貯めてからだな。」
「そうだ。だけど今安いうちに買うってのは商売の基本。
いや、インサイダーになるのか?来年、ううん、もうすぐ値が上がる。
あー、人としてどうなんだ?」
「トウミギが?値なんかあがるものか!
ルポイドか、デルサートルが大量に作るから、
あの値で売られたら商売なんかできない。」
「大規模農園ね。んー。トウミギってどう生えるの?」

村長が地面に書いて説明をする。

「よかった、地面にってわけじゃないんだ。
これ、一本に5~6本?じゃね、実がある程度大きくなったら、
んー、実がついてきたらかな?
一番上のもの以外みんな取っちゃって、
採った奴はそのままいつも通り乾燥させて。
で、一番上のだけを育ててくれたら、そうだな、
その小さいのはその時の相場の半分で。
一番上のはその時の相場の5倍で買いますよ?」
「え?」
「んと、5本なるとして、単純に1.4倍かな?
その時の相場で買うということだね。」
「・・・。」
「あ、手を抜いたらダメだよ?ちゃんとね育てて。」
「あんたが買いに来なければ、小さいうちに摘み取った分損だ。
手付で200リング。」
「んー、それはごもっともな話だ。
その200は買い取るときに差し引くよ?」
「手付200で、準備金200。この200は返さない。」
「は!何言ってる?強盗のくせに!!
それを黙ってやって、尚且つトウミギを
相場より高く買い取ってやるって言ってんだ!」

彼女が正論を言っているな。
このまま強盗のことはなかったことにするのかと思たんだが。

「・・・ダメだ。育てるにも金が要る。
強盗だといって誰が捕まえにくるんだ?
ピクトの役人か?そんなのは来ない。
石狩りのときに人数がいればいいだけだ。
牢屋に入れるだけ向こうに負担がかかるだけだ。」
「それはダメだ。ピクトはダメだな。
なんでだ?砂漠石の供給のバランス、均衡が崩れたからか?」
「そうさ!コットワッツの砂漠が枯渇しなければ、
こんなことにはなってない!」
「知らんがな。月10リングの欲におぼれたのはお前たちだろう?
月一度の楽しみにしておけば良かったんだ!
お前も強盗までして村人を養うことはないだろ?
今まで通り畑を耕せばいい。
全く売れないこともなかったはずだ!
農作物の改良もしないで、努力もしないで、
いざというときに手に入る10リングを使い切ってしまう
お前らがおかしいんだよ!!」
「・・・そんなきれいごとで人が生きていけるものか!
お前たちこそ働きもせずに修行などどいって
親の金で遊んでいるだけじゃないか!」
「この金はわたしたちが稼いだ金だ。
修行するのは護衛の仕事をするのに必要だからだ。
各地を回るのはそこでうまいものを見つけ、よそで売るためだ。
生きてるんだよ!こっちは!!」

彼女が激高しているな。
珍しい。

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