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504:引き抜き
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「ん?ソヤがものすごく焦ってるね。わかる?」
「囲まれたな。連れて来よう。」
銃で囲まれたらどうしようもないな。
もちろん当たらない。が、いまここでそれを教えることもない。
マティスが、
ソヤとドーガーを抱えて戻ってきた。
「囲まれてたよ?さすがにマントを広げる余裕はなかったね。
ドーガー?気付いた?」
「ええ。遠巻きに囲まれたことは。
銃?」
「槍ではないわな。ソヤにも弾返しを施してるけど、
トラウマになっちゃうよ。
マティスも移動ができると教えるほうがまだましだ。
ソヤ?怖かったね。」
「こ、怖くなんかない!」
「ふふ。そう?とにかく助かったよ。
ソヤ?こっちにはどんな予定だったのかな?すぐに家に帰らないといけない?
独立してるって聞いてたけど、親御さんと一緒?
ゆっくりできるのかな?」
「できる。俺1人だし。」
「じゃ、とにかく今日は館でゆっくりしてね。
おなかもすいたしね。何食べたい?お醤油使った食べ物っていうと、
あれ?なんでも使ってるな。けど今日はすき焼きではないな。
もう遅いしね。
牛丼にしようか。手軽にがっつり食べれるからね。」
「どんなのですか?」
「すき焼きのお肉がご飯に乗ってる感じかな?」
「うまそう!!」
「おいしいよ。じゃ、帰ろうか。」
コンテナはすでに箱に戻している。
チャーたちを呼んで引っ張ってもらう。
呼びに行った時に、いっしょにいた馬たちに、
水とリンゴ、お茶葉を出しておいた。
スーとホーとリグナと軽くおしゃべりして。
もっとホー姐と話したいが我慢だ。
コクとも話をしないと。
もうすでに月が昇ってから半分は過ぎている。
ボルタオネの区画は2つ手前だと聞いたがこの筋ではなく、向こう側だ。
コットワッツが通る道は人気のないほう。
ゆっくり帰っていると、ガイライと、師匠たちが追い付いてきた。
カップ君がそのままオート君の護衛についている。
「ガイライ。かーちゃんはここ最近で一番悲しかったよ。」
「雨の日の後、伸びる芽までを刈り取りことを約束させられましたよ?
そのように持っていったのはこっちですが。」
「!!!さすが!ガイライ我が息子!!
来年の分は考えるとして、今年の分は確保だね。
偉いよ!引っ越し先はどうしようか?王都内のほうがいいの?」
「どこでもいいんですが、やはり王都にいるほうが情報は早いですね。
ブラスの林はすこし遠い。些細なうわさ話も聞こえてきません。」
「そうか。せっかく聞こえる耳があるのにもったいないことしたね。」
「いえ、すこしゆっくりできたと思えば。たまには必要ですね。
ニックとも楽しく過ごせましたし。何と言っても風呂がいい。
それで、もともと館があった場所に戻ろうかと。
開発をすると言ってもまだ先の話のようですし、どうでしょうか?」
「よりよくした後に、どいてくれって言われるのが
目に見えてるとしか。」
「そうですよね。」
「どこかに住んでおいて、そこから、どこかに置いた館に移動かな?
あの区画もボルタオネに譲ることになるんだ。」
「そのようですね。」
「師匠の家もどかさないと。
んー、それは新しいところでいいか。」
「では、わたし達の家もそこでいいのでは?」
「いや、分隊と資産院の知っている人は知っている実力者が、
コットワッツの区画にいるというのはよろしくないな。
師匠の家もどっかに移動だね。」
「では、やはり、外れの場所に。
あの区画を管理しているものと話を付けておきましょう。
何でしたら買ってもいい。」
「そうなるか。んー。見目はばっちくして、中はキレイ的にしようか?」
「それはいいですね。」
そんな話をしている間に、
マティスはソヤをニックさんと師匠に紹介していた。
「あのオショウユ!!いいよな。あれは!
酒が各段うまくなる。」
「そうですよね。あれと乳酪の組み合わせはなんとも。
少しずつ使っていましたが、これからは遠慮なく使えるんですね。
素晴らしい。」
「それだけじゃないぞ。気を操るんだ。無意識だけどな。
ソヤ、見張りをしていた時どんな気持ちだった?
気合を入れてただろ?それやってくれ。」
「え?ここで?んー、頑張るぞって、んっ。こんなん?」
「「!!」」
「俺がもらう。」
「何を言ってるんですか?ソヤですね?
うちに来なさい。」
「お前こそ何言ってるんだ?カップたちで十分すぎるだろ?」
「2人とも。ソヤはいま、うちで雇っています。
勝手に話を決めないで下さい。」
ニックさんと師匠、セサミンとで言い争ってる。
引き抜き合戦だ。
決めるのはソヤなのに。
大事なのは定期的にお醤油を作ってくれるかどうかだよ。
ルビス君は自分より少し小さいソヤに、
自分が実践したことを自慢している。
ソヤがでかくていいなと言ったからだ。
チュラル君、ルビス君と、2人は
同じぐらいの体格になっている。
館を出して、秘密の出入り口はみな封鎖する。
ソヤは驚いた様子だが、何も言わない。賢いね。
「その話は後だよ。
今日は簡単に牛丼ね。ヤロー共はみんなお風呂に入っといで。
そのときにソヤの引き抜きは禁止だよ。さ、行っといで。」
「はーい。」
「愛しい人。」
「わたし一人でできるよ。大丈夫。みんなでお風呂はいってきて。
それから、上に。最後だからね。男同士ゆっくりしておいで。」
「いいのか?」
「うん。炒めて乗っけるだけだから。」
「わかった。」
「さてと。何用ですか?王よ。」
「囲まれたな。連れて来よう。」
銃で囲まれたらどうしようもないな。
もちろん当たらない。が、いまここでそれを教えることもない。
マティスが、
ソヤとドーガーを抱えて戻ってきた。
「囲まれてたよ?さすがにマントを広げる余裕はなかったね。
ドーガー?気付いた?」
「ええ。遠巻きに囲まれたことは。
銃?」
「槍ではないわな。ソヤにも弾返しを施してるけど、
トラウマになっちゃうよ。
マティスも移動ができると教えるほうがまだましだ。
ソヤ?怖かったね。」
「こ、怖くなんかない!」
「ふふ。そう?とにかく助かったよ。
ソヤ?こっちにはどんな予定だったのかな?すぐに家に帰らないといけない?
独立してるって聞いてたけど、親御さんと一緒?
ゆっくりできるのかな?」
「できる。俺1人だし。」
「じゃ、とにかく今日は館でゆっくりしてね。
おなかもすいたしね。何食べたい?お醤油使った食べ物っていうと、
あれ?なんでも使ってるな。けど今日はすき焼きではないな。
もう遅いしね。
牛丼にしようか。手軽にがっつり食べれるからね。」
「どんなのですか?」
「すき焼きのお肉がご飯に乗ってる感じかな?」
「うまそう!!」
「おいしいよ。じゃ、帰ろうか。」
コンテナはすでに箱に戻している。
チャーたちを呼んで引っ張ってもらう。
呼びに行った時に、いっしょにいた馬たちに、
水とリンゴ、お茶葉を出しておいた。
スーとホーとリグナと軽くおしゃべりして。
もっとホー姐と話したいが我慢だ。
コクとも話をしないと。
もうすでに月が昇ってから半分は過ぎている。
ボルタオネの区画は2つ手前だと聞いたがこの筋ではなく、向こう側だ。
コットワッツが通る道は人気のないほう。
ゆっくり帰っていると、ガイライと、師匠たちが追い付いてきた。
カップ君がそのままオート君の護衛についている。
「ガイライ。かーちゃんはここ最近で一番悲しかったよ。」
「雨の日の後、伸びる芽までを刈り取りことを約束させられましたよ?
そのように持っていったのはこっちですが。」
「!!!さすが!ガイライ我が息子!!
来年の分は考えるとして、今年の分は確保だね。
偉いよ!引っ越し先はどうしようか?王都内のほうがいいの?」
「どこでもいいんですが、やはり王都にいるほうが情報は早いですね。
ブラスの林はすこし遠い。些細なうわさ話も聞こえてきません。」
「そうか。せっかく聞こえる耳があるのにもったいないことしたね。」
「いえ、すこしゆっくりできたと思えば。たまには必要ですね。
ニックとも楽しく過ごせましたし。何と言っても風呂がいい。
それで、もともと館があった場所に戻ろうかと。
開発をすると言ってもまだ先の話のようですし、どうでしょうか?」
「よりよくした後に、どいてくれって言われるのが
目に見えてるとしか。」
「そうですよね。」
「どこかに住んでおいて、そこから、どこかに置いた館に移動かな?
あの区画もボルタオネに譲ることになるんだ。」
「そのようですね。」
「師匠の家もどかさないと。
んー、それは新しいところでいいか。」
「では、わたし達の家もそこでいいのでは?」
「いや、分隊と資産院の知っている人は知っている実力者が、
コットワッツの区画にいるというのはよろしくないな。
師匠の家もどっかに移動だね。」
「では、やはり、外れの場所に。
あの区画を管理しているものと話を付けておきましょう。
何でしたら買ってもいい。」
「そうなるか。んー。見目はばっちくして、中はキレイ的にしようか?」
「それはいいですね。」
そんな話をしている間に、
マティスはソヤをニックさんと師匠に紹介していた。
「あのオショウユ!!いいよな。あれは!
酒が各段うまくなる。」
「そうですよね。あれと乳酪の組み合わせはなんとも。
少しずつ使っていましたが、これからは遠慮なく使えるんですね。
素晴らしい。」
「それだけじゃないぞ。気を操るんだ。無意識だけどな。
ソヤ、見張りをしていた時どんな気持ちだった?
気合を入れてただろ?それやってくれ。」
「え?ここで?んー、頑張るぞって、んっ。こんなん?」
「「!!」」
「俺がもらう。」
「何を言ってるんですか?ソヤですね?
うちに来なさい。」
「お前こそ何言ってるんだ?カップたちで十分すぎるだろ?」
「2人とも。ソヤはいま、うちで雇っています。
勝手に話を決めないで下さい。」
ニックさんと師匠、セサミンとで言い争ってる。
引き抜き合戦だ。
決めるのはソヤなのに。
大事なのは定期的にお醤油を作ってくれるかどうかだよ。
ルビス君は自分より少し小さいソヤに、
自分が実践したことを自慢している。
ソヤがでかくていいなと言ったからだ。
チュラル君、ルビス君と、2人は
同じぐらいの体格になっている。
館を出して、秘密の出入り口はみな封鎖する。
ソヤは驚いた様子だが、何も言わない。賢いね。
「その話は後だよ。
今日は簡単に牛丼ね。ヤロー共はみんなお風呂に入っといで。
そのときにソヤの引き抜きは禁止だよ。さ、行っといで。」
「はーい。」
「愛しい人。」
「わたし一人でできるよ。大丈夫。みんなでお風呂はいってきて。
それから、上に。最後だからね。男同士ゆっくりしておいで。」
「いいのか?」
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「わかった。」
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