528 / 869
528:徒歩
しおりを挟む
残りの砂漠石を全部使うようだ。
「ここにいるのは100人ほど?では、部屋の隅に。
みなを、対面に移動してもらおうか?」
おお!!爺だ!爺の声!!
面布を付けて、くぐもっているからさらにそれっぽい。
「それも移動すればいいだろ?」
タレンテ家側が言う。
「ではその分の砂漠石を出すか?」
うわー、いやな奴!
わたしってあんな感じだったんだ。
みながぞろぞろ移動。
なんか、ゲームをするようだ。
石に手を置き、爺が話し出す。
詩か?
詩人が朗読した詩を読み上げる。
皆が、ん?となってから、
『偉大なる王、我らの主
我は王の代理
王が求める
部屋の隅まで移動しろ』
へ?
さっき本物の王さんが来たんだよ?
で、ごく当たり前のことを言っただけで、皆が膝を折ったんだ。
主が褒めてくれたから。
王だからだ。
誰がなっても同じといわれる王だけど、
実際になっているんだ、やはり王は、王なのだ。
その余韻もまだ残っている。
で、代理だっていわれても、さっき本人いたじゃん。
あとは頼むぞって言ったじゃん。
それで、セサミンもあの師匠も頑張らねばって思ったはずだ。
代理が来るからそれに従ってねーとは一言も言っていない。
そんなんで、移動するの?
その移動はまさしく移動、徒歩だよね?
ざわつく場内。
「はははは!これはこれは!
王の代理が向こうへ行けというのなら歩いていきますが、
お前は王の代理でもない。
代理と名乗るのは不敬ですよ?
エボニカ殿?この不始末どうしますか?」
「・・・・。」
エボニカが手をあげると、傍にいた従者が銃を取り出す・
パン パン
「きゃーーーー!!」
銃声と同時に声も上げずに倒れ行く。
一呼吸おいてから、ましく赤い塊を見て悲鳴を上げる者たち。
(なにもしなくていい)
「どうやら騙されたようだ。
やはり、石使いというのはたいしたことはないな。」
「だまされたことのほうが問題なのでは?
仮にも軍部隊長に名乗りを上げているのに?」
「ものは試しとな。
問題があればすぐに対処できる。
即断力が必要ということだ。前任、ああ、前々か?
ガイライにはできなかったことだ。」
耳に入るガイライの名前。
まだいうか?
「うぎゃーーーー!!
は、は、は、は、 いき、息が」
のたうち回り、喉を掻きむしる。
足つぼとふくらはぎを押しただけ。
廻りの空気を鍛錬を行なう最初の薄さにしただけ。
タフトの領主がすかさず叫ぶ。
「またしても毒にやられたのでは?恐ろしい!!」
「いや、そう何度も毒を喰らうことなどないだろう?病気なのでは?」
「病気!軍部隊長など務まるのか?」
スダウト家の方からも声が上がる。
会合の時と同じように、担架で運び出された。
赤い塊の方は中央院クロモと師匠が検分している。
面布を取れば、若くはないが、爺でもない。
おっさんだった。
(師匠?)
(生きてますよ。まだね。処理を任されるでしょうから、
砂の抜出実験体になってもらいましょう。
任せてください。
モウ?気に病むことはないんですよ?
王の代理だなんて、そう言っただけでこうなるんですから)
(うん)
(では離れます。ああ、ツイミとオート院長はカップたちがついてますから)
(うん)
(明日には、クーとビャクが帰ってきますよ?遊んでやってくださいな)
(うん)
(マティス君、あとはおねがいします)
(言われなくても)
師匠がしなくてもわたしなら、この場で砂弾もなくせるし、
血止め、傷口も塞げる。
でもなにもしない。
銃を構えたのもわかった。
わたしのしたことはセサミンの前に立つことだけ。
「エボニカ殿はご病気のようですね。
銃の素晴らしいさもお披露目できたことですし、わたしとしましては、
この夜会を開催いたしまして大変満足しております。
王の来訪も喜ばしいこと。
なお、先ほど使われた銃は最新のものですね。
あの距離からの命中率は随一の物です。」
マトグラーサ領主が銃の素晴らしさを話し出す。
「明日の投票の話は?
ああ、スダウト家のエボニカ殿があのようになってしまったので
棄権するということで?」
「なにをおっしゃいますか?
我がスダウト家はエボルタだけではない。わたしが名乗りをあげよう。
スダウト家、クラビットだ。エボルタの弟になる。」
「そうですか。ではあなたが当主になると?」
「だろうな。あのように肝心な時に、奇声をあげる姿なぞ、
弟としても恥ずかしいだけだ。
近いうちにはっきりするだろうな。
我が娘の婿取りと同時期に発表があるだろう。」
ん?
この人の娘さんも結婚適齢期なの?
「雨の夜会ですか?
噂が出ていますよ?その婿となる人物の名前は
いろんな方々から聞いている。同じ名前です。
はたして、皆を嫁にするんでしょうかね?」
「我が娘以外は勘違いしているのではないか?」
「あははは!そうかもしれませんな。
他国の方々の前で恥をかかぬようにしてもらいたいものだ。
何でしたら、ここではっきりさせては?」
おお!
これさ、やっぱりマティスのことじゃなくて、
もっと別の男の人のことかも、
ルカリさんもガイライも、ニックさんも独身だしね。
そう思うと、なるほど、楽しいな!おい!
「誰のことだろうね?」
「姉さん、その楽しそうな笑顔やめてください。
わたしは腹のあたりが痛みます。」
「それはいかんね。おなかすいてるからだよ。帰ろうか?
帰って旅館の朝ごはんを食べよう。」
「宿のごはん?」
「温泉卵と、卵焼き、焼き魚と、お味噌汁もどき。
海苔と、つくだ煮。あとはさらご飯ね。」
「いいですね!帰りましょう。」
「投票は?半分過ぎ?」
「そのようですね。それが済んだら、コットワッツに戻ります。」
「うん。わかった。草原の話し合いは?」
「わたしが先に帰るとして、3日後には来るとおもいますよ。」
「代替の話もその時だね。その時は呼んでくれる?
それまで、館の改造しておくよ。」
コットワッツは旅館の朝ごはんの話に夢中だ。
ドーガーはお味噌汁もどきが飲めると喜んでいる。
そうだ、焼きおにぎりを普及しないと!
天むすもいいな。
海苔だ、海苔!
採取の季節はいつがいいんだろうな。
トックスさんが言う、いそがしいな、おい!だ。
「愛しい人、楽しそうだ。」
「うん、することがいっぱい。しかもみんな楽しいこと。うれしいね。」
「ああ。うれしいな。」
広間の話題は、ここで、その噂の人物の名前をいうか、言わないかで
盛り上がっている。
視線の先はコットワッツ組だ。
それを意識してか、いや、元からなんだけど、
マティスが絡むように、わたしにくっついている。
髪を触り、あらわになった首筋に触れるように何かをささやく。
話していることは、だし巻き卵が食べたいとかだけど。
そうだ、手羽先の甘辛煮ができるね。
お醤油万歳!
「ここにいるのは100人ほど?では、部屋の隅に。
みなを、対面に移動してもらおうか?」
おお!!爺だ!爺の声!!
面布を付けて、くぐもっているからさらにそれっぽい。
「それも移動すればいいだろ?」
タレンテ家側が言う。
「ではその分の砂漠石を出すか?」
うわー、いやな奴!
わたしってあんな感じだったんだ。
みながぞろぞろ移動。
なんか、ゲームをするようだ。
石に手を置き、爺が話し出す。
詩か?
詩人が朗読した詩を読み上げる。
皆が、ん?となってから、
『偉大なる王、我らの主
我は王の代理
王が求める
部屋の隅まで移動しろ』
へ?
さっき本物の王さんが来たんだよ?
で、ごく当たり前のことを言っただけで、皆が膝を折ったんだ。
主が褒めてくれたから。
王だからだ。
誰がなっても同じといわれる王だけど、
実際になっているんだ、やはり王は、王なのだ。
その余韻もまだ残っている。
で、代理だっていわれても、さっき本人いたじゃん。
あとは頼むぞって言ったじゃん。
それで、セサミンもあの師匠も頑張らねばって思ったはずだ。
代理が来るからそれに従ってねーとは一言も言っていない。
そんなんで、移動するの?
その移動はまさしく移動、徒歩だよね?
ざわつく場内。
「はははは!これはこれは!
王の代理が向こうへ行けというのなら歩いていきますが、
お前は王の代理でもない。
代理と名乗るのは不敬ですよ?
エボニカ殿?この不始末どうしますか?」
「・・・・。」
エボニカが手をあげると、傍にいた従者が銃を取り出す・
パン パン
「きゃーーーー!!」
銃声と同時に声も上げずに倒れ行く。
一呼吸おいてから、ましく赤い塊を見て悲鳴を上げる者たち。
(なにもしなくていい)
「どうやら騙されたようだ。
やはり、石使いというのはたいしたことはないな。」
「だまされたことのほうが問題なのでは?
仮にも軍部隊長に名乗りを上げているのに?」
「ものは試しとな。
問題があればすぐに対処できる。
即断力が必要ということだ。前任、ああ、前々か?
ガイライにはできなかったことだ。」
耳に入るガイライの名前。
まだいうか?
「うぎゃーーーー!!
は、は、は、は、 いき、息が」
のたうち回り、喉を掻きむしる。
足つぼとふくらはぎを押しただけ。
廻りの空気を鍛錬を行なう最初の薄さにしただけ。
タフトの領主がすかさず叫ぶ。
「またしても毒にやられたのでは?恐ろしい!!」
「いや、そう何度も毒を喰らうことなどないだろう?病気なのでは?」
「病気!軍部隊長など務まるのか?」
スダウト家の方からも声が上がる。
会合の時と同じように、担架で運び出された。
赤い塊の方は中央院クロモと師匠が検分している。
面布を取れば、若くはないが、爺でもない。
おっさんだった。
(師匠?)
(生きてますよ。まだね。処理を任されるでしょうから、
砂の抜出実験体になってもらいましょう。
任せてください。
モウ?気に病むことはないんですよ?
王の代理だなんて、そう言っただけでこうなるんですから)
(うん)
(では離れます。ああ、ツイミとオート院長はカップたちがついてますから)
(うん)
(明日には、クーとビャクが帰ってきますよ?遊んでやってくださいな)
(うん)
(マティス君、あとはおねがいします)
(言われなくても)
師匠がしなくてもわたしなら、この場で砂弾もなくせるし、
血止め、傷口も塞げる。
でもなにもしない。
銃を構えたのもわかった。
わたしのしたことはセサミンの前に立つことだけ。
「エボニカ殿はご病気のようですね。
銃の素晴らしいさもお披露目できたことですし、わたしとしましては、
この夜会を開催いたしまして大変満足しております。
王の来訪も喜ばしいこと。
なお、先ほど使われた銃は最新のものですね。
あの距離からの命中率は随一の物です。」
マトグラーサ領主が銃の素晴らしさを話し出す。
「明日の投票の話は?
ああ、スダウト家のエボニカ殿があのようになってしまったので
棄権するということで?」
「なにをおっしゃいますか?
我がスダウト家はエボルタだけではない。わたしが名乗りをあげよう。
スダウト家、クラビットだ。エボルタの弟になる。」
「そうですか。ではあなたが当主になると?」
「だろうな。あのように肝心な時に、奇声をあげる姿なぞ、
弟としても恥ずかしいだけだ。
近いうちにはっきりするだろうな。
我が娘の婿取りと同時期に発表があるだろう。」
ん?
この人の娘さんも結婚適齢期なの?
「雨の夜会ですか?
噂が出ていますよ?その婿となる人物の名前は
いろんな方々から聞いている。同じ名前です。
はたして、皆を嫁にするんでしょうかね?」
「我が娘以外は勘違いしているのではないか?」
「あははは!そうかもしれませんな。
他国の方々の前で恥をかかぬようにしてもらいたいものだ。
何でしたら、ここではっきりさせては?」
おお!
これさ、やっぱりマティスのことじゃなくて、
もっと別の男の人のことかも、
ルカリさんもガイライも、ニックさんも独身だしね。
そう思うと、なるほど、楽しいな!おい!
「誰のことだろうね?」
「姉さん、その楽しそうな笑顔やめてください。
わたしは腹のあたりが痛みます。」
「それはいかんね。おなかすいてるからだよ。帰ろうか?
帰って旅館の朝ごはんを食べよう。」
「宿のごはん?」
「温泉卵と、卵焼き、焼き魚と、お味噌汁もどき。
海苔と、つくだ煮。あとはさらご飯ね。」
「いいですね!帰りましょう。」
「投票は?半分過ぎ?」
「そのようですね。それが済んだら、コットワッツに戻ります。」
「うん。わかった。草原の話し合いは?」
「わたしが先に帰るとして、3日後には来るとおもいますよ。」
「代替の話もその時だね。その時は呼んでくれる?
それまで、館の改造しておくよ。」
コットワッツは旅館の朝ごはんの話に夢中だ。
ドーガーはお味噌汁もどきが飲めると喜んでいる。
そうだ、焼きおにぎりを普及しないと!
天むすもいいな。
海苔だ、海苔!
採取の季節はいつがいいんだろうな。
トックスさんが言う、いそがしいな、おい!だ。
「愛しい人、楽しそうだ。」
「うん、することがいっぱい。しかもみんな楽しいこと。うれしいね。」
「ああ。うれしいな。」
広間の話題は、ここで、その噂の人物の名前をいうか、言わないかで
盛り上がっている。
視線の先はコットワッツ組だ。
それを意識してか、いや、元からなんだけど、
マティスが絡むように、わたしにくっついている。
髪を触り、あらわになった首筋に触れるように何かをささやく。
話していることは、だし巻き卵が食べたいとかだけど。
そうだ、手羽先の甘辛煮ができるね。
お醤油万歳!
13
あなたにおすすめの小説
文字変換の勇者 ~ステータス改竄して生き残ります~
カタナヅキ
ファンタジー
高校の受験を間近に迫った少年「霧崎レア」彼は学校の帰宅の最中、車の衝突事故に巻き込まれそうになる。そんな彼を救い出そうと通りがかった4人の高校生が駆けつけるが、唐突に彼等の足元に「魔法陣」が誕生し、謎の光に飲み込まれてしまう。
気付いたときには5人は見知らぬ中世風の城の中に存在し、彼等の目の前には老人の集団が居た。老人達の話によると現在の彼等が存在する場所は「異世界」であり、元の世界に戻るためには自分達に協力し、世界征服を狙う「魔人族」と呼ばれる存在を倒すように協力を願われる。
だが、世界を救う勇者として召喚されたはずの人間には特別な能力が授かっているはずなのだが、伝承では勇者の人数は「4人」のはずであり、1人だけ他の人間と比べると能力が低かったレアは召喚に巻き込まれた一般人だと判断されて城から追放されてしまう――
――しかし、追い出されたレアの持っていた能力こそが彼等を上回る性能を誇り、彼は自分の力を利用してステータスを改竄し、名前を変化させる事で物体を変化させ、空想上の武器や物語のキャラクターを作り出せる事に気付く。
【本編完結済み/後日譚連載中】巻き込まれた事なかれ主義のパシリくんは争いを避けて生きていく ~生産系加護で今度こそ楽しく生きるのさ~
みやま たつむ
ファンタジー
【本編完結しました(812話)/後日譚を書くために連載中にしています。ご承知おきください】
事故死したところを別の世界に連れてかれた陽キャグループと、巻き込まれて事故死した事なかれ主義の静人。
神様から強力な加護をもらって魔物をちぎっては投げ~、ちぎっては投げ~―――なんて事をせずに、勢いで作ってしまったホムンクルスにお店を開かせて面倒な事を押し付けて自由に生きる事にした。
作った魔道具はどんな使われ方をしているのか知らないまま「のんびり気ままに好きなように生きるんだ」と魔物なんてほっといて好き勝手生きていきたい静人の物語。
「まあ、そんな平穏な生活は転移した時点で無理じゃけどな」と最高神は思うのだが―――。
※「小説家になろう」と「カクヨム」で同時掲載しております。
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
社畜のおじさん過労で死に、異世界でダンジョンマスターと なり自由に行動し、それを脅かす人間には容赦しません。
本条蒼依
ファンタジー
山本優(やまもとまさる)45歳はブラック企業に勤め、
残業、休日出勤は当たり前で、連続出勤30日目にして
遂に過労死をしてしまい、女神に異世界転移をはたす。
そして、あまりな強大な力を得て、貴族達にその身柄を
拘束させられ、地球のように束縛をされそうになり、
町から逃げ出すところから始まる。
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる