535 / 869
535:卵
しおりを挟む
「うわ!ほとんど刈ったの?」
「眼に見えるところはな。雨の日の後、新年までにはすぐに元に戻る。」
「それもすごいよね。」
切ったブラスはそのまま収納。
館の廻りのブラスは、二重になった植物専用の収納袋に。
緑の石も入れたから元気になるだろう。
館も丸ごと収納した。
根っこも、廻りの土もとお願いしたら、かなり深くまで抉れてしまった。
「ここ埋め戻さないとまずいよね。」
「新しく設置する場所の土を入れればいいだろう。」
「おお!賢い。この量を把握すればいいね。うん、大丈夫。
んー、そこになんかある?」
「なにかとは?」
「キトロスの樹をね、引っこ抜いたときに
根っこが、砂漠石を抱えてたの。
わたしは、それがあるから、キトロスが育つのかなって。
キトロスって他の土地では育たないって聞いたしね。
セサミンは、砂漠石があるところで、キトロスが砂漠石を作るんじゃないかって。
面白いから実験しているよ?」
「また、そんな突拍子もないことを。」
「でもさ、砂漠石ってどうやってできると思う?
原石が水脈に乗って、流れて細かくなるってのはなんとなく知ってることだけど、
原石ってどうやってできたんだろう?
間の砂漠ってあるでしょ?あれは新しい砂漠なの。月無し石が作ったらしい。
砂があったからって。だから、砂があれば砂漠石ができるのかなって。
砂ってきっと砂漠石の元なんだよ。
それがどうやってか、時間を掛けて塊になるのかなって。
その方法はいろいろあるのよ、きっと。その一つが、キトロスね。
ブラスはどうかな?」
そんな話を2人はちょっと難しい顔で聞いてくれた。
「モウちゃんの考えだよな?
そんなことだれも考えないぞ?」
「そう?砂漠石だってどっかから湧いてくるもんじゃない。
変動で吸いあげられたけど、あれだって、いつかどっかに還元される。
その形は何だろう?砂か、水か、もっと違うものか。
この世界だって質量保存の法則はあるという仮定だけどね。
わたしだけ異質なんだ。それこそ降って湧いたようなもんだ。
わたしの質量分、何かが外に飛び出したかもしれない。
ん?それが空に上がった分とか言わないよね?
同じ重さとか言われたらどうしよう。」
「モウ、そんなことを考え始めたらキリがない。
戻りましょう。」
「そう?じゃ、迷いの仕組みもみんな取るね。
鉄板は抜いてる?それも収納だ。
ん、帰ろう。リグナもお疲れ。」
リグナも刈ったブラスを集めるのを手伝ってくれたようだ。
「そうだ、リグナも干し肉食べる?」
干し肉!
いいな!
「あ、やっぱり食べるんだ。」
「え?肉を食うのか?馬が?」
「みたいだよ。自分で調達するみたいだけど。
やっぱり聞きたいな、どんなの食べるの?」
ちいさいものだ
ここにも結構いたが、あまりうまくない
うろつかれるとうっとしいから出ていってもらった
ネズミみたいなのかな?
それならなんとか理解できるな
「なんて?」
「小さくて、ここにも結構いたけど、それはおいしくないって。」
「え?ここにいる動物って何がいた?」
「いや、ここで動物は見かけなかった。」
「追い払ったらしいよ?じゃ、お肉久々?」
そうだな
たまにでいいんだ
今までは自分で調達していたがな
だいたい皆そうだ
「よかったら、言って?干し肉ぐらいいつでも。
生肉の方がいいのならそっちもあるから。」
ありがとう
まずは干し肉がいい
「じゃ、これね。」
うまいといって喜んでくれた。
「しかし、なんで知らないんだ?俺たちは?」
「そうだね。隠してること?」
誰も聞かないし、与えない
ふざけて腐った肉を投げつけるものもいたが、
そんなものは食べない
「え?そんなことされたの?誰に?
こきゅっとしばいてくるよ!」
ははは!
とうの昔に踏みつぶした
それに、あなただからだ
話がここまでできるのは
「おお!それもそうだ。ん、よし!元気だ!
で、下には何もないね?」
ここで不用意に下は見ない。
だって、絶対虫系はいる。いないとおかしい。
だけど、なんか気になるのだ。
「下に降りて確認だけしておきます。」
「そう?うん。お願いします。」
「その袋の中には?虫は?」
「ああ、この中には生き物、植物以外の生き物は入れない。
はじかれてる。そうなると生態系が狂うかな?」
「土の中のむしっころだろ?
すぐに増えるよ。」
「おお、聞きたくないおはなしだけど、そうだよね。
でも、念のため、袋に入れておこうか。
これは普通の袋だから。」
塩袋を4つ。
まんべんなく入れてもらうことにする。
下で、おーとか、ああ、とか聞こえる。
「いいものが有りましたよ?卵ですが大丈夫ですか?」
「卵?虫だったらダメかな?鳥とか?大きかったら大丈夫。」
「じゃ、大丈夫ですね。これ、トリヘビの卵ですよ。」
「トリヘビ?え?巣があったの壊した?どうしよう!」
「違いますよ。トリヘビは地中深くに卵を産むんですよ。
だから見つけるのが大変なんですよ。
これ、頂いてもいいですか?」
「いいよ。育てるの?大丈夫?まさか、食べないよね?」
「ははは!それはないです。
折角見つけた卵だ。育ててみますよ。」
「そう?ビャクが帰ってくるから、聞いてみればいいね、いろいろ。 」
「そうですね!生まれたときから餌をやれば懐くと言われてるんですが、
ビャクを見るとそうではないようですね。」
「仕事って割り切ってるよ?師匠のところでお金もらって、
ティータイのザバスさんところで飴ちゃん買ってるよ?」
「ははは!いいな、それは。」
見つけた卵は3つだ。
うまく孵ったらいいね。
ガイライ達は育てるのを楽しみしている。
そうだね。元気にいいこで生まれておいでと撫でておいた。
「眼に見えるところはな。雨の日の後、新年までにはすぐに元に戻る。」
「それもすごいよね。」
切ったブラスはそのまま収納。
館の廻りのブラスは、二重になった植物専用の収納袋に。
緑の石も入れたから元気になるだろう。
館も丸ごと収納した。
根っこも、廻りの土もとお願いしたら、かなり深くまで抉れてしまった。
「ここ埋め戻さないとまずいよね。」
「新しく設置する場所の土を入れればいいだろう。」
「おお!賢い。この量を把握すればいいね。うん、大丈夫。
んー、そこになんかある?」
「なにかとは?」
「キトロスの樹をね、引っこ抜いたときに
根っこが、砂漠石を抱えてたの。
わたしは、それがあるから、キトロスが育つのかなって。
キトロスって他の土地では育たないって聞いたしね。
セサミンは、砂漠石があるところで、キトロスが砂漠石を作るんじゃないかって。
面白いから実験しているよ?」
「また、そんな突拍子もないことを。」
「でもさ、砂漠石ってどうやってできると思う?
原石が水脈に乗って、流れて細かくなるってのはなんとなく知ってることだけど、
原石ってどうやってできたんだろう?
間の砂漠ってあるでしょ?あれは新しい砂漠なの。月無し石が作ったらしい。
砂があったからって。だから、砂があれば砂漠石ができるのかなって。
砂ってきっと砂漠石の元なんだよ。
それがどうやってか、時間を掛けて塊になるのかなって。
その方法はいろいろあるのよ、きっと。その一つが、キトロスね。
ブラスはどうかな?」
そんな話を2人はちょっと難しい顔で聞いてくれた。
「モウちゃんの考えだよな?
そんなことだれも考えないぞ?」
「そう?砂漠石だってどっかから湧いてくるもんじゃない。
変動で吸いあげられたけど、あれだって、いつかどっかに還元される。
その形は何だろう?砂か、水か、もっと違うものか。
この世界だって質量保存の法則はあるという仮定だけどね。
わたしだけ異質なんだ。それこそ降って湧いたようなもんだ。
わたしの質量分、何かが外に飛び出したかもしれない。
ん?それが空に上がった分とか言わないよね?
同じ重さとか言われたらどうしよう。」
「モウ、そんなことを考え始めたらキリがない。
戻りましょう。」
「そう?じゃ、迷いの仕組みもみんな取るね。
鉄板は抜いてる?それも収納だ。
ん、帰ろう。リグナもお疲れ。」
リグナも刈ったブラスを集めるのを手伝ってくれたようだ。
「そうだ、リグナも干し肉食べる?」
干し肉!
いいな!
「あ、やっぱり食べるんだ。」
「え?肉を食うのか?馬が?」
「みたいだよ。自分で調達するみたいだけど。
やっぱり聞きたいな、どんなの食べるの?」
ちいさいものだ
ここにも結構いたが、あまりうまくない
うろつかれるとうっとしいから出ていってもらった
ネズミみたいなのかな?
それならなんとか理解できるな
「なんて?」
「小さくて、ここにも結構いたけど、それはおいしくないって。」
「え?ここにいる動物って何がいた?」
「いや、ここで動物は見かけなかった。」
「追い払ったらしいよ?じゃ、お肉久々?」
そうだな
たまにでいいんだ
今までは自分で調達していたがな
だいたい皆そうだ
「よかったら、言って?干し肉ぐらいいつでも。
生肉の方がいいのならそっちもあるから。」
ありがとう
まずは干し肉がいい
「じゃ、これね。」
うまいといって喜んでくれた。
「しかし、なんで知らないんだ?俺たちは?」
「そうだね。隠してること?」
誰も聞かないし、与えない
ふざけて腐った肉を投げつけるものもいたが、
そんなものは食べない
「え?そんなことされたの?誰に?
こきゅっとしばいてくるよ!」
ははは!
とうの昔に踏みつぶした
それに、あなただからだ
話がここまでできるのは
「おお!それもそうだ。ん、よし!元気だ!
で、下には何もないね?」
ここで不用意に下は見ない。
だって、絶対虫系はいる。いないとおかしい。
だけど、なんか気になるのだ。
「下に降りて確認だけしておきます。」
「そう?うん。お願いします。」
「その袋の中には?虫は?」
「ああ、この中には生き物、植物以外の生き物は入れない。
はじかれてる。そうなると生態系が狂うかな?」
「土の中のむしっころだろ?
すぐに増えるよ。」
「おお、聞きたくないおはなしだけど、そうだよね。
でも、念のため、袋に入れておこうか。
これは普通の袋だから。」
塩袋を4つ。
まんべんなく入れてもらうことにする。
下で、おーとか、ああ、とか聞こえる。
「いいものが有りましたよ?卵ですが大丈夫ですか?」
「卵?虫だったらダメかな?鳥とか?大きかったら大丈夫。」
「じゃ、大丈夫ですね。これ、トリヘビの卵ですよ。」
「トリヘビ?え?巣があったの壊した?どうしよう!」
「違いますよ。トリヘビは地中深くに卵を産むんですよ。
だから見つけるのが大変なんですよ。
これ、頂いてもいいですか?」
「いいよ。育てるの?大丈夫?まさか、食べないよね?」
「ははは!それはないです。
折角見つけた卵だ。育ててみますよ。」
「そう?ビャクが帰ってくるから、聞いてみればいいね、いろいろ。 」
「そうですね!生まれたときから餌をやれば懐くと言われてるんですが、
ビャクを見るとそうではないようですね。」
「仕事って割り切ってるよ?師匠のところでお金もらって、
ティータイのザバスさんところで飴ちゃん買ってるよ?」
「ははは!いいな、それは。」
見つけた卵は3つだ。
うまく孵ったらいいね。
ガイライ達は育てるのを楽しみしている。
そうだね。元気にいいこで生まれておいでと撫でておいた。
13
あなたにおすすめの小説
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
鑑定持ちの荷物番。英雄たちの「弱点」をこっそり塞いでいたら、彼女たちが俺から離れなくなった
仙道
ファンタジー
異世界の冒険者パーティで荷物番を務める俺は、名前もないようなMOBとして生きている。だが、俺には他者には扱えない「鑑定」スキルがあった。俺は自分の平穏な雇用を守るため、雇い主である女性冒険者たちの装備の致命的な欠陥や、本人すら気づかない体調の異変を「鑑定」で見抜き、誰にもバレずに密かに対処し続けていた。英雄になるつもりも、感謝されるつもりもない。あくまで業務の一環だ。しかし、致命的な危機を未然に回避され続けた彼女たちは、俺の完璧な管理なしでは生きていけないほどに依存し始めていた。剣聖、魔術師、聖女、ギルド職員。気付けば俺は、最強の美女たちに囲まれて逃げ場を失っていた。
人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)
葵セナ
ファンタジー
主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?
管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…
不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。
曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!
ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。
初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)
ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる