いわゆる異世界転移

夏炉冬扇

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577:コンタクト

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「モウ!」
「モウちゃん!」
「モウ殿!」
「モウ様!!」


離れはじめの月が半分を過ぎるころに、ティータイの広場に移動した。
コットワッツ中から来れる人は来たようだが、
半分過ぎまでまだ呑んで食べているのはここ、ティータイに住む人たちばかりだ。
みながもうへべれけだ。


領主館で働く人たちも交代で参加。
奥方たち、かわいい姪っ子たちも参加したらしい。
さすがにこの時間には引き上げている。
街のうら若き乙女たちもだ。
女性がどうとではない。
この時期、女性がハンターとなるからだ。
それはいいのだが、女性同士けん制し合って
帰っている。
独身女性で飲んでいるのは、相手と一緒か、
家族と一緒。
ペリフロはドーガーと飲んでいた。
ルグは奥さんと一緒に帰っている。
乾季中、妊婦の旦那様は
仕事はするが、優先は奥さんだ。
なので、カップ君がこっちに来てくれることは
コットワッツ的にも大助かりだ。

ドーガーの母様と妹ちゃんには
満面の笑みで歓迎された。ペリフロももちろんだ。
正にハーレム。
がははは!近こう寄れ!

ドーガーとカップ君の顔が面白かった。


ガイライ、ニックさん、リカの兄貴もあのカツラを付けて出来上がっている。
おさげにしてシュシュを付けよう。

お土産の布と香辛料が入った袋を渡しておく。
これから、会わずの月まで、ルグたちの特訓を見るため、こちらに泊まり込むのだ。
寝泊まりは領主館ではいろいろと気を使うだろうと、
トックスさんの家に。


「マティスが領地を拝領したと。
マティス、おめでとう。これからも精進せねばな。」
「ああ。」

なんかマティスが照れてるのがかわいい。
街の人にも喜ばれてる。
ザムさんとザバスさんが、盛り上がっている中に連れて行った。



焼肉祭りなので当然、師匠たちも来ている。
湿地組もだ。
彼らにも香辛料と布は買ってきている。

「これね、お土産。
布は好きに使ってね。ウォーマーの台はもう出来てるって聞いたけど?」
「もちろんです。取りに来ていただければいつでも。
あと、足置きもできてますよ。
軽石も集まってきていますので、その加工に手伝いの人も来てもらっています。」
「あとカレーも!!頂いた香辛料でさらなる研究をしてみます。
あの塊にする方法もいい感じなんです。
食べてみてくださいね。」
「おお!楽しみだね。次はカレー祭りだね。」
「はい!」



トックスさんも親方たちも盛り上がっていた。
イスナさんはもう、職人の顔だ。
が、フックさんはニックさんの鍛錬に参加するという。


「ねーちゃん!」
「ソヤ!元気だね!どう?」
「仕込みが終わったよ。いまは結果待ち。
待ってる間、豆ソースを使ったソースを考えてるんだ。
今日の焼肉にも出した。甘いのがいいって!
あともらった大蒜?あれもいれた。
あれもっといるよ?」
「そうか。あれは今はもう季節じゃないはず。
デイから売り出すとは思うからね。
仕入れることはできるよ。果物を入れてもいいしね。」
「いまは果物はないな。」
「うん。ちょっと手が離れるんなら、別のことすればいいよ?
親方の仕事教えてもらってもいいし、これからルグたちの鍛錬もある。
ニックさんに基礎を教えてもらうんでしょ?
湿地に行って樹石の加工もいい。
なんだってできるよ?」
「ソヤ?資産院が雇いますよ?ちょっと手伝いませんか?
期間は出来れば早くからで。ニック殿に基礎を教えてっもらったあとすぐ。
混合いはじめぐらいまで。」
「それもいいな。数字は嫌いじゃないから。」
「素晴らしい!!」
「ソヤ?師匠はわたしたちの師匠で尊敬してるんだけど、
人としてそれはどうなのっていうところがあるから、
困ったことがあればツイミさんか、オート君に。
オート君には頼んでおくから。行くんなら、送るよ。
離れはじめと会わずの月の真ん中から数日後ぐらいに。」
「あなた、時々マティス君より失礼ですよね?
真実なので否定はしませんが。」
「うふふふふ。」

着々と自分が抜ける準備をしている。
さすが師匠だ。

「姉さん!」
「お疲れさま。我が主。」
「ふふふ。照れますね。」
「ふふ。明日半分過ぎにちょっとお時間もらえますか?この前話した
新しい商品ね。試作品ができたんだ。
それ見せたいの。」
「ええ。楽しみですね。」
「モウ?マティス君が自慢してたのは?」
「あれは、会わずの月の日の前ぐらいで。」
「わかりました。ああ、アーリアは?」
「ありがとうございます!どんなの?おおきいのも?小さいのも?
これ、仕入れになるから、領収書ってないんよね。
経費っていう考えも。あ、おいくらですか?」
「いりませんよ。」
「ダメです!これは商売なんで。でも運送費は負けてください。」
「はいはい。塩袋ですか?あれ、5つに入るだけ。
いいのも悪いのも入っているということで、3リングでしたよ。」
「あ、それは格安ですね。いいのが沢山あればいいな。
あのこれ、3リング。」
「トックスさんの家に置いてますから。」
「はい。助かりました。ピクトの王都で?ロンで?」
「これ自体は、ギーの港町で。
両方まわりましたが、ウダーまではいけなかたんですよ。」
「ウダーはぼったくりですよ?で、分かっていても買っちゃいますから!
行商泣かせです!」
「ははは。そうなんですね。では、わたしたちはこれで戻ります。
カップは残りますが、ルビとチュラは帰りますよ!」
「はい!」

3兄弟はいつの間にか精悍な顔つきになっている。
ニックさんの鍛錬効果だ。


まだ、誰もカップ君の意中の人は知らないらしい。
動きを見てればわかるだろうに。
戻って仕事があるので、ドーガーはペリフロを送り、
妹ちゃんとかーさんも送っていく。
それについていくカップ君。うむ。



─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘




「ここ以外の土地を拝領するなんてすごいじゃないか!」
「しかし、かなり遠いんだろ?体よく追い払われたんじゃないかって。」
「誰だ!そんなこという奴は!」
「だったら、ここにいてないだろ?護衛も兼ねて、行商もするんだぞ!
ここの土地じゃないほうがいいじゃないか!」
「ラーゼムもよく考えれば、独立できたことは喜ばしいんだ!
サイもいつでも食える。が、当分はいいな。
腹いっぱいだ!!がはははは!!!」

ゼムとザバス、ほかの男連中が同じ話を何度もしている。
ティータイは、いや、コットワッツ自身は活気にあふれている。
砂漠石が取れなくなってもだ。
冷凍馬車も冷蔵馬車も近隣国に納める話も出ているし、
冷蔵庫、冷凍庫の売り上げもいい。
200のコートも売れるだろうし、宝石類も。
あと、一つ、2つとコットワッツだけの商品ができればいい。


「それがこれだろ?」
「今はね。でも、これ、わたしたちじゃないと採取できない。
あとは?船を操り、崖を登り、そこから採取する?
できればそうしたいけどね。それは先の話ね。」
「誰もできないのでは?」
「これに価値を見出せる人はするよ。
人の欲というのはすごいんだから。でも、それは先の話でね。
もっと、ほかの人たちでも生産できるようなもの。
豆ソースとか。みんなで作っていけるもの。
化粧水、髪油とあるからね、
乳液とかアイシャドー、チーク、マスカラ。
女性を相手にしたものもいいかなーって。
でもこれさ、残念ながら、わたしは表面上のことしか知らないのよ。
だからね、お肌専用のオイルってどうかなと。
マッサージオイルもね。専用の。
髪油で代用するんじゃなくてね。」
「すまん、わからん。」
「まだ先だね。カメリの加工がうまくできればいいんだけど。」
「できそうなのか?」
「なんとか?実験してからね。」
「たのしそうだ。」
「もちろん。」



彼女が楽しいのならいい。
それで、セサミナが、コットワッツが繁栄するのもいい。
それを手伝えるのがうれしい。


食べつくし、飲み尽くし、それでやっと解散となった。





─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘




「あ、鍛錬は始まってるのね。
二日酔いはないんだね。次の日にお酒が残るっていうの?」
「酒の匂いのことですか?」
「んー、ちょっと違うかな?元気ならいいよね。
わたしは、がっつりさっきまで寝てしまってたけどね。」
「酒を飲んだ後の愛しい人はかわいいからな。」
「うん。今は仕事の話だ。それ系は辞めようね。」
「そうか、残念だ。」


セサミンの執務室。
ルグとドーガーは鍛練。代わりにカップ君が付いていた。

「カップ君は?鍛錬いいの?」
「最初の基礎は終わってますから。
その後に参加させてもらいます。」
「体つき変わったね。物腰も。」
「そうですか?体は出来てきていると思います。
所作はガイライ殿に指導をいただきました。」
「さすがだね。カップ君!かっこいいよ。」
「あ、ありがとうございます。」

初々しさがいいね。
成長を喜ぶ親戚のおばさんになってしまった。


「話がそれたね。まずね。これ。この花知ってる?」

ドロインさんに見せた時のように説明をし、見てもらった。
そして、草原の植物も。


「花は知りません。カップは?知らないな。
青い花というのが初めてです。
この葉は草原の植物ですよね。」
「ほかに生息してるかな?」
「いえ。わたしはあの時初めて見ましたよ。
が、今まで植物等には目が言ってなかったかもしれませんが。」
「ツイ兄に聞いてみましょうか?
手あたり次第植物を食べていたと聞いていますから。」
「ほんと、ツイミ御大だよね。尊敬するわ。
じゃ、それは後で聞いてみよう。ソヤと、トックスさんにもね。
とりあえず、あの風の強い草原のみ生息しているとするね。
繁殖方法もあの地にあったものだし。

で、これ、嗅いでみて?知ってる?」

「これは、素晴らしい良い香りですね。
何とも言えない。」

カップ君にも渡して嗅いでみている。

「ちょっと、フタを開けたまま、置いといて。
でね、これをドロインさんに見せて、話を聞いてみたの。」


その時のやり取りの説明を。
1粒10万。入れ物をあの白磁のようにこだわって、50万だと。
ちなみにあれを売るなら20万だと、その時に大間抜けと言われたと。

「ああ、なるほど。どうして呼ばれたのかはわかりました。
彼女はものを見る目がある。価値も決められる。
が、それは中央相手だ。ニバーセル国内では売れません。
国外商品を目指しますが、まずは国内販売からだ。
地方領国がいきなり中央相手に商売をすることは出来ない。
価格はこちらで決めさせてほしい。」
「うん。よかった。さすがにそれはないなって。
でね、原価はほぼかからないと言っていい。
というのも、わたしたちだけしか採取できないから。
しかもこの時期だけだ。
この月、この時期のみ。
調べるけど、毎日、あの場所に行くわけじゃないから。
まずは、この粒、いま3000粒ほど。
今年はこれで終わりかな?
それが毎年取れるかどうかも分からないけどね。
数年に一度ってこともあり得る。
で、もう一度匂ってみ?もうかすかにしかしないでしょ?
空気に触れれば、薄まる。
それが香水や、香木よりもはるかに速い。
からだに直接付けるわけじゃないの。
瓶に入れるとしても、綿をいれて、
開けた時だけ楽しむ香。
下着を収納しているところに、いれてもいいかな?
あの白磁のはいった籠に入れてもいいかと。
開けたときにふわっと香る。
タオルにも香は移るよ。
布に付いたら結構長持ちするから。
それで、この入れ物。
白磁ではなく、銀にしたの。
この容器の粒をこの中に入れてね。綿と一緒に。
これは20個用意した。
ポッケに入れてもいいし、引出に入れてもいい。
銀細工は何でも。これはいろんな人が好きなように作ればいい。
売るのはこの粒のみ。香種。
名前はなんでもいいよ。わたしたちに関係する名前以外で。
見る人がみれば種とわかる。
コットワッツが出すんだから、新領地の植物だってすぐにわかる。
だけど、そこまでだ。
これが、まずはあの地で生産できる商品第一弾ね。
さ、我が主、一粒いくらで買っていただけましょうか?」
「その銀の中に3粒入っているんですよね?
1つ、1万リングで買いましょう。」
「高いよ!」
「香りは貴重なんですよ。安くもできない。
この価格帯がいい。」
「んー、そうなの?あ、帳簿付けてね、そっちで。」
「・・・これ、自分でつけるほうが安くできますよ?
付けるほうはその手間代を取りますし、石の契約の元、きっちり付けます。
自分でつける分は多少は手を抜けるんですよ?」
「ノン!!」
「・・・いやなんですね、わかりました。
それを踏まえても1万リングで買いましょう。
あの土地の税金も決まりましたよ。開発院が話していたより多い。
年5000リングです。これを一つ売るだけで十分賄えますね。」
「5000か。高いね。これ、確定したら文句は言えないんだよね?」
「ええ。しかし、決定が速すぎる。視察も何もしていないでしょ?
が、視察されても困りますけどね。」
「セサミナ?それで、それの売り値は?」
「くくくく。それは、ね?」
「悪徳!悪徳領主がいる!!」
「なんとでも。この銀の細工もいいですね。
小さな石を付けてもらえますか?支給します。」
「かまわないが、また作ってくれというのはないぞ?
イスナあたりが作れそうだしな。より、細かなものもできるだろう。」
「ええ。そうなるでしょうね。外側は好みになりますから。
カップそこから、石を。」

ちまちま作業しているのをじっと見ているカップ君。

「これ、わたしが、誰かにあげてもいいの?
コットワッツの商品だっていうけど。」
「それはもちろん。タトーロイン卿にも、
特別にあつらえたものの容器にいれて送るほうがいいでしょ。
卿に使っていただいたほうが価値が上がる。」
「カップ君?これ、密封容器に入れてあげようね。
入れ物は自分で作ってみ?」
「え?そんな高いの買えませんよ!!」
「売らないよ。あげるんだよ。
こういう仕事をしていると、先行でいいものが手に入ることもある。
それを口実にすることもできる。感想を聞かせてほしいってね。
うまく使えばいい。ね?」
「え?あ、はい!!」
「ああ!なるほど!」
「お買い上げ以外に、20粒付けるから、セサミンも配ってみるといいよ。
奥方とかね。真似はできないから。感想は回収してね。
隠匿はどうする?」
「香に隠匿は掛けれないんですよ。香木もね。
なので、ルポイドの香水は徹底した管理がなされています。
これも同じ扱いでいいでしょう。
これ、種なんですね?植えると芽がでる?」
「でない。緑の石で確かめた。」
「それはよかった。」
「ああ、緑の石で思い出したけど、最近、緑の目って流行り?」
「なんですそれ?」

3人娘の話をする。
目に緑色の石がガラスを入れていたと。



「眼にですか?それはちょっと。想像するだけで痛い。」
「あの。」

一緒に聞いていたカップ君が声をかける。
これから一緒に仕事をするのだ。
同席しているのは信頼の証だ。

「なんだ?思いあることがあれば話してくれ。
資産院の業務的に問題になりそうなことは話さなくていいぞ。」
「あ、それはわたしには判断できないので、
なんでも話しても構わないとワイプ様からは許可をもらっています。」
「ワイプの嫌いな食べ物はなんだ?」
「兄さん?」
「聞いただけだ。で?」
「えっと、各地を廻った時に、
妖精の羽根や妖精の涙を集めている金持ちがいるという話は聞きました。
結局、誰が集めているのかということまでは分からなかったんですが。
ワイプ様に話せば、時々そんなはなしは出回ると。金持の道楽だそうです。
その2つは確か緑色だと。」
「集めれるの?貴重なんでしょ?」
「金があれば集めることはできるのでしょう。しかし、眼入れる?・・・痛い。」
「あるのよ。んー、ガラスはそこまで薄くできないな。
砂漠石か。色付きの?それと透明?んー。」


コンタクトね。便利なんだけど、ずぼらには面倒なのよ。
カラコンもおふざけでしたこともあるけどね。


「え?目に?ちょっと!!」
「どう?」
「うわ!!!」
「あー、なじむわー。さすが大先生だ。パッチン、パッチンしなくていいもの。
鏡、鏡。おお!!がーじんですなー。」
「い、愛しい人!!」
「マティスとお揃いだね。」
「愛してる!!」
「うん、知ってるよん。こんなの入れなくても見た目は何とでもなれる。
わたしはね。砂漠石の色でできるよ。
青、うす紫、赤、黄とね。セサミンのきれいな紫は無理だけど、
近いものはできる。
マティスが紫のカラコンしたら、セサミンそっくりだとおもうよ?
する?」
「わたしが青にしたい!!」

「うん、ちょっと上向いて?で、向こうの隅をみる。」
「あ!」
「次反対ね。同じようにそっち見て?はい!鏡はこれね。」

この鏡は銀引きだ。

「マティスそっくりだね。
瞳の色はここまで印象を変えるというのはすごいね。
髪を後ろに撫でたらさらにそっくり。あ、伊達眼鏡ける?」

マティスと同じような仕様に変えていく。
もちろん、2人並ばせて写真を撮った。
いい!コスプレ大会をしたい!
セサミンにメイド服を着せないと!!


「外すときは?」
「移動でいいんじゃない?付けるときも。
最初は自分でするほうがいいけど。」
「モウ様、これ、青と薄紫作ってもらえませんか?」
「カップ君たちは薄い茶だね。いいよ?変えてみたいの?」
「いえ、隠密行動に役に立つかと。」
「変身願望じゃないんだ。そうか、変装の一つね。了解。」

最初は入れてあげるほうがいいから、青を入れてみる。
ああ、母親にそっくりだ。

「母様は青い眼だったね。そっくりだよ。
気を付けて。所作も上品になっている。悪いことではないよ?
あの領主の関係者だと思われないように。」
「・・・わかりました。」


「これ、姉さんだから作れるんですよね?」
「いやーわかんないよ。わたしの作った眼鏡を参考に
師匠が似たようなもの作ってるって言ってたから、
レンズ加工の技術はあるんよね?
ここまで薄くできるかどうかはわかんないけど、
できるとしても色付けはダメでしょ?
なにで色付けしてるかが分かんないのよ。
エメラルドではない、違う天然石かもしれない。
ペリドット?翡翠かグリーンアンバー?
ガラスになにかしらで色を付けてるか、妖精の涙か。
砂漠石を削ってるかもしれないしね。
材料はこの際何でもいい。なんでそんなことをしているかってこと。
3人の誰かが、本当の緑の目で、仲良しこよしだからお揃いにしたいとか?」
「いくらなんでも、それはないでしょう。」
「あの年頃は何でも一緒っていう、
一種の脅迫概念みたいなものが生まれるときがあるよ?
だって、3人同時にお嫁に行くんだよ?おんなじ所に。
確定してたもの。
服もお揃いだったからね。関係なかったらかわいいーって思うんだけど。
実際怖かった。瞳がね。ああ、そうか、黒目までもが緑だったからね。
じゃ、世界は緑に見えてるのかな?」
「緑の目だからと言って緑に見えているわけではないぞ?」
「うふふふ。それは分かってるよ。
彼女たちは緑の色ガラスを通して物を見てるってことだよ。
茶色の眼鏡作ったでしょ?あれの緑版。
カラーグラスはおしゃれなんですよ。
こんなのね。」

色ガラスで眼鏡を作ったが、おしゃれ云々より、
色が違って見えるーと、そっちの方ではしゃいでいる。
おしゃれというのは難しいものですね。
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