いわゆる異世界転移

夏炉冬扇

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「銃な。仕組みは単純だったんだ。
旧式と変わりがないこともわかった。
ただ、砂漠石に指示している内容が違うだけだろ?
同じように的に当たるってことを追加したら、
どれくらいの大きさになるんだ?」
「旧式と同じ?」
「旧式は飛距離がない。」
「とてつもなく大きくなるだろうな。
だからといって大きくすればいいものでもないだろうな。
銃身や弾が破裂するだろう。
彼女の言うように、この大きさが技術なんだろうな。
砂漠石もこの大きさで採れるわけじゃない。
この大きさにするのにさらに大きな砂漠石を使っているはずだ。
そう考えると決して高いものでもないな。
が、無駄だろうな。
砂漠石がなくなったとしても、弾は入るんだろ?
だったら、そのまま、打ち出せばいい。
ドーガーに教えたやり方だな。」
「あーーー。」
「それで練習してください。あなたの腕を見て、
新2軍隊も負け時と訓練するでしょう?」
「予算は出すのか?」
「まさか!分隊は予算無しでここまで使いこなせるのですから、
本軍隊にはいらないでしょう、と。
もしくは、ここまで金のかかる武器を採用したのは、
両王族の方々なのでそちらで。」
「マトグラーサが出てくるだろうな。」
「金の出所はどこでもいいんですよ。訓練できれば。」
「そうなるな。」
「会合が終わればマトグラーサの砂漠にクーといっしょに出かけます。
ああ、これがあれば大丈夫ですよ。何かあれば呼びますけど。」
「・・・・報酬を決めて、ビャクにも一緒にいってもらえ。」
「そうしましょう。」




─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘





マティスが言霊をわたしに掛ける。
眠るようにと。
みなで話をするのだろう。

どうしたらいいか、どうすれば、わたしが悩まないかをだ。
知っていることをすべて話したとしても話さなければよかったと思うだろう。
話さなければ、もっと説明すればよかったと思うだろう。

わたしはどうすればいい?
マティスがいればいい。
マティスがマティスであればいい。
そう考えれば、セサミンや師匠たち、この世界がいる。
なにも戦争が100%ダメとは言わない。
それで、それで、死人が出るのも当然だろう。
そのなかに、身内がいたとしてもだ。
あらゆることを考えて、手を尽くして守りを施してもだ。
なにもせずに、あとで後悔するのだけは避けたい。わたしが。
ならば戦争そのものを回避するか。
それはダメだ。世界平和なぞ幻想の何物でもない。
話し合いで解決?
むりだ。どこかで、すこしずつ何かがたまっていき、それが爆発する。
攻撃的になるんだ。
みんながしているから、少しくらいなら。
それが大規模になれば、れっきとした暴力だ。
それを吐き出すための戦争。
言葉が悪いがなにか一つの、共通の敵を作ってみなで攻撃するのは
人間の歴史上なくなることはことはないだろう。
いや、それをなくすのはきっとできる。
が、永久ではないんだ。
永久にできるならば、もはや人ではないだろう。
ひとからなにか別のものに進化するのか?
それが妖精?お蚕様?
ならば王族は戦争のない平和な世界を生きるために妖精になりたいと?
あはははは!
馬鹿だ。
いや、人様のことはいい。
考えることは、火薬だ。
火が生まれし場所は七五井五島だっけ?
75%15%10%?
んー、カムイ?サスケ?子連れ?
元ネタはどれだった?
陸鳥のあの糞尿の中にあった白っぽい結晶が硝石?
硫黄と木炭はあるな。
着火は?導火線?
砂漠石?
赤っぽい小さな砂漠石を使えばいい。
地面に付いたら発火、5分後に発火、声を出せば発火。
・・・・・。
そういう発想がないと。

わたしが異質なんだな。
この世界、この大陸はかなり完成されている。
石の制御で。
爆弾のことをいうか、いわないか。
あのノーベル氏のように苦悩するのか?
は!馬鹿らしい!!
使い方だ。
いや、必ず、絶対に戦争に使う。
これを止めれるか?
ゴムのように火薬の爆裂で動植物は傷つかないとする?
んー?
薄くしたゴムのチョッキをきればそれで銃弾は防げるんじゃない?
だって、銃弾に撃たれたゴムは当然破裂する。
が、その先に動植物があれば、傷をつけないってことになってるから、
意地でも破裂しないとか?根性?
・・・・。後で試そう。

先に火薬だ。
どうする?


もし、銃がない世界で、わたしが先に作ってしまったら、
それこそ隠匿を掛ける。
いや、作りもしないはずだ。
火薬?爆弾は?
出来つつある。いや、できているだろうな。
出来ていれば、みなに話したように作るだろう。
先に見せておくのほうがいい?それを脅威と考えないように。
いやいや、脅威だよ。
その作り方が作り手の方でカメリ級の隠匿を掛けているなら?
管理が徹底されているなら?
それで十分なはず。
そんなわけはない。
慈善事業じゃないんだ。
対価がいる。
リングか?王位か?世界征服か?
ある意味正当。

そもそも戦争ってどこと?
ニバーセル国内?それは内戦、クーデター?
西方?南方?
が、大陸は中央が管理している。
中央で反乱とか?
その準備で砂漠石がいる?
勝手にすればいい。
身内が理不尽な目に合わなければいい。

・・・。
作るだけ作っておこう。マティスにも内緒だ。
それと同時に防ぐ手段を。
ポリカーボネート?
強化プラスチック?
・・・・。

砂漠石先生だな。
銃にはめ込む砂漠石も砂漠石で成形しているはず。
もしくは、大きなものを小さくしているんだ。砂漠石に自らそうなるように。
かなりのロスはあるんだろうな。
確実に砂漠石の消費が増えている。
が、大陸全体では増えているはず。月無し石君の話では。
変動がなければ?
砂漠蜘蛛の大量発生がなければ?
ドンドン開発されていた?
それを押さえるため?
大陸の意志?
あはははは!
そうなる流れだ。
逆らう必要もないが流される必要もない。
なるようになる。ケセラセラか。
いや、それはすべてできることをやったもののみ言える言葉だ。

フレームにゴムを張れば飛んでくるものを防げるよね?
木でも鉄でもいい。
前は見えないけど。
パカって窓をつける?
うん、それで。

ゴムシートを大量に発注だ。
うん、これでひとまず、うん、ほんのすこし安心。

明日のパンはなにかな?
あ!あんパン!忘れてたよ!!
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