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695:旋盤
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「素晴らしい!」
豪華な箱!
いや、少し小ぶりな豪華な部屋がどんとある感じ。
トックス工房から先発隊が待機しているところの少し手前に移動するつもりなので、
領主館の横の広場でお披露目することにした。
膜は張っているので密偵、隠密は中には入れません。
ここにいるのは、
マティスとわたし、セサミンとドーガー、カッケ兄だけだ。
「いいでしょ?そんなに派手過ぎないとは思うのよ。
細工もいいでしょう?
イスナさんとトックスさんの監修だよ。
奇抜でもないはず。
ガラスはガラス工房の協力の元、コットワッツ製だよ?
カットガラス、この仕口は故郷でもあるの。
説明したらすぐに作ってくれたの。
光が反射具合が違うからね、豪華に見える。
中の設備は今あるものの集大成だ。
砂漠石の消費も、それほどでもない。
冷房は氷を使うし、暖房は樹石で温めた空気を
風で送る。
もっと応用できるとおもうけど、隠匿を掛ける必要はないと思う。
氷を作るには冷凍庫がいるし、維持するにもいる。
樹石も、軽石から作る入れ物がいる。
その2次的生産品を売るのはコットワッツだ。
スパイルあたりにこの仕組みを見せれば、
もっと画期的なものが生まれるはず。
その芽を摘む必要はない。」
「もちろんです!」
「ふふふん。でもね、これはそれだけじゃないんだ!
馬無しで動くのよ?カッケ兄!お願いします!!」
運転席に乗り込んだ、カッケ兄が砂漠石にお願いをする。
回転してください!と。
ロロロロロロ・・・・と、
歯車が回る小さな音がする。
で、移動速度は、馬車より遅い。
歩くよりは速い。
軽いランニングぐらいの速度?
これ以上は速度は出ない。現段階で。
制御できるものは乗っていないと動かない。
乗って、動かし、素早く離脱したらその時点で止まる。
なので、運転手は必ずいる。
常に回転を制御しないといけない。
ながら運転は可能。
自動運転はできないのだ。今のところ。
だったら、馬の方がいい。
スピードは出ないが、重さはかなり乗せることができる。
だがそれも常識の範囲。
車輪及び車軸が持たない。
これまた馬のほうがいい。
しかも、石の消費は理解力に左右される。
とにかく乗って、回転をお願いしても動くが、鈍い。
カメの歩みだ。
体重の軽い子供では、理解できないと運転できないというわけだ。
そしてあっという間に石はなくなった。
説明をし、模型を見せ、
理解をしてもらってやっと、この速さと長時間の運転が可能となる。
被験者は工房にいた人たち。
カッケ兄が10点満点だとすると、
マティス 9点
トックス 6点
イスナ 6点
タナト 7点
おかみさんことネリー 8点
ネリーさん曰く、
「回れ、回れと思えばいいんでしょ?」
とのこと。
無心に思えばいいのだが、その場合直進のみ。
曲がってくださーい!と声をかけてた瞬間にパニックになり止まった。
マティスは、わたしに気が向きすぐに止まる。
他の3人は、別のこと、
装飾やハンドルの握り具合、座り心地等に気が向きすぐに止まる。
わたしは反則業が使える。
砂漠石を使わずにお願いだ。
スピードも出るし、自動運転可能。
きっとわたしが運転免許を持っていて、
車の仕組みに精通していればもっと早い車もできたであろうが、
これが限界だ。
残念。
「・・・・。」
「ん?これのまだ研究段階だけど、掛けたほうがいいかな?
カッケ兄の力作だから。カッケ兄の名前でね。
カッケ兄はどっちでもいいって。
これだけの人数でお披露目したから他で隠匿できないはずだしね。
粛々と開発していけばいいかな。」
これを悪用することも考えた。
特攻だ。
が、恐怖を持った時点で砂漠石は制御できない。
何もわからないようにして運転させても、
その先に破壊、死などなど、運転手及び、対物にそれが来る場合は
砂漠石の制御はできない。
これは、月無し石君にかなりの問答を掛けて聞き出した。
報酬は樹石でつくったサウナだ。
冷水浴は海洋深層水。月無し石は美の探究者だ。
砂漠石で血殺しができない理屈だ。
間接的にはできるだろう。
その典型が銃だ。砂漠石で人は殺せないが、
飛ばした銃弾では殺せる。
砂漠石から離れた瞬間に、感知しないと考えればいい。
砂漠石と連動しているこの車は、砂漠石の制御下にある。
なので、これで直接はほぼ無理だ。
飛び出して来たらダメだろうな。
それは馬車でも一緒。
危険性は馬車と同等だ。
戦争の運搬には使うだろうな。
人のバカげた争いに馬さんたちが参加しなくていいのなら、
そのほうがいい。
逆に賢い馬が運転してくれるかもしれないな。
重さが軽減できるから。
ああ、そっち路線も考えておこう。
あとは、ただ回転するだけの車ね。
電動アシスト付みたいなもの。
ショッピングカートもいいかもしれない。
「ん?どうしたん?」
完全無表情のセサミンが問う。
「・・・どこまでが、姉さんの知識なんですか?」
「どこまでっていうか、手回し旋盤の技術はあるのよね。
親方の工房にもあったし、ルッションさんのところにも。
ナーチアのところには手回しのろくろがあった。
その回転を砂漠石にお願いするだけだ。
それも、ハンドミキサーで使ってるよね?
砂漠石で回転運動を、お願いしてるだけだよ?
元からあることに、人力だと疲れるから、砂漠石にお願いしてるだけだ。
単純運動の方が石の消費が少ないから、
石はセサミナ方式でもどうにもならない小さなもので賄えるよ。
あとは、歯車の加工で動きを補う。
砂漠石はエネルギー、活動力?運動力?それに置き換えただけ。
これは回転ね。銃は押出。
わたしの知識ではないよ?カッケ兄の知識だ。」
「カッケ殿!ここに至るまでの経緯を!!」
カッケ兄は声が小さいから頭を突き合わせて話し込んでしまった。
「モウ様!!これ動かしたい!!」
ルグは今回は完全にお留守番。
カップ君はセサミンの指示通りに、明日の半分に合流。
説明をしながら、どんどん表情が消えていくセサミンとは逆に、
よだれを垂らさんばかりにワクワクしていたのがドーガーだ。
「うふふふふ。さすが、我が心の配下。
そう来ると思ったよ。が、これを壊されては困るからね、
小さいものを用意しているよ。これだ!!」
遊園地にあるバギーだ。
1人用。タイヤも大きくした。
足ペダルがアクセル。つまり回転を指示。
ハンドルで方向。
走るよりも、ちょっと早い。
が、荷物を載せすぎると遅くなるのは一緒。
簡単な模型で説明。
「なるほど。はい。わかりました!」
安全の為、ヘルメットは被ってもらう。
ひっくり返れば、砂漠石が守ってくれる、はず。
ぶつかりそうになったら自動停止はしてくれる、はず。
なかなかにいいんでないの?
「マティス?2人乗りの作って砂漠をドライブしよう。
砂浜もいいよ。凧もいいけどね。これも楽しいよ。
競争してもいいしね。ハンドルさばきで速さも違うはずだから。」
「楽しみだ!」
子供用のバギーもいいかもしれないな。
母様たちだけでわたしにあったと怒っていたそうだから。
あれだ。
母親が安全を考慮して与えないおもちゃをおばさんが
どんどん買い与えてしまうパターン。
「モウ様!!見てください!!
曲がれますよ!!体重を掛ければ、動きもは、や、ギャーーー!!」
さすが、ドーガーだ。
ウィリー走行で最速記録を打ち立てた。
なるほど。
重さも関係するだろうが、地面との接地面積、
摩擦も考慮されるということか。
それは当然だ。
車は4輪だとの思い込みがいけなかったのか。
それとも4カ所に石を使ったのがいけないのか?
2輪?1輪?
近未来の乗り物だな!
しかし、回転とバランスを砂漠石に任せれば、
己の体重移動で方向は変えれるはず。
ゴムのタイヤはできた。
形はすぐにできる。
どうする、このまま開発するか?
いやいや、身内で遊ぶ分はいいが、
馬の仕事、道路の整備、事故、問題だらけだな。
うん。保留。
「姉さん!」
「ん?お話終わった?問題ないでしょ?」
「ええ。ありません。隠匿は掛けませんが、極秘扱いです。
研究院にカッケ殿ごと召し上げられます。
研究院に呼ばれて戻ってきた人間はわたしの記憶ではありません。
本人が望めばいいのですが、今のところ、
コットワッツを気に入ってくださっている。
発表するにも、まずは新年が明けてからです。
姉さんもそのつもりでお願いします。」
「わかりました。
じゃ、そろそろ行こうか?ドーガー!!」
ウィリー走行のあとすぐに体制を立て直してまだ乗り回している。
「え?わたしも乗りたい!!まだ、大丈夫ですよ!」
ドーガーとセサミンが交代で遊んでいる間に、
カッケ兄とマティスは更なる馬車の改造、
わたしは秘密ノートにアイデアだけを書き留めていった。
豪華な箱!
いや、少し小ぶりな豪華な部屋がどんとある感じ。
トックス工房から先発隊が待機しているところの少し手前に移動するつもりなので、
領主館の横の広場でお披露目することにした。
膜は張っているので密偵、隠密は中には入れません。
ここにいるのは、
マティスとわたし、セサミンとドーガー、カッケ兄だけだ。
「いいでしょ?そんなに派手過ぎないとは思うのよ。
細工もいいでしょう?
イスナさんとトックスさんの監修だよ。
奇抜でもないはず。
ガラスはガラス工房の協力の元、コットワッツ製だよ?
カットガラス、この仕口は故郷でもあるの。
説明したらすぐに作ってくれたの。
光が反射具合が違うからね、豪華に見える。
中の設備は今あるものの集大成だ。
砂漠石の消費も、それほどでもない。
冷房は氷を使うし、暖房は樹石で温めた空気を
風で送る。
もっと応用できるとおもうけど、隠匿を掛ける必要はないと思う。
氷を作るには冷凍庫がいるし、維持するにもいる。
樹石も、軽石から作る入れ物がいる。
その2次的生産品を売るのはコットワッツだ。
スパイルあたりにこの仕組みを見せれば、
もっと画期的なものが生まれるはず。
その芽を摘む必要はない。」
「もちろんです!」
「ふふふん。でもね、これはそれだけじゃないんだ!
馬無しで動くのよ?カッケ兄!お願いします!!」
運転席に乗り込んだ、カッケ兄が砂漠石にお願いをする。
回転してください!と。
ロロロロロロ・・・・と、
歯車が回る小さな音がする。
で、移動速度は、馬車より遅い。
歩くよりは速い。
軽いランニングぐらいの速度?
これ以上は速度は出ない。現段階で。
制御できるものは乗っていないと動かない。
乗って、動かし、素早く離脱したらその時点で止まる。
なので、運転手は必ずいる。
常に回転を制御しないといけない。
ながら運転は可能。
自動運転はできないのだ。今のところ。
だったら、馬の方がいい。
スピードは出ないが、重さはかなり乗せることができる。
だがそれも常識の範囲。
車輪及び車軸が持たない。
これまた馬のほうがいい。
しかも、石の消費は理解力に左右される。
とにかく乗って、回転をお願いしても動くが、鈍い。
カメの歩みだ。
体重の軽い子供では、理解できないと運転できないというわけだ。
そしてあっという間に石はなくなった。
説明をし、模型を見せ、
理解をしてもらってやっと、この速さと長時間の運転が可能となる。
被験者は工房にいた人たち。
カッケ兄が10点満点だとすると、
マティス 9点
トックス 6点
イスナ 6点
タナト 7点
おかみさんことネリー 8点
ネリーさん曰く、
「回れ、回れと思えばいいんでしょ?」
とのこと。
無心に思えばいいのだが、その場合直進のみ。
曲がってくださーい!と声をかけてた瞬間にパニックになり止まった。
マティスは、わたしに気が向きすぐに止まる。
他の3人は、別のこと、
装飾やハンドルの握り具合、座り心地等に気が向きすぐに止まる。
わたしは反則業が使える。
砂漠石を使わずにお願いだ。
スピードも出るし、自動運転可能。
きっとわたしが運転免許を持っていて、
車の仕組みに精通していればもっと早い車もできたであろうが、
これが限界だ。
残念。
「・・・・。」
「ん?これのまだ研究段階だけど、掛けたほうがいいかな?
カッケ兄の力作だから。カッケ兄の名前でね。
カッケ兄はどっちでもいいって。
これだけの人数でお披露目したから他で隠匿できないはずだしね。
粛々と開発していけばいいかな。」
これを悪用することも考えた。
特攻だ。
が、恐怖を持った時点で砂漠石は制御できない。
何もわからないようにして運転させても、
その先に破壊、死などなど、運転手及び、対物にそれが来る場合は
砂漠石の制御はできない。
これは、月無し石君にかなりの問答を掛けて聞き出した。
報酬は樹石でつくったサウナだ。
冷水浴は海洋深層水。月無し石は美の探究者だ。
砂漠石で血殺しができない理屈だ。
間接的にはできるだろう。
その典型が銃だ。砂漠石で人は殺せないが、
飛ばした銃弾では殺せる。
砂漠石から離れた瞬間に、感知しないと考えればいい。
砂漠石と連動しているこの車は、砂漠石の制御下にある。
なので、これで直接はほぼ無理だ。
飛び出して来たらダメだろうな。
それは馬車でも一緒。
危険性は馬車と同等だ。
戦争の運搬には使うだろうな。
人のバカげた争いに馬さんたちが参加しなくていいのなら、
そのほうがいい。
逆に賢い馬が運転してくれるかもしれないな。
重さが軽減できるから。
ああ、そっち路線も考えておこう。
あとは、ただ回転するだけの車ね。
電動アシスト付みたいなもの。
ショッピングカートもいいかもしれない。
「ん?どうしたん?」
完全無表情のセサミンが問う。
「・・・どこまでが、姉さんの知識なんですか?」
「どこまでっていうか、手回し旋盤の技術はあるのよね。
親方の工房にもあったし、ルッションさんのところにも。
ナーチアのところには手回しのろくろがあった。
その回転を砂漠石にお願いするだけだ。
それも、ハンドミキサーで使ってるよね?
砂漠石で回転運動を、お願いしてるだけだよ?
元からあることに、人力だと疲れるから、砂漠石にお願いしてるだけだ。
単純運動の方が石の消費が少ないから、
石はセサミナ方式でもどうにもならない小さなもので賄えるよ。
あとは、歯車の加工で動きを補う。
砂漠石はエネルギー、活動力?運動力?それに置き換えただけ。
これは回転ね。銃は押出。
わたしの知識ではないよ?カッケ兄の知識だ。」
「カッケ殿!ここに至るまでの経緯を!!」
カッケ兄は声が小さいから頭を突き合わせて話し込んでしまった。
「モウ様!!これ動かしたい!!」
ルグは今回は完全にお留守番。
カップ君はセサミンの指示通りに、明日の半分に合流。
説明をしながら、どんどん表情が消えていくセサミンとは逆に、
よだれを垂らさんばかりにワクワクしていたのがドーガーだ。
「うふふふふ。さすが、我が心の配下。
そう来ると思ったよ。が、これを壊されては困るからね、
小さいものを用意しているよ。これだ!!」
遊園地にあるバギーだ。
1人用。タイヤも大きくした。
足ペダルがアクセル。つまり回転を指示。
ハンドルで方向。
走るよりも、ちょっと早い。
が、荷物を載せすぎると遅くなるのは一緒。
簡単な模型で説明。
「なるほど。はい。わかりました!」
安全の為、ヘルメットは被ってもらう。
ひっくり返れば、砂漠石が守ってくれる、はず。
ぶつかりそうになったら自動停止はしてくれる、はず。
なかなかにいいんでないの?
「マティス?2人乗りの作って砂漠をドライブしよう。
砂浜もいいよ。凧もいいけどね。これも楽しいよ。
競争してもいいしね。ハンドルさばきで速さも違うはずだから。」
「楽しみだ!」
子供用のバギーもいいかもしれないな。
母様たちだけでわたしにあったと怒っていたそうだから。
あれだ。
母親が安全を考慮して与えないおもちゃをおばさんが
どんどん買い与えてしまうパターン。
「モウ様!!見てください!!
曲がれますよ!!体重を掛ければ、動きもは、や、ギャーーー!!」
さすが、ドーガーだ。
ウィリー走行で最速記録を打ち立てた。
なるほど。
重さも関係するだろうが、地面との接地面積、
摩擦も考慮されるということか。
それは当然だ。
車は4輪だとの思い込みがいけなかったのか。
それとも4カ所に石を使ったのがいけないのか?
2輪?1輪?
近未来の乗り物だな!
しかし、回転とバランスを砂漠石に任せれば、
己の体重移動で方向は変えれるはず。
ゴムのタイヤはできた。
形はすぐにできる。
どうする、このまま開発するか?
いやいや、身内で遊ぶ分はいいが、
馬の仕事、道路の整備、事故、問題だらけだな。
うん。保留。
「姉さん!」
「ん?お話終わった?問題ないでしょ?」
「ええ。ありません。隠匿は掛けませんが、極秘扱いです。
研究院にカッケ殿ごと召し上げられます。
研究院に呼ばれて戻ってきた人間はわたしの記憶ではありません。
本人が望めばいいのですが、今のところ、
コットワッツを気に入ってくださっている。
発表するにも、まずは新年が明けてからです。
姉さんもそのつもりでお願いします。」
「わかりました。
じゃ、そろそろ行こうか?ドーガー!!」
ウィリー走行のあとすぐに体制を立て直してまだ乗り回している。
「え?わたしも乗りたい!!まだ、大丈夫ですよ!」
ドーガーとセサミンが交代で遊んでいる間に、
カッケ兄とマティスは更なる馬車の改造、
わたしは秘密ノートにアイデアだけを書き留めていった。
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