いわゆる異世界転移

夏炉冬扇

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706:結果には原因がある

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誰も扉を開けないので、マティスが開けて、
2人して外に出る。
外に見張りも誰もいない。
結構不用心だ。
が、遠巻きに見張っている気配はする。
合図があればわたしたちを不敬罪で捕らえるのだろうな。
みんなお仕事だ、大変だーね。

閉まる扉から、リーズナが飛び出して来た。
なるほど、危機管理は優秀なようだ。

傍付きは?中に残ったか?
どうなったかは知りたいな。

(ニックを呼んだぞ?)
(中に?ばれない?)
(ばれたらばれたでいいだろう。それだけの力があるということだ)
(向こうが気付いてニックさんが気付かないってことは?)
(だったら、それでいい。ニバーセルは良くも悪くも安泰だ)
(ああ、なるほど)
(問題があれば呼ぶだろう。詳しくはまたあとで聞けばいい)
(ガイライは?)
(タンダートの所に)
(ん?なんで?)
(ナソニールの土地絡みだ))
(ああ。ロミジュリの店も出さないといけないしね。忙しいね。)
(ああ)


「おい!お前たち!!」
「はい、名前のない方ですね?なんでしょうか?」
「!わたしは中央院統括部部長リーズナだ!」
「なんと!そんな身分の高い方だとは露知らず。
ご無礼を申し上げました。
わたしたちは、コットワッツ領国、領主セサミナ様が護衛、
そして、コットワッツ領土の管理者、並びにモウモウ商会を営んでおります
行商人、マティスとモウでございます。」

2人して普通に礼を取る。

「ん?うむ。最初からそのような態度を取ればいいものを!」
「いえいえ、さすがに先ほどはもう、緊張しまくりでして。
なにがなんだか!
我らは砂漠の民。田舎者なのです。
なにか、一つでも粗相があれば、いかんともしがたく。
しかし、今は、我らが王が認めてくださった自信があります。
さすが、我らが唯一の王!
それにこうやって身分の高いリーズナ殿からお声もかけていただき、
お名前は頂けることに。
またしても自慢話が増えてしまいました!
ありがとうございます。」
「そうだな。田舎者、うむ、そうなるのはわからんでもないな。」



(ある意味この人が探しに来てくれたからよかったよね。
そういう時はお礼をしなくっちゃ!)
(私にやらしてくれ。社会人奥義褒め殺しだろ?)
(そうそう!別に騙そうとか、良いように扱おうとかってことじゃないよ?
フレシアの門番は、ま、そうなんだけどね。
本来は、その人のいいところを探して、尊敬して、
それを勉強させてもらうってことだと思う。
人は常に何かから教えをもらってるんだ。
この人からも教えをもらう。それに対する礼は当然しないと。
それが感謝の気持ちだね)
(なるほど)
(けど、まずはここを離れよう)

「あの?コットワッツから草原に行く街道でお会いしましたよね?」
「ん?」
「あ、まずはここを離れましょう。中が騒がしい。」
「おお、そうだ、あ奴からも離れろと言われているからな!」


そそくさと3人、馬車たまりの端にある木の根元で
ティータイムだ。

背負子はこの木の裏に置いていたということで。
なにも疑問に思わないところがまた素晴らしい。
砂漠石の膜を張ろう。
彼の配下は気付くようにしておこうか。
館内が騒がしくなるだろうから。

チョコは出せないが、それ以外を。
アフタヌーンティーセットで。
小腹もすいているからサンドイッチと、ミニピザ、ミニバーガー。
もちろん、シフォンケーキもある。
お遣い物として大量に作っているパウンドケーキもだ。

傍付きさんも来るだろうか?
ちょっと話を聞いてみたい。


「コットワッツから草原に向かう街道でお会いしました。
あの時は赤い塊とは無縁なものだと身分を偽っていたことを
お許しください。」

つけていた面布を外した。

「!!」

この人は普通に顔を覚えられる人のようだ。
驚いている。

「しかし、きっと、リーズナ殿は何もかもご存じだったんですね?
あの時、お見逃しくださったお陰で、ご存じの通り、
我が弟で、我らの主、セサミナ様と和解ができ、
会合で、兄と名乗ることもできました。
また、こうやって、直接我らが唯一の王からもお声を掛けていただくまでに。
改めて、礼を言わせてください。さ、お前も一緒に。」

背負子から次々出していたわたしを呼んで、
マティスと2人、深々と礼を。

「「リーズナ殿、ありがとうございました。」

「・・・・ま、そういうことだ。何事もより良き時期というものが有るからな。
わたしはそれがよくわかるのだよ。あの時は、そう、あのままでいいとな。」
「ああ、やはり。では、会合前に、全責任をダクツ殿に任せたのも、
あの後のやり取りを見越してのことだったんですね?」
「当然だろ?」
「なるほど!あ、どうぞ、先ほど王に食べていただいたもの、
新年にお披露目のもの以外ですが、いかがですか?
前回の会合で、天秤院の方々に好評だったものもあります。
緊張で疲れてしまいましたから、少し休憩して帰りたいと思います。
疲れて帰れば、我が主が心配しますからね。
どうぞ、ご一緒にお願いできませんか?
リーズナ殿と話を、そしてお茶をご一緒できたと言えば、
我が妻が言うように自慢になりますから。」
「そうだろうな。うむ。頂こうか。」
「あの、お傍にいらした方は?」
「ああ。あれは人前に出ることは好まないからな。
・・・。すこし持って帰ってもいいだろうか?」
「ええ!もちろんです!
あとで、籠に詰めますから!遠慮なくお食べください。」
「そうか?では。」

パウンドケーキはガイライが持ってきたものを食べたそうだ。
それも含めて喜んで食べてくれた。

一番のお気に入りはおかきのようだ。
醤油せんべい。わかります。

焼きおにぎりはお土産に入れておこう。
赤根の醤油漬けと佃煮もだ。

─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘



「ふー。これだけで腹が膨れるな。」
「正確ではないですね。それ、今だけでしょ?」
「ん?あはははは!!そうだな。」
「今はなー、って奴ですね。」

あははははは!!!


2人でドーガーと同じような話をしている。
甘々団なのか?しかし、おかきを好んでいる。
ピザ、ポテトフライもだ。
彼女が言う、じゃんく、なものだ。

館の中の騒動はおもしろかったぞとニックが報告している。
詳しくは後で聞こう。
リーズナとやらとお茶をしていると言えば、思いっきり笑われた。
後で来るそうだ。

彼の話を彼女は興味深く聞いている。
汚物処理の話だ。
水で流す方式を王都で取り入れようとしているらしい。
だが、業者ともめにもめていると。
思い付きはいいのだろう、しかしそれを実行するには
今まで以上の労力と手間、時間、金がかかる。
だったら今のままの方がいい。
実行すればどこかに負担がかかる。
彼女は衛生面を考えるとたとえ、負担がかかっても
実行するべきだと話していく。


「そうですね。上下水、えーと、飲み水と汚水。
水の浄化が領主の仕事ですね。
治水は権力を示す一番有効的な方法です。
そしてその力は譲渡できると。」
「そうだ。」
「ここでも業者が回収して、どこかに運んでいるんですよね?
その汚物は?」
「ん?知らないのか?ピクトに引き取ってもらっている。
もちろん、乾燥浄化したものをだ。
肥料として無償でな。」
「その浄化は我らの王が?どこかにためてから?」
「端のピクト国境近くにブラス地帯があるだろ?
その近くだ。深い穴がいくつかある。そこに溜めている。
浄化をしなくても勝手に乾燥していくんだ。
臭いもあがらない。乾燥すれば、それを掘り起こし、
ピクトにな。」
「え?あの一時軍部が管理したブラスの林の近くですか?」
「そうだ。」
「一度近くに行きましたが、その、臭いなんかしなかったですよ?」
「当たり前だ。においがあがってくれば大問題だ。
わたしは廻りのブラスの根が栄養と水分を吸収し、
乾燥させていると思っている。」
「しかし、それでは、王は浄化を行っていないと?」
「それは違うな。王の浄化のお力を
ブラスが担っていると考えればいい。
ブラスのあるあの地に譲渡されていると。
いや、もともとあるものが増幅されているか?
ブラスにそのような力があれば、みなが同じようにするだろう?
だが、それはここだけだ。
ピクトでもブラスをそのように使っている話は聞かない。
ここ、ニバーセルにあるブラスだけの力だと思う。」
「すごい!植物のことでそこまで考察したものを
はじめて聞きました!!」
「そうだな、みなは余り気にもしないな。結果があるということは
必ず原因がどこかにあるんだ。」
「マティス!!この方すごいよ!」
「愛しい人が言うのか?
しかし、そうだな、私もそこまで考察している方は、
愛しい人以外でははじめてだな。
どうすれば、そのように考えれるのか?
なるほど、結果には原因がある、か。勉強になります。」
「うむ。」
「ブラスそのものに消臭、浄化する力がると考えているわけですね?
そうなると、タフト方式の汚物は大量だ。
水で流してますから。今までの倍以上?
水の確保も必要ですし。
流すという方式を取るとすれば、大きな筒を土中に埋めるんですよ。
で、水で一気に流すと。
それを、勾配をうまく考えて、そこまで持っていく。
んー、その筒は木じゃ腐るし、鉄だと錆びる。
砂レンガのもっと固くて、形を自由に作れるもの?
だけど、ここの水は地下水だ。
へたにその筒を埋め込んで水脈をダメにするかもしれない。
それに、その筒が柔いものだと汚水が漏れて飲み水がダメになってしまうかも。
んー、下水配管はいいかとおもったけど、ここではダメだな。
タンク式にして、そのタンクを回収交換?
それをブラスで作る?
そのタンク内で乾燥浄化できればいい。
だけど、それだと今までの方法とさほど変わらない。
水を準備するだけ手間だ。
それでも、衛生面を考えると利点の方があるか?
いや、先に上水道か?
手を洗う習慣をつけるほうが先か?」
「?手を洗うのか?どうして?」
「え?えーっと、お便所行きますよね?
で、葉っぱでふくと。
ああ、ここで、女性がそんな話をするなとか言わないでください。
そういう話なんですから。
で、完全に葉っぱで拭けてるかっていうとそうでもない。
失敗してなくても、多少何かが付いている。
その、物がね。目に見えない状態で。臭いがしないから大丈夫とかの話でもない。
お茶の初めにタオルで拭いてもらったのはそのためです。
手づかみで物を食べる場合、手に付いた何かが、
そのまま口に入ります。
で、おなかを壊したり、病気になったりする。
それを塞ぐために手を拭きます。
ほんとうは石鹸で洗うほうがいいんですが。
それを使うとなると大量の水がいる。泡を流さないいけないから。
その汚れた水も、地面に流さないで、
下水として処理をしないと。
んー、これ、素人が考えてできるものでもないですね。」
「そうか?」
「やはりお金と時間がかかりますし、確固たる設計図もいる。
環境設計は素人では無理です。
それを専門に考えている人たちと進めないと。
やみくもに始めると予算だけが無くなっていく。」
「そうか?」
「予算は限りあるものです。それがより良い結果になると
皆が納得しないと予算は出ませんね。
反発が来ます。
たとえば、先に手洗いを推奨していくとします。
コットワッツからポンプを売り出してますよね?
あれを普及する。あれ自体の売値はほぼ材料費です。
あれは水をくみ上げている。
そうではなくて、常に水を圧力をかけて押し出す方法を取るんです。
で、それは配管で各家庭に送り込んでいる。
その配管の口には栓をしているんですよ。
必要な時に緩めると出てくる。
お酒、ワインの樽なんかそうですよね?
下に栓がしている。
で、外すと出てくる。
最初は勢いよく出てくるけど、最後はちょろちょろですよね?
酒自身の圧、押す力で勢いがあるんです。
それを水でする。こんな感じ。」

簡単にスケッチを描く。
それで、やっと私にも理解できた。
リーズナもだろう。

「しかし、これは大掛かりすぎる。
なので、とにかく手洗いを推奨する。
で、その年は病気になる人が少なかった、
体調を崩す人が少なかったっていう結果があれば、
原因となる手洗いは必須のものだと、誰もが認識するでしょう。
そこから、上下水の話を進めれば予算も確保できます。
予算が確保してから、専門の人を探すのでは遅いですよ?
同時進行です。波に乗っているときに畳みこむように進めないと、
人間あきがくる動物だから、すぐ頓挫します。
もったいない話です。」
「そうか?そうなのか?」
「ええ。
えーと、わたしがそう思うだけですよ?
長話になりましたね。申し訳ない。
こんな素人の話を聞いてくださってありがとうございます。
あ、これ、ブラスの炭をブラスの籠に入れたものです。
炭はもともと消臭効果があるんですが、
えーと、これには無数の小さな穴が開いてまして、
そこににおいの元とになるものが吸着するって聞いたことがあるんですよ。
効果はずっとってわけではないんですよ。
その穴が埋まればそれ以上はダメなわけですから。
効果有りと実感でできれば、お買い求めいただければと。
効果があるないというのは実感していただかないとダメですからね。
ぜひお試しを。」
「ほぉ。それは面白いな。
これはタフトの?」


「いいや。
俺のところで管理しているもんだよ。
それも、俺とガイライとで炭にしたんだ。いいいだろ?」



ニックだ。
やけにニヤついている。
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