いわゆる異世界転移

夏炉冬扇

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719:報告

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「リーズナ殿?なぜですか?」

ヒガスもそうだが、他の2人も少し警戒し始めた。
リーズナのことは知っているはず。
ろくなことを言わないことの方が多い。
が、それなりのことを言うこともある。
聞き逃せばあとで責任を追うことになりかねん。


「ヒガス殿は先ほどの、王とそのモウとの面談の話は知らないのか?」
「いや、報告は入っている。
その話、箝口令が出るはず。
リーズナ殿は同席できたのか?」
「箝口令か、ならば言わぬほうがいいな。」
「・・・・。いや、まだ出ていない。
今この場だけだ。どうぞ?」
「そうか?わたしから聞いたことは言わぬようにな。」
「ええ。」

そこで、王とモウちゃん、マティスとのやり取りを聞く。

ダクツの責任ね。
うまく持っていくもんだ。

「王とダクツ達が退席した後に不敬罪で、
マティスとモウを捉えよと。
なぜか、サブコ殿とノトン殿に衛兵達が襲い掛かってな、
己のからだを抱きしめているんだよ。
で、次はあの2人だ。
名前は出さぬが、わかるだろ?
今度は動くなと言うんだ。
で、2人は動けなくなった。
モウ達は聞こえなかったのか、そのまま出ていった。
その時わたしもな。あの場にいてはあとあと面倒に案ると思ってな。
そのまま外に出た。なので、後のことは知らん。
ああ、ニック?報告は入っているらしいな?
説明してやってくれ。」


!俺を使うな!!

「確認まではしていないぞ?
そして、後で箝口令が出るのなら、
その内容は一切責任は持たない。
そして、この話はここだけの話だ。
それを先に約束してくれ。別に石まで使わなくていい。」
「約束しよう。」
と、ヒガス。
「もちろんだ、ここだけの話だ。」
これは、スダウト家、センボ。
「約束するのは、ここで聞いたと言わないだけだぞ?」
タレンテ家、リギン。
「それはかまわない。
ここで、俺から聞いたと言わなければいい。」

「「「承知。」」」


見たままを聞いたように、言葉を買えて話していく。
ガイライにも繋ぎ訂正もしてもらう。


「では、妖精の言葉が理解できると?」
「そうだな。ただ、余りにも下品でな。
で、同じ言葉を繰り返し話す。
こっちの意味と妖精の意味は違うかもしれんって話だ。
それほど、あの妖精が話している言葉とおもえんらしい。
それはすぐにでも確認できるんだろ?」
「おそらく。それで、なにを話していたんだ?」
「酒を寄こせって

(らしいと!)

ことらしいけどな。
最初はのぞき壁から見ていた王族の髪を舐めているというか、
齧るというか。
最初は喜んでいた、らしいぞ?
しかし、髪を食われ始めてから、やっと引きはがしの命令が出た。
臨時会合で、頭に何か被っているものがいたら、
そういうことだな。
そこから、2人に襲いかかったんだ。
懐から出て来たよ、妖精の酒が。
あったんだな。
そこで、上位が大騒ぎだ。
天秤院のもろ、大審判に掛けると大騒ぎだ。
妖精の酒な。
最近なんだろ?領主に振舞いだしたのは?
俺が離れる前から話は聞くが、現物があるとは思わなかったよ。
いつからだ?」
「3年前からだとおもうが?」
「いや、振る舞いはもっと前だ。
領主が参加しだしたのが、3年ほど前?」
「ふーん。ガイライ知ってた?」
 「話だけだな。参加していないから。」
 「軍部はのけものか?いや違うな?ガイライがだ。」
「会合等は報告書を作って出すだけだ。
前隊長がやっていた。
ニックが出てから、会合等には出ていないな。」


(なんで?)
(くだらん)


「はは!」
「笑いごとではないぞ!
ニック、ガイライ。
これからは必ず参加してくれ。」
「それは軍として?だったら、会合は報告だけでいい。
時間の無駄だ。稼がないといけないんだ!
統括部として?それは範囲外だ!金を出せ!!」


「お前は!金ばかり!!」

当たり前だ。
統括部の予算なんてあてに出来ないんだから。

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