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720:鉄くず
しおりを挟む(ニック、このまま先生と話を詰めていこう)
(お前が先生というな!)
(さすがとしか言えんぞ?)
(だとしてもだ!)
(わかったから!モウが話していた、兵站、予算の話、
ここにきている2人は間抜けではない。
予算を把握しているはずだ。
認識してもらわないと。
足手まといの軍何ぞいらんからな)
(わかった)
フー。
落ち着いて。
「当たり前だろ?
銃だって60発撃ったらただの鉄くずだ。
銃弾は誰が運ぶ?
鉄くずになった銃の代わりを誰が運ぶんだ?
人工がいる、ということは金が要るんだ。
それよりも、1発1リング?軍納入はもう少し安いの?
それでも、タダではないんだ!
鍛錬の為にだっているんだよ。
その予算は?
銃の支給はしてもらったんだよな?
で?2,3発撃って、すごいってか?
狙った場所にあてられるのか?
マトグラーサの夜会で使ったそうだが、
あんな近距離なら殴ったほうが早い。
60発全て打ち尽くして、それで鉄くずになったものを
どうした?
マトグラーサに言えばまた新しいのをくれるのか?
違うよな?
新たに買ってくださいって言われたはずだ。
で?誰も買ってない。
買うのがもったいないから、壊れるまで撃ち尽くしていない!
何やってんだよ?
戦争が始まる。
それは誰もが認識している。
軍に所属してれば確実にだ。
これからだから知らなかった?
そんなわけないだろ?
俺たちを外すのはいい。
余程邪魔だったんだろ?
で?
王族と中央院は何がしたいんだ?
今残っている軍所属はルカリ以外どこにも行けない者たちばかりだ。
流れ者と手合わせして1人当たり100リング取られたらしいな?
それとも戦争が起きれば確実に勝てるのか?
銃を使って?
だったら国外に売るな!
国内だけにしておけ!だが、そんなことはないんだろ?
既に、各国が買っていると話は入ってる。
12発撃って1発当たって万々歳か?そんなわけないよな?
あたるまで撃てばそれだけ弾が金がいる。
誰がその金を出すんだ?
国だろ?スダウト、タレンテ家の両家が出すのか?
出さないよな?今は頭に両家の名前を付けて呼んでいるが、
正式に軍発足になれば、
出身の家なんか関係ないだろ?
銃導入がマトグラーサが主導なら、
お前たちの軍はマトグラーサ軍だ!
わかっているのか?
スダウト、タレンテは関係ないんだぞ?
マトグラーサの意向には逆らえないんだぞ?
両家はなにがしたいんだ?
マトグラーサを主に持っていきたいのか?
違うよな?
国なんだよ?
2軍は年予算が約束されてるんだ。
こっちはないんだぞ?
何度も言うが、それはかまわない。
ブラスの管理は統括部から出るんならもちろんやらせてもらう。
ブラスの小物の販売で利益が上がるんなら、それも報告しよう。
軍としての機能を予算なしでやっていくんだ、
くだらんことに時間は掛けれない!
軍の会合の話はなんだ?
予算の配分だろ?
行動報告を行なった時にお前たちは笑っていた。
それは軍の仕事ではないってな。
守るべき国民の問題を笑ったんだ。
お前たちこそ金の話ばかりだ。
都下、下町の見回りは第3軍が引き受けている。
必要経費はその都度資産院に申請と来た。
かまわんよ?当然だ。
だったら、年間100万リングの予算は何に使うんだ?
金が欲しくて軍を欲したのか?
だったら、自ら軍に介入すべきではない。
軍上部の位置に陣取ればよかったんだ。
お前たちの子息が自ら、銃を担いで、
補給のない戦場をはいつくばって死んでいく。
兵站か?
誰が、給金をろくに出さない軍に命を懸ける?
己の命が危なくなったら一目散に逃げるさ。
俺たちが、命を張るのはなんでだ?
国に恩義を感じているからだ。
守るべき国、国民。
その中に俺たち軍人もいるんだよ。
軍人の鍛錬に金を出してきたんだ、国は!
それは国民の税金だ。
皆の金で、飯を食ってきたんだ、軍人は!
恩義がある。
だから命を掛ける。
新たに軍に入る貴族子息は己の家の名を背負って
闘うか?
答えなくていい、心の中で考えろ?
どうだ?
そもそもお前たちはどうなんだ?
スダウト家、センボ。
タレンテ家、リギン。
ここにいるということは予算は任されているんだろ?
兵站のことまで考えたか?
その兵站に貴族子息はなるのか?
給金を出して一般民に担がせるか?
そいつらが逃げずについてくるのか?
なのに、一般民から兵を募集しないで、王族、貴族の軍?
話にならない。
そして、そんな2軍の面倒を我ら3軍は見ないぞ?
経験者として見ろというか?
だったら、予算は全てよこせ!
1リングとも負からない!
俺か?
軍に所属してから十分な恩義をもらった。
それを返せるのが戦争だ。
戻ってこれてよかったよ。
そんな話ばかりがイリアスでも入って来てた。
腕を捧げたガイライの為、現ニバーセル王の為、
働かせてもらおう。
俺たちは国を守る軍人だからだ!
戦がまじかに迫っている。
ガイライ?」
「わたしの、元軍部第一部隊副隊長の見解だ。
これもわたしが話したことを言わなければ、
外で話しても構わない。
2年以内だ。
砂漠石の高騰も異常だ。
中央の動きも気になる。
中央は中央が安泰なら戦争を煽ってくるだろう。
誰が煽っている?
それに踊らせているのは誰だ?
皆が踊れば1年以内。
回避はできない。
なのに、新たに軍が再編された。
勝てるからだろ?
だが、犠牲が出る。
それは国民だ。それを最小限に押さえるのが軍だ。
第3軍は国と、国民、我らが主はお守りする。
命に代えてもだ。
が、お前たち2軍のことは知らない。」
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