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721:儲かる話
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息を吐く、リーズナ。
目が笑っている。
次に出てくる言葉はロクでもないものだ。
感は鈍ってないか?
それに合わせられるか?
「ニック、ガイライ。
3軍に関する予算は中央部統括部部長のリーズナの名に置いて、
潤滑とまではいかないが、
お前たち二人が危惧しているようなことはならないと
約束しよう。
これ以上、銃のこと、予算のことを話すな。
いいな?」
「リーズナ!どうして!!」
「黙れ、ニック。
わかっているんだよ、戦のことも予算のことも。
中央院を舐めるな。
そして、王族上位のこの方たちのこともな。
わかっているからこそ、この話し合いに出てきているんだろ?
最初は誰が出席する手筈だった?
わたしが出ると、ガイライが通達して、急遽変わったんだよ。
当たり前だろ?
わたしは、わたしの評価を知っている。いいも悪いもな。
お二方はこう報告するだろうな、
ニックが金、金とうるさくわめき、
しぶしぶリーズナがそれなりに出すと約束したとな。
そして、いらぬ出費に泣きっ面のリーズナから、
タトート、タトーロイン卿が護衛モウに招待状を出し、
尚且つ、娘にすると言う話を聞いたと。」
「「「!!!」」」
「そして、モウは既に断っている。
それを卿も承諾しているという話を手土産にするだろう。」
「それは?いつのはなしですか?」
「ニック?」
「いつだ?俺たちに招待状が来た後か?」
「離れはじめと会わずの月の間、2日後か?」
「確かなのか?」
「うそを言っても仕方がないだろ?」
「そ、それに卿から直接の招待状を?」
「そうだ。うまい酒が飲めればいいな。
いや、それはいいんだよ!
どうして、銃のことを黙っていないといけないんだ?」
「黙ってはいない。わかる者たちだけが理解すればいいんだ。
軍を私物化しようとする連中に話したところでなんになる?
このお三方がうまく動く。
間抜けばかりではないということだ。」
「お前がその間抜けの筆頭だ!!!」
「ふはははははは!そうとも言われているな!
ガイライは承知しているぞ?
だから、己の見解を話したんだ。
本来なら、金と銃のことはいい、
戦争がいつ起こる何ぞ、誰が推測できる?
2年?
それは確かか?ガイライ?」
「遅くて2年です。
懸念材料が2つ、いや、3つか。
それが出そろうと1年以内。」
「それに、護衛モウのことは含まれていないな?」
「もちろん。」
「彼女が、他に取られることになれば加速する。
囲ってもダメだ。
今のまま、今のままだ。
2年だ。その間に準備を。
わかっている話だ。
コットワッツ賢領主セサミナ殿の義姉、
資産院ワイプの一番弟子、
槍遣いニックの弟子、
ガイライの主。
そして剣のマティスの唯一の伴侶。
これ以上願ってはいけない。」
「が、ガイライ殿の主というのは?」
「武の大会で腕を捧げた。」
「ああ、ちなみに、面会の後、マティスとモウとで、
お茶会を開いた。
うまい、茶請けだったな。全て、マティスの手作りだとか。
素晴らしかった。
モウは己を持っているな。
それであの2人はわたしのことを先生と呼んだぞ?」
「それがおかしいんだ!!」
「ニック!わかったから!
それにしても、リーズナ先生?
よろしかったのですか?」
「また!お前まで先生というな!!」
「ん?モウのことか?
この話を持ち帰って、まだ、モウにちょっかいを出してくるなら、
問答無用でお前たちが始末すればいい。
そうだな?お三方?」
3人は黙って頷いた。
タトーロイン卿の娘にと言ったのに、それを断れる力がモウにもあると
認識されたか?
いや、それを断ったことを許されるほど気に入られているということだ。
そして、セサミナ、マティス、ワイプとガイライ。
これが後ろについている。
納得できないが、リーズナものだ。
・・・・・。
やはり納得できない!!
「ちょっかいを掛けて来るものな?
それにはリーズナ?お前も入るからな?」
「あははははは!気を付けよう。」
「それに、お前の持ってる資産はすぐになくなるからな!」
「それな。そこだな。」
「リーズナ先生?これは、これは本当に極秘の話です。
話せば話すだけ価値が落ちる。
あのブラス細工以上に。
ここにいる方々がうまくことを運ぶのでしたら、
話しましょう。
儲かる話です。
先に名に誓って宣言を。
これから話すことは他言しないと。」
「ん?
ナソニールのこと?スクレール家のこと?
タフト?ザス?ネウロカート?
どれも違うようだな?
リーズナの名において宣言しよう。
これから聞くことは他言しない。」
3人も同じように宣言をした。
金の価格上昇の話だ。
砂漠の砂に金があることは話さず、
砂漠石の高騰を押さえるために、金の価格を調整する。
そして砂漠石の売買をも制限を掛けるだろうと。
「買うのなら金。
そして、大きな砂漠石は秘密裏に保管すること。
金の価格が購入時より、1割上昇すれば、すぐにリングに。」
「1割?それぐらいの変動はよくあることだ。」
「ええ、5割まではあがるでしょうね。」
「だったら、そこまで待てばいいのでは?」
「それだと遅い。一割儲けて、3割まで上昇したときに
大いに後悔してください。
それが、一番だれにもあやしまれない。
皆が皆、金を買う。それこそ、リングを借りてまでね。
先走って売ってしまった我々は、
恥ずかしくて金は買わないが、多少のリングはある。
それなら貸すことができるとね。
そこからすぐに、金の価格の暴落。
鉱物も同じでしょう。
が、リングの価値は中央、大陸が保証している。」
「何とも言えないな。」
「ええ。そうでしょうね。
5割まで待って売ってもいいでしょう。
が、廻りになんといわれるか。その謂れのない中傷を、
受けてもなんともないといわれるのなら、どうぞ?
わたしは恐ろしくて出来ませんね。」
「1割か。」
「金の売買ではね。が、リングの貸付となれば、もっとでしょう?
先に金で失敗しているから手を出せないと言い逃れできる。」
「だれの仕込みですか?」
ヒガスが、問うてきた。
目が笑っている。
次に出てくる言葉はロクでもないものだ。
感は鈍ってないか?
それに合わせられるか?
「ニック、ガイライ。
3軍に関する予算は中央部統括部部長のリーズナの名に置いて、
潤滑とまではいかないが、
お前たち二人が危惧しているようなことはならないと
約束しよう。
これ以上、銃のこと、予算のことを話すな。
いいな?」
「リーズナ!どうして!!」
「黙れ、ニック。
わかっているんだよ、戦のことも予算のことも。
中央院を舐めるな。
そして、王族上位のこの方たちのこともな。
わかっているからこそ、この話し合いに出てきているんだろ?
最初は誰が出席する手筈だった?
わたしが出ると、ガイライが通達して、急遽変わったんだよ。
当たり前だろ?
わたしは、わたしの評価を知っている。いいも悪いもな。
お二方はこう報告するだろうな、
ニックが金、金とうるさくわめき、
しぶしぶリーズナがそれなりに出すと約束したとな。
そして、いらぬ出費に泣きっ面のリーズナから、
タトート、タトーロイン卿が護衛モウに招待状を出し、
尚且つ、娘にすると言う話を聞いたと。」
「「「!!!」」」
「そして、モウは既に断っている。
それを卿も承諾しているという話を手土産にするだろう。」
「それは?いつのはなしですか?」
「ニック?」
「いつだ?俺たちに招待状が来た後か?」
「離れはじめと会わずの月の間、2日後か?」
「確かなのか?」
「うそを言っても仕方がないだろ?」
「そ、それに卿から直接の招待状を?」
「そうだ。うまい酒が飲めればいいな。
いや、それはいいんだよ!
どうして、銃のことを黙っていないといけないんだ?」
「黙ってはいない。わかる者たちだけが理解すればいいんだ。
軍を私物化しようとする連中に話したところでなんになる?
このお三方がうまく動く。
間抜けばかりではないということだ。」
「お前がその間抜けの筆頭だ!!!」
「ふはははははは!そうとも言われているな!
ガイライは承知しているぞ?
だから、己の見解を話したんだ。
本来なら、金と銃のことはいい、
戦争がいつ起こる何ぞ、誰が推測できる?
2年?
それは確かか?ガイライ?」
「遅くて2年です。
懸念材料が2つ、いや、3つか。
それが出そろうと1年以内。」
「それに、護衛モウのことは含まれていないな?」
「もちろん。」
「彼女が、他に取られることになれば加速する。
囲ってもダメだ。
今のまま、今のままだ。
2年だ。その間に準備を。
わかっている話だ。
コットワッツ賢領主セサミナ殿の義姉、
資産院ワイプの一番弟子、
槍遣いニックの弟子、
ガイライの主。
そして剣のマティスの唯一の伴侶。
これ以上願ってはいけない。」
「が、ガイライ殿の主というのは?」
「武の大会で腕を捧げた。」
「ああ、ちなみに、面会の後、マティスとモウとで、
お茶会を開いた。
うまい、茶請けだったな。全て、マティスの手作りだとか。
素晴らしかった。
モウは己を持っているな。
それであの2人はわたしのことを先生と呼んだぞ?」
「それがおかしいんだ!!」
「ニック!わかったから!
それにしても、リーズナ先生?
よろしかったのですか?」
「また!お前まで先生というな!!」
「ん?モウのことか?
この話を持ち帰って、まだ、モウにちょっかいを出してくるなら、
問答無用でお前たちが始末すればいい。
そうだな?お三方?」
3人は黙って頷いた。
タトーロイン卿の娘にと言ったのに、それを断れる力がモウにもあると
認識されたか?
いや、それを断ったことを許されるほど気に入られているということだ。
そして、セサミナ、マティス、ワイプとガイライ。
これが後ろについている。
納得できないが、リーズナものだ。
・・・・・。
やはり納得できない!!
「ちょっかいを掛けて来るものな?
それにはリーズナ?お前も入るからな?」
「あははははは!気を付けよう。」
「それに、お前の持ってる資産はすぐになくなるからな!」
「それな。そこだな。」
「リーズナ先生?これは、これは本当に極秘の話です。
話せば話すだけ価値が落ちる。
あのブラス細工以上に。
ここにいる方々がうまくことを運ぶのでしたら、
話しましょう。
儲かる話です。
先に名に誓って宣言を。
これから話すことは他言しないと。」
「ん?
ナソニールのこと?スクレール家のこと?
タフト?ザス?ネウロカート?
どれも違うようだな?
リーズナの名において宣言しよう。
これから聞くことは他言しない。」
3人も同じように宣言をした。
金の価格上昇の話だ。
砂漠の砂に金があることは話さず、
砂漠石の高騰を押さえるために、金の価格を調整する。
そして砂漠石の売買をも制限を掛けるだろうと。
「買うのなら金。
そして、大きな砂漠石は秘密裏に保管すること。
金の価格が購入時より、1割上昇すれば、すぐにリングに。」
「1割?それぐらいの変動はよくあることだ。」
「ええ、5割まではあがるでしょうね。」
「だったら、そこまで待てばいいのでは?」
「それだと遅い。一割儲けて、3割まで上昇したときに
大いに後悔してください。
それが、一番だれにもあやしまれない。
皆が皆、金を買う。それこそ、リングを借りてまでね。
先走って売ってしまった我々は、
恥ずかしくて金は買わないが、多少のリングはある。
それなら貸すことができるとね。
そこからすぐに、金の価格の暴落。
鉱物も同じでしょう。
が、リングの価値は中央、大陸が保証している。」
「何とも言えないな。」
「ええ。そうでしょうね。
5割まで待って売ってもいいでしょう。
が、廻りになんといわれるか。その謂れのない中傷を、
受けてもなんともないといわれるのなら、どうぞ?
わたしは恐ろしくて出来ませんね。」
「1割か。」
「金の売買ではね。が、リングの貸付となれば、もっとでしょう?
先に金で失敗しているから手を出せないと言い逃れできる。」
「だれの仕込みですか?」
ヒガスが、問うてきた。
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