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796:空気
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「気も読める?消せる?」
「当然だ。」
「じゃ、この何もないところに空気があるのはわかるよな?
水の中にないもの。ないと息ができないもの。
もちろん見えない。」
「?」
説明が難しいな。
空気を見えるようにか?
袋!
「この紙袋。これな。中に空気が入ってる。」
「ああ!それ!」
「お!わかるか?で、重さとは関係ないけど、
そこに行くまでの説明だからな、順番だから聞いてくれよ?」
「ああ。」
「ここ、王都って変な匂いしないか?甘ったるい匂い。」
「?」
「匂いだ。肉が焼ける匂いとか、食い物の匂い。甘い匂い。」
「甘い?モウの匂いだな?」
「え?モウ様の?甘いの?」
「そうだ。甘い、いい匂いだ。女の匂いはいい匂いなんだな?」
「あー、ここニバーセルは匂いに、特に人の匂いに関すること事柄は、
かなり恥ずかしい話なんだ。嫌がられるぞ?
言わないほうがいいな。」
「?モウに言ったんだが、嫌がったのか?」
「モウ様は、そのあたりに疎い。
いい匂いっていったのか?褒めたんだから嫌がってはいないけど、
マティス様に殺されるぞ?」
「それな!」
「そこらへんはルグさんに聞いてくれ。
でだ、匂いな。ここの王都の匂い。
甘いような腐ったような?わかるか?」
「ああ!この館から出たときにはじめて気付いた!
ルグに臭いっていう前になくなったから、言わなかった。」
「なくなったんじゃなくて慣れるんだよ、匂いは。
ここの匂いも慣れるのがほかの匂いより早い。
その匂いは妖精の匂いって言われてる。」
「慣れるんだろ?じゃ、別にいいんじゃないの?」
「問題なんだよ。なんでかっていうのは、
モウ様が嫌がるってだけしかわからないんだけどな。」
「また、モウかよ。モウが言えばみんな従うのか?」
「あー、違うんだ。モウ様が説明できないだけなんだ。
みんな、思ってたんだ。で、それに何も疑問も浮かばないんだよ。
モウ様自身もおっしゃっているが、間違っていることもあるって。
その時は、教えてほしいって。」
「どんなこと間違えるんだ?」
「あー、そのな、ここだけの話だぞ?
女性のその胸な、それを人前で平気でおっぱいっていう。
間違いじゃないけど、問題だろ?」
「あー!!オッパイパイ!」
「ダメだって!人前で言うことはダメだ!
これは、大陸共通だぞ?」
「でも、ルグは男同士だったら、大丈夫だっていったぞ?」
「あ、そうなの?それもそうか。
そこらへんだな。間違っているというか、まずいというのは。」
「そうなんだ。マティスもな、2つ並べて言う言葉は気を付けろって。」
「それ!」
「ムキムキはいいって!」
「ムキムキ?」
「筋肉?」
「ああ!」
「ルグはすごいんだぞ?お前は?」
「え?ルグさんと比べたら細いけど、それなりについてるよ?」
「モウもついてるってさ。腹と背中に。
今度見せてもらうんだ。」
「え?見せてくれるって?それ、マティス様知ってる?」
「いや、いないときの話だ。」
「そこ!それが問題。ダメだぞ?たぶん。」
「そうか、ルグも怒ってた。」
「そうだろ?なにせ、女性にそういうことをいうのはダメだ。
見せてもらうのも。見ていいのは奥さんだけだ。」
「へー。お前は?ああ、ドーガーは?」
「ん?わたしは2人の奥さんがいる。うん、モウ様ほど大きくないが、
その、きれいだぞ?」
「へー。見たいな!」
「ダメだ!絶対にダメだ!!」
「ダメなんだな。わかった。」
「はは。
素直だな。おっぱいの話になったが、匂いだよ!
その匂いをわたしたちは感じなくしている。
気を纏うっていうのは分かるだろ?それで、匂いを遮断してるんだ。
こう、廻りのこの空気の膜で覆っている感じ?」
「膜?空気?圧ではなくて?」
「そう。軽い感じで纏う。」
「ん-?んー?あ!こうか!」
「?確認しようがないな。わたしはそれは視えないから。外に出てみようか?」
「ドーガーも移動はできるのか?」
「できるぞ?人の移動は家族だけしかできないけど。」
「?ルグはできたぞ?」
「オーロラはルグさんの家族なんだろ?」
「まだ契約してない。」
「契約で家族になるもんでもないよ?
オーロラがそう思って、ルグさんがそう思ってたら家族なんだよ。」
「そうなのか?」
「そうだろ?だからわたしと奥さん2人とは、
雨の日の契はまだだけど、家族だよ?」
「・・・・そうか。」
「あのな。先に言っておくが、
ルグさんの息子、ローチっていうんだが、
これがまた、もう、生意気!
お前が兄さんになるんだから!舐められるなよ!」
「?」
「あ!また話がそれる!えーと、じゃ、一緒に外に出よう。」
「わかった。」
アバサとルーは
気の基礎の基礎を教えてもらっている。
匂いは大丈夫だったんだろうか?
ああ!カレーを作ってたから。
そっちの方が強いな。
「ルグさーん!ちょっと、外に行ってきます。」
「気を付けろよ?」
「敷地外には出ませんから。」
「そうしろ。戻ったら、オーロラと、2人で手合わせだ。」
「え?あ、はい。」
─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘
大扉から外にでると、かなりの集団が待ち構えていた。
(ルグさん!客です)
(オーロラ?知ってる顔は?)
(天文院、中央院もいるな。下っ端だ。後ろに知らない顔)
(モウ様のことなら何も知らないと押し通せ!
モウ様の様子もマティス様とセサミナ様がかかりっきりで、
こちらはわからないと。
そのほかのことだったら、ドーガーの判断で)
(承知!)
(俺は?)
(子供の振りだ。顔と特徴を覚えろ!)
(わかった!あ!承知!)
「当然だ。」
「じゃ、この何もないところに空気があるのはわかるよな?
水の中にないもの。ないと息ができないもの。
もちろん見えない。」
「?」
説明が難しいな。
空気を見えるようにか?
袋!
「この紙袋。これな。中に空気が入ってる。」
「ああ!それ!」
「お!わかるか?で、重さとは関係ないけど、
そこに行くまでの説明だからな、順番だから聞いてくれよ?」
「ああ。」
「ここ、王都って変な匂いしないか?甘ったるい匂い。」
「?」
「匂いだ。肉が焼ける匂いとか、食い物の匂い。甘い匂い。」
「甘い?モウの匂いだな?」
「え?モウ様の?甘いの?」
「そうだ。甘い、いい匂いだ。女の匂いはいい匂いなんだな?」
「あー、ここニバーセルは匂いに、特に人の匂いに関すること事柄は、
かなり恥ずかしい話なんだ。嫌がられるぞ?
言わないほうがいいな。」
「?モウに言ったんだが、嫌がったのか?」
「モウ様は、そのあたりに疎い。
いい匂いっていったのか?褒めたんだから嫌がってはいないけど、
マティス様に殺されるぞ?」
「それな!」
「そこらへんはルグさんに聞いてくれ。
でだ、匂いな。ここの王都の匂い。
甘いような腐ったような?わかるか?」
「ああ!この館から出たときにはじめて気付いた!
ルグに臭いっていう前になくなったから、言わなかった。」
「なくなったんじゃなくて慣れるんだよ、匂いは。
ここの匂いも慣れるのがほかの匂いより早い。
その匂いは妖精の匂いって言われてる。」
「慣れるんだろ?じゃ、別にいいんじゃないの?」
「問題なんだよ。なんでかっていうのは、
モウ様が嫌がるってだけしかわからないんだけどな。」
「また、モウかよ。モウが言えばみんな従うのか?」
「あー、違うんだ。モウ様が説明できないだけなんだ。
みんな、思ってたんだ。で、それに何も疑問も浮かばないんだよ。
モウ様自身もおっしゃっているが、間違っていることもあるって。
その時は、教えてほしいって。」
「どんなこと間違えるんだ?」
「あー、そのな、ここだけの話だぞ?
女性のその胸な、それを人前で平気でおっぱいっていう。
間違いじゃないけど、問題だろ?」
「あー!!オッパイパイ!」
「ダメだって!人前で言うことはダメだ!
これは、大陸共通だぞ?」
「でも、ルグは男同士だったら、大丈夫だっていったぞ?」
「あ、そうなの?それもそうか。
そこらへんだな。間違っているというか、まずいというのは。」
「そうなんだ。マティスもな、2つ並べて言う言葉は気を付けろって。」
「それ!」
「ムキムキはいいって!」
「ムキムキ?」
「筋肉?」
「ああ!」
「ルグはすごいんだぞ?お前は?」
「え?ルグさんと比べたら細いけど、それなりについてるよ?」
「モウもついてるってさ。腹と背中に。
今度見せてもらうんだ。」
「え?見せてくれるって?それ、マティス様知ってる?」
「いや、いないときの話だ。」
「そこ!それが問題。ダメだぞ?たぶん。」
「そうか、ルグも怒ってた。」
「そうだろ?なにせ、女性にそういうことをいうのはダメだ。
見せてもらうのも。見ていいのは奥さんだけだ。」
「へー。お前は?ああ、ドーガーは?」
「ん?わたしは2人の奥さんがいる。うん、モウ様ほど大きくないが、
その、きれいだぞ?」
「へー。見たいな!」
「ダメだ!絶対にダメだ!!」
「ダメなんだな。わかった。」
「はは。
素直だな。おっぱいの話になったが、匂いだよ!
その匂いをわたしたちは感じなくしている。
気を纏うっていうのは分かるだろ?それで、匂いを遮断してるんだ。
こう、廻りのこの空気の膜で覆っている感じ?」
「膜?空気?圧ではなくて?」
「そう。軽い感じで纏う。」
「ん-?んー?あ!こうか!」
「?確認しようがないな。わたしはそれは視えないから。外に出てみようか?」
「ドーガーも移動はできるのか?」
「できるぞ?人の移動は家族だけしかできないけど。」
「?ルグはできたぞ?」
「オーロラはルグさんの家族なんだろ?」
「まだ契約してない。」
「契約で家族になるもんでもないよ?
オーロラがそう思って、ルグさんがそう思ってたら家族なんだよ。」
「そうなのか?」
「そうだろ?だからわたしと奥さん2人とは、
雨の日の契はまだだけど、家族だよ?」
「・・・・そうか。」
「あのな。先に言っておくが、
ルグさんの息子、ローチっていうんだが、
これがまた、もう、生意気!
お前が兄さんになるんだから!舐められるなよ!」
「?」
「あ!また話がそれる!えーと、じゃ、一緒に外に出よう。」
「わかった。」
アバサとルーは
気の基礎の基礎を教えてもらっている。
匂いは大丈夫だったんだろうか?
ああ!カレーを作ってたから。
そっちの方が強いな。
「ルグさーん!ちょっと、外に行ってきます。」
「気を付けろよ?」
「敷地外には出ませんから。」
「そうしろ。戻ったら、オーロラと、2人で手合わせだ。」
「え?あ、はい。」
─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘
大扉から外にでると、かなりの集団が待ち構えていた。
(ルグさん!客です)
(オーロラ?知ってる顔は?)
(天文院、中央院もいるな。下っ端だ。後ろに知らない顔)
(モウ様のことなら何も知らないと押し通せ!
モウ様の様子もマティス様とセサミナ様がかかりっきりで、
こちらはわからないと。
そのほかのことだったら、ドーガーの判断で)
(承知!)
(俺は?)
(子供の振りだ。顔と特徴を覚えろ!)
(わかった!あ!承知!)
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