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移動は?
できるな。呼寄せも?大丈夫だ。
理解している。
全てに感謝だ。
その一番上が姉上なだけだ。
・・・・ドーガーはどうしてこうなんだ?
寒気がこちらまで来た。
ん?
目の前の男、タミトンが震えている。
あ!
「申し訳ない!ちょっと頭が痛くなったもので。
時々なるんですよ。
えーと。もう戻らないといけません。」
また、黙り込み下を向く。
待つのも限界だ。
『タミトン殿?あなたはどうしてほしいのですか?』
せめて自分の希望を話してくれ。
要望に沿えるかどうかは別問題なのだから。
タミトンは震えながらもまた同じことを言う。
「ルポイドに同行させてほしい。」
『なぜ?』
理由が知りたい。強く。そう望んだ。
「医家になりたいんだ!!
独学で勉強はしている!!
しかし、それが正解か間違いかわからない!
確かめたい!わたしの知識を!!」
ため息が出る。
なんだそれは?
「だったら、下町、都下で試せばいい。
少しの知識でも助かるものも大勢いるはず。」
「・・・・・。」
『どうしてそうしないのですか?』
「死なせてしまったんだ!!
だから、誰もわたしに病人を診せてくれない。」
あーあ。
どうしようか?姉さん同席の元、
どんなことをしたか聞くか?
考えているうちに、ドーガーの父君を診たという
医家が戻ってきた。
門から入るのにかなり戸惑っているが、手招きをすれば、
決死の形相で入ってくる。
ドーガーが相手をした者たちが裏から戻り、
騒いでいるからだ。
裏からということは盗みでもしたのだろう。
こちらに入ろうとするが、
すぐに数歩下がってしまっている。
コットワッツの敵、いや違う。
必要ないということだ。
医家が入れるとわかりまた騒ぎ出している。
椅子に座るように促すと、
にこやかに名乗りをあげた。
「初めまして、セサミナ殿。
わたしはスダウト家ピーナム様の客医、ベメール、で、す?
えっと、セサミナ殿ですよね?あれ?女性?え?」
なるほど、わたしの顔かたちは知っているのか。
それとも、医家なので骨格でわかるのかもしれない。
では、独自で勉強したというタミトンはまだまだということか。
黙れと、目で言う。
姉さんが話してくれたことだ。
「尋常に勝負ってこれ、自分への暗示だからね。
そう言い切ったことに対してなかなか自分では裏切れないんよ。
その前に尋常とはなにかって理解しないといけないけどね。」
「本当に姉さんの故郷は言葉に力があるんですね。
ここでも言葉に力があると昔から言いますよ?
自分が言った言葉に力があると理解はしています。
しかしそれは砂漠石があるからだ。
ええ、いまは言葉そのものに、力があると理解してますが。」
「ん?んー、言葉に力があるのは、うん、そうだと思うよ?
こっちは特に。
マティスの話につられて、よく考えずに返事してしまったら、
守らないとまずいって思っちゃうから。」
「それは兄上だからでは?
それとその内容は確認はしませんが、姉上自身がいやではないことだと。」
「・・・・・。」
「あ!そ、それで?」
「ふふふふ。
言葉、口から発せられる音だよね?
それ以上に力があるのって何か知ってる?」
「?」
「目だよ。」
「?」
「さっき、わたしに睨まれてまずいって思ったでしょ?
わたしは、余計なこと言うなよって目で言ったから。」
「ああ!!」
「それをね、”目は口ほどに物を言う”っていうの。
こういうのはあるよね?」
「あります!目で言うというのはあります!
その状況を説明できる言葉があるんですね。」
「うん。こっちではさ、言葉になっちゃうと本当に力になるから、
わたしが言うことわざとか、そういうのがないんだよね。
だからね、ドーガーとルグは尋常に勝負っていう言葉を出せば、
正々堂々と勝負するだろうね。
その思いが強いと相手もつられるとはおもうよ?
ある程度。
だけど、そんなの関係ないって思う輩には通用しない。
気を付けてあげて。
で、セサミンは”目は口ほどにものを言う”っていうのは、
認識したからね。これも力にはなると思うよ?
ま、領主だからね。
ツルノヒトコエ、デンカノホウトウ、
いろいろあるよ?」
黙って座るベメール。
己の名を聞かれる前に名乗るのは自分に自信があるからだ。
「・・・・ベメール。」
「ん?タミトン!何でここにいるんだ!!
セサミナ殿!こいつは問題人物だ!何十人と殺している!!」
もう一度、黙れと。2人に。
知り合いか。しかも何十人?
だからと言って切って捨てるにはまだ早い。
姉上の話を聞いていてよかった。
医療の発展には何百人の犠牲の上に成り立っていると。
「まー、自分の体で実験したり?
奥さんを犠牲にしたり?今ではそれまずいっすよってことを
誰か一人でもそれで助かったら研究無しでやっちゃってたみたいだから。
たくさん死んだだろうね。人体実験もあったはずだよ?
こっちはどうなんだろうね。
一度、医家と名乗る人と話がしたいね。」
何をしたかは確かめないと。
しかし、時間がないな。
姉さんの助言も欲しい。
姉さんも聞きたいだろう。
コットワッツに連れて帰ろうか。
(セサミナ?そろそろ戻れ)
(兄さん!)
(そのままの姿でな)
(?はい。あ!!)
(あとでその姿をシャシンをしてもいいなら着替えてからでいいぞ?)
(・・・・はい)
これか。
やられた。
─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘
ワイプがコープルの話はかなりまずい内容になるから、
先に教えろと言ってきた。
コープルの話は報酬式だ。
ワイプが先に何か払えばいい。
そして、オーロラはなぜルグのオーロラなのか?
(起すときの呪いだ)
(?モウの言霊になるのですか?)
(そうだろうな。が、あくまでも切っ掛けだ。
ルグだからだろ?
わたしが最初に言ったとしても、ただ起きるだけろうな)
(気を付けてください)
(それは、わたしもルグもわかっている)
(それで?そろそろ出るのですか?)
(まだだな)
(なにをしてるんです?)
(愛しい人がアバサたちに化粧して遊んでいる)
(?)
(ツイミにしたような化粧だ)
(?今後の予定を)
(セサミナとドーガーが戻れば、大門前で馬車中待機。
その間、愛しい人は水風呂に入って、
体を冷やす。その体を抱きしめながら、大門からわたしの移動で、
セサミナたちはコットワッツに。
それを見送り、わたしと愛しい人、オーロラはルポイドに。
その間ずっと愛しい人はわたしが抱きかかえている!)
(水風呂?どうして?)
(けが人の振りだ)
(水風呂に入ってそうなるんですか?)
(血が出たことになってるだろ?そうすると寒気がするからだ)
(なるほど。では、今そっちに行けば、あなたも女の姿になっているのですか?)
(なってない。いまはドーガーの傍にいる)
(逃げたんですね?)
(なんとでも。セサミナも女の姿になっていた)
(あなた方、ほんと何やってるんですか?)
(ドーガーに銃を向けているものが2人)
(え?)
(あと一人が商品を袋に詰めている)
(え?あなたは?)
(ドーガーがどう対処するか見ている)
(それ、その3人、こちらにください)
(死んでいても?)
(一応)
(わかった)
商売もでき、変装袋の説明を
実際にしながらアバサたちにしている。
みな、かなりうれしそうだ。
ルグも一緒になって聞いている。
・・・お前、そんな危機管理でどうするんだ?
その矛先が自分に来るかもしれないんだぞ?
してほしいのか?
だったら、任せてしまおう。
「愛しい人?セサミナとドーガーの様子を見てくる。
アバサ?ルー?あまり愛しい人を甘やかすなよ?
ルグ、オーロラ?ここは頼むぞ?」
「ん。いってらー。」
「「いってらっしゃい!」」
「お任せください。オーロラも返事を。
うん、ではないぞ?もちろん、モウ様の返事でもない。」
「お、お任せください!」
「そうだ。よくできた。」
ルグに褒められ、オーロラは喜んでいる。
アバサたちにも。
「いいね!わたしだってちゃんとできるよ?」
まっすぐに立つ愛しい人。
ニコリと笑い、緩やかにお辞儀をした。
「お気をつけて、旦那様。
お早いお戻りをお待ちしております。」
抱きしめようとしたが、
それでは、逃げられない。
「い、行ってくる。」
─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘
「モウ様?マティス様のご様子がおかしいのでは?
いつもなら抱きしめてしばらくの間そのままなのに。」
「ん?ああ、ここにいたらとばっちりが自分に来るからでしょ?
逃げたって無駄なのに。愛い奴め!」
「え?」
「いいんよ!さ、説明の続きね!
これはー、えっと、アバサ?こっちに来て?」
「はい!」
あ!
逃げ遅れた!
いや、うん。なにごとも経験だな!
できるな。呼寄せも?大丈夫だ。
理解している。
全てに感謝だ。
その一番上が姉上なだけだ。
・・・・ドーガーはどうしてこうなんだ?
寒気がこちらまで来た。
ん?
目の前の男、タミトンが震えている。
あ!
「申し訳ない!ちょっと頭が痛くなったもので。
時々なるんですよ。
えーと。もう戻らないといけません。」
また、黙り込み下を向く。
待つのも限界だ。
『タミトン殿?あなたはどうしてほしいのですか?』
せめて自分の希望を話してくれ。
要望に沿えるかどうかは別問題なのだから。
タミトンは震えながらもまた同じことを言う。
「ルポイドに同行させてほしい。」
『なぜ?』
理由が知りたい。強く。そう望んだ。
「医家になりたいんだ!!
独学で勉強はしている!!
しかし、それが正解か間違いかわからない!
確かめたい!わたしの知識を!!」
ため息が出る。
なんだそれは?
「だったら、下町、都下で試せばいい。
少しの知識でも助かるものも大勢いるはず。」
「・・・・・。」
『どうしてそうしないのですか?』
「死なせてしまったんだ!!
だから、誰もわたしに病人を診せてくれない。」
あーあ。
どうしようか?姉さん同席の元、
どんなことをしたか聞くか?
考えているうちに、ドーガーの父君を診たという
医家が戻ってきた。
門から入るのにかなり戸惑っているが、手招きをすれば、
決死の形相で入ってくる。
ドーガーが相手をした者たちが裏から戻り、
騒いでいるからだ。
裏からということは盗みでもしたのだろう。
こちらに入ろうとするが、
すぐに数歩下がってしまっている。
コットワッツの敵、いや違う。
必要ないということだ。
医家が入れるとわかりまた騒ぎ出している。
椅子に座るように促すと、
にこやかに名乗りをあげた。
「初めまして、セサミナ殿。
わたしはスダウト家ピーナム様の客医、ベメール、で、す?
えっと、セサミナ殿ですよね?あれ?女性?え?」
なるほど、わたしの顔かたちは知っているのか。
それとも、医家なので骨格でわかるのかもしれない。
では、独自で勉強したというタミトンはまだまだということか。
黙れと、目で言う。
姉さんが話してくれたことだ。
「尋常に勝負ってこれ、自分への暗示だからね。
そう言い切ったことに対してなかなか自分では裏切れないんよ。
その前に尋常とはなにかって理解しないといけないけどね。」
「本当に姉さんの故郷は言葉に力があるんですね。
ここでも言葉に力があると昔から言いますよ?
自分が言った言葉に力があると理解はしています。
しかしそれは砂漠石があるからだ。
ええ、いまは言葉そのものに、力があると理解してますが。」
「ん?んー、言葉に力があるのは、うん、そうだと思うよ?
こっちは特に。
マティスの話につられて、よく考えずに返事してしまったら、
守らないとまずいって思っちゃうから。」
「それは兄上だからでは?
それとその内容は確認はしませんが、姉上自身がいやではないことだと。」
「・・・・・。」
「あ!そ、それで?」
「ふふふふ。
言葉、口から発せられる音だよね?
それ以上に力があるのって何か知ってる?」
「?」
「目だよ。」
「?」
「さっき、わたしに睨まれてまずいって思ったでしょ?
わたしは、余計なこと言うなよって目で言ったから。」
「ああ!!」
「それをね、”目は口ほどに物を言う”っていうの。
こういうのはあるよね?」
「あります!目で言うというのはあります!
その状況を説明できる言葉があるんですね。」
「うん。こっちではさ、言葉になっちゃうと本当に力になるから、
わたしが言うことわざとか、そういうのがないんだよね。
だからね、ドーガーとルグは尋常に勝負っていう言葉を出せば、
正々堂々と勝負するだろうね。
その思いが強いと相手もつられるとはおもうよ?
ある程度。
だけど、そんなの関係ないって思う輩には通用しない。
気を付けてあげて。
で、セサミンは”目は口ほどにものを言う”っていうのは、
認識したからね。これも力にはなると思うよ?
ま、領主だからね。
ツルノヒトコエ、デンカノホウトウ、
いろいろあるよ?」
黙って座るベメール。
己の名を聞かれる前に名乗るのは自分に自信があるからだ。
「・・・・ベメール。」
「ん?タミトン!何でここにいるんだ!!
セサミナ殿!こいつは問題人物だ!何十人と殺している!!」
もう一度、黙れと。2人に。
知り合いか。しかも何十人?
だからと言って切って捨てるにはまだ早い。
姉上の話を聞いていてよかった。
医療の発展には何百人の犠牲の上に成り立っていると。
「まー、自分の体で実験したり?
奥さんを犠牲にしたり?今ではそれまずいっすよってことを
誰か一人でもそれで助かったら研究無しでやっちゃってたみたいだから。
たくさん死んだだろうね。人体実験もあったはずだよ?
こっちはどうなんだろうね。
一度、医家と名乗る人と話がしたいね。」
何をしたかは確かめないと。
しかし、時間がないな。
姉さんの助言も欲しい。
姉さんも聞きたいだろう。
コットワッツに連れて帰ろうか。
(セサミナ?そろそろ戻れ)
(兄さん!)
(そのままの姿でな)
(?はい。あ!!)
(あとでその姿をシャシンをしてもいいなら着替えてからでいいぞ?)
(・・・・はい)
これか。
やられた。
─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘
ワイプがコープルの話はかなりまずい内容になるから、
先に教えろと言ってきた。
コープルの話は報酬式だ。
ワイプが先に何か払えばいい。
そして、オーロラはなぜルグのオーロラなのか?
(起すときの呪いだ)
(?モウの言霊になるのですか?)
(そうだろうな。が、あくまでも切っ掛けだ。
ルグだからだろ?
わたしが最初に言ったとしても、ただ起きるだけろうな)
(気を付けてください)
(それは、わたしもルグもわかっている)
(それで?そろそろ出るのですか?)
(まだだな)
(なにをしてるんです?)
(愛しい人がアバサたちに化粧して遊んでいる)
(?)
(ツイミにしたような化粧だ)
(?今後の予定を)
(セサミナとドーガーが戻れば、大門前で馬車中待機。
その間、愛しい人は水風呂に入って、
体を冷やす。その体を抱きしめながら、大門からわたしの移動で、
セサミナたちはコットワッツに。
それを見送り、わたしと愛しい人、オーロラはルポイドに。
その間ずっと愛しい人はわたしが抱きかかえている!)
(水風呂?どうして?)
(けが人の振りだ)
(水風呂に入ってそうなるんですか?)
(血が出たことになってるだろ?そうすると寒気がするからだ)
(なるほど。では、今そっちに行けば、あなたも女の姿になっているのですか?)
(なってない。いまはドーガーの傍にいる)
(逃げたんですね?)
(なんとでも。セサミナも女の姿になっていた)
(あなた方、ほんと何やってるんですか?)
(ドーガーに銃を向けているものが2人)
(え?)
(あと一人が商品を袋に詰めている)
(え?あなたは?)
(ドーガーがどう対処するか見ている)
(それ、その3人、こちらにください)
(死んでいても?)
(一応)
(わかった)
商売もでき、変装袋の説明を
実際にしながらアバサたちにしている。
みな、かなりうれしそうだ。
ルグも一緒になって聞いている。
・・・お前、そんな危機管理でどうするんだ?
その矛先が自分に来るかもしれないんだぞ?
してほしいのか?
だったら、任せてしまおう。
「愛しい人?セサミナとドーガーの様子を見てくる。
アバサ?ルー?あまり愛しい人を甘やかすなよ?
ルグ、オーロラ?ここは頼むぞ?」
「ん。いってらー。」
「「いってらっしゃい!」」
「お任せください。オーロラも返事を。
うん、ではないぞ?もちろん、モウ様の返事でもない。」
「お、お任せください!」
「そうだ。よくできた。」
ルグに褒められ、オーロラは喜んでいる。
アバサたちにも。
「いいね!わたしだってちゃんとできるよ?」
まっすぐに立つ愛しい人。
ニコリと笑い、緩やかにお辞儀をした。
「お気をつけて、旦那様。
お早いお戻りをお待ちしております。」
抱きしめようとしたが、
それでは、逃げられない。
「い、行ってくる。」
─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘
「モウ様?マティス様のご様子がおかしいのでは?
いつもなら抱きしめてしばらくの間そのままなのに。」
「ん?ああ、ここにいたらとばっちりが自分に来るからでしょ?
逃げたって無駄なのに。愛い奴め!」
「え?」
「いいんよ!さ、説明の続きね!
これはー、えっと、アバサ?こっちに来て?」
「はい!」
あ!
逃げ遅れた!
いや、うん。なにごとも経験だな!
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