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15 マリエはよく見ていた
チェリーの部屋を出た後も、私達はすぐには帰らなかった。
叔母様は、父母と顔を合わせないように、あえて東の小さな客間を借りていた。昔、チェリーの遊び部屋だったところだ。
今はあまり使われていないらしく、壁際に子供用の椅子が一脚だけ残っていた。
背もたれに、小さな傷がある。たぶんチェリーが小さい頃につけたものだ。私はそれを見た覚えがない。この部屋へ入ること自体、ほとんどなかったからだ。
「マリエ」
叔母様が呼ぶと、マリエはすぐに一歩前へ出た。
「はい」
「貴女の知っている範囲でいいわ。ローズとチェリーのことを聞かせてちょうだい」
「叔母様」
「ローズは聞いていなさい」
言われて、私は口を閉じる。マリエは少しだけ私を見た。
止めましょうか、と目で聞かれた気がした。だが私は首を横に振ることもうなずくこともできなかった。
だからマリエは、叔母様の方へ向き直る。
「私がお嬢様付きになったのは、ローズお嬢様が十歳の頃です。それ以前のことは、古参の者から聞いた話も混じります」
「構わないわ。聞いた話なら、そう分けて」
「はい」
マリエは手を前で重ねる。
「まず、チェリーお嬢様が何かを欲しがって、ローズお嬢様のものがそちらに移されることは何度もありました」
「何度も」
「はい。ただ、チェリーお嬢様が本当に欲しがったかどうかは、私には分かりません。少なくとも、喜んで持っていかれる様子はあまり見たことがありません」
叔母様はうなずいた。
「たとえば?」
「リボンや髪飾り。小箱。刺繍糸。絵本。花の押し葉を挟んだ帳面。庭師がローズお嬢様にだけ分けた種。そういったものです」
――種。
私は、急に小さな木箱を思い出した。
庭師からもらった種。羽根。糸の切れ端。
確かにあれは、チェリーの部屋へ行った。そして、返ってこなかった。
……そして私はその後、似た箱を持たなかった。
「チェリーお嬢様は、一度返しに来たことがあります」
え、と私は顔を上げた。
「そうなの?」
「はい。ローズお嬢様は覚えていらっしゃらないかもしれません。奥様がその場で、姉妹で貸し借りしているだけでしょう、とおっしゃって、またチェリーお嬢様に持たせました」
覚えていない。あるいは、覚えないようにしたのかもしれない。
「チェリーは、その時何か言った?」
「『これはお姉様のもの』とおっしゃっていました。ですが奥様は、『だからチェリーが大事に使えばいいのよ』と」
言いそうだ。母なら。私はその場の光景を知らないのに、母の声だけははっきり想像できた。
「先生の件は?」
叔母様が聞く。
「ローズお嬢様には、刺繍と礼儀作法を教える先生がいらっしゃいました。チェリーお嬢様が同じ先生に習いたいとおっしゃった時、旦那様は喜ばれました。姉妹で同じ先生なら仲も深まる、と」
「実際は?」
「時間が半分になりました」
マリエの声が少し低くなった。
「先生の日は増やされませんでした。ローズお嬢様の時間を削って、チェリーお嬢様を入れる形でした。先生は何度か、別の日を増やせないかと奥様に申し入れたそうですが、奥様は、ローズは覚えが早いから平気でしょう、と」
覚えが早い。平気。それも、よく使われた言葉だった。
「チェリーは?」
「途中で嫌がるようになったと聞いています」
「嫌がった?」
「はい。先生に対してではなく、自分が入るとローズお嬢様の時間が減ることに気付いたようです。ですが奥様は、気分屋なところも可愛いわ、と」
私は目を閉じる。チェリーは、嫌がっていた。私は知らなかった。いや、見ていなかった。
「婚礼衣装の件もあります」
私は思わず彼女を見た。
「……マリエ?」
「申し上げます」
返事はきっぱりしていた。
「婚礼衣装用に取り寄せたレースの一部が、チェリーお嬢様の帰宅祝いのドレスへ回されました」
「それは」
「お嬢様は、ご存じなかったと思います。奥様が、婚礼衣装は白でまとめるのだから、あの桃色の差し色はチェリーの方が似合うと」
……ああ。応接間で見た、あのレース。私の婚礼衣装の襟に使う予定だったものと似ている、と思った。
似ているのではなく、同じだったのだ。
「チェリーは知っていたの?」
「後で知って、着ないとおっしゃいました」
「でも着ていたわ」
「奥様が泣かれました」
その一言で、全部分かった。母が泣けば、チェリーは着る。私が譲るのと同じように。
それもまた、チェリーの逃げられないところだったのだ。
「……そう」
叔母様はその返答を聞いて、私の方を見た。
「ローズ」
「はい」
「今の話、全部聞いたわね」
「はい」
「これを、姉妹の小さな行き違いと言う人もいるでしょう」
「……はい」
「だから、重ねるの」
私はうなずく。今度は、ちゃんとうなずいた。
「マリエ、他にも思い出したら書き出してちょうだい。日付が分かるものは日付も。誰が見ていたかも」
「はい」
「衣装部屋の者にも、話を聞きます。庭師にも。先生にも、まだ連絡が取れるかしら」
「取れると思います。礼儀作法の先生は王都にお住まいです」
「では手紙を」
叔母様はすぐに決めていく。私は、その速さに少し驚いていた。
けれど同時に、こういう大人が一人でも家にいたら、何か違ったのだろうかと思った。
いや、違ったはずだ。少なくとも、全部が済んだことにはならなかった。
その時、扉が叩かれた。入ってきたのは、古参の侍女頭だった。母付きの者だが、私が小さい頃からいる人だ。白髪が増えた。背中がしゃんとしている。
「メイズ様」
「何かしら」
「奥様が、チェリーお嬢様に薬草湯を飲ませたいと」
叔母様の眉が動いた。
「薬草湯?」
「はい。奥様のお知り合いの方から、傷の治りに良いと」
「医師は?」
「医師は、余計なものは飲ませないようにと」
部屋の中で、誰もすぐには喋らなかった。叔母様は立ち上がる。
「案内して!」
「はい」
侍女頭は、ほっとしたように頭を下げる。私は椅子から立ち上がりかけたが、叔母様に手で制された。
「ローズはここにいなさい」
「でも」
「これは私が止めます」
叔母様は扉へ向かいながら言った。
「証が、また一つ増えたわね」
叔母様は、父母と顔を合わせないように、あえて東の小さな客間を借りていた。昔、チェリーの遊び部屋だったところだ。
今はあまり使われていないらしく、壁際に子供用の椅子が一脚だけ残っていた。
背もたれに、小さな傷がある。たぶんチェリーが小さい頃につけたものだ。私はそれを見た覚えがない。この部屋へ入ること自体、ほとんどなかったからだ。
「マリエ」
叔母様が呼ぶと、マリエはすぐに一歩前へ出た。
「はい」
「貴女の知っている範囲でいいわ。ローズとチェリーのことを聞かせてちょうだい」
「叔母様」
「ローズは聞いていなさい」
言われて、私は口を閉じる。マリエは少しだけ私を見た。
止めましょうか、と目で聞かれた気がした。だが私は首を横に振ることもうなずくこともできなかった。
だからマリエは、叔母様の方へ向き直る。
「私がお嬢様付きになったのは、ローズお嬢様が十歳の頃です。それ以前のことは、古参の者から聞いた話も混じります」
「構わないわ。聞いた話なら、そう分けて」
「はい」
マリエは手を前で重ねる。
「まず、チェリーお嬢様が何かを欲しがって、ローズお嬢様のものがそちらに移されることは何度もありました」
「何度も」
「はい。ただ、チェリーお嬢様が本当に欲しがったかどうかは、私には分かりません。少なくとも、喜んで持っていかれる様子はあまり見たことがありません」
叔母様はうなずいた。
「たとえば?」
「リボンや髪飾り。小箱。刺繍糸。絵本。花の押し葉を挟んだ帳面。庭師がローズお嬢様にだけ分けた種。そういったものです」
――種。
私は、急に小さな木箱を思い出した。
庭師からもらった種。羽根。糸の切れ端。
確かにあれは、チェリーの部屋へ行った。そして、返ってこなかった。
……そして私はその後、似た箱を持たなかった。
「チェリーお嬢様は、一度返しに来たことがあります」
え、と私は顔を上げた。
「そうなの?」
「はい。ローズお嬢様は覚えていらっしゃらないかもしれません。奥様がその場で、姉妹で貸し借りしているだけでしょう、とおっしゃって、またチェリーお嬢様に持たせました」
覚えていない。あるいは、覚えないようにしたのかもしれない。
「チェリーは、その時何か言った?」
「『これはお姉様のもの』とおっしゃっていました。ですが奥様は、『だからチェリーが大事に使えばいいのよ』と」
言いそうだ。母なら。私はその場の光景を知らないのに、母の声だけははっきり想像できた。
「先生の件は?」
叔母様が聞く。
「ローズお嬢様には、刺繍と礼儀作法を教える先生がいらっしゃいました。チェリーお嬢様が同じ先生に習いたいとおっしゃった時、旦那様は喜ばれました。姉妹で同じ先生なら仲も深まる、と」
「実際は?」
「時間が半分になりました」
マリエの声が少し低くなった。
「先生の日は増やされませんでした。ローズお嬢様の時間を削って、チェリーお嬢様を入れる形でした。先生は何度か、別の日を増やせないかと奥様に申し入れたそうですが、奥様は、ローズは覚えが早いから平気でしょう、と」
覚えが早い。平気。それも、よく使われた言葉だった。
「チェリーは?」
「途中で嫌がるようになったと聞いています」
「嫌がった?」
「はい。先生に対してではなく、自分が入るとローズお嬢様の時間が減ることに気付いたようです。ですが奥様は、気分屋なところも可愛いわ、と」
私は目を閉じる。チェリーは、嫌がっていた。私は知らなかった。いや、見ていなかった。
「婚礼衣装の件もあります」
私は思わず彼女を見た。
「……マリエ?」
「申し上げます」
返事はきっぱりしていた。
「婚礼衣装用に取り寄せたレースの一部が、チェリーお嬢様の帰宅祝いのドレスへ回されました」
「それは」
「お嬢様は、ご存じなかったと思います。奥様が、婚礼衣装は白でまとめるのだから、あの桃色の差し色はチェリーの方が似合うと」
……ああ。応接間で見た、あのレース。私の婚礼衣装の襟に使う予定だったものと似ている、と思った。
似ているのではなく、同じだったのだ。
「チェリーは知っていたの?」
「後で知って、着ないとおっしゃいました」
「でも着ていたわ」
「奥様が泣かれました」
その一言で、全部分かった。母が泣けば、チェリーは着る。私が譲るのと同じように。
それもまた、チェリーの逃げられないところだったのだ。
「……そう」
叔母様はその返答を聞いて、私の方を見た。
「ローズ」
「はい」
「今の話、全部聞いたわね」
「はい」
「これを、姉妹の小さな行き違いと言う人もいるでしょう」
「……はい」
「だから、重ねるの」
私はうなずく。今度は、ちゃんとうなずいた。
「マリエ、他にも思い出したら書き出してちょうだい。日付が分かるものは日付も。誰が見ていたかも」
「はい」
「衣装部屋の者にも、話を聞きます。庭師にも。先生にも、まだ連絡が取れるかしら」
「取れると思います。礼儀作法の先生は王都にお住まいです」
「では手紙を」
叔母様はすぐに決めていく。私は、その速さに少し驚いていた。
けれど同時に、こういう大人が一人でも家にいたら、何か違ったのだろうかと思った。
いや、違ったはずだ。少なくとも、全部が済んだことにはならなかった。
その時、扉が叩かれた。入ってきたのは、古参の侍女頭だった。母付きの者だが、私が小さい頃からいる人だ。白髪が増えた。背中がしゃんとしている。
「メイズ様」
「何かしら」
「奥様が、チェリーお嬢様に薬草湯を飲ませたいと」
叔母様の眉が動いた。
「薬草湯?」
「はい。奥様のお知り合いの方から、傷の治りに良いと」
「医師は?」
「医師は、余計なものは飲ませないようにと」
部屋の中で、誰もすぐには喋らなかった。叔母様は立ち上がる。
「案内して!」
「はい」
侍女頭は、ほっとしたように頭を下げる。私は椅子から立ち上がりかけたが、叔母様に手で制された。
「ローズはここにいなさい」
「でも」
「これは私が止めます」
叔母様は扉へ向かいながら言った。
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