16 / 50
第16話:偽りの復活
しおりを挟む
領地改革が進み、村々が活気を取り戻し始めた頃、新たな騒動が持ち上がりました。
隣接するエドワード様の領地との境にある宿場町で、死者を蘇らせる奇跡の聖水を売る教団が現れたというのです。
「死者蘇生だと? 熱力学第二法則への冒涜だな」
報告を受けたアルフレッド様は、呆れたように鼻を鳴らしました。
しかし、その奇跡を目の当たりにした人々が、高額な聖水を買い求めているという事実は見過ごせません。
私たちは調査のため、その宿場町へと向かいました。
広場には大きな天幕が張られ、お香の煙が立ち込めていました。
集まった群衆の中心で、白い法衣を纏った男が厳かに両手を広げています。
「信じる者には奇跡が訪れる! 見よ、この枯れ果てた植物を。死して数年、完全に命脈尽きたこの茶色い塊が、我が祈りと聖水によって蘇るのだ!」
男の足元にある祭壇には、拳ほどの大きさの、カラカラに乾燥した茶色い植物の塊が置かれていました。
どう見ても、ただの枯れ草のゴミです。
しかし、男が恭しく瓶から水を振りかけ、呪文のような言葉を唱え始めると――。
「おお……!」
観衆からどよめきが上がりました。
茶色い塊が、まるで早回しの映像を見ているかのように、むくむくと動き出したのです。
丸まっていた枝がゆっくりと開き、平らに広がっていきます。
数分のうちに、それは掌を広げたような形になり、中心部はほんのりと緑色を帯びて見えました。
「見よ! 死からの復活だ! この聖水には生命の力が宿っている!」
わっと歓声が上がり、人々が聖水を求めて殺到します。
その最前列に、見覚えのある二人の姿がありました。
「凄いわ! 本当に生き返ったわ!」
「これだ! この聖水を家の庭に撒けば、枯れた薔薇も、そして傾いた我が家の財政も復活するに違いない!」
ベアトリス様とエドワード様です。
二人は競うようにして金貨を差し出していました。
「エドワード様、それはいけません!」
私は人垣をかき分けて声を上げました。
「フローラか! また邪魔をする気か? だが今度ばかりは文句はあるまい。目の前で奇跡が起きたんだ!」
「奇跡ではありません。それはトリックです!」
私が叫ぶと、教祖らしき男がぎろりと私を睨みつけました。
「神聖な儀式をトリック呼ばわりとは。この娘は悪魔に魂を売っているようだな」
「悪魔になど売っていない。彼女が売っているのは、お前たちの嘘を暴く真実だけだ」
凛とした声と共に、アルフレッド様が私の隣に立ちました。
彼は祭壇へ歩み寄り、復活したとされる植物を無造作に掴み上げました。
「貴様! 神聖な復活の草に触れるな!」
「復活の草? 大層な名前をつけたものだな。こいつの学名はアナスタティカ・ヒエロクンティカ。通称ジェリコの薔薇だ」
アルフレッド様は、その植物をエドワード様の目の前に突き出しました。
「エドワード君。よく見ろ。これが本当に生き返ったように見えるか?」
「え? だ、だって枝が広がって……」
「広がっただけだ。細胞は死んでいる。これは生物学的な蘇生ではない。物理的な吸湿運動に過ぎん」
ポカンとする人々に、私が補足説明をしました。
「あ、あのですね。この植物は砂漠で育つんです。乾燥すると、種を守るために枝を内側に丸めて、ボールのような形になります。そうやって風に吹かれて転がりながら、水のある場所を探して移動するんです」
「そ、それがどうした!」
「水に触れると、死んで乾燥した細胞壁が水分を吸収して膨らみます。その圧力で、枝が外側に開くんです。これは松ぼっくりが濡れると閉じるのと同じ原理で……、たとえ植物自体が完全に枯れて死んでいても、水さえかければ何度でも開いたり閉じたりするんです!」
私は教祖の持っていた聖水の瓶を指差しました。
「だから、それは聖水である必要はありません。ただの水道水でも、泥水でも、同じように動きます」
「な、なんだと……?」
エドワード様が疑いの目を教祖に向けました。
教祖は慌てて叫びます。
「で、デタラメだ! これは聖なる力によるものだ!」
「ならば証明してやろう」
アルフレッド様は懐から水筒を取り出し、別の乾燥した塊に水をかけました。
それは教祖がやったのと同じように、いや、もっと無造作に水をかけられたにも関わらず、すぐにむくむくと開き始めました。
「……見ろ。私の飲みかけの水でも奇跡が起きたぞ」
会場が静まり返りました。
開いた植物をよく見れば、それは緑色に蘇ったわけではなく、濡れて色が濃くなっただけの、ただの枯れ木でした。
「こ、これは……、詐欺だ!」
「金返せ!」
真実を知った群衆の怒りが爆発しました。
教祖と手下たちは、「お、覚えてろ!」と捨て台詞を吐き、売上金を持って逃げようとしましたが、エドワード様が足を引っ掛け、見事に転倒させました。
「俺の金貨を返せ! このペテン師め!」
エドワード様は、自分が騙されていた腹いせに、誰よりも熱心に教祖を取り押さえました。
皮肉なことに、それが彼の初めての社会貢献となったのです。
騒動の後、散らばったジェリコの薔薇を拾い上げながら、私は小さくため息をつきました。
「植物に罪はないのに。彼らはただ、砂漠で生き抜くためにこの形を選んだだけなんです」
「ああ。死してなお、種を撒くために動き続ける。その執念とメカニズムは、どんなインチキな奇跡よりも尊い」
アルフレッド様は、開いた枝の中心にある小さな種を指先で弾きました。
「だが、死んだものは生き返らない。だからこそ、今ある生が貴重なのだ。……それを理解せず、安易な復活にすがる精神こそが、最も貧困だな」
エドワード様は衛兵に教祖を引き渡した後、バツが悪そうに私たちから目を逸らし、逃げるように帰っていきました。
ベアトリス様も「ドレスが汚れましたわ!」と文句を言いながら。
「……さて、帰るか。フローラ、そのジェリコの薔薇は持って帰ろう。湿度計の代わりくらいにはなる」
「はい。大切に育て……、いえ、大切に飾ります」
私たちは偽りの復活ではなく、厳しい環境を生き抜く知恵の結晶をポケットに入れ、帰路につきました。
本当の奇跡は、魔法のような現象ではなく、自然界の精巧な仕組みの中にこそあるのです。
隣接するエドワード様の領地との境にある宿場町で、死者を蘇らせる奇跡の聖水を売る教団が現れたというのです。
「死者蘇生だと? 熱力学第二法則への冒涜だな」
報告を受けたアルフレッド様は、呆れたように鼻を鳴らしました。
しかし、その奇跡を目の当たりにした人々が、高額な聖水を買い求めているという事実は見過ごせません。
私たちは調査のため、その宿場町へと向かいました。
広場には大きな天幕が張られ、お香の煙が立ち込めていました。
集まった群衆の中心で、白い法衣を纏った男が厳かに両手を広げています。
「信じる者には奇跡が訪れる! 見よ、この枯れ果てた植物を。死して数年、完全に命脈尽きたこの茶色い塊が、我が祈りと聖水によって蘇るのだ!」
男の足元にある祭壇には、拳ほどの大きさの、カラカラに乾燥した茶色い植物の塊が置かれていました。
どう見ても、ただの枯れ草のゴミです。
しかし、男が恭しく瓶から水を振りかけ、呪文のような言葉を唱え始めると――。
「おお……!」
観衆からどよめきが上がりました。
茶色い塊が、まるで早回しの映像を見ているかのように、むくむくと動き出したのです。
丸まっていた枝がゆっくりと開き、平らに広がっていきます。
数分のうちに、それは掌を広げたような形になり、中心部はほんのりと緑色を帯びて見えました。
「見よ! 死からの復活だ! この聖水には生命の力が宿っている!」
わっと歓声が上がり、人々が聖水を求めて殺到します。
その最前列に、見覚えのある二人の姿がありました。
「凄いわ! 本当に生き返ったわ!」
「これだ! この聖水を家の庭に撒けば、枯れた薔薇も、そして傾いた我が家の財政も復活するに違いない!」
ベアトリス様とエドワード様です。
二人は競うようにして金貨を差し出していました。
「エドワード様、それはいけません!」
私は人垣をかき分けて声を上げました。
「フローラか! また邪魔をする気か? だが今度ばかりは文句はあるまい。目の前で奇跡が起きたんだ!」
「奇跡ではありません。それはトリックです!」
私が叫ぶと、教祖らしき男がぎろりと私を睨みつけました。
「神聖な儀式をトリック呼ばわりとは。この娘は悪魔に魂を売っているようだな」
「悪魔になど売っていない。彼女が売っているのは、お前たちの嘘を暴く真実だけだ」
凛とした声と共に、アルフレッド様が私の隣に立ちました。
彼は祭壇へ歩み寄り、復活したとされる植物を無造作に掴み上げました。
「貴様! 神聖な復活の草に触れるな!」
「復活の草? 大層な名前をつけたものだな。こいつの学名はアナスタティカ・ヒエロクンティカ。通称ジェリコの薔薇だ」
アルフレッド様は、その植物をエドワード様の目の前に突き出しました。
「エドワード君。よく見ろ。これが本当に生き返ったように見えるか?」
「え? だ、だって枝が広がって……」
「広がっただけだ。細胞は死んでいる。これは生物学的な蘇生ではない。物理的な吸湿運動に過ぎん」
ポカンとする人々に、私が補足説明をしました。
「あ、あのですね。この植物は砂漠で育つんです。乾燥すると、種を守るために枝を内側に丸めて、ボールのような形になります。そうやって風に吹かれて転がりながら、水のある場所を探して移動するんです」
「そ、それがどうした!」
「水に触れると、死んで乾燥した細胞壁が水分を吸収して膨らみます。その圧力で、枝が外側に開くんです。これは松ぼっくりが濡れると閉じるのと同じ原理で……、たとえ植物自体が完全に枯れて死んでいても、水さえかければ何度でも開いたり閉じたりするんです!」
私は教祖の持っていた聖水の瓶を指差しました。
「だから、それは聖水である必要はありません。ただの水道水でも、泥水でも、同じように動きます」
「な、なんだと……?」
エドワード様が疑いの目を教祖に向けました。
教祖は慌てて叫びます。
「で、デタラメだ! これは聖なる力によるものだ!」
「ならば証明してやろう」
アルフレッド様は懐から水筒を取り出し、別の乾燥した塊に水をかけました。
それは教祖がやったのと同じように、いや、もっと無造作に水をかけられたにも関わらず、すぐにむくむくと開き始めました。
「……見ろ。私の飲みかけの水でも奇跡が起きたぞ」
会場が静まり返りました。
開いた植物をよく見れば、それは緑色に蘇ったわけではなく、濡れて色が濃くなっただけの、ただの枯れ木でした。
「こ、これは……、詐欺だ!」
「金返せ!」
真実を知った群衆の怒りが爆発しました。
教祖と手下たちは、「お、覚えてろ!」と捨て台詞を吐き、売上金を持って逃げようとしましたが、エドワード様が足を引っ掛け、見事に転倒させました。
「俺の金貨を返せ! このペテン師め!」
エドワード様は、自分が騙されていた腹いせに、誰よりも熱心に教祖を取り押さえました。
皮肉なことに、それが彼の初めての社会貢献となったのです。
騒動の後、散らばったジェリコの薔薇を拾い上げながら、私は小さくため息をつきました。
「植物に罪はないのに。彼らはただ、砂漠で生き抜くためにこの形を選んだだけなんです」
「ああ。死してなお、種を撒くために動き続ける。その執念とメカニズムは、どんなインチキな奇跡よりも尊い」
アルフレッド様は、開いた枝の中心にある小さな種を指先で弾きました。
「だが、死んだものは生き返らない。だからこそ、今ある生が貴重なのだ。……それを理解せず、安易な復活にすがる精神こそが、最も貧困だな」
エドワード様は衛兵に教祖を引き渡した後、バツが悪そうに私たちから目を逸らし、逃げるように帰っていきました。
ベアトリス様も「ドレスが汚れましたわ!」と文句を言いながら。
「……さて、帰るか。フローラ、そのジェリコの薔薇は持って帰ろう。湿度計の代わりくらいにはなる」
「はい。大切に育て……、いえ、大切に飾ります」
私たちは偽りの復活ではなく、厳しい環境を生き抜く知恵の結晶をポケットに入れ、帰路につきました。
本当の奇跡は、魔法のような現象ではなく、自然界の精巧な仕組みの中にこそあるのです。
33
あなたにおすすめの小説
傷物令嬢シャルロットは辺境伯様の人質となってスローライフ
悠木真帆
恋愛
侯爵令嬢シャルロット・ラドフォルンは幼いとき王子を庇って右上半身に大やけどを負う。
残ったやけどの痕はシャルロットに暗い影を落とす。
そんなシャルロットにも他国の貴族との婚約が決まり幸せとなるはずだった。
だがーー
月あかりに照らされた婚約者との初めての夜。
やけどの痕を目にした婚約者は顔色を変えて、そのままベッドの上でシャルロットに婚約破棄を申し渡した。
それ以来、屋敷に閉じこもる生活を送っていたシャルロットに父から敵国の人質となることを命じられる。
「地味で無能」と捨てられた令嬢は、冷酷な【年上イケオジ公爵】に嫁ぎました〜今更私の価値に気づいた元王太子が後悔で顔面蒼白になっても今更遅い
腐ったバナナ
恋愛
伯爵令嬢クラウディアは、婚約者のアルバート王太子と妹リリアンに「地味で無能」と断罪され、公衆の面前で婚約破棄される。
お飾りの厄介払いとして押し付けられた嫁ぎ先は、「氷壁公爵」と恐れられる年上の冷酷な辺境伯アレクシス・グレイヴナー公爵だった。
当初は冷徹だった公爵は、クラウディアの才能と、過去の傷を癒やす温もりに触れ、その愛を「二度と失わない」と固く誓う。
彼の愛は、包容力と同時に、狂気的な独占欲を伴った「大人の愛」へと昇華していく。
【完結】身代わりに病弱だった令嬢が隣国の冷酷王子と政略結婚したら、薬師の知識が役に立ちました。
朝日みらい
恋愛
リリスは内気な性格の貴族令嬢。幼い頃に患った大病の影響で、薬師顔負けの知識を持ち、自ら薬を調合する日々を送っている。家族の愛情を一身に受ける妹セシリアとは対照的に、彼女は控えめで存在感が薄い。
ある日、リリスは両親から突然「妹の代わりに隣国の王子と政略結婚をするように」と命じられる。結婚相手であるエドアルド王子は、かつて幼馴染でありながら、今では冷たく距離を置かれる存在。リリスは幼い頃から密かにエドアルドに憧れていたが、病弱だった過去もあって自分に自信が持てず、彼の真意がわからないまま結婚の日を迎えてしまい――
追放された悪役令嬢は、氷の辺境伯に何故か過保護に娶られました ~今更ですが、この温もりは手放せません!?~
放浪人
恋愛
公爵令嬢セラフィナは、異母妹イゾルデの策略により、婚約者である王子アラリックから「悪役令嬢」の汚名を着せられ、婚約破棄と同時に辺境への追放を宣告される。絶望の中、彼女を待ち受けていたのは、冷酷無比と噂される「氷の辺境伯」カシアンとの政略結婚だった。死をも覚悟するセラフィナだったが、カシアンは噂とは裏腹に、不器用ながらも彼女を大切に扱い始める。戸惑いながらも、カシアンの隠された優しさに触れ、凍てついた心が少しずつ溶かされていくセラフィナ。しかし、そんな彼女たちの穏やかな日々を、過去の陰謀が再び脅かそうとする。果たしてセラフィナは、降りかかる不遇を乗り越え、カシアンと共に真実の愛と幸福を掴むことができるのか? そして、彼女を陥れた者たちに訪れる運命とは――?
婚約破棄されましたが、辺境で最強の旦那様に溺愛されています
鷹 綾
恋愛
婚約者である王太子ユリウスに、
「完璧すぎて可愛げがない」という理不尽な理由で婚約破棄を告げられた
公爵令嬢アイシス・フローレス。
――しかし本人は、内心大喜びしていた。
「これで、自由な生活ができますわ!」
ところが王都を離れた彼女を待っていたのは、
“冷酷”と噂される辺境伯ライナルトとの 契約結婚 だった。
ところがこの旦那様、噂とは真逆で——
誰より不器用で、誰よりまっすぐ、そして圧倒的に強い男で……?
静かな辺境で始まったふたりの共同生活は、
やがて互いの心を少しずつ近づけていく。
そんな中、王太子が突然辺境へ乱入。
「君こそ私の真実の愛だ!」と勝手な宣言をし、
平民少女エミーラまで巻き込み、事態は大混乱に。
しかしアイシスは毅然と言い放つ。
「殿下、わたくしはもう“あなたの舞台装置”ではございません」
――婚約破棄のざまぁはここからが本番。
王都から逃げる王太子、
彼を裁く新王、
そして辺境で絆を深めるアイシスとライナルト。
契約から始まった関係は、
やがて“本物の夫婦”へと変わっていく――。
婚約破棄から始まる、
辺境スローライフ×最強旦那様の溺愛ラブストーリー!
幼馴染に振られたので薬学魔法士目指す
MIRICO
恋愛
オレリアは幼馴染に失恋したのを機に、薬学魔法士になるため、都の学院に通うことにした。
卒院の単位取得のために王宮の薬学研究所で働くことになったが、幼馴染が騎士として働いていた。しかも、幼馴染の恋人も侍女として王宮にいる。
二人が一緒にいるのを見るのはつらい。しかし、幼馴染はオレリアをやたら構ってくる。そのせいか、恋人同士を邪魔する嫌な女と噂された。その上、オレリアが案内した植物園で、相手の子が怪我をしてしまい、殺そうとしたまで言われてしまう。
私は何もしていないのに。
そんなオレリアを助けてくれたのは、ボサボサ頭と髭面の、薬学研究所の局長。実は王の甥で、第二継承権を持った、美丈夫で、女性たちから大人気と言われる人だった。
ブックマーク・いいね・ご感想等、ありがとうございます。
お返事ネタバレになりそうなので、申し訳ありませんが控えさせていただきます。
ちゃんと読んでおります。ありがとうございます。
『お前の顔は見飽きた!』内心ガッツポーズで辺境へ
夏乃みのり
恋愛
「リーナ・フォン・アトラス! 貴様との婚約を破棄する!」
華やかな王宮の夜会で、第一王子ジュリアンに突きつけられた非情な宣告。冤罪を被せられ、冷酷な悪役令嬢として追放を言い渡されたリーナだったが、彼女の内心は……「やったーーー! これでやっとトレーニングに専念できるわ!」と歓喜に震えていた!
家族に支度金目当てで売られた令嬢ですが、成り上がり伯爵に溺愛されました
日下奈緒
恋愛
そばかす令嬢クラリスは、家族に支度金目当てで成り上がり伯爵セドリックに嫁がされる。
だが彼に溺愛され家は再興。
見下していた美貌の妹リリアナは婚約破棄される。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる