24 / 50
第24話:白く濁る酒
しおりを挟む
その夜、王都のサロンでは、エドワード様が高らかにグラスを掲げていました。
最近、事業での失敗や、変な流行りものによる体調不良(主にベアトリス様の)が続いていた彼ですが、懲りる様子もなく新たな自慢の品を見つけてきたようです。
「諸君、見たまえ! これぞ芸術家たちが愛する魅惑の酒、アブサンだ!」
テーブルの上には、美しいエメラルドグリーンの液体が入ったボトルが置かれています。
薬草系リキュールの一種で、その妖しい色と高い度数から緑の妖精とも呼ばれる酒です。
「最近、芸術の都で大流行しているらしい。これを飲めば、凡人の私にも詩的なインスピレーションが湧くというものだ」
「まあ、素敵ですわエドワード様! 緑色……、こないだのドレスの件で少しトラウマですけれど、飲み物なら安心ですわよね?」
病み上がりのベアトリス様が、おずおずとグラスを差し出します。
私とアルフレッド様は、招待客の末席でその様子を眺めていました。
「……懲りない男だ。アブサンはニガヨモギ(ワームウッド)を主成分とする酒だ。飲みすぎればツヨンという成分が神経に作用し、幻覚を見ることもある」
「アルフレッド様、止めた方がいいでしょうか?」
「いや、適量なら問題ない。飲み方を知っているかどうかも怪しいものだがな」
アルフレッド様の予想は的中しました。
エドワード様は、「通の飲み方を見せてやろう」と鼻を鳴らし、専用の穴の空いたスプーンをグラスの上に渡しました。
そこに角砂糖を置き、水差しを構えます。
「こうして水を一滴ずつ垂らし、砂糖を溶かして飲むのが紳士の嗜みだ」
エドワード様が水を注ぎ始めました。
ポタリ、ポタリと水が落ち、緑色の液体に混ざっていきます。
すると――。
澄み切っていた緑色の液体が、水と混ざった瞬間、白く濁り始めました。
注げば注ぐほど、グラスの中身は白濁し、不透明な乳白色へと変わっていきます。
「……あれ?」
エドワード様の手が止まりました。
会場の空気も凍りつきます。
「な、なんだこれ……? 緑色だったのに、真っ白に……」
エドワード様はグラスを持ち上げ、光に透かそうとしましたが、完全に濁っていて向こう側が見えません。
次の瞬間、彼は顔色を変えて叫びました。
「ど、毒だ!!」
「えっ!?」
「誰だ! 俺の酒に毒を盛ったのは! 水を入れたら化学反応を起こして白くなったぞ! これは毒が入っている証拠だ!」
エドワード様はグラスを床に叩きつけました。
白い液体が床に広がります。
「ひぃっ! また毒なの!?」
「誰か! 衛兵を呼べ! 暗殺未遂だ!」
サロンはパニックになりました。
エドワード様は周囲を見回し、そして例によって私たちを見つけました。
「またお前たちか! フローラ! 給仕に紛れて毒を仕込んだな! でなければ、透明な酒が急に白くなるわけがない!」
「いい加減にしないか」
呆れ果てた声と共に、アルフレッド様が立ち上がりました。
「毎回毎回、自分の無知を棚に上げて『毒だ毒だ』と騒ぐのは、一種の病気だな」
「な、なんだと! 証拠はあるぞ! 見ろ、この不気味な白濁を!」
「不気味? 笑わせるな。それは品質の証明だ」
アルフレッド様は、新しいグラスにアブサンを注ぎ、自ら水差しを手に取りました。
そして、皆の前で水を注ぎます。
当然、液体は美しく白濁していきます。
「これは白濁現象(ルーシュ)と呼ばれる。アブサンが本物である証拠だ」
「は……? 本物?」
私が補足説明に入りました。
「エドワード様。アブサンには、ニガヨモギの他にアニスやフェンネルといったハーブが使われています。これらの植物に含まれる香り成分――精油(エッセンシャルオイル)は、アルコールにはよく溶けますが、水には溶けにくい性質を持っています」
「水に溶けにくい……?」
「はい。度数の高いお酒の中では、オイルは溶け込んで透明に見えます。ですが、水を加えてアルコール度数が下がると、溶けきれなくなったオイルが微細な粒となって分離し、光を乱反射させるんです。それが、白く濁って見える正体です」
アルフレッド様が、白濁したグラスを軽く回しました。
「ドレッシングを振ると白っぽくなるのと同じ乳化の一種だ。つまり、水を入れて白く濁るということは、その酒に天然のハーブ由来の精油がたっぷりと使われているという証明なのだよ」
アルフレッド様は冷ややかにエドワード様を見下ろしました。
「逆に言えば、水を入れても透明なままのアブサンこそが、香料だけで色付けした偽物だ。君は今、本物の最高級品を『毒だ』と喚いて床にぶちまけたことになる」
エドワード様は口をパクパクさせ、床のシミを見つめました。
「そ、そうなのか……? じゃあ、これは毒じゃなくて……」
「ただの良質な酒だ。……もっとも、君には猫に小判、豚に真珠だったようだがな」
会場から失笑が漏れ始めました。
「なんだ、無知って恥ずかしいわね」
「せっかくのお酒を台無しにして」
と、貴族たちの冷ややかな視線が刺さります。
「う、ううっ……! 紛らわしいんだよ! 変色するなら説明書に書いておけ!」
エドワード様は顔を真っ赤にして叫び、ベアトリス様の手を引いて逃げ出そうとしました。
しかし、ベアトリス様は冷めた目で彼の手を振り払いました。
「……エドワード様。わたくし、疲れましたので先に帰りますわ」
「えっ? ベ、ベアトリス?」
「緑のドレスの時もそうでしたけど、あなたの最高級は、いつもわたくしに恥をかかせますもの」
ベアトリス様はスタスタと一人で去ってしまいました。
取り残されたエドワード様は、「ち、違うんだ! 俺は悪くない!」と虚しく叫ぶしかありませんでした。
騒動が去った後、アルフレッド様は白濁したアブサンを私に差し出しました。
「……飲んでみるか? 妖精の味を」
「はい。いただきます」
一口含むと、アニス特有の甘くスパイシーな香りが口いっぱいに広がりました。
水で割られているため口当たりは優しく、それでいてハーブの奥深さを感じます。
「美味しいです。……見た目は濁っていますが、味は澄んでいますね」
「ああ。見た目の変化に惑わされず、その本質(味)を知る者だけが楽しめる酒だ」
アルフレッド様は、自身のグラスを私のグラスにカチンと合わせました。
「我々の関係も、他人から見れば濁った関係に見えるかもしれんがな」
「ふふ。でも、中身は純粋な研究パートナーですよね?」
「……今は、な」
アルフレッド様は意味深に呟き、グラスを傾けました。
白く煙る液体の向こう側で、彼の瞳が、酒よりも妖しく輝いているように見えたのは……、きっと、アブサンの魔法のせいでしょう。
最近、事業での失敗や、変な流行りものによる体調不良(主にベアトリス様の)が続いていた彼ですが、懲りる様子もなく新たな自慢の品を見つけてきたようです。
「諸君、見たまえ! これぞ芸術家たちが愛する魅惑の酒、アブサンだ!」
テーブルの上には、美しいエメラルドグリーンの液体が入ったボトルが置かれています。
薬草系リキュールの一種で、その妖しい色と高い度数から緑の妖精とも呼ばれる酒です。
「最近、芸術の都で大流行しているらしい。これを飲めば、凡人の私にも詩的なインスピレーションが湧くというものだ」
「まあ、素敵ですわエドワード様! 緑色……、こないだのドレスの件で少しトラウマですけれど、飲み物なら安心ですわよね?」
病み上がりのベアトリス様が、おずおずとグラスを差し出します。
私とアルフレッド様は、招待客の末席でその様子を眺めていました。
「……懲りない男だ。アブサンはニガヨモギ(ワームウッド)を主成分とする酒だ。飲みすぎればツヨンという成分が神経に作用し、幻覚を見ることもある」
「アルフレッド様、止めた方がいいでしょうか?」
「いや、適量なら問題ない。飲み方を知っているかどうかも怪しいものだがな」
アルフレッド様の予想は的中しました。
エドワード様は、「通の飲み方を見せてやろう」と鼻を鳴らし、専用の穴の空いたスプーンをグラスの上に渡しました。
そこに角砂糖を置き、水差しを構えます。
「こうして水を一滴ずつ垂らし、砂糖を溶かして飲むのが紳士の嗜みだ」
エドワード様が水を注ぎ始めました。
ポタリ、ポタリと水が落ち、緑色の液体に混ざっていきます。
すると――。
澄み切っていた緑色の液体が、水と混ざった瞬間、白く濁り始めました。
注げば注ぐほど、グラスの中身は白濁し、不透明な乳白色へと変わっていきます。
「……あれ?」
エドワード様の手が止まりました。
会場の空気も凍りつきます。
「な、なんだこれ……? 緑色だったのに、真っ白に……」
エドワード様はグラスを持ち上げ、光に透かそうとしましたが、完全に濁っていて向こう側が見えません。
次の瞬間、彼は顔色を変えて叫びました。
「ど、毒だ!!」
「えっ!?」
「誰だ! 俺の酒に毒を盛ったのは! 水を入れたら化学反応を起こして白くなったぞ! これは毒が入っている証拠だ!」
エドワード様はグラスを床に叩きつけました。
白い液体が床に広がります。
「ひぃっ! また毒なの!?」
「誰か! 衛兵を呼べ! 暗殺未遂だ!」
サロンはパニックになりました。
エドワード様は周囲を見回し、そして例によって私たちを見つけました。
「またお前たちか! フローラ! 給仕に紛れて毒を仕込んだな! でなければ、透明な酒が急に白くなるわけがない!」
「いい加減にしないか」
呆れ果てた声と共に、アルフレッド様が立ち上がりました。
「毎回毎回、自分の無知を棚に上げて『毒だ毒だ』と騒ぐのは、一種の病気だな」
「な、なんだと! 証拠はあるぞ! 見ろ、この不気味な白濁を!」
「不気味? 笑わせるな。それは品質の証明だ」
アルフレッド様は、新しいグラスにアブサンを注ぎ、自ら水差しを手に取りました。
そして、皆の前で水を注ぎます。
当然、液体は美しく白濁していきます。
「これは白濁現象(ルーシュ)と呼ばれる。アブサンが本物である証拠だ」
「は……? 本物?」
私が補足説明に入りました。
「エドワード様。アブサンには、ニガヨモギの他にアニスやフェンネルといったハーブが使われています。これらの植物に含まれる香り成分――精油(エッセンシャルオイル)は、アルコールにはよく溶けますが、水には溶けにくい性質を持っています」
「水に溶けにくい……?」
「はい。度数の高いお酒の中では、オイルは溶け込んで透明に見えます。ですが、水を加えてアルコール度数が下がると、溶けきれなくなったオイルが微細な粒となって分離し、光を乱反射させるんです。それが、白く濁って見える正体です」
アルフレッド様が、白濁したグラスを軽く回しました。
「ドレッシングを振ると白っぽくなるのと同じ乳化の一種だ。つまり、水を入れて白く濁るということは、その酒に天然のハーブ由来の精油がたっぷりと使われているという証明なのだよ」
アルフレッド様は冷ややかにエドワード様を見下ろしました。
「逆に言えば、水を入れても透明なままのアブサンこそが、香料だけで色付けした偽物だ。君は今、本物の最高級品を『毒だ』と喚いて床にぶちまけたことになる」
エドワード様は口をパクパクさせ、床のシミを見つめました。
「そ、そうなのか……? じゃあ、これは毒じゃなくて……」
「ただの良質な酒だ。……もっとも、君には猫に小判、豚に真珠だったようだがな」
会場から失笑が漏れ始めました。
「なんだ、無知って恥ずかしいわね」
「せっかくのお酒を台無しにして」
と、貴族たちの冷ややかな視線が刺さります。
「う、ううっ……! 紛らわしいんだよ! 変色するなら説明書に書いておけ!」
エドワード様は顔を真っ赤にして叫び、ベアトリス様の手を引いて逃げ出そうとしました。
しかし、ベアトリス様は冷めた目で彼の手を振り払いました。
「……エドワード様。わたくし、疲れましたので先に帰りますわ」
「えっ? ベ、ベアトリス?」
「緑のドレスの時もそうでしたけど、あなたの最高級は、いつもわたくしに恥をかかせますもの」
ベアトリス様はスタスタと一人で去ってしまいました。
取り残されたエドワード様は、「ち、違うんだ! 俺は悪くない!」と虚しく叫ぶしかありませんでした。
騒動が去った後、アルフレッド様は白濁したアブサンを私に差し出しました。
「……飲んでみるか? 妖精の味を」
「はい。いただきます」
一口含むと、アニス特有の甘くスパイシーな香りが口いっぱいに広がりました。
水で割られているため口当たりは優しく、それでいてハーブの奥深さを感じます。
「美味しいです。……見た目は濁っていますが、味は澄んでいますね」
「ああ。見た目の変化に惑わされず、その本質(味)を知る者だけが楽しめる酒だ」
アルフレッド様は、自身のグラスを私のグラスにカチンと合わせました。
「我々の関係も、他人から見れば濁った関係に見えるかもしれんがな」
「ふふ。でも、中身は純粋な研究パートナーですよね?」
「……今は、な」
アルフレッド様は意味深に呟き、グラスを傾けました。
白く煙る液体の向こう側で、彼の瞳が、酒よりも妖しく輝いているように見えたのは……、きっと、アブサンの魔法のせいでしょう。
25
あなたにおすすめの小説
傷物令嬢シャルロットは辺境伯様の人質となってスローライフ
悠木真帆
恋愛
侯爵令嬢シャルロット・ラドフォルンは幼いとき王子を庇って右上半身に大やけどを負う。
残ったやけどの痕はシャルロットに暗い影を落とす。
そんなシャルロットにも他国の貴族との婚約が決まり幸せとなるはずだった。
だがーー
月あかりに照らされた婚約者との初めての夜。
やけどの痕を目にした婚約者は顔色を変えて、そのままベッドの上でシャルロットに婚約破棄を申し渡した。
それ以来、屋敷に閉じこもる生活を送っていたシャルロットに父から敵国の人質となることを命じられる。
「地味で無能」と捨てられた令嬢は、冷酷な【年上イケオジ公爵】に嫁ぎました〜今更私の価値に気づいた元王太子が後悔で顔面蒼白になっても今更遅い
腐ったバナナ
恋愛
伯爵令嬢クラウディアは、婚約者のアルバート王太子と妹リリアンに「地味で無能」と断罪され、公衆の面前で婚約破棄される。
お飾りの厄介払いとして押し付けられた嫁ぎ先は、「氷壁公爵」と恐れられる年上の冷酷な辺境伯アレクシス・グレイヴナー公爵だった。
当初は冷徹だった公爵は、クラウディアの才能と、過去の傷を癒やす温もりに触れ、その愛を「二度と失わない」と固く誓う。
彼の愛は、包容力と同時に、狂気的な独占欲を伴った「大人の愛」へと昇華していく。
【完結】身代わりに病弱だった令嬢が隣国の冷酷王子と政略結婚したら、薬師の知識が役に立ちました。
朝日みらい
恋愛
リリスは内気な性格の貴族令嬢。幼い頃に患った大病の影響で、薬師顔負けの知識を持ち、自ら薬を調合する日々を送っている。家族の愛情を一身に受ける妹セシリアとは対照的に、彼女は控えめで存在感が薄い。
ある日、リリスは両親から突然「妹の代わりに隣国の王子と政略結婚をするように」と命じられる。結婚相手であるエドアルド王子は、かつて幼馴染でありながら、今では冷たく距離を置かれる存在。リリスは幼い頃から密かにエドアルドに憧れていたが、病弱だった過去もあって自分に自信が持てず、彼の真意がわからないまま結婚の日を迎えてしまい――
追放された悪役令嬢は、氷の辺境伯に何故か過保護に娶られました ~今更ですが、この温もりは手放せません!?~
放浪人
恋愛
公爵令嬢セラフィナは、異母妹イゾルデの策略により、婚約者である王子アラリックから「悪役令嬢」の汚名を着せられ、婚約破棄と同時に辺境への追放を宣告される。絶望の中、彼女を待ち受けていたのは、冷酷無比と噂される「氷の辺境伯」カシアンとの政略結婚だった。死をも覚悟するセラフィナだったが、カシアンは噂とは裏腹に、不器用ながらも彼女を大切に扱い始める。戸惑いながらも、カシアンの隠された優しさに触れ、凍てついた心が少しずつ溶かされていくセラフィナ。しかし、そんな彼女たちの穏やかな日々を、過去の陰謀が再び脅かそうとする。果たしてセラフィナは、降りかかる不遇を乗り越え、カシアンと共に真実の愛と幸福を掴むことができるのか? そして、彼女を陥れた者たちに訪れる運命とは――?
婚約破棄されましたが、辺境で最強の旦那様に溺愛されています
鷹 綾
恋愛
婚約者である王太子ユリウスに、
「完璧すぎて可愛げがない」という理不尽な理由で婚約破棄を告げられた
公爵令嬢アイシス・フローレス。
――しかし本人は、内心大喜びしていた。
「これで、自由な生活ができますわ!」
ところが王都を離れた彼女を待っていたのは、
“冷酷”と噂される辺境伯ライナルトとの 契約結婚 だった。
ところがこの旦那様、噂とは真逆で——
誰より不器用で、誰よりまっすぐ、そして圧倒的に強い男で……?
静かな辺境で始まったふたりの共同生活は、
やがて互いの心を少しずつ近づけていく。
そんな中、王太子が突然辺境へ乱入。
「君こそ私の真実の愛だ!」と勝手な宣言をし、
平民少女エミーラまで巻き込み、事態は大混乱に。
しかしアイシスは毅然と言い放つ。
「殿下、わたくしはもう“あなたの舞台装置”ではございません」
――婚約破棄のざまぁはここからが本番。
王都から逃げる王太子、
彼を裁く新王、
そして辺境で絆を深めるアイシスとライナルト。
契約から始まった関係は、
やがて“本物の夫婦”へと変わっていく――。
婚約破棄から始まる、
辺境スローライフ×最強旦那様の溺愛ラブストーリー!
幼馴染に振られたので薬学魔法士目指す
MIRICO
恋愛
オレリアは幼馴染に失恋したのを機に、薬学魔法士になるため、都の学院に通うことにした。
卒院の単位取得のために王宮の薬学研究所で働くことになったが、幼馴染が騎士として働いていた。しかも、幼馴染の恋人も侍女として王宮にいる。
二人が一緒にいるのを見るのはつらい。しかし、幼馴染はオレリアをやたら構ってくる。そのせいか、恋人同士を邪魔する嫌な女と噂された。その上、オレリアが案内した植物園で、相手の子が怪我をしてしまい、殺そうとしたまで言われてしまう。
私は何もしていないのに。
そんなオレリアを助けてくれたのは、ボサボサ頭と髭面の、薬学研究所の局長。実は王の甥で、第二継承権を持った、美丈夫で、女性たちから大人気と言われる人だった。
ブックマーク・いいね・ご感想等、ありがとうございます。
お返事ネタバレになりそうなので、申し訳ありませんが控えさせていただきます。
ちゃんと読んでおります。ありがとうございます。
『お前の顔は見飽きた!』内心ガッツポーズで辺境へ
夏乃みのり
恋愛
「リーナ・フォン・アトラス! 貴様との婚約を破棄する!」
華やかな王宮の夜会で、第一王子ジュリアンに突きつけられた非情な宣告。冤罪を被せられ、冷酷な悪役令嬢として追放を言い渡されたリーナだったが、彼女の内心は……「やったーーー! これでやっとトレーニングに専念できるわ!」と歓喜に震えていた!
家族に支度金目当てで売られた令嬢ですが、成り上がり伯爵に溺愛されました
日下奈緒
恋愛
そばかす令嬢クラリスは、家族に支度金目当てで成り上がり伯爵セドリックに嫁がされる。
だが彼に溺愛され家は再興。
見下していた美貌の妹リリアナは婚約破棄される。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる