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第26話:偽のサフラン
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王都の商業区にある巨大な展示会場は、熱気と欲望の匂いで充満していました。
今日は年に一度の大交易博覧会。
世界中の珍品や名産品が集まるこの場所で、エドワード様が起死回生の大勝負に出るという噂を聞きつけ、私とアルフレッド様は視察に訪れていました。
「……嫌な予感がするな。あの男が『今度こそ本物だ』と息巻く時は、大抵ろくでもないものを掴まされている」
アルフレッド様は人混みを嫌うように眉をひそめています。
会場の中央、一番目立つ場所に、ローズベリー商会のブースがありました。
そこには「世界最高級のスパイス、緊急入荷!」という派手な看板が掲げられています。
「さあさあ、寄ってらっしゃい! これぞ赤い金、スパイスの王様サフランだ!」
エドワード様が声を張り上げています。
その前には、鮮やかな深紅色の糸のようなものが、山盛りに積まれていました。
サフラン。花の雌しべを乾燥させた香辛料で、その重さは金に匹敵すると言われる超高級品です。
「公爵! 来てくれたか。今日こそ君をギャフンと言わせてやるぞ」
エドワード様は私たちを見つけると、勝ち誇ったように鼻を鳴らしました。
隣にはベアトリス様もいますが、彼女はまだ前回のヒ素中毒の影響か、少し顔色が優れません。
それでも、「今度こそお金持ちになれますわよね?」と期待に満ちた目で山盛りのスパイスを見ています。
「どうだ、この量! 東方の貿易商から、市場価格の十分の一で買い付けたんだ! これを売りさばけば、今までの借金など一瞬でチャラだ!」
「十分の一、だと……?」
アルフレッド様が怪訝な顔をしました。
「エドワード君。サフランがなぜ高いか知っているか? 一つの花からたった三本の雌しべしか採れないからだ。しかも全て手作業だ。1グラム採るのに150個の花が必要なんだぞ。それが山盛りで格安など、経済学的にも植物学的にもあり得ん」
「ふん、それは君のルートが悪いからだ。俺の商才があれば、これくらい朝飯前さ!」
エドワード様は自信満々に、山積みのサフランを両手ですくい上げました。
強烈な赤い色が目に焼き付きます。
「……フローラ。出番だ」
「はい」
私はブースに近づき、エドワード様に頭を下げました。
「失礼します。少し、サンプルを見せていただけますか?」
「ああ、構わんよ。いくら見ても本物だからな!」
私は手のひらにひとつまみのサフランを載せてもらいました。
まずは観察です。
私はポケットから愛用のルーペを取り出し、その赤い糸を拡大して覗き込みました。
……形が、変。
本物のサフラン(クロッカス・サティブスの雌しべ)は、先端がラッパのように広がり、三つに分かれています。
しかし、私の手にあるこれは、太さが不均一で、表面が妙にガサガサとしています。
植物特有の繊細な細胞の並びが見えません。
「……エドワード様。お水を一杯、いただけますか?」
「水? ああ、喉が渇いたのか?」
「いいえ。実験のためです」
用意されたガラスのコップに水を張り、私は皆が見守る中、そのサフランを数本、水の中に落としました。
その瞬間でした。
赤い糸から、じゅわっと勢いよく赤色が溶け出し、コップの水が薄い赤インクのように染まり始めました。
そして、色が抜けた糸は……、白くふやけ、なんだか繊維質で筋張った物体へと変化しました。
「あ、あれ? 色が落ちちゃった?」
ベアトリス様が不思議そうに呟きます。
「……やっぱり」
「どういうことだ、フローラ?」
私はコップの中の白い糸をピンセットでつまみ上げました。
「本物のサフランは、水に入れると黄色(黄金色)の色素(クロシン)がゆっくりと溶け出します。決して赤くはなりません。そして何より……、色が抜けた後も、雌しべ自体は鮮やかな赤色を保ちます」
私は白くなった糸をエドワード様の目の前に突き出しました。
「ですが、これはどうでしょう。赤い染料がすっかり落ちて、白い繊維だけが残りました。しかも、この繊維……、植物の導管や細胞壁ではありません」
「じゃ、じゃあ何なんだ?」
「これは……、筋肉の繊維です」
「はあ!?」
会場中がざわめきました。
アルフレッド様が、つまみ上げられた白い物体を鼻に近づけ、冷笑しました。
「なるほど。微かに獣臭がするな。これは干し肉を細かく裂いて、赤い染料で染め上げた偽物だ。おそらく馬肉か、あるいは牛肉のクズ肉だろう」
エドワード様は口をあんぐりと開けました。
「に、肉……? これが……?」
「そうだ。古来より悪徳商人が使う手口だ。サフランの偽造は重罪だが、あまりに儲かるため後を絶たない。トウモロコシの毛を染める手口もあるが、今回は手間をかけて肉を使ったようだな。……まあ、スープに入れれば出汁くらいは出るかもしれんが」
アルフレッド様は山積みの商品を指差しました。
「つまり君は、最高級スパイスを輸入したのではなく、大量の着色された干し肉を法外な値段で掴まされたわけだ」
その事実が知れ渡ると、サフランを買い求めて並んでいた客たちは一斉に怒り出しました。
「肉だって!? ふざけるな!」
「詐欺だ! 金返せ!」
「赤インクで染めた肉なんて食えるか!」
客たちが商品を投げ返します。エドワード様は真っ青になり、震える手でサフランを口に放り込みました。
「う……、うま……、くないぞ、しょっぱい! 肉だ! ビーフジャーキーの味がする!」
彼はその場に崩れ落ちました。
「嘘だ……。全財産をはたいたのに……。ただの干し肉の山……」
ベアトリス様も悲鳴を上げました。
「いやぁぁぁ! わたくしの新しいドレスが! 宝石が! 全部お肉に変わってしまったの!?」
二人の悲嘆をよそに、アルフレッド様は私に言いました。
「行くぞ、フローラ。干し肉の選別など、植物学者の仕事ではない」
「はい。……でも、ある意味では勉強になりました。植物に見せかける技術、すごい執念ですね」
「人間の欲望というやつだ。植物の純粋さとは対極にあるな」
私たちは、干し肉の山に埋もれて泣く二人を背に、会場を後にしました。
本物は、水に入れても色褪せない。
偽物は、少しの水(真実)で化けの皮が剥がれる。
それはスパイスの話だけでなく、人間の本質にも通じることでした。
翌日、ローズベリー伯爵家からは大量の赤い干し肉が市場に安値で放出され、しばらくの間、庶民の間で赤い肉スープが流行したそうです。
もちろん、染料をよく洗い流してから、ですが……。
今日は年に一度の大交易博覧会。
世界中の珍品や名産品が集まるこの場所で、エドワード様が起死回生の大勝負に出るという噂を聞きつけ、私とアルフレッド様は視察に訪れていました。
「……嫌な予感がするな。あの男が『今度こそ本物だ』と息巻く時は、大抵ろくでもないものを掴まされている」
アルフレッド様は人混みを嫌うように眉をひそめています。
会場の中央、一番目立つ場所に、ローズベリー商会のブースがありました。
そこには「世界最高級のスパイス、緊急入荷!」という派手な看板が掲げられています。
「さあさあ、寄ってらっしゃい! これぞ赤い金、スパイスの王様サフランだ!」
エドワード様が声を張り上げています。
その前には、鮮やかな深紅色の糸のようなものが、山盛りに積まれていました。
サフラン。花の雌しべを乾燥させた香辛料で、その重さは金に匹敵すると言われる超高級品です。
「公爵! 来てくれたか。今日こそ君をギャフンと言わせてやるぞ」
エドワード様は私たちを見つけると、勝ち誇ったように鼻を鳴らしました。
隣にはベアトリス様もいますが、彼女はまだ前回のヒ素中毒の影響か、少し顔色が優れません。
それでも、「今度こそお金持ちになれますわよね?」と期待に満ちた目で山盛りのスパイスを見ています。
「どうだ、この量! 東方の貿易商から、市場価格の十分の一で買い付けたんだ! これを売りさばけば、今までの借金など一瞬でチャラだ!」
「十分の一、だと……?」
アルフレッド様が怪訝な顔をしました。
「エドワード君。サフランがなぜ高いか知っているか? 一つの花からたった三本の雌しべしか採れないからだ。しかも全て手作業だ。1グラム採るのに150個の花が必要なんだぞ。それが山盛りで格安など、経済学的にも植物学的にもあり得ん」
「ふん、それは君のルートが悪いからだ。俺の商才があれば、これくらい朝飯前さ!」
エドワード様は自信満々に、山積みのサフランを両手ですくい上げました。
強烈な赤い色が目に焼き付きます。
「……フローラ。出番だ」
「はい」
私はブースに近づき、エドワード様に頭を下げました。
「失礼します。少し、サンプルを見せていただけますか?」
「ああ、構わんよ。いくら見ても本物だからな!」
私は手のひらにひとつまみのサフランを載せてもらいました。
まずは観察です。
私はポケットから愛用のルーペを取り出し、その赤い糸を拡大して覗き込みました。
……形が、変。
本物のサフラン(クロッカス・サティブスの雌しべ)は、先端がラッパのように広がり、三つに分かれています。
しかし、私の手にあるこれは、太さが不均一で、表面が妙にガサガサとしています。
植物特有の繊細な細胞の並びが見えません。
「……エドワード様。お水を一杯、いただけますか?」
「水? ああ、喉が渇いたのか?」
「いいえ。実験のためです」
用意されたガラスのコップに水を張り、私は皆が見守る中、そのサフランを数本、水の中に落としました。
その瞬間でした。
赤い糸から、じゅわっと勢いよく赤色が溶け出し、コップの水が薄い赤インクのように染まり始めました。
そして、色が抜けた糸は……、白くふやけ、なんだか繊維質で筋張った物体へと変化しました。
「あ、あれ? 色が落ちちゃった?」
ベアトリス様が不思議そうに呟きます。
「……やっぱり」
「どういうことだ、フローラ?」
私はコップの中の白い糸をピンセットでつまみ上げました。
「本物のサフランは、水に入れると黄色(黄金色)の色素(クロシン)がゆっくりと溶け出します。決して赤くはなりません。そして何より……、色が抜けた後も、雌しべ自体は鮮やかな赤色を保ちます」
私は白くなった糸をエドワード様の目の前に突き出しました。
「ですが、これはどうでしょう。赤い染料がすっかり落ちて、白い繊維だけが残りました。しかも、この繊維……、植物の導管や細胞壁ではありません」
「じゃ、じゃあ何なんだ?」
「これは……、筋肉の繊維です」
「はあ!?」
会場中がざわめきました。
アルフレッド様が、つまみ上げられた白い物体を鼻に近づけ、冷笑しました。
「なるほど。微かに獣臭がするな。これは干し肉を細かく裂いて、赤い染料で染め上げた偽物だ。おそらく馬肉か、あるいは牛肉のクズ肉だろう」
エドワード様は口をあんぐりと開けました。
「に、肉……? これが……?」
「そうだ。古来より悪徳商人が使う手口だ。サフランの偽造は重罪だが、あまりに儲かるため後を絶たない。トウモロコシの毛を染める手口もあるが、今回は手間をかけて肉を使ったようだな。……まあ、スープに入れれば出汁くらいは出るかもしれんが」
アルフレッド様は山積みの商品を指差しました。
「つまり君は、最高級スパイスを輸入したのではなく、大量の着色された干し肉を法外な値段で掴まされたわけだ」
その事実が知れ渡ると、サフランを買い求めて並んでいた客たちは一斉に怒り出しました。
「肉だって!? ふざけるな!」
「詐欺だ! 金返せ!」
「赤インクで染めた肉なんて食えるか!」
客たちが商品を投げ返します。エドワード様は真っ青になり、震える手でサフランを口に放り込みました。
「う……、うま……、くないぞ、しょっぱい! 肉だ! ビーフジャーキーの味がする!」
彼はその場に崩れ落ちました。
「嘘だ……。全財産をはたいたのに……。ただの干し肉の山……」
ベアトリス様も悲鳴を上げました。
「いやぁぁぁ! わたくしの新しいドレスが! 宝石が! 全部お肉に変わってしまったの!?」
二人の悲嘆をよそに、アルフレッド様は私に言いました。
「行くぞ、フローラ。干し肉の選別など、植物学者の仕事ではない」
「はい。……でも、ある意味では勉強になりました。植物に見せかける技術、すごい執念ですね」
「人間の欲望というやつだ。植物の純粋さとは対極にあるな」
私たちは、干し肉の山に埋もれて泣く二人を背に、会場を後にしました。
本物は、水に入れても色褪せない。
偽物は、少しの水(真実)で化けの皮が剥がれる。
それはスパイスの話だけでなく、人間の本質にも通じることでした。
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