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第31話:王立図書館の怪
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王都の社交シーズンが終わり、秋の気配が深まり始めた頃。
私とアルフレッド様は、王宮の最深部にある王立図書館の前に立っていました。
「……カビと埃、それに古紙が分解される時のバニリンの香りだ」
重厚な扉の前で、アルフレッド様が鼻をひくつかせました。
「知識の墓場であり、宝物庫でもある。ここに来るのは久しぶりだな」
「すごいですね……。この国の歴史が全て、ここに眠っているのですね」
私は圧倒されながら、天井まで届く巨大な本棚の列を見上げました。
今回、私たちがここに来たのは、読書のためではありません。
国王陛下直々の極秘任務によるものでした。
事の発端は、昨日の謁見の間での出来事でした。
没落寸前のローズベリー伯爵家を救うという名目で、保守派の重鎮・オライオン侯爵が、突如としてある古文書を提出したのです。
『先代国王の遺言書には、ローズベリー家に特定の領地の自治権と、王家の鉱山採掘権を永続的に与えると記されている』
そんな馬鹿げた主張でしたが、侯爵が提出した文書は、羊皮紙の質感、玉璽、署名に至るまで、専門家が鑑定しても本物としか思えない出来栄えだったそうです。
もしこれが認められれば、エドワード様は莫大な利権を手に入れ、復権するだけでなく、王家の権威そのものが揺らぐことになります。
「フローラ。我々の任務は、この文書の真偽を植物学的見地から鑑定することだ」
図書館の特別閲覧室に通された私たちは、厳重なガラスケースに入った問題の遺言書と対面しました。
「……見た目は、確かに古い羊皮紙に見えるな」
アルフレッド様が手袋をはめ、慎重に文書を観察します。
「インクの酸化具合、筆跡、紙の黄ばみ……。歴史学者が騙されるのも無理はない。だが、歴史学者は書かれた内容には詳しいが、書かれた素材の化学変化には疎い」
「アルフレッド様、私も見ていいですか?」
私はルーペを取り出し、紙の繊維に目を凝らしました。
羊皮紙は、羊や子牛の皮をなめして作られたものです。
植物ではありませんが、その保存状態や付着物には植物の痕跡が残ります。
「……変です」
「何がだ?」
「この文書、すごく綺麗すぎます」
私は顔を上げ、周囲の本棚を指差しました。
「この図書館は地下にあるため、どうしても湿気がこもります。他の古文書を見てください。微かに紙魚(シミ)という虫が這った跡や、湿気による縁のヨレがあります。でも、この文書にはそれが全くないんです」
紙魚。
シルバーフィッシュとも呼ばれる、紙や糊を食べる原始的な昆虫です。
彼らは澱粉質を好み、古い書物には必ずと言っていいほど痕跡を残します。
「なるほど。虫害がない、か」
アルフレッド様が目を細めました。
「王立図書館の管理は完璧ではない。数十年もここに保管されていたなら、虫の一匹や二匹、味見をしていない方が不自然だ。……まるで、つい昨日作られたかのように新鮮だな」
「はい。それに……、匂いも違います」
私は鼻を近づけました。
「古い本は、紙に含まれるリグニンが分解されて、バニラのような甘い香りがします。でも、この文書からは……ら鼻を突くような、ツンとした酸っぱい匂いがします」
「酸の匂い、か。エイジング加工(古色付け)のために薬品を使った可能性があるな」
アルフレッド様は、文書の端をピンセットで摘みました。
「オライオン侯爵は『書庫の奥深くから発見された』と言った。だが、書庫の環境履歴と、この物体の状態が一致しない。……状況証拠としては偽物だが、決定的な科学的証拠が必要だ」
その時、閲覧室の扉がギィと開きました。
入ってきたのは、初老の図書館長でした。
しかし、その顔色は真っ青で、額には冷や汗を浮かべています。
「リ、リンネ公爵閣下……。ちょ、調査は進んでおられますかな?」
「ああ。面白いものが撮れそうだ。……館長、この文書が発見されたという棚を案内してもらえるか?」
館長は一瞬ビクリと体を震わせ、視線を泳がせました。
「そ、それは……、今は整理中でして……、立ち入りはご遠慮いただいており……」
「遠慮? 国王陛下の勅命を受けた私に、立ち入り禁止の場所などない」
アルフレッド様が冷ややかに言い放つと、館長は観念したようにうなだれました。
「……こちらです」
案内されたのは、図書館の最奥にある禁書庫と呼ばれるエリアでした。
鉄格子の扉が開かれると、むっとするようなカビと埃の匂いが立ち込めました。
「うっ……、これは」
私は思わず口元を覆いました。
空気の澱み方が、表の閲覧室とは段違いです。
「この一番奥の棚から、発見されたとのことですが……」
館長が指差した棚は、埃まみれでした。
しかし、一箇所だけ、四角く埃が拭い取られた跡があります。
「ここに、その文書があったと言うのだな?」
「は、はい。おそらく先代国王陛下が、誰にも見つからないように隠されたのかと……」
アルフレッド様は、その棚の埃を指先で拭い、私に差し出しました。
「フローラ。この埃を分析しろ」
「はい」
私はルーペで埃の粒子を観察しました。
ただの綿埃に見えますが、植物学者の目には多くの情報が映ります。
「……アルフレッド様。この埃の中に、黄色い粉が混じっています」
「黄色い粉?」
「はい。これは……、セイタカアワダチソウの花粉です」
私はハッとしました。
「おかしいです。セイタカアワダチソウは、最近になって外国から入ってきた帰化植物です。数十年前の先代国王の時代には、この国には存在しませんでした!」
「ほう。つまり?」
「つまり、この棚に積もっている埃は数十年前のものではなく、最近積もったものです。それも、この外来植物が生えている場所……、例えば、港や新市街から持ち込まれた土埃です!」
アルフレッド様は館長を鋭く睨みつけました。
「聞いたか、館長。植物の証言だ。この棚の埃は、長い年月をかけて積もったものではない。最近、誰かが外部から持ち込んだ文書を置き、その偽装工作としてよそから持ってきた埃を上から撒いたのだ」
館長はその場に崩れ落ちました。
「ひぃっ……! お、お許しください! 侯爵様に……、オライオン侯爵様に脅されて……!」
「やはりな。歴史の改竄に加担するとは、知識の守り人として恥を知れ」
アルフレッド様は冷徹に見下ろしました。
「だが、これで状況証拠は揃った。あとは、あの完璧に見える羊皮紙の化けの皮を剥がすだけだ」
「化けの皮、ですか?」
「ああ。見た目は羊皮紙だが、私の直感が告げている。あれは動物の皮ではない。……植物由来の何かだ」
アルフレッド様は、私のポケットに入っている採取道具を見ました。
「フローラ。次は顕微鏡の出番だ。あの文書の繊維構造を分子レベルで暴くぞ」
「はい、アルフレッド様!」
館長の自白により、陰謀の入り口は開かれました。
しかし、オライオン侯爵が用意した偽造文書の精巧さは、私たちの想像を超えていました。
それは、失われた古代の技術を悪用した、植物学的なトリックだったのです。
薄暗い禁書庫で、私は背筋に冷たいものを感じました。
これはただの詐欺事件ではありません。
国の歴史そのものを書き換えようとする、巨大な悪意との戦いの始まりでした。
私とアルフレッド様は、王宮の最深部にある王立図書館の前に立っていました。
「……カビと埃、それに古紙が分解される時のバニリンの香りだ」
重厚な扉の前で、アルフレッド様が鼻をひくつかせました。
「知識の墓場であり、宝物庫でもある。ここに来るのは久しぶりだな」
「すごいですね……。この国の歴史が全て、ここに眠っているのですね」
私は圧倒されながら、天井まで届く巨大な本棚の列を見上げました。
今回、私たちがここに来たのは、読書のためではありません。
国王陛下直々の極秘任務によるものでした。
事の発端は、昨日の謁見の間での出来事でした。
没落寸前のローズベリー伯爵家を救うという名目で、保守派の重鎮・オライオン侯爵が、突如としてある古文書を提出したのです。
『先代国王の遺言書には、ローズベリー家に特定の領地の自治権と、王家の鉱山採掘権を永続的に与えると記されている』
そんな馬鹿げた主張でしたが、侯爵が提出した文書は、羊皮紙の質感、玉璽、署名に至るまで、専門家が鑑定しても本物としか思えない出来栄えだったそうです。
もしこれが認められれば、エドワード様は莫大な利権を手に入れ、復権するだけでなく、王家の権威そのものが揺らぐことになります。
「フローラ。我々の任務は、この文書の真偽を植物学的見地から鑑定することだ」
図書館の特別閲覧室に通された私たちは、厳重なガラスケースに入った問題の遺言書と対面しました。
「……見た目は、確かに古い羊皮紙に見えるな」
アルフレッド様が手袋をはめ、慎重に文書を観察します。
「インクの酸化具合、筆跡、紙の黄ばみ……。歴史学者が騙されるのも無理はない。だが、歴史学者は書かれた内容には詳しいが、書かれた素材の化学変化には疎い」
「アルフレッド様、私も見ていいですか?」
私はルーペを取り出し、紙の繊維に目を凝らしました。
羊皮紙は、羊や子牛の皮をなめして作られたものです。
植物ではありませんが、その保存状態や付着物には植物の痕跡が残ります。
「……変です」
「何がだ?」
「この文書、すごく綺麗すぎます」
私は顔を上げ、周囲の本棚を指差しました。
「この図書館は地下にあるため、どうしても湿気がこもります。他の古文書を見てください。微かに紙魚(シミ)という虫が這った跡や、湿気による縁のヨレがあります。でも、この文書にはそれが全くないんです」
紙魚。
シルバーフィッシュとも呼ばれる、紙や糊を食べる原始的な昆虫です。
彼らは澱粉質を好み、古い書物には必ずと言っていいほど痕跡を残します。
「なるほど。虫害がない、か」
アルフレッド様が目を細めました。
「王立図書館の管理は完璧ではない。数十年もここに保管されていたなら、虫の一匹や二匹、味見をしていない方が不自然だ。……まるで、つい昨日作られたかのように新鮮だな」
「はい。それに……、匂いも違います」
私は鼻を近づけました。
「古い本は、紙に含まれるリグニンが分解されて、バニラのような甘い香りがします。でも、この文書からは……ら鼻を突くような、ツンとした酸っぱい匂いがします」
「酸の匂い、か。エイジング加工(古色付け)のために薬品を使った可能性があるな」
アルフレッド様は、文書の端をピンセットで摘みました。
「オライオン侯爵は『書庫の奥深くから発見された』と言った。だが、書庫の環境履歴と、この物体の状態が一致しない。……状況証拠としては偽物だが、決定的な科学的証拠が必要だ」
その時、閲覧室の扉がギィと開きました。
入ってきたのは、初老の図書館長でした。
しかし、その顔色は真っ青で、額には冷や汗を浮かべています。
「リ、リンネ公爵閣下……。ちょ、調査は進んでおられますかな?」
「ああ。面白いものが撮れそうだ。……館長、この文書が発見されたという棚を案内してもらえるか?」
館長は一瞬ビクリと体を震わせ、視線を泳がせました。
「そ、それは……、今は整理中でして……、立ち入りはご遠慮いただいており……」
「遠慮? 国王陛下の勅命を受けた私に、立ち入り禁止の場所などない」
アルフレッド様が冷ややかに言い放つと、館長は観念したようにうなだれました。
「……こちらです」
案内されたのは、図書館の最奥にある禁書庫と呼ばれるエリアでした。
鉄格子の扉が開かれると、むっとするようなカビと埃の匂いが立ち込めました。
「うっ……、これは」
私は思わず口元を覆いました。
空気の澱み方が、表の閲覧室とは段違いです。
「この一番奥の棚から、発見されたとのことですが……」
館長が指差した棚は、埃まみれでした。
しかし、一箇所だけ、四角く埃が拭い取られた跡があります。
「ここに、その文書があったと言うのだな?」
「は、はい。おそらく先代国王陛下が、誰にも見つからないように隠されたのかと……」
アルフレッド様は、その棚の埃を指先で拭い、私に差し出しました。
「フローラ。この埃を分析しろ」
「はい」
私はルーペで埃の粒子を観察しました。
ただの綿埃に見えますが、植物学者の目には多くの情報が映ります。
「……アルフレッド様。この埃の中に、黄色い粉が混じっています」
「黄色い粉?」
「はい。これは……、セイタカアワダチソウの花粉です」
私はハッとしました。
「おかしいです。セイタカアワダチソウは、最近になって外国から入ってきた帰化植物です。数十年前の先代国王の時代には、この国には存在しませんでした!」
「ほう。つまり?」
「つまり、この棚に積もっている埃は数十年前のものではなく、最近積もったものです。それも、この外来植物が生えている場所……、例えば、港や新市街から持ち込まれた土埃です!」
アルフレッド様は館長を鋭く睨みつけました。
「聞いたか、館長。植物の証言だ。この棚の埃は、長い年月をかけて積もったものではない。最近、誰かが外部から持ち込んだ文書を置き、その偽装工作としてよそから持ってきた埃を上から撒いたのだ」
館長はその場に崩れ落ちました。
「ひぃっ……! お、お許しください! 侯爵様に……、オライオン侯爵様に脅されて……!」
「やはりな。歴史の改竄に加担するとは、知識の守り人として恥を知れ」
アルフレッド様は冷徹に見下ろしました。
「だが、これで状況証拠は揃った。あとは、あの完璧に見える羊皮紙の化けの皮を剥がすだけだ」
「化けの皮、ですか?」
「ああ。見た目は羊皮紙だが、私の直感が告げている。あれは動物の皮ではない。……植物由来の何かだ」
アルフレッド様は、私のポケットに入っている採取道具を見ました。
「フローラ。次は顕微鏡の出番だ。あの文書の繊維構造を分子レベルで暴くぞ」
「はい、アルフレッド様!」
館長の自白により、陰謀の入り口は開かれました。
しかし、オライオン侯爵が用意した偽造文書の精巧さは、私たちの想像を超えていました。
それは、失われた古代の技術を悪用した、植物学的なトリックだったのです。
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