性剣セクシーソード

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二章

悪魔の囁き

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「未練なんて……ない……!」
『嘘をつくな。未練だらけじゃないか 未練しかないではないか』
「そんなものないし! 永久の闇の中で永久に自家発電するし! 誰もいない! 誰も見てない! 色々試せるし! アクロバットにエクストリーム発電するからいいし!」
『欲望から目を逸らすな。触りたいだろう? 舐めたいだろう? 女の温かさを、その身体で感じたいだろう?』
「そっ、そんなモノ――」

――感じたいです!
「なっ!? お前っ! いや僕の本心! 早いだろ! 出てくるの早すぎるだろ!」
『三ヶ月――そろそろ四ヶ月か? 溜め込んだその精を、解き放ちたいだろう?』
「べっ、別に――」
――解き放ちたいです!
「ああああ! 言うな喋るなどっかいけ! 掌返しすぎだろ! さっきまで必死に止めてたじゃないかよ!」
『いきり立った己をぶち込みたいんだろう?』
「「ぶちこみたいです!」」
 シンクロした。本心とシンクロした。


『力を求めよ。ならば授けてやる。全ての女を犯せる力を』
「お、犯すとか……そういうのは……」
『善人ぶるなっ!』
「ひっ!?」
 怒られた。股間を光らせた変態に怒鳴られた。
『男は多少強引でいいのだ! 快感無き強姦は悪だが、快感ある強姦は善だ。もはやそれは愛と言ってもいい』
「悪魔だからってめちゃくちゃな事言ってるな……」
『悦ばせろ! 強引でも快感を植えつけろ! 全ての女に愛を刻め!』
「もう良い言葉なのか何なのか分からないよ……」
『愛の種をばら撒け!』
「愛ってつければ何でも許されると思ってるな!? 何を言われても僕は揺るがないぞ! 悪魔どころか変態だし! 説得力ないわ!」
『余は悪魔などではない。変態である事は否定しないがな』
 いや、変態は否定しようよ。何よりも否定しようよ。
「悪魔じゃないなら一体――。っ!? も、もしかして……」
 僕の脳裏に浮かんだ疑問。
 それを遮るように声の主は言った。

『もうめんどくせ。お前ちょっと生き返って来い』
 心からだるそうに、突拍子もない事を言った。
 威厳に満ちた口調もフランクになっている。
「え? 僕生き返れるの?」
『十秒だけな』
「短っ!?」
『人間ってのはもう少し欲望に忠実な生き物だと思ったんだがな。お前の場合はちょっと違う。救いようのない馬鹿だ。
 だから、何を言っても分からないだろう。自分で気づけ』
「き、気づくってなんだよ!? 何に――」
 身体が吸い込まれていく感覚。
 闇が収束する。消滅される。
 そして構築される――。



 暗い。苦しい。何かに潰されている。
 何だこれ――股間? ああ、僕は彼女の下敷きになって死んだんだっけ。
 股間――股間。
 紛れもない股間。
 絶対的股間。
 この布切れ一枚隔てた向こうに――。
 うずめた鼻先の向こうに――。
 彼女の、女性の股間。未だ触れた事の無い、未知の世界ブラックボックス
 僅かな湿り気は、汗なのか、それとも――。


――ヤりたいか?
 やりたい。やってみたい。

――無理矢理にでも?
 無理矢理でも――やりたい。

――力が欲しいか?
 力が――欲しい。
 何者でも――犯せる力を!


――くれてやる!
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