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【第13話】 全員そろっての朝食
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ここは異世界アルファザードの空中神殿の中。
オレ・春埼隆人は、空中神殿内の居住スペースのリビングルームにいる。
目の前にはパジャマを着た3人の女神たち(ファイナ、アイネ、ヒーリス)。
ちなみに、今は真夜中の0時過ぎだ…。
宇宙を破壊できるほどにチートなオレが主人公になって魔王討伐の冒険に出ても、あまりにもチート過ぎて物語がうまく成り立たない。
そこで、オレは別の転移者を主人公に仕立て、オレ自身は脇役(デウスエクスマキナ)となり、(異世界チート物のラノベを読むような感覚で)その魔王討伐の冒険を間近で眺めながら楽しむことにした!
…とは言え、もう真夜中の0時過ぎだし、とりあえずもう寝て、朝起きてからファイナ達に今後の方針を話すことにしよう。
こうして、オレと3人の女神たちは、居住スペース内の各自の自室に戻った。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
翌朝…
「 は~い! 朝ですよ~! 」
ヒーリスの声が響く。
「 う~ん…よく寝た… 」
オレは目を擦りながらベッドから起きる。
ちなみに、寝る前に(魔法剣士っぽい)黒いコートは脱ぎ、ベルトや剣は外して、部屋の中央のテーブルの上に置いてある。
今はグレーの長袖シャツとグレーのパンツ(長ズボン)という格好だ。
ベッド脇に置いておいた黒い靴を履き、自室の洗面所で顔と手を洗った後、オレは(空中神殿内の)食堂に向かった。
そこには、既にヒーリスがおり、テーブルの上には様々な料理が並べられていた。
牛肉のステーキ、大きなチーズ、カットされたフランスパン、キャベツやレタスやトマトなどのサラダ、鶏の丸焼き、コーンスープ、リンゴやバナナなどの果物、等々…
どれもうまそうだ…(ゴクリ…)
「 おはようございます♪ 」
「 おはよう 」
ヒーリスと朝の挨拶を交わした。
ヒーリスは、パジャマに白いエプロン姿だ。
「 今日は私が食事当番なんです。 」
どうやら、食事当番は日替わりでローテーションしてるらしい。
「 創造主様と一緒に食事するなんて、はじめてですので、ちょっと張り切ってしまいました…(///) 」
「 言われてみれば、そうだな… 」
たしかに…1000年前に初めてここ異世界アルファザード(惑星アルファザード)を訪れて以降、何百回もここを訪れてはいるが、今まではずっと実体を持たない『概念体の創造主』だった。
なので、当然食事も不要だった(と言うか、実体がないので食えなかった)。
だから、今朝の今からの食事が、ヒーリスたちとの初めての食事ということになる。
「 すごいうまそうだ。 ヒーリスは料理上手なんだな。 」
おっ…今のオレ、さらっとイケメン風なこと言っちゃったかも…?
「 いっ…いえ、そんな… 」
ヒーリスは顔を赤らめてうつむいている。
「 いや~…お熱いっスね~て♪ 炎の女神のアタシよりお熱いっスよ~♪ 」
「 ラブコメはそこまで… 」(ボソッ)
オレに遅れ、ファイナとアイネも食堂にやって来た。
「 なっ…なっ…何を言ってるんですかっ!! 二人ともっ!! 変なこと言ってないで、早く席について下さいっ!! 」
ヒーリスは顔を真っ赤にして慌てふためいている。
『 ヒーリスのヤツ…いったい何を慌てふためいてるんだ…? 顔も真っ赤だし…もしかして風邪でも引いたのかな…? 』
…な~んて考えるのは、鈍感系主人公だけだろう。
さすがにオレはそこまで鈍感ではないので、今の状況を把握はしている。
けど、あえてその辺はスルーさせてもらおう。
今は『次の冒険』について話を進めたいからな。
それに、腹も減ってるし…。
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