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先生、俺さ
【前】あくまでも偶然…って感じに
しおりを挟む「お前、高宮か…?」
くそ、なんでこいつがここに!?
ここを辞めるわけにはいかないのに!
_高一の冬。父親が逃亡した。
もともと母さんは、俺が小さい頃に亡くなってて、近しい親戚とかにあった事もない。
しかもクソ親父は借金背負って耐え切れなくて逃げやがった!
働く事を余儀なくされた俺は、学校を休み休みになりながら労働することに決めた。
俺の唯一信頼できるネ友のミナミちゃんに紹介された。ゲイバーに!!
時給がめちゃくちゃ高いし、何より割と健全!!
これなら順調に借金を返せる!
そう、思ったのに。
「はぁ……。なるほどな、お前も色々あったわけで、頼むから見逃してくれと?」
担任の佐々木は、タバコをふかしながら俺を横目に見る。
「ああそうだよ!!…あんたもゲイバー通ってんのバラされたくないだろ!!大人しく俺を見逃せ!!」
我ながら強引だとは思ってるが、生活がかかってるんだ。引くわけにはいかない。
「…っぷ。…っははは!」
すると佐々木はわざとらしく腹をかかえて笑っていた。
なんなんだ、なんで笑うんだ…。
「あーあーごめんなぁ。…あまりにもテンプレな流れだったからさぁ。…うんうん。いいぞ、校長にチクったりしないよ。」
その言葉を聞いてやっと安心する。
でも続けてこいつは言った。
「でもその代わり、………
先生とセックスして。」
なっ!
「…はぁ!?!?」
こいつ、教師なのに!!!
to be continued→
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