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23 聖女のゆくえ
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薬屋で、ジルの乗った王宮行きの馬車を見送ったシスイは、すぐさま学園へ飛んだ。教室に行ってみるとあいにく誰もいない。
「演習場かな……」
人化した慧吾は演習場に飛んだ。ちょうど終わりごろだったようで、片付けをしている。
慧吾は自分の怪しい格好を見おろして眉をしかめた。今すぐに話しかけたいが、レヴィンの評判は落としたくない。せめてと思い、ローブのフードを脱いで顔を晒した。脱いでしまいたいけれど、王宮に行くのにあまり無防備になりたくなかった。
「馬車が到着するまでまだ少しある。大丈夫だ」
慧吾は自分にいい聞かせるようにひとりごとを言った。
じりじりしながら待っていると、やがて授業が終わり生徒たちがこちらに歩いてきた。先頭はリーンハルトだ。慧吾はさっとリーンハルトの前に出て頭を下げた。
「殿下」
ルークがさっと前に出て、リーンハルトを止めた。
「大事ない。守護者殿だ」
「え、まさか……」
レヴィンも慧吾に気づいて駆けより、小さくシスイとつぶやいて慧吾の袖を掴んだ。かばうように横に立つ。ほかの生徒たちもなにごとかと後ろでざわざわしていた。
信じられないような眼差しで慧吾を見つめたまま動かないルークをそっとよけて、リーンハルトは慧吾の前に出た。
「はい。王宮に連れさられた聖女殿をお助けするのにご助力いただきたく参りました」
慧吾は深く頭をさげた。リーンハルトから声がかけられるまでそのままじっと頭をさげつづけている。
「なんということを……。守護者殿、礼を申しあげる」
リーンハルトは慧吾に礼を言った。本当は慧吾がひとりで解決してしまっても良いところを、こうやってリーンハルトの顔を立てて知らせてくれたのだ。
「ご無事であるとは信じておりますが、できるだけ早く聖女殿をお救いしていただきたく存じます」
「わかった。すぐに参ろう」
「ありがとうございます」
慧吾は心配そうなレヴィンに安心させるように頷いてみせた。
それからリーンハルトとルークを連れて王宮に転移した。
「シスイ!」
レヴィンがやみくもに飛びだそうとした慧吾のローブの袖を引いた。いつのまにか転移についてきていたのだ。
ルークも慧吾を止めて説明を求めた。
「お待ちください。どういうことか先にご説明を」
「ルーク、こちらはシスイ殿だ。聖女殿とは昵懇の仲のようだぞ」
リーンハルトが補足説明をする。王宮ではシスイと呼んだほうがいいだろうと判断して、『シスイ殿』呼びをしている。
「……では本当に。……それよりなぜこのようなことになったのかをまずご説明ください」
「そうですね。……そろそろ到着したころだと気が急いていました。失礼しました」
慧吾は頭を冷やそうと深く息をついた。
(そうだ、焦りすぎだ。何もあるわけがないのに。昔のように……)
気持ちを落ちつかせてからはっきりとした口調で説明をする。
「先ほど聖女殿といっしょにいたところ、宰相の使いという騎士が迎えにきました。彼女は転移でいつでも逃げられると言い馬車に乗りました。危害は加えられないと思いますが、また何かあったらと思うと俺は――――」
リーンハルトは慧吾のフードから少し覗く、噛みしめられた口元を探るように見つめた。レヴィンはそっといたわるように背中に手を置く。
「シスイ殿は……」そこまで口に出してリーンハルトは口をつぐんだ。「いや、やめておこう」
「殿下」
ルークにうながされ、リーンハルトの案内で王の執務室を訪れることになった。
王のエリオット・アングレアは金髪が少し色あせてはきていたが、まだじゅうぶんに魅力的な壮年の男性だ。四十を少し超えたあたりであろう。
リーンハルトの後ろに見慣れない人間がいることに気がついて、エリオット王は片眉を上げてリーンハルトに紹介を求めた。リーンハルトは近衛を少し気にしたが、シスイが何も言わないので紹介をそのまま始めた。
「父上、こちらは聖獣シスイ殿です。記録にはありませんが、人型におなりになれるのですよ」
「なに」
エリオット王はがたりと席を立つと、慧吾の前まで素早く来て、正式な礼をした。
「私はアングレア王国国王、エリオット・アングレアと申します。祖父のエングリットがシスイ殿に守護を受けていたと聞きおよんでおります。まさかお会いできるとは……恐悦至極に存じます」
「そのことですが」
リーンハルトが口を挟んだ。今はそれどころではないのだ。
「当時、偽物の聖女とされ、現在では本物と認定されている聖女殿が、宰相に呼びだしを受けたそうです。何か聞いておりますか?」
エリオット王はぱっと顔を明るくし、頷いた。
「そうなのだ。『北の森の魔女』はどうやら聖女らしいと宰相から聞いてな。話をしてみようと私が命じたのだ」
慧吾は拳を握りしめて唇をわななかせた。何か言ってやりたいのだが言葉が出ない。それを見てリーンハルトが謝罪の言葉を口にした。
「申し訳ない。魔女殿に手を出すなと厳命したのだが、まさか父が」
エリオット王は不思議そうに首を傾げた。
「何か不都合があったのか? 話を聞いて、何かしてほしいことがあれば叶えるつもりだ」
「聖女に戻すおつもりですか」
「希望すればな」
そのとき、慧吾が声を荒げてエリオットに食ってかかった。
「放っておいてもらいたいから北の森にずっとこもってたとはお思いにならなかったのですか!」
エリオット王は少し眉を顰めた。
「もちろんそれは。しかし話をしてみなければ……」
「父上、シスイ殿は聖女殿をお守りしていたのです。そのシスイ殿の目の前で聖女殿を連れさったのです。非常に心配なさっておいでなのですよ」
エリオット王は言葉に詰まった。一方慧吾は、リーンハルトが代弁してくれたことで少し落ち着きを取りもどした。後ろで控えていた心配そうなレヴィンに振りむいて大丈夫だと目で合図をする。
今まで陰になっていたレヴィンの姿に、エリオット王が息を飲んだ。
「初代様!?」
「似ているでしょう。エングリット王の御落胤の筋の者です。シスイ殿が現在守護しているのはこのレヴィンなのです」
父親の反応に、リーンハルトが経緯を述べた。エングリットは複雑な顔でリーンハルトとレヴィンを見比べた。
「似ておるな……」
「そうでしょう。まあそれはまたおいおい相談いたしましょう。今は聖女殿のことです」
王に注目されて内心ヒィーッとなっていたレヴィンは無言で大きく首を縦に振った。そんなレヴィンの肩にぽんと手を置き、慧吾はまだ少し硬い声を出した。
「とにかく、待っていればいいのですね……」
――――と、いい終わらないうちにノックがあった。
「宰相様が聖女様をお連れしました」
近衛が告げる。慧吾はそのときになってさっと青ざめた。
(しまったあああ!! あああ!!)
急におろおろとフードを深くかぶりだした慧吾に、ルークは不審げに片目を細めた。
「シスイ殿?」
「陛下、聖女殿でございます。聖女殿、さあこちら……殿下!? いらっしゃっていたのですね。こちらの方々はご学友ですか?」
最初は驚いていた宰相だったが、聖女と会わせても良いと王が判断してのことと思い、そのまま聖女を室内に招きいれた。
たいして気負いもせず、すたすたと入室してきた聖女は、思いのほか人が多かったせいで警戒して周りを見まわした。
「聖女殿。よく参られた」
「この方々は? わたくしに何のご用でしょうか」
聖女の問に、エリオット王は少し変な顔をした。
「私が聖女殿と話をしたくてご足労願ったのです。……こちらはシスイ殿では? あなたを心配しておいでになったのですが……」
「シスイ様!? どこに?」
置いてきたはずのシスイがここまで来るなんて、そんなに心配かけてしまったのかときょろきょろすると――――いない? と、代わりにシスイと共にいるはずのレヴィンを見つけた。そしてそのレヴィンが袖を握っている人物は――――
「あなたは……」
何かを思いだすように、少し眉に皺を寄せてじーーっと慧吾を見る。
慧吾は顔をあさっての方向にそらした。ローブの下では汗がだらだら噴きでている。
「あ……」
レヴィンが小さな声をあげて気づかうように慧吾の頭の後ろを見た。握っていた慧吾の袖をくいくいと引く。
それをジロリと睥睨すると、慧吾と目を合わせようと慧吾の視線の先に立った。
「あっ、あのときの! 冒険者の……! ってシスイ様!?」
バレた。
「演習場かな……」
人化した慧吾は演習場に飛んだ。ちょうど終わりごろだったようで、片付けをしている。
慧吾は自分の怪しい格好を見おろして眉をしかめた。今すぐに話しかけたいが、レヴィンの評判は落としたくない。せめてと思い、ローブのフードを脱いで顔を晒した。脱いでしまいたいけれど、王宮に行くのにあまり無防備になりたくなかった。
「馬車が到着するまでまだ少しある。大丈夫だ」
慧吾は自分にいい聞かせるようにひとりごとを言った。
じりじりしながら待っていると、やがて授業が終わり生徒たちがこちらに歩いてきた。先頭はリーンハルトだ。慧吾はさっとリーンハルトの前に出て頭を下げた。
「殿下」
ルークがさっと前に出て、リーンハルトを止めた。
「大事ない。守護者殿だ」
「え、まさか……」
レヴィンも慧吾に気づいて駆けより、小さくシスイとつぶやいて慧吾の袖を掴んだ。かばうように横に立つ。ほかの生徒たちもなにごとかと後ろでざわざわしていた。
信じられないような眼差しで慧吾を見つめたまま動かないルークをそっとよけて、リーンハルトは慧吾の前に出た。
「はい。王宮に連れさられた聖女殿をお助けするのにご助力いただきたく参りました」
慧吾は深く頭をさげた。リーンハルトから声がかけられるまでそのままじっと頭をさげつづけている。
「なんということを……。守護者殿、礼を申しあげる」
リーンハルトは慧吾に礼を言った。本当は慧吾がひとりで解決してしまっても良いところを、こうやってリーンハルトの顔を立てて知らせてくれたのだ。
「ご無事であるとは信じておりますが、できるだけ早く聖女殿をお救いしていただきたく存じます」
「わかった。すぐに参ろう」
「ありがとうございます」
慧吾は心配そうなレヴィンに安心させるように頷いてみせた。
それからリーンハルトとルークを連れて王宮に転移した。
「シスイ!」
レヴィンがやみくもに飛びだそうとした慧吾のローブの袖を引いた。いつのまにか転移についてきていたのだ。
ルークも慧吾を止めて説明を求めた。
「お待ちください。どういうことか先にご説明を」
「ルーク、こちらはシスイ殿だ。聖女殿とは昵懇の仲のようだぞ」
リーンハルトが補足説明をする。王宮ではシスイと呼んだほうがいいだろうと判断して、『シスイ殿』呼びをしている。
「……では本当に。……それよりなぜこのようなことになったのかをまずご説明ください」
「そうですね。……そろそろ到着したころだと気が急いていました。失礼しました」
慧吾は頭を冷やそうと深く息をついた。
(そうだ、焦りすぎだ。何もあるわけがないのに。昔のように……)
気持ちを落ちつかせてからはっきりとした口調で説明をする。
「先ほど聖女殿といっしょにいたところ、宰相の使いという騎士が迎えにきました。彼女は転移でいつでも逃げられると言い馬車に乗りました。危害は加えられないと思いますが、また何かあったらと思うと俺は――――」
リーンハルトは慧吾のフードから少し覗く、噛みしめられた口元を探るように見つめた。レヴィンはそっといたわるように背中に手を置く。
「シスイ殿は……」そこまで口に出してリーンハルトは口をつぐんだ。「いや、やめておこう」
「殿下」
ルークにうながされ、リーンハルトの案内で王の執務室を訪れることになった。
王のエリオット・アングレアは金髪が少し色あせてはきていたが、まだじゅうぶんに魅力的な壮年の男性だ。四十を少し超えたあたりであろう。
リーンハルトの後ろに見慣れない人間がいることに気がついて、エリオット王は片眉を上げてリーンハルトに紹介を求めた。リーンハルトは近衛を少し気にしたが、シスイが何も言わないので紹介をそのまま始めた。
「父上、こちらは聖獣シスイ殿です。記録にはありませんが、人型におなりになれるのですよ」
「なに」
エリオット王はがたりと席を立つと、慧吾の前まで素早く来て、正式な礼をした。
「私はアングレア王国国王、エリオット・アングレアと申します。祖父のエングリットがシスイ殿に守護を受けていたと聞きおよんでおります。まさかお会いできるとは……恐悦至極に存じます」
「そのことですが」
リーンハルトが口を挟んだ。今はそれどころではないのだ。
「当時、偽物の聖女とされ、現在では本物と認定されている聖女殿が、宰相に呼びだしを受けたそうです。何か聞いておりますか?」
エリオット王はぱっと顔を明るくし、頷いた。
「そうなのだ。『北の森の魔女』はどうやら聖女らしいと宰相から聞いてな。話をしてみようと私が命じたのだ」
慧吾は拳を握りしめて唇をわななかせた。何か言ってやりたいのだが言葉が出ない。それを見てリーンハルトが謝罪の言葉を口にした。
「申し訳ない。魔女殿に手を出すなと厳命したのだが、まさか父が」
エリオット王は不思議そうに首を傾げた。
「何か不都合があったのか? 話を聞いて、何かしてほしいことがあれば叶えるつもりだ」
「聖女に戻すおつもりですか」
「希望すればな」
そのとき、慧吾が声を荒げてエリオットに食ってかかった。
「放っておいてもらいたいから北の森にずっとこもってたとはお思いにならなかったのですか!」
エリオット王は少し眉を顰めた。
「もちろんそれは。しかし話をしてみなければ……」
「父上、シスイ殿は聖女殿をお守りしていたのです。そのシスイ殿の目の前で聖女殿を連れさったのです。非常に心配なさっておいでなのですよ」
エリオット王は言葉に詰まった。一方慧吾は、リーンハルトが代弁してくれたことで少し落ち着きを取りもどした。後ろで控えていた心配そうなレヴィンに振りむいて大丈夫だと目で合図をする。
今まで陰になっていたレヴィンの姿に、エリオット王が息を飲んだ。
「初代様!?」
「似ているでしょう。エングリット王の御落胤の筋の者です。シスイ殿が現在守護しているのはこのレヴィンなのです」
父親の反応に、リーンハルトが経緯を述べた。エングリットは複雑な顔でリーンハルトとレヴィンを見比べた。
「似ておるな……」
「そうでしょう。まあそれはまたおいおい相談いたしましょう。今は聖女殿のことです」
王に注目されて内心ヒィーッとなっていたレヴィンは無言で大きく首を縦に振った。そんなレヴィンの肩にぽんと手を置き、慧吾はまだ少し硬い声を出した。
「とにかく、待っていればいいのですね……」
――――と、いい終わらないうちにノックがあった。
「宰相様が聖女様をお連れしました」
近衛が告げる。慧吾はそのときになってさっと青ざめた。
(しまったあああ!! あああ!!)
急におろおろとフードを深くかぶりだした慧吾に、ルークは不審げに片目を細めた。
「シスイ殿?」
「陛下、聖女殿でございます。聖女殿、さあこちら……殿下!? いらっしゃっていたのですね。こちらの方々はご学友ですか?」
最初は驚いていた宰相だったが、聖女と会わせても良いと王が判断してのことと思い、そのまま聖女を室内に招きいれた。
たいして気負いもせず、すたすたと入室してきた聖女は、思いのほか人が多かったせいで警戒して周りを見まわした。
「聖女殿。よく参られた」
「この方々は? わたくしに何のご用でしょうか」
聖女の問に、エリオット王は少し変な顔をした。
「私が聖女殿と話をしたくてご足労願ったのです。……こちらはシスイ殿では? あなたを心配しておいでになったのですが……」
「シスイ様!? どこに?」
置いてきたはずのシスイがここまで来るなんて、そんなに心配かけてしまったのかときょろきょろすると――――いない? と、代わりにシスイと共にいるはずのレヴィンを見つけた。そしてそのレヴィンが袖を握っている人物は――――
「あなたは……」
何かを思いだすように、少し眉に皺を寄せてじーーっと慧吾を見る。
慧吾は顔をあさっての方向にそらした。ローブの下では汗がだらだら噴きでている。
「あ……」
レヴィンが小さな声をあげて気づかうように慧吾の頭の後ろを見た。握っていた慧吾の袖をくいくいと引く。
それをジロリと睥睨すると、慧吾と目を合わせようと慧吾の視線の先に立った。
「あっ、あのときの! 冒険者の……! ってシスイ様!?」
バレた。
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