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28 トラですか?
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ナナとヨランの兄妹が手をつないで朝食を取りに行くと、そこに彼らの母親のローナが席についているのを見つけた。
「おかあさん!」
ナナがつないでいた手をパッと離して母親に駆けよった。ローナはナナを抱きしめ、頬にキスを落とした。それからその場で立ちつくしていたヨランに手を伸ばす。
「ヨランも」
動かないヨランをシスイがそっと鼻で押す。我に返ったヨランはためらいがちにローナのそばに近寄った。ローナはヨランの頬にもひとつキスを落とした。ヨランは照れて頬を赤くしながらもうれしそうだ。
「ヨラン、お父さんのお手伝いと、あとナナの面倒を見てくれてありがとう。ナナもおりこうで偉かったわね」
「うん! わたしおりこうだった!」
ヨランは苦笑いしながらナナの頭を撫でてやった。そのナナはシスイを紹介していて兄のそんな様子には気がつかない。
「このこはシロ! ひろったの。わたしのいぬなの」
「大きな犬ね。でもおとなしくてかわいいわ」
シスイを褒められてナナは有頂天だ。ヨランはそんな妹を気遣うように見てから唇を噛みしめた。具合が良くなったシスイをもう手放さなければならないからだ。
そこへ父親のベイリーが食事を運んできた。久しぶりに全員揃った家族のだんらんだ。
「おはよう」
「おとうさん! おかあさんがいるよ!」
ベイリーは幸せそうに破顔した。飛びついてきたナナを高く抱きあげ、すぐに下ろす。
「お母さんは病気が治ったんだ。でもまだ無理をさせちゃダメだ」
わかってるもん! と口を尖らせるナナがかわいい。でもそろそろだなとシスイは思った。畑に行っているうちに出ていくつもりだ。最初は悲しんでも、母親がいるよろこびで徐々に自分のことは忘れていくだろう。恩返しは昨夜終わったのだ。そう、それはもう頑張った。
昨夜のこと――――
ヒールをかけられたローナはみるみる顔色がよくなり、血色のいいバラ色の頬、つやつやの髪を取りもどした。もともとローナはまだ二十代なのだ。病気が治ってしまえばナナに似たかわいらしい若い女性がそこにいた。
ローナは不思議そうに深呼吸をした。
「どこも苦しくなくなったわ。すごいわ、どうしてなの?」
「ローナ!!」
感極まったベイリーがローナをひしと抱きしめた。恥ずかしがって身体をよじるローナに気づいて少しだけ離す。
「先生の前よ、恥ずかしいわ」
「構いません。治って良かったですね」
ベイリーもシスイのことを思いだし、ちょっと顔色が悪くなった。妻の病気を治してくれた伝説の存在をおざなりにしてしまっていた。
「あの……ほんとうに、どうもありがとうございました」
「いいえ、こちらこそ。恩返しできて良かった。……ほかに困っていることはないですか?」
「いえそんな! もうそれは」
ベイリーは緊張のあまりビクリと肩を跳ねさせた。しかしまさかシスイが何かをしてくれるなんて思いもよらないローナは答えた。
「困ってることって言ったら畑に魔獣やイノシシが出ることがあるんですよ。ここらへんに出るのはあまり危険ではないのですが、畑が荒らされて……」
慌ててベイリーが遮ろうとしたが、気づかずに全部話してしまった。
ちょっと考えてシスイは言った。
「わかりました。何か考えてみます」
「ええっ!」
夫婦は慌てていたが、シスイはスタスタと部屋を出ていってしまった。それを呆気にとられた顔で見送り、それから再びベイリーはローナを抱きしめた。
外に出たシスイは畑に行ってみた。そこで人化して畑をぐるっと見渡す。
「うーん、結界かなあ。でもずっとってわけにはいかないしな。付与なんてできないのかなあ」
収納を覗いていたら、結構な数の魔石が出てきた。ダンジョンに潜ったときのものだ。ほかのものでもいいかもしれないが、魔石のほうが確率が上がる気がする。
おもむろに魔石をてのひらに乗せて、結界を込めてみる。
「できた……かも? よくわかんないな」
試しに結界石(そう名づけた)を手に持って、裏山に入ってみた。しばらく歩きまわったが、気配はするけれども何も出てこない。ということは有効なのかもしれない。
慧吾は結界石を収納にしまって深夜の裏山を歩きまわった。さすがに気味が悪い。
ガサガサッ!!
草木が倒される音に続いて大きな咆哮が慧吾を襲った。慧吾は抜かりのなく周囲を窺ったが、暗闇の中からは何も出てこない。音のした方向に足を踏みいれた慧吾は、そこに魔獣を見つけた。
………………。
「かわいいっ……!」
慧吾の見たもの――――それは大きめの白ウサギだった。立ちあがると慧吾のへそのあたりまでの高さがある。目が赤く、腹はふくふくして耳がぴーんと立っている。
「後ろにチャックあるでしょ。キグルミみたい」
「キキーッ!」
ウサギはなんだかわからないだろうに涙目で抗議の声をあげた。
「何言ってるのかわかんないよ。念話できる?」
ダンダン! とウサギは足を踏みならした。
「めちゃくちゃ怒ってるじゃん。よし、君。俺の眷属におなりー」
と、慧吾はそばに行って頭をヨシヨシと撫でた。ウサギはびっくりしたのか目がまんまるになった。そしてやっと慧吾が自分よりかなり上位の存在だとわかったようで、ババッと下がって平伏してしまった。
――申し訳ございませんでした! ご容赦ください!
無事に眷属になったのか、話が通じるようになったようだ。
「うんうん、大丈夫だよ。君はここに住んでるのかな? なんて名前?」
――はい、私はシロトラと申します。ここに長年住んでいます。
慧吾はぶはっと吹きだした。ウサギなのにトラ……。と思ったが、名前を笑うのは良くないと考えなおし、咳払いでごまかした。
「俺は聖獣シスイ。それでさっきの咆哮は?」
――なんと、聖獣様であられましたかッ!
シロトラはいたく感銘を受けたようだ。
――さきほど咆哮は穏便に帰ってもらおうと存じまして、脅しをかけた次第です。
「脅し……そうだったんだ」
感激しすぎてぴょんぴょん跳ねてからシロトラは尋ねた。
――それで主様のお方がどうしてこちらに?
「ああ、ここの畑の持ち主に世話になってな。恩返しに見回りをしていたんだ」
慧吾は収納から結界石を取りだした。
――やや! これは……!
シロトラは慌ててザッと飛びすさり、石を見ないようにしている。
「ああ、ごめんね。シロトラはOKにすればいいのかな」
慧吾はそれをしまい、ほかの魔石を出してシロトラを弾かない結界石を作った。
ホッとしながらも、シロトラは恐る恐る近づいてきた。
「平気?」
慧吾が問うと、シロトラは大きく首を縦に振った。
――はい。いったいこれは?
「これは魔獣が近づけなくなる結界石。さっき作ってみたから試してみていたんだ。良さそうだったら畑の周りに置こうかと思ってさ。君は触っても大丈夫なようにしたからね」
シロトラは尊敬の眼差しで慧吾を見た。それから慧吾を讃えまくった。
――すばらしい! さすが主様! 主様と出会えて私は幸せモノです!
「おおげさだなあ。でも俺も君と会えて良かったよ」
かわいいし、という言葉は呑みこんだ。ほんとうにもって帰ってずっと置いておきたいくらいだった。
「それでこの結界石を畑の周りに撒いて、魔獣が来ないようにしたいんだよね。イノシシなんかは弾けないのかもしれないけど」
――主様の恩人は私の恩人! 私がお守りしましょう。こう見えて私は上位の存在、そのくらいなんということもない。
シロトラはおおいばりで胸を張った。しかし慧吾にその姿もめちゃくちゃかわいいと思われていたりする。
「頼もしいな! たまに会いに来るからよろしくな!」
――おまかせくだされ!
「ありがと。と、そうだ。さっきの結界石、悪いんだけど効果の範囲を知りたいんだ」
シロトラの協力で、半径十メートルくらいは効果があるとわかった。シロトラでそうだから、下位の魔獣はもっと効くだろう。
お礼にもう一度シロトラを撫でてから、慧吾は聖獣になった。
――おお! なんと神々しいお姿!
――だからおおげさなんだって。じゃあ俺結界を置きに行かなきゃならないから、またな。
――かしこまりました。次のおいでをお待ちしておりまする!
そこでシロトラと別れ、慧吾は周囲に結界石をだいたい十メートルおきに置いていった。
朝方になってから慧吾はようやく眠りにつけたのだった。
「おかあさん!」
ナナがつないでいた手をパッと離して母親に駆けよった。ローナはナナを抱きしめ、頬にキスを落とした。それからその場で立ちつくしていたヨランに手を伸ばす。
「ヨランも」
動かないヨランをシスイがそっと鼻で押す。我に返ったヨランはためらいがちにローナのそばに近寄った。ローナはヨランの頬にもひとつキスを落とした。ヨランは照れて頬を赤くしながらもうれしそうだ。
「ヨラン、お父さんのお手伝いと、あとナナの面倒を見てくれてありがとう。ナナもおりこうで偉かったわね」
「うん! わたしおりこうだった!」
ヨランは苦笑いしながらナナの頭を撫でてやった。そのナナはシスイを紹介していて兄のそんな様子には気がつかない。
「このこはシロ! ひろったの。わたしのいぬなの」
「大きな犬ね。でもおとなしくてかわいいわ」
シスイを褒められてナナは有頂天だ。ヨランはそんな妹を気遣うように見てから唇を噛みしめた。具合が良くなったシスイをもう手放さなければならないからだ。
そこへ父親のベイリーが食事を運んできた。久しぶりに全員揃った家族のだんらんだ。
「おはよう」
「おとうさん! おかあさんがいるよ!」
ベイリーは幸せそうに破顔した。飛びついてきたナナを高く抱きあげ、すぐに下ろす。
「お母さんは病気が治ったんだ。でもまだ無理をさせちゃダメだ」
わかってるもん! と口を尖らせるナナがかわいい。でもそろそろだなとシスイは思った。畑に行っているうちに出ていくつもりだ。最初は悲しんでも、母親がいるよろこびで徐々に自分のことは忘れていくだろう。恩返しは昨夜終わったのだ。そう、それはもう頑張った。
昨夜のこと――――
ヒールをかけられたローナはみるみる顔色がよくなり、血色のいいバラ色の頬、つやつやの髪を取りもどした。もともとローナはまだ二十代なのだ。病気が治ってしまえばナナに似たかわいらしい若い女性がそこにいた。
ローナは不思議そうに深呼吸をした。
「どこも苦しくなくなったわ。すごいわ、どうしてなの?」
「ローナ!!」
感極まったベイリーがローナをひしと抱きしめた。恥ずかしがって身体をよじるローナに気づいて少しだけ離す。
「先生の前よ、恥ずかしいわ」
「構いません。治って良かったですね」
ベイリーもシスイのことを思いだし、ちょっと顔色が悪くなった。妻の病気を治してくれた伝説の存在をおざなりにしてしまっていた。
「あの……ほんとうに、どうもありがとうございました」
「いいえ、こちらこそ。恩返しできて良かった。……ほかに困っていることはないですか?」
「いえそんな! もうそれは」
ベイリーは緊張のあまりビクリと肩を跳ねさせた。しかしまさかシスイが何かをしてくれるなんて思いもよらないローナは答えた。
「困ってることって言ったら畑に魔獣やイノシシが出ることがあるんですよ。ここらへんに出るのはあまり危険ではないのですが、畑が荒らされて……」
慌ててベイリーが遮ろうとしたが、気づかずに全部話してしまった。
ちょっと考えてシスイは言った。
「わかりました。何か考えてみます」
「ええっ!」
夫婦は慌てていたが、シスイはスタスタと部屋を出ていってしまった。それを呆気にとられた顔で見送り、それから再びベイリーはローナを抱きしめた。
外に出たシスイは畑に行ってみた。そこで人化して畑をぐるっと見渡す。
「うーん、結界かなあ。でもずっとってわけにはいかないしな。付与なんてできないのかなあ」
収納を覗いていたら、結構な数の魔石が出てきた。ダンジョンに潜ったときのものだ。ほかのものでもいいかもしれないが、魔石のほうが確率が上がる気がする。
おもむろに魔石をてのひらに乗せて、結界を込めてみる。
「できた……かも? よくわかんないな」
試しに結界石(そう名づけた)を手に持って、裏山に入ってみた。しばらく歩きまわったが、気配はするけれども何も出てこない。ということは有効なのかもしれない。
慧吾は結界石を収納にしまって深夜の裏山を歩きまわった。さすがに気味が悪い。
ガサガサッ!!
草木が倒される音に続いて大きな咆哮が慧吾を襲った。慧吾は抜かりのなく周囲を窺ったが、暗闇の中からは何も出てこない。音のした方向に足を踏みいれた慧吾は、そこに魔獣を見つけた。
………………。
「かわいいっ……!」
慧吾の見たもの――――それは大きめの白ウサギだった。立ちあがると慧吾のへそのあたりまでの高さがある。目が赤く、腹はふくふくして耳がぴーんと立っている。
「後ろにチャックあるでしょ。キグルミみたい」
「キキーッ!」
ウサギはなんだかわからないだろうに涙目で抗議の声をあげた。
「何言ってるのかわかんないよ。念話できる?」
ダンダン! とウサギは足を踏みならした。
「めちゃくちゃ怒ってるじゃん。よし、君。俺の眷属におなりー」
と、慧吾はそばに行って頭をヨシヨシと撫でた。ウサギはびっくりしたのか目がまんまるになった。そしてやっと慧吾が自分よりかなり上位の存在だとわかったようで、ババッと下がって平伏してしまった。
――申し訳ございませんでした! ご容赦ください!
無事に眷属になったのか、話が通じるようになったようだ。
「うんうん、大丈夫だよ。君はここに住んでるのかな? なんて名前?」
――はい、私はシロトラと申します。ここに長年住んでいます。
慧吾はぶはっと吹きだした。ウサギなのにトラ……。と思ったが、名前を笑うのは良くないと考えなおし、咳払いでごまかした。
「俺は聖獣シスイ。それでさっきの咆哮は?」
――なんと、聖獣様であられましたかッ!
シロトラはいたく感銘を受けたようだ。
――さきほど咆哮は穏便に帰ってもらおうと存じまして、脅しをかけた次第です。
「脅し……そうだったんだ」
感激しすぎてぴょんぴょん跳ねてからシロトラは尋ねた。
――それで主様のお方がどうしてこちらに?
「ああ、ここの畑の持ち主に世話になってな。恩返しに見回りをしていたんだ」
慧吾は収納から結界石を取りだした。
――やや! これは……!
シロトラは慌ててザッと飛びすさり、石を見ないようにしている。
「ああ、ごめんね。シロトラはOKにすればいいのかな」
慧吾はそれをしまい、ほかの魔石を出してシロトラを弾かない結界石を作った。
ホッとしながらも、シロトラは恐る恐る近づいてきた。
「平気?」
慧吾が問うと、シロトラは大きく首を縦に振った。
――はい。いったいこれは?
「これは魔獣が近づけなくなる結界石。さっき作ってみたから試してみていたんだ。良さそうだったら畑の周りに置こうかと思ってさ。君は触っても大丈夫なようにしたからね」
シロトラは尊敬の眼差しで慧吾を見た。それから慧吾を讃えまくった。
――すばらしい! さすが主様! 主様と出会えて私は幸せモノです!
「おおげさだなあ。でも俺も君と会えて良かったよ」
かわいいし、という言葉は呑みこんだ。ほんとうにもって帰ってずっと置いておきたいくらいだった。
「それでこの結界石を畑の周りに撒いて、魔獣が来ないようにしたいんだよね。イノシシなんかは弾けないのかもしれないけど」
――主様の恩人は私の恩人! 私がお守りしましょう。こう見えて私は上位の存在、そのくらいなんということもない。
シロトラはおおいばりで胸を張った。しかし慧吾にその姿もめちゃくちゃかわいいと思われていたりする。
「頼もしいな! たまに会いに来るからよろしくな!」
――おまかせくだされ!
「ありがと。と、そうだ。さっきの結界石、悪いんだけど効果の範囲を知りたいんだ」
シロトラの協力で、半径十メートルくらいは効果があるとわかった。シロトラでそうだから、下位の魔獣はもっと効くだろう。
お礼にもう一度シロトラを撫でてから、慧吾は聖獣になった。
――おお! なんと神々しいお姿!
――だからおおげさなんだって。じゃあ俺結界を置きに行かなきゃならないから、またな。
――かしこまりました。次のおいでをお待ちしておりまする!
そこでシロトラと別れ、慧吾は周囲に結界石をだいたい十メートルおきに置いていった。
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