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元夫の苦難24
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レティシアとの婚約披露のパーティを迎えた。手伝いは断られたが婚約破棄されずにこの日を迎えられたことにほっとしている。ビアードの不機嫌に睨む視線は気にならない。
父上はともかく、兄上達まで帰国するとは思わなかった。
レイヤ兄上だけが純粋に祝ってくれた。
会場に着くとビアード公爵家の姿はなく控えの間に案内された。しばらくするとビアードの腕を抱いて現れたレティシアは俺の贈ったドレスを着ていた。髪には紺の花が飾られ、俺の持っている色だけに包まれ微笑む姿は可憐で、もともと美しい顔立ちは
「リオ、いい加減にしなさいよ。エスコート取られるわよ」
義姉上に背中を叩かれて我に返るとレティシアが目の前にいた。俺の色に包まれた彼女に見つめられ、体が熱くなり、顔がニヤけそうで慌てて手で覆う。
「治癒魔法かけましょうか?」
「違うのよ。情けないわ」
義姉上に思いっきり足を踏まれて、慌てて手を差し出すと、額に手を当てられた。
「リオ様、落ち着いてください。挨拶代わりましょうか?」
「いや、大丈夫。あまりにも似合っていて感動して」
「チョコケーキを先に召し上がりますか?」
どうしてチョコを食べれば全てがおさまると思っているんだろうか。不思議そうに見つめるレティシアに深呼吸して必死に平静を装い笑いかける。
「大丈夫だから。始まるまでにはおさめる」
「別室で休まれて」
休んだらビアードにエスコート役を取られるのは目に見えている。
「いらない。せっかくエスコートする権利があるんだ」
レティシアと離れるなんて勿体無い。俺の手を取らないレティシアの腰を抱こうとすると手が重なった。きょとんとする顔に思わず笑ってしまった。
「ドレス、着てくれて嬉しいよ。一段と綺麗だよ」
カナト兄上の物言いたげな視線は俺の独占欲丸出しのドレスのせいだろう。
会場の中に進むと視線が集まった。今日は眼鏡は外している。怪しい眼鏡の男がレティシアの婚約者とは認めてもらえないから。参加している武門貴族の夫人達を味方につけるなら俺の顔はそれなりに有利なはずだ。
壇上に進み礼をすると拍手が沸き起こり両公爵の挨拶が終わると俺の番。
顔の赤みは引きレティシアの手を握ったまま礼をする。最初はレティシアが挨拶すると言ったが譲ってもらった。こんなに大勢の視線があるなら利用したい。
「このたびはお集まりいただきありがとうございます。麗しのビアード公爵令嬢の隣に立つ権利を与えられたことに感謝申し上げます。婚約者として生涯の伴侶として彼女を愛し守ることを誓います。両家の繁栄のために二人で手を取り励んでいきたいと思います」
礼をすると盛大な拍手が沸き起こり、腰を抱いたまま壇上から降りると笑顔なのに瞳は笑っていないレティシアに睨まれている。
「リオ様?」
「口づけるのは自重したけど。本当はあの場で求婚したかったけど」
腕をつねられた。男達に牽制して俺はレティシアにしか興味がないってアピールしたかったんだけど、伝わってるんだろうか。頬が染まってる様子に笑いを堪えてそっと耳に囁く。
「物足りなかった?」
「ふざけないでください」
睨んでも可愛いだけだし、力をこめてつねられてても全然痛くない。義姉上に踏まれた足は未だに痛い。
人が近づいてくると腕から指が離れ上品な笑みを浮かべる切り替えの早さにさらに笑いがこみあげる。
言葉は違っても全部意味の同じ祝いの挨拶を受けているとレティシアが時々視線を彷徨わせる。レティシアの視線の先にはビアードが令嬢に囲まれているのか。
「助けたほうがいい?」
レティシアに囁くと笑顔で悩んでいる。挨拶を受けながら他のことを思案するほど余裕があるらしい。
会場が突然ざわめき、目の前の夫婦が道をあけ礼をすると、クロード殿下がいた。招待状は出したけど、来るとは思わなかった。穏やかな笑みを浮かべるクロード殿下に礼をする。
「おめでとう」
「ありがとうございます」
「レティシアは体調は、平気か?」
「はい。お気遣いありがとうございます」
驚いているレティシアをクロード殿下は愉快に見ている。
最近はレティシアがクロード殿下の玩具になってる気がする。
「殿下、ありがとうございます」
近付いてきたビアード公爵夫妻に場を譲って離れた。
祝いの言葉を受けているとレティシアの友人のカーソンが近づいてきた。
この二人は仲が良い。レティシアに髪を整えられる姿も格好良いと言われるのも羨ましい。俺よりも親しみ溢れる視線を向けられていることも。
俺の腕の中にいても、何も思わないんだろうか。
いつの間にか二人は離れて令嬢達に囲まれていた。
「リオ様、エドワード様を保護しないと」
小声で話しかけられたので首を小さく振る。
「一人で大丈夫だよ」
手を解かれてレティシアが離れたので追いかけようとすると令嬢に阻まれる。
「マール様、おめでとうございます」
「ありがとうございます」
「あの、一曲」
「婚約者がいますので」
婚約披露が終われば、親戚以外の未婚の令嬢とは踊らない。婚約破棄は醜聞になるため、婚約者以外に触れることは避けるのが暗黙のルールである。婚約者以外に心を奪われることがないようにと。
ダンスは既婚者か親類以外と踊ることは良しとされない。だからこのパーティーがある意味最後のチャンスでもある。レティシアにダンスの誘いが殺到しないように離したくなかったのに。
エドワードが囲まれるのはいつものことだし、放っておいて問題ないのに。
視線の先でレティシアがエドワードと楽しそうに踊っている。
「リオ、おめでとう。・・取られたんだね」
「サイラス、俺はお前と友人になれて良かった。頼んだ」
「え?」
しつこい令嬢達にサイラスを差し出して離れる。ダンスフロアからエドワードの手を引いて歩くレティシアを追いかけた。エドワードと楽しそうに話している腰を引き寄せると不思議そうな顔で見られた。
「そのお顔はこの場にふさわしくありません」
「俺が先に踊りたかったのに」
「この場のダンスに意味はありませんよ。新たな従弟となったエドワード様なら踊ることを許されますわ。男性同士で踊るのは目立つので」
呆れた声にとんでもない勘違いされている。
「俺と踊って欲しい」
「よろしくお願いします」
差し出す手に笑って手を重ねる様子に気分が上がった。彼女が俺のダンスを笑顔で受けてくれるのは初めてだ。
特別な相手としか連続でダンスは踊れない。笑みを浮かべるレティシアと2曲踊ってダンスフロアを抜けると挨拶回りの再開だった。
人が途切れて、ようやく挨拶のノルマが終わった。一息つくと隣にいたレティシアが消えていた。
「リオ、おめでとう。取られたのか」
「は?」
友人の視線先にはビアードとレティシアがいた。ビアードの腕を抱くレティシアは戻ってくる様子はない。
「二人との夜会は初めてか。ブラコンのレティシアは兄が囲まれるとべったりと離れなくなるんだよ。令嬢達が微笑ましく見てるだろう?」
ビアード兄妹を暖かく見つめる令嬢や夫人達がいた。
「俺のライバルはビアード?」
「当分は近づくなよ。あの二人の仲を邪魔したら敵が増えるよ。二人の邪魔をしないは武門貴族の常識だ」
「俺とレティシアが主役なのに」
「最近は二人での参加が減ったから。リオとの祝いよりも見目麗しいビアード兄妹を楽しみにしてた奴らも多いから」
敵を増やすのは良くないので、武門貴族の友人に従いビアード公爵夫人のもとに行くことにした。
「レティシアは・・。ごめんなさいね」
「いえ、邪魔するつもりはありません。顔を広めたいので御一緒させていただいても」
「最後に羽目を外さなくてもいいの?」
「共に羽目を外したい相手は兄に夢中なので。あの二人の人気は凄いですね…」
上品に笑うビアード公爵夫人の社交に入れてもらうことにした。レティシアに邪魔されないので、からかわれても素直に惚気る。レティシアと是非一緒にとお茶会や夜会に誘われたので笑顔で了承し想像とは違ったけど無事に披露の場をおえた。
クロード殿下が来てくれたのは嬉しい誤算だった。
王子の祝いを受ければ婚約破棄しづらくなる。俺はレティシアの心を手に入れてないから、本気で拒まれれば破棄される可能性がある。婚約破棄できないように出来る限り外堀を埋めたい。
帰りの馬車では、兄上達がビアード兄妹の人気に驚いていた。逃すなよと、肩を強く叩かれたけど、どう反応すべきかわからなかった。義姉上に情けないと笑われたけどこれからも協力してくれるように頭を下げると了承してくれた。
父上はともかく、兄上達まで帰国するとは思わなかった。
レイヤ兄上だけが純粋に祝ってくれた。
会場に着くとビアード公爵家の姿はなく控えの間に案内された。しばらくするとビアードの腕を抱いて現れたレティシアは俺の贈ったドレスを着ていた。髪には紺の花が飾られ、俺の持っている色だけに包まれ微笑む姿は可憐で、もともと美しい顔立ちは
「リオ、いい加減にしなさいよ。エスコート取られるわよ」
義姉上に背中を叩かれて我に返るとレティシアが目の前にいた。俺の色に包まれた彼女に見つめられ、体が熱くなり、顔がニヤけそうで慌てて手で覆う。
「治癒魔法かけましょうか?」
「違うのよ。情けないわ」
義姉上に思いっきり足を踏まれて、慌てて手を差し出すと、額に手を当てられた。
「リオ様、落ち着いてください。挨拶代わりましょうか?」
「いや、大丈夫。あまりにも似合っていて感動して」
「チョコケーキを先に召し上がりますか?」
どうしてチョコを食べれば全てがおさまると思っているんだろうか。不思議そうに見つめるレティシアに深呼吸して必死に平静を装い笑いかける。
「大丈夫だから。始まるまでにはおさめる」
「別室で休まれて」
休んだらビアードにエスコート役を取られるのは目に見えている。
「いらない。せっかくエスコートする権利があるんだ」
レティシアと離れるなんて勿体無い。俺の手を取らないレティシアの腰を抱こうとすると手が重なった。きょとんとする顔に思わず笑ってしまった。
「ドレス、着てくれて嬉しいよ。一段と綺麗だよ」
カナト兄上の物言いたげな視線は俺の独占欲丸出しのドレスのせいだろう。
会場の中に進むと視線が集まった。今日は眼鏡は外している。怪しい眼鏡の男がレティシアの婚約者とは認めてもらえないから。参加している武門貴族の夫人達を味方につけるなら俺の顔はそれなりに有利なはずだ。
壇上に進み礼をすると拍手が沸き起こり両公爵の挨拶が終わると俺の番。
顔の赤みは引きレティシアの手を握ったまま礼をする。最初はレティシアが挨拶すると言ったが譲ってもらった。こんなに大勢の視線があるなら利用したい。
「このたびはお集まりいただきありがとうございます。麗しのビアード公爵令嬢の隣に立つ権利を与えられたことに感謝申し上げます。婚約者として生涯の伴侶として彼女を愛し守ることを誓います。両家の繁栄のために二人で手を取り励んでいきたいと思います」
礼をすると盛大な拍手が沸き起こり、腰を抱いたまま壇上から降りると笑顔なのに瞳は笑っていないレティシアに睨まれている。
「リオ様?」
「口づけるのは自重したけど。本当はあの場で求婚したかったけど」
腕をつねられた。男達に牽制して俺はレティシアにしか興味がないってアピールしたかったんだけど、伝わってるんだろうか。頬が染まってる様子に笑いを堪えてそっと耳に囁く。
「物足りなかった?」
「ふざけないでください」
睨んでも可愛いだけだし、力をこめてつねられてても全然痛くない。義姉上に踏まれた足は未だに痛い。
人が近づいてくると腕から指が離れ上品な笑みを浮かべる切り替えの早さにさらに笑いがこみあげる。
言葉は違っても全部意味の同じ祝いの挨拶を受けているとレティシアが時々視線を彷徨わせる。レティシアの視線の先にはビアードが令嬢に囲まれているのか。
「助けたほうがいい?」
レティシアに囁くと笑顔で悩んでいる。挨拶を受けながら他のことを思案するほど余裕があるらしい。
会場が突然ざわめき、目の前の夫婦が道をあけ礼をすると、クロード殿下がいた。招待状は出したけど、来るとは思わなかった。穏やかな笑みを浮かべるクロード殿下に礼をする。
「おめでとう」
「ありがとうございます」
「レティシアは体調は、平気か?」
「はい。お気遣いありがとうございます」
驚いているレティシアをクロード殿下は愉快に見ている。
最近はレティシアがクロード殿下の玩具になってる気がする。
「殿下、ありがとうございます」
近付いてきたビアード公爵夫妻に場を譲って離れた。
祝いの言葉を受けているとレティシアの友人のカーソンが近づいてきた。
この二人は仲が良い。レティシアに髪を整えられる姿も格好良いと言われるのも羨ましい。俺よりも親しみ溢れる視線を向けられていることも。
俺の腕の中にいても、何も思わないんだろうか。
いつの間にか二人は離れて令嬢達に囲まれていた。
「リオ様、エドワード様を保護しないと」
小声で話しかけられたので首を小さく振る。
「一人で大丈夫だよ」
手を解かれてレティシアが離れたので追いかけようとすると令嬢に阻まれる。
「マール様、おめでとうございます」
「ありがとうございます」
「あの、一曲」
「婚約者がいますので」
婚約披露が終われば、親戚以外の未婚の令嬢とは踊らない。婚約破棄は醜聞になるため、婚約者以外に触れることは避けるのが暗黙のルールである。婚約者以外に心を奪われることがないようにと。
ダンスは既婚者か親類以外と踊ることは良しとされない。だからこのパーティーがある意味最後のチャンスでもある。レティシアにダンスの誘いが殺到しないように離したくなかったのに。
エドワードが囲まれるのはいつものことだし、放っておいて問題ないのに。
視線の先でレティシアがエドワードと楽しそうに踊っている。
「リオ、おめでとう。・・取られたんだね」
「サイラス、俺はお前と友人になれて良かった。頼んだ」
「え?」
しつこい令嬢達にサイラスを差し出して離れる。ダンスフロアからエドワードの手を引いて歩くレティシアを追いかけた。エドワードと楽しそうに話している腰を引き寄せると不思議そうな顔で見られた。
「そのお顔はこの場にふさわしくありません」
「俺が先に踊りたかったのに」
「この場のダンスに意味はありませんよ。新たな従弟となったエドワード様なら踊ることを許されますわ。男性同士で踊るのは目立つので」
呆れた声にとんでもない勘違いされている。
「俺と踊って欲しい」
「よろしくお願いします」
差し出す手に笑って手を重ねる様子に気分が上がった。彼女が俺のダンスを笑顔で受けてくれるのは初めてだ。
特別な相手としか連続でダンスは踊れない。笑みを浮かべるレティシアと2曲踊ってダンスフロアを抜けると挨拶回りの再開だった。
人が途切れて、ようやく挨拶のノルマが終わった。一息つくと隣にいたレティシアが消えていた。
「リオ、おめでとう。取られたのか」
「は?」
友人の視線先にはビアードとレティシアがいた。ビアードの腕を抱くレティシアは戻ってくる様子はない。
「二人との夜会は初めてか。ブラコンのレティシアは兄が囲まれるとべったりと離れなくなるんだよ。令嬢達が微笑ましく見てるだろう?」
ビアード兄妹を暖かく見つめる令嬢や夫人達がいた。
「俺のライバルはビアード?」
「当分は近づくなよ。あの二人の仲を邪魔したら敵が増えるよ。二人の邪魔をしないは武門貴族の常識だ」
「俺とレティシアが主役なのに」
「最近は二人での参加が減ったから。リオとの祝いよりも見目麗しいビアード兄妹を楽しみにしてた奴らも多いから」
敵を増やすのは良くないので、武門貴族の友人に従いビアード公爵夫人のもとに行くことにした。
「レティシアは・・。ごめんなさいね」
「いえ、邪魔するつもりはありません。顔を広めたいので御一緒させていただいても」
「最後に羽目を外さなくてもいいの?」
「共に羽目を外したい相手は兄に夢中なので。あの二人の人気は凄いですね…」
上品に笑うビアード公爵夫人の社交に入れてもらうことにした。レティシアに邪魔されないので、からかわれても素直に惚気る。レティシアと是非一緒にとお茶会や夜会に誘われたので笑顔で了承し想像とは違ったけど無事に披露の場をおえた。
クロード殿下が来てくれたのは嬉しい誤算だった。
王子の祝いを受ければ婚約破棄しづらくなる。俺はレティシアの心を手に入れてないから、本気で拒まれれば破棄される可能性がある。婚約破棄できないように出来る限り外堀を埋めたい。
帰りの馬車では、兄上達がビアード兄妹の人気に驚いていた。逃すなよと、肩を強く叩かれたけど、どう反応すべきかわからなかった。義姉上に情けないと笑われたけどこれからも協力してくれるように頭を下げると了承してくれた。
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