173 / 286
第九十二話 充電
しおりを挟む
レオ様の初のお忍びデートの付き添いは疲れました。
リオが私で遊んだこともレオ様達の邪魔をしたことも許しません。
リオの相手をするのは面倒です。避けてもなぜか声をかけられます。
最近はリオのファンがさらに増えました。リオと一緒にいると令嬢達の視線が怖いのでできるだけ関わりたくありません。
久しぶりに遊びに行きたくなりました。
「フィル、次の休養日は予定ありますか?」
「特にないけど」
「遊んでください。午後に予定をあけます」
「平気なのか?」
「ビアードなら問題ありません。」
「狩り?」
「はい。思いっきり」
ニッコリ笑いかけたらフィルが頷きました。
フィルは昔からなんでも付き合ってくれます。
エイベルが学園に入学してからは遊び相手はフィルでした。
フィルはこっそり訓練に付き合ってくれます。
フィルと出会った頃はこの世界に馴染んでなかったので、過去のビアード嬢を全く知らないフィルの傍は心地よかったんです。エイベルに昔のことを持ち出されるのは困惑しましたし、私には風でどこまで飛ばされるか競争した記憶はありません。
リオの誘いは断りました。
いつも社交の予定のない日に誘われるのが不思議です。婚約者でも毎回お付き合いする必要はないので3回に1回は断ってもいいですよね。
休養日にお茶会をおえて、出かける準備をしました。ビアードで訓練しているフィルに声を掛け出発しました。
森に着いたのでフィルと一緒に狩りをしました。
せっかくフィルと一緒なので黒鳥を狩りました。
黒鳥は気配に敏感で俊敏です。また凶暴なので、気配を消して近づき一撃で仕留めないといけません。
黒鳥と目が合うと獲物として目をつけられ、ずっと追いかけられます。
黒鳥を見たら一目散に逃げるのがビアード領民の常識です。
ただフィルが一緒の時は別です。私が囮になって目をつけられた瞬間にフィルが気配を消して近づき首を落としました。獲物を見つけた瞬間だけ無防備になる特性があります。
黒鳥に気付かれずに近づけるのはフィルだけです。エイベルもマオもできません。
羽は貴重な素材になるので、レオ様のお土産にしましょう。鳥を捌いてフィルに焼いてもらいます。絶妙な火加減もたまりません。狩りはフィルと一緒が一番楽しいです。
全部は食べきれないので、残りは干し肉にします。フィルは干し肉も作れます。狩りや野営については私よりも詳しく万能です。
黒鳥は柔らかくて美味しいんです。中々食べられない貴重な食材です。
串焼きとスープにして楽しみます。森の中にいると人の視線がないので楽です。
学園に入学してから忙しいです。
食事もおえたので、ごろんと寝転がります。
「フィル、疲れました」
「お疲れ。門限前におこしてやるよ」
「フィルも寝るのに?」
「マオが起こしてくれるよ」
隣に寝転ぶフィルが明るい笑みを浮かべます。この顔を見ると力が抜けて笑ってしまいます。
「フィル、もし私が私じゃなくなっても傍にいて」
「突然別人になっても面倒みてやるよ」
「私が国やビアードの害悪になったらためらわずに殺して」
「ならないだろうけど。その時は気絶させて攫うかな」
冗談と捉えられてますね。
「カーソン家の当主が」
「兄上に子供がいる。国にもビアードにもいらないなら俺が面倒みてやるよ」
ビアード公爵令嬢でなくても面倒見てくれる…。
貴族としてはありえない言葉ですが、フィルなら雇ってくれそうです。
「フィルのお嫁さんが」
「俺の嫁は喜んでついてくるよ」
嫁!?フィルの顔を見ると動揺してません。
「誰ですか!?」
「ステラ。まだ公表はしない。グレイ伯爵家から話がきた」
この状況はステラに失礼です。
「知りませんでした。婚約者がいるなら私と二人はまずいです」
「問題ない。ステラは俺の婚約者になれば3人でずっと一緒にいられるって。レティシアと二人で出かけてもいいってさ。レティシアと一緒にいたいから婚約してほしいって頼まれた」
凄い理由です。受けるのも申し込むのもありえません。でも胸がくすぐったいです。
「ステラ・・・・」
「レティシアが婚姻したらだけどな。ステラは優秀だからうちとしてはありがたい。魔法に優れるレティシアの一番弟子で親友。ビアードとの強い縁は後ろ盾としてありがたい。」
ちゃんと家の利もあるそうです。
「二人で幸せにならないと許しません」
「残念ながら3人かな。ステラの幸せにはレティシアがいることが大前提だ。うちがビアードを裏切れば出て行きそうだけどな。」
「それは武門の妻としてどうなんでしょうか。可愛いステラをもらえるのは幸せでしょうが・・・」
「俺の友人は家と王家のために生きてるから付いていけば自ずと貴族の役目は果たせるよ。献身的な友人がつぶれそうなら支えてやるよ。耐えられないなら逃げようって言ったら失望するか?」
「フィルに失望するなどありえません。フィルとステラと三人で小さい家を借りて暮らすのも楽しそうですね。きっと平穏な生活が」
「追いかけてくる奴らがいるかな」
フィルの言葉に笑ってしまいます。またロキが追いかけてきたらどうしましょう。そういえば、
「最近、避けてもリオ様に見つかるんです。気配が上手に消せなくなってるんでしょうか・・。私、気配消すのが下手になってますか?」
「特に感じないけど。追跡魔法でも仕掛けられてたりしてないか」
フィルが大丈夫と言うなら問題ありません。気配を消すことに関してはフィルが一番ですから。
「まさか。ありえませんよ。お祝いはいつ伝えていいですか?」
「公表した時でいい。騒がしくなるから。余計な気は回すなよ。俺達は勝手にやる。」
「私は二人がいなくなるとお友達はレオ様とアロマしかいなくなります」
「友達が少ないな。俺達は3人で過ごせる時間が一番だから。」
「大人になっても共に過ごせるなんて夢みたいです」
「レティシアの願いは些細なのにいつも叶わないからその夢は俺とステラが叶えてやるよ」
「フィル、大好きですわ」
「俺も好きだよ。寝るか。」
隣で寝息が聞こえて笑ってしまいます。
フィルとステラが将来夫婦になるとは思いませんでした。でもフィルならきっとステラを幸せにしてくれます。誠実で女遊びもしません。
二人に幸せになって欲しいです。エイベルのお嫁さんはどんな方になるんでしょうか。
どこまで本気かはわかりません。隣の寝顔を見ながらぼんやりします。
***
起きたら暖かい風の結界の中にいました。
マオの結界とフィルの火のおかげです。
辺りは豪雨です。雨の気配なんてしなかったのに。この森はビアード公爵邸から離れています。
「マオ、雨が止みません。どうすれば一番怒られませんか?」
「雷がなければ結界で包んで進みますが・・・」
「雨が止んだら帰るか。ビアード公爵には俺が謝るよ」
「いえ、私が怒られますわ。」
「俺とマオがついていれば平気だろう。ローブの追跡魔法で安全確認できるし。せっかくだからのんびりしようよ。食べ物もあるし。念のためビアード公爵夫人への土産を用意するか。」
フィルが袋の中からお菓子と茶葉と鍋を出しました。用意周到ですよね。私は武器といつもの道具しかありません。
鍋の中に水を入れるとフィルがお湯を作ってくれます。火の魔法は万能ですよね。
お茶を飲んで、フィルと一緒にビアード公爵夫人へのお土産を作りました。
フィルと一緒に門限を破る時はいつもお土産を用意しています。そうするとあまり怒られません。
夜遅くに雨は晴れました。夜の移動は危険なので朝まで待つことにしました。見上げる星空の美しさはいつの世も変わりません。
生前の冒険者仲間のシオンが教えてくれた星を見つけました。リオがいなくても星の美しさを感じられます。優しい友人にも恵まれています。一人ではないから大丈夫です。
今日はのんびりできたので明日からまた頑張りましょう。
リオが私で遊んだこともレオ様達の邪魔をしたことも許しません。
リオの相手をするのは面倒です。避けてもなぜか声をかけられます。
最近はリオのファンがさらに増えました。リオと一緒にいると令嬢達の視線が怖いのでできるだけ関わりたくありません。
久しぶりに遊びに行きたくなりました。
「フィル、次の休養日は予定ありますか?」
「特にないけど」
「遊んでください。午後に予定をあけます」
「平気なのか?」
「ビアードなら問題ありません。」
「狩り?」
「はい。思いっきり」
ニッコリ笑いかけたらフィルが頷きました。
フィルは昔からなんでも付き合ってくれます。
エイベルが学園に入学してからは遊び相手はフィルでした。
フィルはこっそり訓練に付き合ってくれます。
フィルと出会った頃はこの世界に馴染んでなかったので、過去のビアード嬢を全く知らないフィルの傍は心地よかったんです。エイベルに昔のことを持ち出されるのは困惑しましたし、私には風でどこまで飛ばされるか競争した記憶はありません。
リオの誘いは断りました。
いつも社交の予定のない日に誘われるのが不思議です。婚約者でも毎回お付き合いする必要はないので3回に1回は断ってもいいですよね。
休養日にお茶会をおえて、出かける準備をしました。ビアードで訓練しているフィルに声を掛け出発しました。
森に着いたのでフィルと一緒に狩りをしました。
せっかくフィルと一緒なので黒鳥を狩りました。
黒鳥は気配に敏感で俊敏です。また凶暴なので、気配を消して近づき一撃で仕留めないといけません。
黒鳥と目が合うと獲物として目をつけられ、ずっと追いかけられます。
黒鳥を見たら一目散に逃げるのがビアード領民の常識です。
ただフィルが一緒の時は別です。私が囮になって目をつけられた瞬間にフィルが気配を消して近づき首を落としました。獲物を見つけた瞬間だけ無防備になる特性があります。
黒鳥に気付かれずに近づけるのはフィルだけです。エイベルもマオもできません。
羽は貴重な素材になるので、レオ様のお土産にしましょう。鳥を捌いてフィルに焼いてもらいます。絶妙な火加減もたまりません。狩りはフィルと一緒が一番楽しいです。
全部は食べきれないので、残りは干し肉にします。フィルは干し肉も作れます。狩りや野営については私よりも詳しく万能です。
黒鳥は柔らかくて美味しいんです。中々食べられない貴重な食材です。
串焼きとスープにして楽しみます。森の中にいると人の視線がないので楽です。
学園に入学してから忙しいです。
食事もおえたので、ごろんと寝転がります。
「フィル、疲れました」
「お疲れ。門限前におこしてやるよ」
「フィルも寝るのに?」
「マオが起こしてくれるよ」
隣に寝転ぶフィルが明るい笑みを浮かべます。この顔を見ると力が抜けて笑ってしまいます。
「フィル、もし私が私じゃなくなっても傍にいて」
「突然別人になっても面倒みてやるよ」
「私が国やビアードの害悪になったらためらわずに殺して」
「ならないだろうけど。その時は気絶させて攫うかな」
冗談と捉えられてますね。
「カーソン家の当主が」
「兄上に子供がいる。国にもビアードにもいらないなら俺が面倒みてやるよ」
ビアード公爵令嬢でなくても面倒見てくれる…。
貴族としてはありえない言葉ですが、フィルなら雇ってくれそうです。
「フィルのお嫁さんが」
「俺の嫁は喜んでついてくるよ」
嫁!?フィルの顔を見ると動揺してません。
「誰ですか!?」
「ステラ。まだ公表はしない。グレイ伯爵家から話がきた」
この状況はステラに失礼です。
「知りませんでした。婚約者がいるなら私と二人はまずいです」
「問題ない。ステラは俺の婚約者になれば3人でずっと一緒にいられるって。レティシアと二人で出かけてもいいってさ。レティシアと一緒にいたいから婚約してほしいって頼まれた」
凄い理由です。受けるのも申し込むのもありえません。でも胸がくすぐったいです。
「ステラ・・・・」
「レティシアが婚姻したらだけどな。ステラは優秀だからうちとしてはありがたい。魔法に優れるレティシアの一番弟子で親友。ビアードとの強い縁は後ろ盾としてありがたい。」
ちゃんと家の利もあるそうです。
「二人で幸せにならないと許しません」
「残念ながら3人かな。ステラの幸せにはレティシアがいることが大前提だ。うちがビアードを裏切れば出て行きそうだけどな。」
「それは武門の妻としてどうなんでしょうか。可愛いステラをもらえるのは幸せでしょうが・・・」
「俺の友人は家と王家のために生きてるから付いていけば自ずと貴族の役目は果たせるよ。献身的な友人がつぶれそうなら支えてやるよ。耐えられないなら逃げようって言ったら失望するか?」
「フィルに失望するなどありえません。フィルとステラと三人で小さい家を借りて暮らすのも楽しそうですね。きっと平穏な生活が」
「追いかけてくる奴らがいるかな」
フィルの言葉に笑ってしまいます。またロキが追いかけてきたらどうしましょう。そういえば、
「最近、避けてもリオ様に見つかるんです。気配が上手に消せなくなってるんでしょうか・・。私、気配消すのが下手になってますか?」
「特に感じないけど。追跡魔法でも仕掛けられてたりしてないか」
フィルが大丈夫と言うなら問題ありません。気配を消すことに関してはフィルが一番ですから。
「まさか。ありえませんよ。お祝いはいつ伝えていいですか?」
「公表した時でいい。騒がしくなるから。余計な気は回すなよ。俺達は勝手にやる。」
「私は二人がいなくなるとお友達はレオ様とアロマしかいなくなります」
「友達が少ないな。俺達は3人で過ごせる時間が一番だから。」
「大人になっても共に過ごせるなんて夢みたいです」
「レティシアの願いは些細なのにいつも叶わないからその夢は俺とステラが叶えてやるよ」
「フィル、大好きですわ」
「俺も好きだよ。寝るか。」
隣で寝息が聞こえて笑ってしまいます。
フィルとステラが将来夫婦になるとは思いませんでした。でもフィルならきっとステラを幸せにしてくれます。誠実で女遊びもしません。
二人に幸せになって欲しいです。エイベルのお嫁さんはどんな方になるんでしょうか。
どこまで本気かはわかりません。隣の寝顔を見ながらぼんやりします。
***
起きたら暖かい風の結界の中にいました。
マオの結界とフィルの火のおかげです。
辺りは豪雨です。雨の気配なんてしなかったのに。この森はビアード公爵邸から離れています。
「マオ、雨が止みません。どうすれば一番怒られませんか?」
「雷がなければ結界で包んで進みますが・・・」
「雨が止んだら帰るか。ビアード公爵には俺が謝るよ」
「いえ、私が怒られますわ。」
「俺とマオがついていれば平気だろう。ローブの追跡魔法で安全確認できるし。せっかくだからのんびりしようよ。食べ物もあるし。念のためビアード公爵夫人への土産を用意するか。」
フィルが袋の中からお菓子と茶葉と鍋を出しました。用意周到ですよね。私は武器といつもの道具しかありません。
鍋の中に水を入れるとフィルがお湯を作ってくれます。火の魔法は万能ですよね。
お茶を飲んで、フィルと一緒にビアード公爵夫人へのお土産を作りました。
フィルと一緒に門限を破る時はいつもお土産を用意しています。そうするとあまり怒られません。
夜遅くに雨は晴れました。夜の移動は危険なので朝まで待つことにしました。見上げる星空の美しさはいつの世も変わりません。
生前の冒険者仲間のシオンが教えてくれた星を見つけました。リオがいなくても星の美しさを感じられます。優しい友人にも恵まれています。一人ではないから大丈夫です。
今日はのんびりできたので明日からまた頑張りましょう。
10
あなたにおすすめの小説
ざまぁはハッピーエンドのエンディング後に
ララ
恋愛
私は由緒正しい公爵家に生まれたシルビア。
幼い頃に結ばれた婚約により時期王妃になることが確定している。
だからこそ王妃教育も精一杯受け、王妃にふさわしい振る舞いと能力を身につけた。
特に婚約者である王太子は少し?いやかなり頭が足りないのだ。
余計に私が頑張らなければならない。
王妃となり国を支える。
そんな確定した未来であったはずなのにある日突然破られた。
学園にピンク色の髪を持つ少女が現れたからだ。
なんとその子は自身をヒロイン?だとか言って婚約者のいるしかも王族である王太子に馴れ馴れしく接してきた。
何度かそれを諌めるも聞く耳を持たず挙句の果てには私がいじめてくるだなんだ言って王太子に泣きついた。
なんと王太子は彼女の言葉を全て鵜呑みにして私を悪女に仕立て上げ国外追放をいい渡す。
はぁ〜、一体誰の悪知恵なんだか?
まぁいいわ。
国外追放喜んでお受けいたします。
けれどどうかお忘れにならないでくださいな?
全ての責はあなたにあると言うことを。
後悔しても知りませんわよ。
そう言い残して私は毅然とした態度で、内心ルンルンとこの国を去る。
ふふっ、これからが楽しみだわ。
悪役令嬢の逆襲
すけさん
恋愛
断罪される1年前に前世の記憶が甦る!
前世は三十代の子持ちのおばちゃんだった。
素行は悪かった悪役令嬢は、急におばちゃんチックな思想が芽生え恋に友情に新たな一面を見せ始めた事で、断罪を回避するべく奮闘する!
私と義弟の安全は確保出来たので、ゆっくり恋人を探そうと思います
織り子
恋愛
18歳で処刑された大公家の令嬢、セレノア・グレイス。
目を覚ますと――あの日の6年前に戻っていた。
まだ無邪気な弟ルシアン、笑う両親。
再び訪れる“反逆の運命”を知るのは、彼女だけ。
――大公家に産まれた時点で、自由な恋愛は諦めていた。だが、本当は他の令嬢達の話を聞くたびにうらやましかった。人生1度きり。もう少し花のある人生を送りたかった。一度でいいから、恋愛をしてみたい。
限られた6年の中で、セレノアは動き出す。
愛する家族を守るため、未来を変えるために。
そして本当の願い(恋愛)を叶えるために。
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
愛する人は、貴方だけ
月(ユエ)/久瀬まりか
恋愛
下町で暮らすケイトは母と二人暮らし。ところが母は病に倒れ、ついに亡くなってしまう。亡くなる直前に母はケイトの父親がアークライト公爵だと告白した。
天涯孤独になったケイトの元にアークライト公爵家から使者がやって来て、ケイトは公爵家に引き取られた。
公爵家には三歳年上のブライアンがいた。跡継ぎがいないため遠縁から引き取られたというブライアン。彼はケイトに冷たい態度を取る。
平民上がりゆえに令嬢たちからは無視されているがケイトは気にしない。最初は冷たかったブライアン、第二王子アーサー、公爵令嬢ミレーヌ、幼馴染カイルとの交友を深めていく。
やがて戦争の足音が聞こえ、若者の青春を奪っていく。ケイトも無関係ではいられなかった……。
しつこい公爵が、わたしを逃がしてくれない
千堂みくま
恋愛
細々と仕事をして生きてきた薬師のノアは、経済的に追い詰められて仕方なく危険な仕事に手を出してしまう。それは因縁の幼なじみ、若き公爵ジオルドに惚れ薬を盛る仕事だった。
失敗して捕らえられたノアに、公爵は「俺の人生を狂わせた女」などと言い、変身魔術がかけられたチョーカーを付けて妙に可愛がる。
ジオルドの指示で王子の友人になったノアは、薬師として成長しようと決意。
公爵から逃げたいノアと、自覚のない思いに悩む公爵の話。
※毎午前中に数話更新します。
彼女が高級娼婦と呼ばれる理由~元悪役令嬢の戦慄の日々~
プラネットプラント
恋愛
婚約者である王子の恋人をいじめたと婚約破棄され、実家から縁を切られたライラは娼館で暮らすことになる。だが、訪れる人々のせいでライラは怯えていた。
※完結済。
良くある事でしょう。
r_1373
恋愛
テンプレートの様に良くある悪役令嬢に生まれ変っていた。
若い頃に死んだ記憶があれば早々に次の道を探したのか流行りのざまぁをしたのかもしれない。
けれど酸いも甘いも苦いも経験して産まれ変わっていた私に出来る事は・・。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる