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『召喚の書を返すんだ、少年』

『イヤだ!』

『それを持っていたら敵に狙われてしまう。危険なんだ。無関係な少年を魔法世界の争いに巻き込む事は出来ない』

『無関係なんかじゃないよ! だって、おじさんは僕の犬なんだから!』

『……少年ッ』

『おじさん……ッ!』

 

「ん~……僕のおじさんは僕が守る……むにゃむにゃ」

 眠りながらも力強くしがみついていた達矢を虎呼郎から引き剥がす作業は、大人が三人も居ながらにしてなかなかに大変であったという。


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