メス堕ち元帥の愉しい騎士性活

環希碧位

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囚われの騎士──全ての始まり

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「はーい、気分はどうですかぁ?大元帥閣下」

 下卑た男の笑顔が、近づく。
 男の酒臭い息に、その麗貌を覗き込まれた大元帥──アルテュール・ド・リッシュモンは眉を寄せ、顔を背けた。
 彫刻のように均整のとれた長身に、頂くは王家に繋がる血筋をあらわす緩やかに波打つ金髪。軍人特有の力強い光を宿す群青の瞳。
 どことも知らぬ朽ち果てた廃墟で、ヨーロッパ最高の将軍と名高い美丈夫は、縄をかけられ、複数の男達にとり囲まれていた。

「お前達は……一体……」

 問いかける大元帥に、

「アンタが宮廷で色々と動くと迷惑な人がたくさんいるんだってさ」
「軍政の改革?まあ、俺ら下っ端にはよくわかんねーけど、されたら困るんだってよ」
「でも今アンタに死なれてもフランスはマジで詰んじゃうでしょ?」
「だから~、大元帥がみんなのいう事を聴いてくれるように、説得にきましたぁ」

 口々に男達は答えた。相変わらず気味の悪い笑顔。

「……説得?」

 リッシュモンが怪訝な表情をする。

「そうそう」
「身体に直接ね」

「な……っ」

 背後から床に押し付けられたリッシュモンの首筋に、鋭い痛みが走った。

「……毒針……だと」
「ああ、大丈夫ですよ。致死性のものではありませんから。
 強情な閣下に少しだけ素直になってもらう為の……そういう薬です」

 針を打った男がどこか意味ありげな笑みを浮かべ、リッシュモンを見る。
 だが、リッシュモンは床に押し付けられたままでなお、眼光鋭く男達を睨み付けた。
 
「……っく……そんな薬で……この私を思う通りに出来るなど……」



■■■



「ああぁああ……♡♡」

 熱に侵された廃墟の中に、あられもない嬌声が響いていた。

「きたぁっ♡きたぁあ♡♡
 はぁっ、んん゛、しゅご、ぉお、なかっ、なか♡あちゅひぃい♡♡」

 ──ぐちゅっ!ぐちゅっ!ぐちゅっ!
 肉棒が不浄の穴を出入りする度、そして腹の中をかき混ぜる度、背筋を這い上がる快感に、『彼』はひっきりなしに歓喜の声をあえげていた。

「んー、良い感じにケツマンコがほぐれてきたねー♡」
「んお゛ぉお♡♡」
「これなら一度に二本入っちゃうんじゃないなかぁ?」
「ひっ……ら、らめぇ、ひほんは、らめぇっ!」
「そんなことないでしょー、ホントは欲しいくせに」
「ひ、っ……ひょ、ひょんな、ぁあ♡
 い、ッぅぐ♡♡ふぅ゛うう♡♡あぁあ♡ゆるひ、ゆるひれ……」
「こんなすぐにユルガバになっちゃうドスケベな身体の子には、おしおきしないとだめでしょー」
「ううぅう゛ぁああああ♡♡
 お゛ぉお♡ちくびだめぇ♡♡だめぇえ♡♡お゛ッ♡♡ぎもぢっ、い♡♡とんじゃう♡とんじゃうからぁ゛♡」

 ……持ち込まれた姿見に、複数の男に嬲られながら、肉悦を貪る淫婦が写っている。
 整えられていた金髪を振り乱し、許しを乞いながら、その身体は今なお果ての無い快楽を求めて、男達を強欲に銜え込んでいた。

「あーあ、噂に名高い大元帥閣下も、薬とおちんぽには勝てなかったかぁ」
「コイツ即効で後ろだけで行くようになったあたり、天性のド淫乱なんじゃね?」
「こんなん軍のトップとか、マジ幻滅でしょ」
「でも勝つ度にやらせてくれるんなら、逆に士気あがるんじゃねえの。
 ほら、こんなにおしゃぶりも上手くなったもんね♡」
「んん、んふぅっ……!」

 無造作に髪を掴まれて、猛ったものを喉の奥まで突っ込まれる。
 それでももはや抵抗らしい抵抗もなく。
 淫獄に堕ちた『彼』──リッシュモンはその尊い舌と唇で男に奉仕をし始めていた。

「上のおくちも下のおくちもいっぱいにされて、大満足でしょ、アルテュールちゃん」
「んっ♡♡んんっ♡]
「すっかり素直になっちゃって可愛いねぇ♡
 ご褒美におちんちん扱いてあげようね♡」
「ん───ッ!」

 背後から肉の楔を打ち込んでいた男が、既に触れずともみっともなく勃ち上がり、だらだらと先走りの滴を垂らしていたリッシュモンのそれを、荒れた指先で扱き上げる。

「ふうう゛っ♡♡お゛ぉおおほっ♡」
「こらこら、気持ち良いからって、おクチがおろそかになっちゃ駄目だろっ♡」
「んっ……はっ……れ、れ゛も゛ぉっ♡♡
 ごんごん、しゃれへぇ♡♡しこしこされるとぉお♡♡
 ……っひ、ひぅ、ん゛、ぐ…っ♡ひもひ、ひもひよしゅぎるのぉおおっ♡♡」

 いやらしく喘ぎながら、手淫の動きに合わせて強請るように下肢を揺らめかせる。
 
 その姿に、かつての威厳や凛々しさは微塵もない。
 ただ全身を使って男達に媚びる大元帥の姿に、男達は嗤う。

「腰振りまくりだな、犬みてぇ」
「完全に盛りのついたメス犬だな……どうだ?今度実際に雄犬と絡ませてみるか?」
「いやぁ、さすがに犬がやった後の穴を俺が使いたくねえよ」
「まあ、そりゃ同感だわな。
 じゃあさ、今度コイツを使って新しいオモチャを連れてこようぜ」

 何も知らずに腰を振り続けている英雄……だったモノを見ながら、男達は更に素晴らしい宴の様子を思い描いて、笑みを深くするのであった。

「ふ、ぅ……っ ぅ、ぁ…っ んっ♡♡
 もっ♡もっとぉ♡♡
 もっとぉ♡おくっ♡♡お゛くまれ゛ぇっ♡お゛ぐっ♡ほじほじしてぇエ♡♡」

 視線はうっとりと宙を彷徨い、唇からはだらしがなく涎を垂らしたまま、虜の英雄は喘ぎ続ける。

「してあげるよー、たっくさんね」
「ひゃあああああッんッ♡♡」

 耳元で優しく、妖しく囁いて、男はより激しく楔で媚肉を抉る。
 眩暈がするような法悦に、リッシュモンがより高く哭いた。

「も゛、ぉ、しぬ♡♡ひんら゛ぅう……♡あッ、いくッ♡♡いくッ♡♡いくッ♡いっちゃう♡
 ぱんぱんしゃれてっ♡あるてゅーるの、ケツマンコっ♡♡いっちゃうゥッ♡♡」

 ……もう自分が何を言っているのか分かっていないのだろう。
 恥も外聞もない体で、哀れな大元帥が口走る。

「はいはい♡みんなで見てるから、好きなだけおちんぽミルク、ぴゅっぴゅっしな♡」 
「で、でりゅぅっ♡♡、おちんぽミリュクッ♡♡でりゅぅウウウ♡
 も゛っ……♡ひもひよしゅぎれっ♡♡おちんぽぉ、い゛っ♡い゛くゥウウウウウッ♡♡」

 どびゅっ!どびゅっ!びゅくびゅくびゅくっ!

 被虐の快楽に屈し、男達に弄ばれていたモノが、何度目かの白い蜜を噴き上げる。
 精根尽き果てたのか、達したまま意識を失ったリッシュモンの身体が崩れ落ちる。
 その身体を受け止めて、男はほくそ笑んだ。
 
「今度は『お友達』も連れてきて、もっと楽しい事をしようねぇ……大元帥殿……ふふ」

 ──こうして、何の落ち度もなかった英雄の際限のない失墜は始まったのだった。
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