僕のスライムは世界最強~捕食チートで超成長しちゃいます~

空 水城

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第6章 肝試し大会編

第百十九話 「オーラン・ガルド」

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 「……? どうかしたんですか?」
 
 ずっと林の方に目を向けてだんまりを続けているので、さすがにクロリアも不思議に思ったようだ。
 彼女は涙が滲んでいた目元を袖口でごしごししながら首を傾げている。
 
 「…………いや」
 
 僕はそれに対して軽くかぶりを振った。
 しかし反対に、視線は林の向こうに固定されている。
 やがて無意識のうちに足が動き出し、音を殺して四人組に近づいていった。
 
 「えっ? ちょ、ルゥ君――」
 
 抗議の声を上げるクロリアだが、彼女も同じように足音を抑えてついて来てくれる。
 そして二人して大木の裏に背を預け、四人の女性冒険者たちを窺った。
 
 「いったいどうしたんですか? って、あれは他の参加者のパーティーでしょうか? あの方々がどうかしたんですか?」
 
 「い、いや、ちょっとね……」
 
 あの四人組というよりかは、そのうちの二人に見覚えがあったからなんだけど。
 現状最有力のパーティー、フェアリーロードからファナが抜けた。
 その情報を耳にするきっかけとなった彼女たちを、偶然目にしてしまったら否が応にも気を取られてしまう。
 しかしなぜか、昨日のそのことをクロリアに伝えるのは憚られた。
 理由は自分でもわからない。
 同じように、こうして彼女たちの様子を窺っている理由も上手く説明はできない。
 
 「それにしても、可愛い従魔ばかりですね」
 
 「えっ?」
 
 不意にクロリアが嬉しそうに零した呟きに、僕は首を傾げる。
 じっと目を凝らしてみると、確かにあのパーティーの従魔たちは全員、小型の可愛らしい種族ばかりだった。
 先日見たウサギと小熊。それから新たにリスと、針の生えたネズミのようなモンスターも確認できる。
 まあ、だからといってどうというわけではないけど。
 
 「そういった趣旨で結成されたパーティーなんでしょうか?」
 
 「ん~、それはわからないけど……」
 
 素朴な疑問に対して鈍い反応をしつつも、僕は僅かに声を低くして続ける。
 
 「従魔の可愛らしさとは正反対に、物凄くピリピリした空気を感じる。四人ともすごく怒ってるみたいだ」
 
 「い、言われてみれば、そうですね……」
 
 クロリアは恐る恐るといった様子で同意してくれる。
 実のところ、僕が彼女たちを気にしたわけはこれなのかもしれない。
 あの女性テイマーたちは現在、超が付くほど怒りに打ち震えている。
 ナンパ目的の男性冒険者が近づいたりでもしたら、誘い文句を言い終える前に潰されても不思議ではない。
 いったいなぜ彼女たちは、誰が見ても明らかなくらい憤怒を露わにしているのだろう?
 僕の後ろにいる黒髪おさげの少女がそうであるように、肝試し大会に対しては多くの者が”恐怖”を感じるはずだ。
 それならばまだ理解はできるのだが……
 次第に遠ざかっていく女性パーティーを見据えながら、僕は言った。
 
 「……追いかけよう」
 
 「えっ? ど、どうしてですか……? って、ちょっとルゥ君!」
 
 僕はクロリアの制止も聞かず、力んで前方のパーティーを追跡し始める。
 あくまで彼女たちに気付かれぬよう、足音を殺してこっそりと。
 その行動の意図が読めないクロリアは、しばし呆然と僕の背中を見つめていた。
 しかしやがて、止めの言葉を掛けても意味がないとわかり、渋々後を追いかけてくる。
 本当なら、まだ幽霊型モンスターを克服できていない彼女を無理に同行させるわけにはいかないのだが、今の僕はそのことにすら気を配る余裕がなかった。
 どうしてそこまでして彼女たちを追いかけようとしているのか。
 それはきっと、道ゆく先に待つものが何か、あらかた予想できていたからだろう。
 
 
 
△△△
 
 
 
 女性パーティーを追いかけること十分ちょっと。
 どうやら彼女たちも、具体的に向かう先を決めていたわけではないようで、しばらくエリアの中をうろうろと歩き回っていた。
 何やら誰かを探しているらしい。
 そしておそらくその人物こそが、彼女たちの怒りの源になっているのだろう。
 途中何度かおっかなびっくりな様子のクロリアから、”もうやめておきましょう”と声を掛けられたが、ここで退いてもしこりが残るだけなので構わずに突き進んでいった。
 そうして、ようやく目的の場所に辿り着く。
 そこには、まったく予想通りの人物が、意外そうな顔で立ち尽くしていた。
 
 「探したわよ、オーラン・ガルド」
 
 「あぁ? 誰だてめえら?」
 
 見覚えのある茶色の鬣に、僕のみならずクロリアも目を見開いていた。
 逆立てたような茶髪と同色の細い瞳が特徴の、ヤンチャそうな青年。
 同じく茶色のふさふさとした毛が付いた、ぶかぶかの布服を着用している。
 フェアリーロードのオーラン・ガルド。
 昨日、あの女性パーティーの中にいる白髪の少女が、彼に対する恨み言を口にしていたので、もしかしたらと思ってついて来てみたら。
 やはり探し人は彼だったようだ。
 不気味な雰囲気を放つエリアの中で、四人の女性テイマーとオーランが対峙する。
 僕とクロリアはその傍らにある大木の陰から、こっそり彼女たちの様子を窺った。
 
 「昨日の今日でもう顔を忘れるだなんて、相当記憶力が悪いのかしら?」
 
 「おいおい、会って早々ひでえ言い草だな。随分と機嫌がいいじゃねえか」
 
 挑発的な物言いをしたのは茶髪ロングの女性だった。
 小熊型の従魔を横に侍らせて、オーランのことを睨みつけている。
 おそらく彼女があのパーティーのリーダーだろう。
 対してオーランは、余裕な笑みを浮かべながら従魔を後ろに控えさせていた。
 
 「あの従魔……」
 
 僕は目を細めて、オーランの後方に立つ獣を注視する。
 どう形容したらよいだろう。
 大型の獣種のモンスター。
 オーランと同じように、顔の周りに茶色の鬣を揺らし、鋭い爪を備えた逞しい四肢を地に付けている。
 恐ろしい面には剥き出しの牙が覗き、今にでも女性たちに飛びかかりそうな様子だった。
 あれがフェアリーロードのオーラン・ガルドが従える従魔。
 英雄たちが持つ力の一つ。
 人知れず息を呑みながらオーランの従魔を見つめていると、不意に彼が思い出したような声を上げた。
 
 「あっ? もしかしててめえらあれか? 昨日俺がアイテムを奪った冒険者か?」
 
 「ええ、そうよ」
 
 茶髪ロングの女性テイマーは間髪入れずに頷く。
 次いで肩をすくめて呆れた声を漏らした。
 
 「けれどまだ完全には思い出せていないようね。やはり野生の獣並みに低脳だわ」
 
 「いやいやすまねえなァ。こちとら昨日だけで何十人もの冒険者からアイテムを取ったからな、いちいち覚えてらんねえんだっつーの。それともてめえは何か? そこらに落ちてる石ころの大きさや形を一つ一つ覚えてるってーのかァ?」
 
 「……」
 
 挑発的な台詞を返された女性は、一層オーランを睨む視線を鋭くした。
 彼女たちの間に凍てつくような緊張感が走る中、大木の裏に身を潜める僕とクロリアは肝を冷やす。
 今にでもテイマーバトルが始まりそうな気配だ。
 一応今は、周りに野生モンスターや他の人はいないけど……。
 肝試し大会の最中に、同じ参加者同士で喧嘩をするのはあまり褒められたことではない。
 もしそうなったら、止めに入った方がよいのだろうか?
 額に冷や汗を滲ませながら思い悩んでいると、不意に茶髪ロングの女性がオーランに言った。
 
 「そんなあなたにこんなことを聞いても無駄なんでしょうけど……」
 
 「……んだよ?」
 
 「昨夜、この子たちからもアイテムを強奪したでしょ?」
 
 リーダーの女性は後ろにいた二人の仲間――金髪ポニーテールのリス型従魔の主人と、黒髪を針のようにツンツンに尖らせたハリネズミの主人を前に立たせた。
 残るウサギ型従魔の主人……白髪の少女も、皆と並んでオーランを睨みつけている。
 すると彼は二人に目を向けて、面倒くさそうに鬣を掻いた。
 
 「あぁー、どうだったかなァ?」
 
 「とぼけないで!」
 
 リーダーの女性に代わり、白髪の少女が叫んだ。
 彼女たちの間に、さらに張り付くような緊張感が漂う。
 気を荒くする白髪の少女を下がらせながら、再びリーダーの女性が口を開いた。
 
 「嫌がる彼女たちに従魔を差し向けて、無理矢理アイテムを奪ったのは知っている。この子たちは私たちの……同じ『愛玩の条件ペットシップ』のパーティーメンバーなの。自分たちがやられる分ならまだ我慢ができるけど、仲間が傷つけられたとなったら黙ってはいられないわ」
 
 その台詞を耳にしていたオーランは、終始つまらなそうな顔をしていた。
 一方、聞き耳を立てている僕は、リーダーの言葉を聞いて少し怪訝に思う。
 今の話からすると、あの女性テイマーたちは別々にエリア探索を行なっていたのだろうか?
 まあ、肝試し大会において人数はあまり重要ではないし、効率を考えると二人ずつに別れた方が良いのだろう。
 そして昨日、お菓子屋さんの前で僕が見たのは、先に帰ってきたリーダーの女性と白髪の少女だったというわけだ。
 密かに得心していると、本気で怒る女性たちをからかうようなオーランの声が耳を打った。
 
 「へぇ、黙ってはいられないねェ。昨日、自分たちの方が弱いことを認めて、素直にアイテムを渡してくれたてめえらに、いったい何ができるってんだァ?」
 
 「この子たちに謝らせる。ついでに奪ったアイテムも返してもらうわ」
 
 「おっ、いいねいいね。やっぱ冒険者ってのはこうでなきゃなァ。ぶっちゃけ、ただ脅して奪うってやり方は退屈に感じてたんだよなァ。なんなら全員まとめてかかってきてもいいぜェ」
 
 一転して楽しげな表情を滲ませるオーランに、女性たちは怒りを露わにするように歯噛みしていた。
 その光景を遠巻きに眺めていた僕は、口をあんぐりとさせて呆然とする。
 終始混乱していたクロリアも、戸惑いのあまり声を漏らしていた。
 
 「えっ? あれっ? まさかこんな場所で、本当に戦ってしまうんでしょうか?」
 
 「……みたいだね」
 
 なんて恐る恐る囁き合う僕たちのことなど知らず、女性らとオーランは視線をかち合わせる。
 最後にオーランは、何気ない台詞を放って彼女たちを侮辱した。
 
 「にしても、『愛玩の条件ペットシップ』っつったっけか? パーティーネームってのは銀級シルバーになってからもらえるもんなんじゃねえのかァ?」
 
 「見くびられているのかしら? それとも挑発のつもり? それなら不要なことよ。今はこれ以上ないくらい、あなたに怒りを抱いているもの!」
 
 それが引き金となって、女性パーティーとオーランの戦闘が開始された。
 
 
 
――――――――
 
 【お知らせです】
 
 『僕のスライムは世界最強』の第2巻が発売されることとなりました。
 応援してくださった読者の皆様方、本当にありがとうございます。
 出荷日は19日、店頭に並ぶのはおそらく2、3日後だそうです。
 それに伴い2巻該当箇所のレンタル化も開始されます。
 範囲は第三章のローグパス編です。
 ペルシャやビィなど新キャラのイラストも続々載っていますので、発売した際には是非手に取ってみてください。
 
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