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1-EX 支部長の憂い
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「失礼致します」
カペル・リューグの一件が解決され、クルム達がオリエンスを出立してから、一日が経つ頃だった。
オリエンス支部にノックの音と共に、一人の男の声が響き渡った。そして、余韻を残すことなく、了承の言葉が聞こえない内に支部長室と書かれた部屋の扉が開かれた。
その一室で仕事をしていた男――クレイ・ストルフは一瞬驚いたような表情を浮かべたが、すぐに支部長としての威厳を保つ、そんな表情に切り替え、
「……ラピス、か」
と、扉の前で敬礼をしている男――ラピス・カニーヤの名を呼んだ。
「はい! オリエンスとビルカの件、合わせて報告書をお作り致しましたので、報告をしに参りました」
名前を呼ばれたラピスは上司譲りの大きな声で受け応えると、この部屋を訪れた目的である書類をクレイに手渡した。
「そうか、ありがとう。ご苦労だったな」
クレイはラピスから受け取った報告書をざっと読み流すと、柔らかい声で礼を告げた。
「……?」
そのクレイの様子に、ラピスは違和感を覚えた。
普段の――といっても、まだ半月しか共にしていないため、そこまで把握しきれている訳ではないが、それでも普段のクレイの様子と現在の様子が違っていたのだ。声の大きさや表情の豊かさなどが、いつもより半減している。
「……あの、どうかされましたか? ……っ、もしかして、私の作った書類に不備が……!? すすす、すみません。今すぐ作り直します!」
クレイに言葉を掛けている最中、ある一つのことに思い至ったラピスは、急に挙動不審になり、顔もみるみると青ざめていった。
ラピス・カニーヤにはこういった節がある。
一度そうだと思い込んでしまったことは、それの是非を問わず、その思考に縛られて突き進んでしまうのだ。
昨日、クルムがオリエンス支部からいなくなってしまった騒動が良い例だろう。
自分の失態という考えに囚われたラピスは、先ほどクレイに差し出した書類を慌てて取り返そうとすると――、
「落ち着け。別にラピスの報告書のせいで不機嫌になっている訳ではないぞ。いやはや、部下に心配を抱かせてしまうとは、私もまだまだだな!」
子供をあしらうようにクレイはラピスに報告書を取られまいと頭より上にし、豪快に笑った。その笑い方は、いつものクレイ・ストルフのものだった。
しかし、ラピスはクレイの笑い声に心の底から安心することが出来なかった。何事もなく聞こえるクレイの言葉だが、その意味を深く解釈すると、悩みを抱えているがその悩みを隠すことが出来る力がクレイにはないと、自嘲しているようにも受け取ることが出来る。
けれど、クレイが何か問題を抱えていたとして――、仮にも部下という立場であるラピスが、上司で年配者でもあるクレイに対して、容易に口を出すことは出来なかった。
「……はぁ。大した悩みではない。……これから私の苦手な人物に報告書を提出しなければいけないかと思うと、ただ気が進まないだけだ」
どういう行動を取ろうかと迷いあぐねて立ち尽くすラピスを見つめながら、クレイは一つ溜め息を吐くと、その重たい口を開いた。そして、言い終わったクレイは物憂げな表情を浮かべながら、窓の外を見つめた。
だが、ラピスはそのクレイの意図を察することが出来なかった。むしろ、クレイの言葉によって更に疑問が増幅する。
――あの世界政府の重鎮であるクレイ・ストルフが苦手とする人物とはいったい何者なのだろうか。
ラピスには、クレイに苦手な人物がいるということが想像し難かったのだ。
「……今回のオリエンスの一件、何が問題だった?」
救いの手を差し伸べるかのように、クレイはラピスに質問を投げかけた。クレイは嫌な現実から目を背けるように窓の外を見続けている。
ラピスはクレイのその問いに考えを巡らせた。
昨日解決されたオリエンスの事件の始まりは、およそ一か月前になる。
この世界の英雄とされるシエル・クヴントの名を名乗ったカペル・リューグが、突如オリエンスの町に現れた。英雄のような行動をしていたカペルは町の人々の信頼を奪い取り、オリエンスの町を占拠するようになった。そして、オリエンスだけでは物足りなくなったカペルは、隣町であるビルカにも部下を送って、その勢力を拡大させようとしていた。
そんな状況の中、これまたオリエンスに突如訪れた旅人クルム・アーレントによって、カペルの悪事を止めることが出来た。
だから、このオリエンスを巻き込んだ事件で何が問題かと問われて、それに答えるならば――、
「……カペル・リューグがオリエンスを占めていたことですか?」
ラピスは頭の中で思い浮かべた答えを、クレイに告げた。
カペルがオリエンスを占領したことによって、居住区に暮らしていた人々の家庭は引き裂かれてしまった。反旗を翻すことがないようにと、オリエンスの男性はカペルの元にみな集められていたのだ。
カペルによって生まれた、オリエンスを包み込んでいたあの異質な雰囲気を、今でもラピスは忘れられない。
しかし、クレイは窓の外を眺めっぱなしで、ラピスに顔を向けることはなかった。つまり、ラピスの答えは、クレイが求めていた答えではないのだろう。
「……そうだな。だが、それだけだったら私もこんなにも頭を悩ませていない。本質は別にある」
クレイは優しく、諭すような口調で言うと、ようやくラピスの方に顔を向けた。そして、微笑みながら、見てくれと言わんばかりに、手に持っている報告書をひらひらとさせている。
クレイが持っている報告書は、先ほどラピスが提出したものだ。この報告書はカペル・リューグが巻き起こした事件について記されており、この後、オリエンス支部長であるクレイにチェックされて少しだけ手を加えられるだろう。
何故、クレイが修正を加えるかと言うと、この書類が正式な記録となり、後世にも語り継がれるようになるからだ。
世界政府では、ある事件が起こった場合、きちんと書類をまとめ、それを分類化、保存するようにしている。そうすることで、どの時代に何の事件が起こったかがすぐに分かるようになり、また、同じ過ちを繰り返さないための戒めとすることが出来る。
だから、情報が錯綜していない正しい記録を残すために、校正という作業は不可欠だ。
それに、今回のカペルの事件は特例のため、世界政府だけに残るわけではない。
カペル・リューグが巻き起こした事件が特例扱いされる理由は――、
「……あ。カペルはシエルの名前を使っていた……」
そこで、ラピスはようやく答えに至り、それを口に出した。クレイはラピスの言葉に無言で頷く。
このダオレイスという世界では、シエルの名前を使った事件が起こった際、その扱い方は非常に細かく繊細だ。世界政府に所属している人間は、世界政府の上層部だけでなく、シエル・クヴントの全てを統括する団体――シエル教団に、事件の一部始終を報告する義務が生じる。
それほどまでに、シエル・クヴントという英雄の存在が世界に与える影響は大きい。
しかし、答えが分かったからと言って、クレイが物憂げになる心情まで分かるわけではない。
世界政府に所属してから今まで、シエルの名を利用する事件に出くわしたことがないラピスには、クレイがそこまでシエル教団に報告書を提出することに嫌悪を抱く理由が分からなかった。
「やはり、あの噂は本当なのですか?」
だから、ラピスは根拠のない一つの推測を口に出した。
もし報告書に不備や気に食わない点があるならば、シエル教団はその事件について洗い浚い報告者に尋問するという噂をラピスは聞いたことがあった。最悪の場合、シエル教団は事件が起こった現場に足を踏み入れて、納得のいくまで追求してしまうというのだ。
クレイは、その通りだと言わんばかりに微かに笑みを浮かべた。世界政府に長くいる分、きっとクレイは、ラピスの想像がつかないほど何度も何度もシエル教団による徹底的な調査を受けてきたのだろう。
「さて、今から作る書類は、鬼が出るか蛇が出るか……」
シエル教団の徹底ぶりが本物だとするならば、もし文字一つ表現一つでも間違うものならば、オリエンス支部は膨大な時間をシエル教団に奪われてしまうだろう。
だから、これからクレイは書類を作るために、神経を極限まですり減らす作業に入らなければならない。
「せめて、あいつの目に触れなければ問題が生じる可能性は少なくなるのだが……」
重鎮と呼ばれるほど世界政府に人生を捧げたクレイ・ストルフは窓の外を見つめると、ある人物の顔を思い浮かべながら、小さく嘆息を吐いた。
カペル・リューグの一件が解決され、クルム達がオリエンスを出立してから、一日が経つ頃だった。
オリエンス支部にノックの音と共に、一人の男の声が響き渡った。そして、余韻を残すことなく、了承の言葉が聞こえない内に支部長室と書かれた部屋の扉が開かれた。
その一室で仕事をしていた男――クレイ・ストルフは一瞬驚いたような表情を浮かべたが、すぐに支部長としての威厳を保つ、そんな表情に切り替え、
「……ラピス、か」
と、扉の前で敬礼をしている男――ラピス・カニーヤの名を呼んだ。
「はい! オリエンスとビルカの件、合わせて報告書をお作り致しましたので、報告をしに参りました」
名前を呼ばれたラピスは上司譲りの大きな声で受け応えると、この部屋を訪れた目的である書類をクレイに手渡した。
「そうか、ありがとう。ご苦労だったな」
クレイはラピスから受け取った報告書をざっと読み流すと、柔らかい声で礼を告げた。
「……?」
そのクレイの様子に、ラピスは違和感を覚えた。
普段の――といっても、まだ半月しか共にしていないため、そこまで把握しきれている訳ではないが、それでも普段のクレイの様子と現在の様子が違っていたのだ。声の大きさや表情の豊かさなどが、いつもより半減している。
「……あの、どうかされましたか? ……っ、もしかして、私の作った書類に不備が……!? すすす、すみません。今すぐ作り直します!」
クレイに言葉を掛けている最中、ある一つのことに思い至ったラピスは、急に挙動不審になり、顔もみるみると青ざめていった。
ラピス・カニーヤにはこういった節がある。
一度そうだと思い込んでしまったことは、それの是非を問わず、その思考に縛られて突き進んでしまうのだ。
昨日、クルムがオリエンス支部からいなくなってしまった騒動が良い例だろう。
自分の失態という考えに囚われたラピスは、先ほどクレイに差し出した書類を慌てて取り返そうとすると――、
「落ち着け。別にラピスの報告書のせいで不機嫌になっている訳ではないぞ。いやはや、部下に心配を抱かせてしまうとは、私もまだまだだな!」
子供をあしらうようにクレイはラピスに報告書を取られまいと頭より上にし、豪快に笑った。その笑い方は、いつものクレイ・ストルフのものだった。
しかし、ラピスはクレイの笑い声に心の底から安心することが出来なかった。何事もなく聞こえるクレイの言葉だが、その意味を深く解釈すると、悩みを抱えているがその悩みを隠すことが出来る力がクレイにはないと、自嘲しているようにも受け取ることが出来る。
けれど、クレイが何か問題を抱えていたとして――、仮にも部下という立場であるラピスが、上司で年配者でもあるクレイに対して、容易に口を出すことは出来なかった。
「……はぁ。大した悩みではない。……これから私の苦手な人物に報告書を提出しなければいけないかと思うと、ただ気が進まないだけだ」
どういう行動を取ろうかと迷いあぐねて立ち尽くすラピスを見つめながら、クレイは一つ溜め息を吐くと、その重たい口を開いた。そして、言い終わったクレイは物憂げな表情を浮かべながら、窓の外を見つめた。
だが、ラピスはそのクレイの意図を察することが出来なかった。むしろ、クレイの言葉によって更に疑問が増幅する。
――あの世界政府の重鎮であるクレイ・ストルフが苦手とする人物とはいったい何者なのだろうか。
ラピスには、クレイに苦手な人物がいるということが想像し難かったのだ。
「……今回のオリエンスの一件、何が問題だった?」
救いの手を差し伸べるかのように、クレイはラピスに質問を投げかけた。クレイは嫌な現実から目を背けるように窓の外を見続けている。
ラピスはクレイのその問いに考えを巡らせた。
昨日解決されたオリエンスの事件の始まりは、およそ一か月前になる。
この世界の英雄とされるシエル・クヴントの名を名乗ったカペル・リューグが、突如オリエンスの町に現れた。英雄のような行動をしていたカペルは町の人々の信頼を奪い取り、オリエンスの町を占拠するようになった。そして、オリエンスだけでは物足りなくなったカペルは、隣町であるビルカにも部下を送って、その勢力を拡大させようとしていた。
そんな状況の中、これまたオリエンスに突如訪れた旅人クルム・アーレントによって、カペルの悪事を止めることが出来た。
だから、このオリエンスを巻き込んだ事件で何が問題かと問われて、それに答えるならば――、
「……カペル・リューグがオリエンスを占めていたことですか?」
ラピスは頭の中で思い浮かべた答えを、クレイに告げた。
カペルがオリエンスを占領したことによって、居住区に暮らしていた人々の家庭は引き裂かれてしまった。反旗を翻すことがないようにと、オリエンスの男性はカペルの元にみな集められていたのだ。
カペルによって生まれた、オリエンスを包み込んでいたあの異質な雰囲気を、今でもラピスは忘れられない。
しかし、クレイは窓の外を眺めっぱなしで、ラピスに顔を向けることはなかった。つまり、ラピスの答えは、クレイが求めていた答えではないのだろう。
「……そうだな。だが、それだけだったら私もこんなにも頭を悩ませていない。本質は別にある」
クレイは優しく、諭すような口調で言うと、ようやくラピスの方に顔を向けた。そして、微笑みながら、見てくれと言わんばかりに、手に持っている報告書をひらひらとさせている。
クレイが持っている報告書は、先ほどラピスが提出したものだ。この報告書はカペル・リューグが巻き起こした事件について記されており、この後、オリエンス支部長であるクレイにチェックされて少しだけ手を加えられるだろう。
何故、クレイが修正を加えるかと言うと、この書類が正式な記録となり、後世にも語り継がれるようになるからだ。
世界政府では、ある事件が起こった場合、きちんと書類をまとめ、それを分類化、保存するようにしている。そうすることで、どの時代に何の事件が起こったかがすぐに分かるようになり、また、同じ過ちを繰り返さないための戒めとすることが出来る。
だから、情報が錯綜していない正しい記録を残すために、校正という作業は不可欠だ。
それに、今回のカペルの事件は特例のため、世界政府だけに残るわけではない。
カペル・リューグが巻き起こした事件が特例扱いされる理由は――、
「……あ。カペルはシエルの名前を使っていた……」
そこで、ラピスはようやく答えに至り、それを口に出した。クレイはラピスの言葉に無言で頷く。
このダオレイスという世界では、シエルの名前を使った事件が起こった際、その扱い方は非常に細かく繊細だ。世界政府に所属している人間は、世界政府の上層部だけでなく、シエル・クヴントの全てを統括する団体――シエル教団に、事件の一部始終を報告する義務が生じる。
それほどまでに、シエル・クヴントという英雄の存在が世界に与える影響は大きい。
しかし、答えが分かったからと言って、クレイが物憂げになる心情まで分かるわけではない。
世界政府に所属してから今まで、シエルの名を利用する事件に出くわしたことがないラピスには、クレイがそこまでシエル教団に報告書を提出することに嫌悪を抱く理由が分からなかった。
「やはり、あの噂は本当なのですか?」
だから、ラピスは根拠のない一つの推測を口に出した。
もし報告書に不備や気に食わない点があるならば、シエル教団はその事件について洗い浚い報告者に尋問するという噂をラピスは聞いたことがあった。最悪の場合、シエル教団は事件が起こった現場に足を踏み入れて、納得のいくまで追求してしまうというのだ。
クレイは、その通りだと言わんばかりに微かに笑みを浮かべた。世界政府に長くいる分、きっとクレイは、ラピスの想像がつかないほど何度も何度もシエル教団による徹底的な調査を受けてきたのだろう。
「さて、今から作る書類は、鬼が出るか蛇が出るか……」
シエル教団の徹底ぶりが本物だとするならば、もし文字一つ表現一つでも間違うものならば、オリエンス支部は膨大な時間をシエル教団に奪われてしまうだろう。
だから、これからクレイは書類を作るために、神経を極限まですり減らす作業に入らなければならない。
「せめて、あいつの目に触れなければ問題が生じる可能性は少なくなるのだが……」
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