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第1章
第4話 後輩
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「じゃあ、そのいなくなった時のことをなるべく詳しく教えてくれ。」
「はい。えーと、昨日の昼前に、自分と春樹先輩の2人で合宿の打ち上げ用の買出しに行ったんっす。それで、買出し終わって店からの帰り道でいなくなっちゃったんっす。
店から合宿所までほぼ何もない山ん中で、舗装された国道以外は車が通れる道もないような感じなんすけど、店から半分以上は戻った辺りで急に先輩が立ち止まって、『女の人の声が聞こえる』って言ってたんっすよ。自分は全然聞こえなかったんで、気のせいじゃないっすか?って言ったんすけど、先輩は気になるから見てくるって獣道に入ってちゃったんっす。」
女の人の声ねぇ。春樹なら、その女をそのままどこかに連れ込んだとかありえそうだ。連れ込む場所があるかは知らんが。
だが、それなら連絡くらいしてくるだろう。荷物に携帯は入ってなかったから春樹が持っているはずだし、春樹の携帯にかけてみても、電源が入っていないなどを伝えるアナウンスも流れないから、電波が入らない場所でもないはず。途中でどこかに落としたとしても、財布持ってるならどこかから連絡の一つくらい入れられる。さすがに自分の家の電話番号くらい覚えてるだろうし。というか、そろそろ丸一日近く経つんだから、とっくに帰ってきていていいはずだ。
それに、コータにはその女の声が聞こえなかったっていうのは、ちょっとホラーじみてるな。春樹は霊感とか皆無だったハズだけど…。でも、コータが嘘を言ってるようには見えない。
実は声が聞こえたというのは春樹の嘘で、本当は誰かと待ち合わせしていたとか?いや、そんな山の中でわざわざ密会とかないだろ。
そもそも、合宿中に勝手にいなくなってそのままというのは春樹らしくない。腹黒だけど、そこまで無責任な奴じゃないはずだ。なら、山の中で、何か戻れなくなった上に連絡もできないような事態に陥っていると考えるのが妥当か?
「じゃあ、春樹は自分から山に入って行ったんだな?」
一応確認すると、コータが「はい」と頷く。
「コータくんはなんで一緒に行かなかったの?」
ミーコが若干非難の色を浮かべて尋ねる。隣のサーヤが小声で「ちょっと、ミーコ!」とたしなめると、しまったという顔になる。俺と同じように、山で何かマズイ事態になっていると想像して、思わず口をついて出てしまったのだろう。
「…自分には聞こえなかったし、先輩のことも止めようとしたんすけど、先輩は『確認してくるから先に戻ってろ。皆によろしく言っといてくれ。』ってさっさと行っちゃって…。それに、買出しの荷物があったんで、とりあえず合宿所に戻って先輩達に報告したら、『女の声か、なら仕方ない。放っておいてやれ』って何故か言われちゃって…。」
すいません、とコータは申し訳なさそうに俯いて答える。
先輩達の反応からして、アイツ、その人達には本性を明かしてるようだな。そして、コータには明かしてないってことか。
ミーコは納得いかない様子で「なんで仕方ないの?放っておいてやれって、なんで?」などとブツブツ呟いている。対してサーヤは特に疑問もないようで、軽く数回頷いている。もしかして、サーヤは春樹の本性を知っているのか?意外だな。
「その、女の人の声について、春樹は何か言ってたか?知ってる人の声だとか、内容についてとか。」
もう少し何か情報が得られないか、コータに聞いてみる。
「あ~、特に知り合いとかは言ってなかったっす。あと、変なこと言ってたっす!」
「「「変なこと?」」」
3人でハモってしまった。
「なんか、『お酢、ください』って聞こえるって。」
「「「お酢ぅ!?」」」
またハモった。いや、これは仕方ないだろう。
「はい、お酢っす。それで、先輩は買出しの荷物も持ったまま行っちゃったんで、すぐ帰ってくると思って言われたとおり先に戻ったんすけど…。」
山の中で女の人が「お酢ください」って、どんな状況だよ。しかもコータには聞こえてないって言うし、そんなわけのわからないものに首突っ込んで、挙句帰ってこないとか…。ミーコもサーヤもさっきまでの心配ムードが一変、微妙な空気になっているし。
「コータくん、他には何か言ってなかった?」
ミーコの問いに、コータは少し考えてから答える。
「ん~、特に何も言ってなかったっすね。」
どうも、これ以上情報は得られそうにないようだ。それなら後は、コータと春樹が別れた現場から春樹を追ってみるしかないな。スマホをポケットから取り出し、ミーコに聞いていた合宿所付近の地図を表示する。
「コータくん、春樹と別れた場所ってどの辺りかわかる?」
コータにスマホの地図画面を見せながら尋た。コータはしばらく考え、少しスライドさせてみてから答える。
「すみません。自分は、地図とか苦手で…。合宿所まで実際に行けばわかると思うんっすけど…。」
…コイツやっぱり方向音痴だったか。
「そうか。場所がわからないとなると、捜索範囲が広大になりそうだな。」
「とりあえず、山にしか手掛りないんなら、早く探しに行こうよ!」
言いながらミーコが立ち上がる。すぐにでも飛び出して行きそうな勢いだが、すかさずサーヤが手をつかんで引き止める。
「待って、ミーコ。捜索願いとか出しておいた方がいいんじゃないかな?」
捜索願いか。行方不明者って毎年相当いるらしいけど、ああいうのってちゃんとすぐに捜索してくれるもんなのかね?
「でも、警察とか行ってる時間がもったいなくない?」
ミーコは一刻も早く春樹を見つけ出したいんだろう。確かに、やったことないからわからんが、届けを出すのに時間かかったりしても困る。もし本当に春樹が動けないような状態なら、探すのは早いに超したことはないからな。さて、どうするか…。
「あの、ホントに合宿所まで行けば場所わかるっすよ!自分も警察でも山でも一緒に行くっすから、任してください!」
コータがおもむろに立ち上がって口を開く。地図を見たときと違って自信ありげな様子だ。
「ホント!?一緒に探してくれるの?」
ミーコ表情がぱぁっと明るくなり、胸の前で手を組んでコータを見上げて言う。
「あったり前じゃないっすか!自分も春樹先輩が心配だし、止められなかった責任もあるっすから…。このまま帰るなんてできねぇっすよ!」
最初は力強く、途中からは後悔するような、申し訳なさそうな、そして最後は決意のこもった表情でコータが言う。そして、いつの間にかミーコの組んでいた手を両手でぎゅっと包むように握っている。
「あっ!わっ、あ、いや、す、すいませんっす!!」
コータは無意識にミーコの手を握っていたんだろう、それに気付くと慌てて手を放し、真っ赤になって俯いている。クルクルと表情が変わって面白いな。サーヤも微笑ましく二人を見ているようだ。
当のミーコはというと…、固まってるな。男に免疫がないわけではないが、コイツの場合は、今まで積極的にアプローチしてくる男はいなかったようだからな。決してモテないわけではないんだが、ミーコはハル兄至上主義を公言している上に、その兄は表向きは「完璧王子様」だ。そんなやつにアプローチするだけ無駄と思われているんだろう。ミーコは高校も春樹の後を追っかけて同じとこに行ったから余計だ。卒業後の今も、イロイロ伝説が残っているらしいし。
まぁ、手を握ったくらいでアタフタしているお子ちゃま二人をイジるのも面白そうだけど、今はそんな場合じゃない。行ったらわかると言うコータの言葉を信じて、さっさと探しに行くとしよう。照れる二人は放っておいて、俺とサーヤは捜索に向かう準備を始めることにする。
「サーヤ、山を歩くのに半袖とスカートじゃ怪我しやすいし、靴もサンダルじゃマズイだろう。どうする?サーヤは家に帰るか、ここで待ってるか?」
「いえ、足手まといかもしれないけど、春樹さんもミーコも心配だから、私も行きます。服はミーコのを借りて着替えるから大丈夫です。靴も、ミーコのものでサイズが合うのがあると思います。」
「そうか。じゃあ、ミーコもサーヤも早く着替えてこい。」
「うん!」「はい!」
サーヤとミーコは連れだって2階へと駆け上がっていった。
「コータくんはそのまま行けるかい?一度家に帰ったりとかしなくても大丈夫?」
「あっ、はい!大丈夫っす!」
「なら、悪いけどここでしばらく待っててもらえるかな。俺は一度帰って準備してくるから。」
「はい!」
そういうわけで俺は一度家に戻り、春樹の捜索に出かける準備を整えた。サーヤたちのような着替えは必要ないが、一応長袖のシャツをコータの分も用意する。万が一を考えて救急セットやらロープ、小型のナイフとビニール袋にタオル。そして、忘れちゃいけない虫よけスプレー。とりあえずこんなもんだろうとリュックに詰め込んで家を出ると、ちょうどミーコ達3人も出てきたところだった。
ふと見ると、サーヤの靴がシューズになっている。サイズの合うものがあったようで良かった。
「私たちがいない間に、もしかしたら春樹さんが帰ってくるかもしれないので、一応書き置きしておきました。」
サーヤが駆け寄ってきて言う。
「ああ、気が利くな。じゃあ早速行こう。」
皆を促して出発した。
急ぐ必要があるのでタクシーで向かうべく、タクシーをつかまえやすい大通りへ出る。目的の合宿所がある山の麓には、登り口の近くにバス停があるが、本数が少なく不便なのだ。それに、そこへ行くためには家の近くのバス停からだと乗り換えも必要になる。タクシー代は少々イタイがこういう事態だから仕方ない。無事春樹が見付かったら、ヤツから取り立てることにしよう。
「はい。えーと、昨日の昼前に、自分と春樹先輩の2人で合宿の打ち上げ用の買出しに行ったんっす。それで、買出し終わって店からの帰り道でいなくなっちゃったんっす。
店から合宿所までほぼ何もない山ん中で、舗装された国道以外は車が通れる道もないような感じなんすけど、店から半分以上は戻った辺りで急に先輩が立ち止まって、『女の人の声が聞こえる』って言ってたんっすよ。自分は全然聞こえなかったんで、気のせいじゃないっすか?って言ったんすけど、先輩は気になるから見てくるって獣道に入ってちゃったんっす。」
女の人の声ねぇ。春樹なら、その女をそのままどこかに連れ込んだとかありえそうだ。連れ込む場所があるかは知らんが。
だが、それなら連絡くらいしてくるだろう。荷物に携帯は入ってなかったから春樹が持っているはずだし、春樹の携帯にかけてみても、電源が入っていないなどを伝えるアナウンスも流れないから、電波が入らない場所でもないはず。途中でどこかに落としたとしても、財布持ってるならどこかから連絡の一つくらい入れられる。さすがに自分の家の電話番号くらい覚えてるだろうし。というか、そろそろ丸一日近く経つんだから、とっくに帰ってきていていいはずだ。
それに、コータにはその女の声が聞こえなかったっていうのは、ちょっとホラーじみてるな。春樹は霊感とか皆無だったハズだけど…。でも、コータが嘘を言ってるようには見えない。
実は声が聞こえたというのは春樹の嘘で、本当は誰かと待ち合わせしていたとか?いや、そんな山の中でわざわざ密会とかないだろ。
そもそも、合宿中に勝手にいなくなってそのままというのは春樹らしくない。腹黒だけど、そこまで無責任な奴じゃないはずだ。なら、山の中で、何か戻れなくなった上に連絡もできないような事態に陥っていると考えるのが妥当か?
「じゃあ、春樹は自分から山に入って行ったんだな?」
一応確認すると、コータが「はい」と頷く。
「コータくんはなんで一緒に行かなかったの?」
ミーコが若干非難の色を浮かべて尋ねる。隣のサーヤが小声で「ちょっと、ミーコ!」とたしなめると、しまったという顔になる。俺と同じように、山で何かマズイ事態になっていると想像して、思わず口をついて出てしまったのだろう。
「…自分には聞こえなかったし、先輩のことも止めようとしたんすけど、先輩は『確認してくるから先に戻ってろ。皆によろしく言っといてくれ。』ってさっさと行っちゃって…。それに、買出しの荷物があったんで、とりあえず合宿所に戻って先輩達に報告したら、『女の声か、なら仕方ない。放っておいてやれ』って何故か言われちゃって…。」
すいません、とコータは申し訳なさそうに俯いて答える。
先輩達の反応からして、アイツ、その人達には本性を明かしてるようだな。そして、コータには明かしてないってことか。
ミーコは納得いかない様子で「なんで仕方ないの?放っておいてやれって、なんで?」などとブツブツ呟いている。対してサーヤは特に疑問もないようで、軽く数回頷いている。もしかして、サーヤは春樹の本性を知っているのか?意外だな。
「その、女の人の声について、春樹は何か言ってたか?知ってる人の声だとか、内容についてとか。」
もう少し何か情報が得られないか、コータに聞いてみる。
「あ~、特に知り合いとかは言ってなかったっす。あと、変なこと言ってたっす!」
「「「変なこと?」」」
3人でハモってしまった。
「なんか、『お酢、ください』って聞こえるって。」
「「「お酢ぅ!?」」」
またハモった。いや、これは仕方ないだろう。
「はい、お酢っす。それで、先輩は買出しの荷物も持ったまま行っちゃったんで、すぐ帰ってくると思って言われたとおり先に戻ったんすけど…。」
山の中で女の人が「お酢ください」って、どんな状況だよ。しかもコータには聞こえてないって言うし、そんなわけのわからないものに首突っ込んで、挙句帰ってこないとか…。ミーコもサーヤもさっきまでの心配ムードが一変、微妙な空気になっているし。
「コータくん、他には何か言ってなかった?」
ミーコの問いに、コータは少し考えてから答える。
「ん~、特に何も言ってなかったっすね。」
どうも、これ以上情報は得られそうにないようだ。それなら後は、コータと春樹が別れた現場から春樹を追ってみるしかないな。スマホをポケットから取り出し、ミーコに聞いていた合宿所付近の地図を表示する。
「コータくん、春樹と別れた場所ってどの辺りかわかる?」
コータにスマホの地図画面を見せながら尋た。コータはしばらく考え、少しスライドさせてみてから答える。
「すみません。自分は、地図とか苦手で…。合宿所まで実際に行けばわかると思うんっすけど…。」
…コイツやっぱり方向音痴だったか。
「そうか。場所がわからないとなると、捜索範囲が広大になりそうだな。」
「とりあえず、山にしか手掛りないんなら、早く探しに行こうよ!」
言いながらミーコが立ち上がる。すぐにでも飛び出して行きそうな勢いだが、すかさずサーヤが手をつかんで引き止める。
「待って、ミーコ。捜索願いとか出しておいた方がいいんじゃないかな?」
捜索願いか。行方不明者って毎年相当いるらしいけど、ああいうのってちゃんとすぐに捜索してくれるもんなのかね?
「でも、警察とか行ってる時間がもったいなくない?」
ミーコは一刻も早く春樹を見つけ出したいんだろう。確かに、やったことないからわからんが、届けを出すのに時間かかったりしても困る。もし本当に春樹が動けないような状態なら、探すのは早いに超したことはないからな。さて、どうするか…。
「あの、ホントに合宿所まで行けば場所わかるっすよ!自分も警察でも山でも一緒に行くっすから、任してください!」
コータがおもむろに立ち上がって口を開く。地図を見たときと違って自信ありげな様子だ。
「ホント!?一緒に探してくれるの?」
ミーコ表情がぱぁっと明るくなり、胸の前で手を組んでコータを見上げて言う。
「あったり前じゃないっすか!自分も春樹先輩が心配だし、止められなかった責任もあるっすから…。このまま帰るなんてできねぇっすよ!」
最初は力強く、途中からは後悔するような、申し訳なさそうな、そして最後は決意のこもった表情でコータが言う。そして、いつの間にかミーコの組んでいた手を両手でぎゅっと包むように握っている。
「あっ!わっ、あ、いや、す、すいませんっす!!」
コータは無意識にミーコの手を握っていたんだろう、それに気付くと慌てて手を放し、真っ赤になって俯いている。クルクルと表情が変わって面白いな。サーヤも微笑ましく二人を見ているようだ。
当のミーコはというと…、固まってるな。男に免疫がないわけではないが、コイツの場合は、今まで積極的にアプローチしてくる男はいなかったようだからな。決してモテないわけではないんだが、ミーコはハル兄至上主義を公言している上に、その兄は表向きは「完璧王子様」だ。そんなやつにアプローチするだけ無駄と思われているんだろう。ミーコは高校も春樹の後を追っかけて同じとこに行ったから余計だ。卒業後の今も、イロイロ伝説が残っているらしいし。
まぁ、手を握ったくらいでアタフタしているお子ちゃま二人をイジるのも面白そうだけど、今はそんな場合じゃない。行ったらわかると言うコータの言葉を信じて、さっさと探しに行くとしよう。照れる二人は放っておいて、俺とサーヤは捜索に向かう準備を始めることにする。
「サーヤ、山を歩くのに半袖とスカートじゃ怪我しやすいし、靴もサンダルじゃマズイだろう。どうする?サーヤは家に帰るか、ここで待ってるか?」
「いえ、足手まといかもしれないけど、春樹さんもミーコも心配だから、私も行きます。服はミーコのを借りて着替えるから大丈夫です。靴も、ミーコのものでサイズが合うのがあると思います。」
「そうか。じゃあ、ミーコもサーヤも早く着替えてこい。」
「うん!」「はい!」
サーヤとミーコは連れだって2階へと駆け上がっていった。
「コータくんはそのまま行けるかい?一度家に帰ったりとかしなくても大丈夫?」
「あっ、はい!大丈夫っす!」
「なら、悪いけどここでしばらく待っててもらえるかな。俺は一度帰って準備してくるから。」
「はい!」
そういうわけで俺は一度家に戻り、春樹の捜索に出かける準備を整えた。サーヤたちのような着替えは必要ないが、一応長袖のシャツをコータの分も用意する。万が一を考えて救急セットやらロープ、小型のナイフとビニール袋にタオル。そして、忘れちゃいけない虫よけスプレー。とりあえずこんなもんだろうとリュックに詰め込んで家を出ると、ちょうどミーコ達3人も出てきたところだった。
ふと見ると、サーヤの靴がシューズになっている。サイズの合うものがあったようで良かった。
「私たちがいない間に、もしかしたら春樹さんが帰ってくるかもしれないので、一応書き置きしておきました。」
サーヤが駆け寄ってきて言う。
「ああ、気が利くな。じゃあ早速行こう。」
皆を促して出発した。
急ぐ必要があるのでタクシーで向かうべく、タクシーをつかまえやすい大通りへ出る。目的の合宿所がある山の麓には、登り口の近くにバス停があるが、本数が少なく不便なのだ。それに、そこへ行くためには家の近くのバス停からだと乗り換えも必要になる。タクシー代は少々イタイがこういう事態だから仕方ない。無事春樹が見付かったら、ヤツから取り立てることにしよう。
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