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冒険者編
164話 ルリ24
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163話 ルリ23
立ちこめた土煙が揺らぎ、何かが横薙ぎの軌道を描いて飛んでくる。
「風盾」
で軌道を上にズラす。
物理的に重たかったのか、身体にズシっと衝撃がきた。
すぐに逆側から同じ攻撃が飛んできた。
同じように
「風盾」
で軌道をズラし、今度は体を捻って衝撃を抑える。
三度四度と捌いていく。
何度も攻撃を上方向に捌いていたから、ムキになってプロトの攻撃が少し打ち下ろし気味になったのをみて
「風盾」
で更に下に軌道をズラして、地面に突き刺さらせる。
石畳が盛り上がり、石飛礫が飛ぶ。
内に入り膝の筋を狙って斬りつける!
ガキィィィン
硬いもの同士の衝突音が響き、手に痺れが走る。
[プロト]に薄い切傷はつけれたものの、狙った効果はなかった、、、
硬っ!!
狙った膝が動き出し、蹴り上げられ身体が宙に浮く。
そこを狙ったように[プロト]の拳が飛んでくる。
[風盾]
を発動するけど、範囲が狭いから足を狙われたら対応できない。必死に身体を丸めて衝撃に備える。
ドンっ!!!
質量のあるモノが何か大きなものに当たった音がする。
けど、ダメージはない!???
地面に着地して[プロト]の方を見ると、攻撃を止める大きな背中がそこにはあった。
「トビマルさん!」
「おー!!なんやこの状況、えらい賑やかやないか。なんでこないよーけドールが動いてんねん。」
「んーーー、どこから説明したらいいやら。。」
「せやな、とりあえず今は、、
うぉっ!
ぬっ!
この攻撃を凌ぎながらやから、対処法でええわ。」
会話の途中でもお構いなく[プロト]からの攻撃は続いている。
「あ!はい。
ドールの手足を壊して首を刎ねるか心臓を刺すかでいいと思います。」
「ん、、、戦闘不能にさせたらええんやな。
ほな、やってみるわ。」
そう言うと赤い刀身の両手斧を、、、と言っても刃物部分は大鎌のように細長く、湾曲しながらも柄に並行についている。それでも斧と判断したのは、鎌のように刈り取るような細さではなく、斧のように無骨に叩き斬る太さの刀身が合ったから。
トビマルさんにターゲットを替えた[プロト]が腕を左右から殴りかかってくる。
それを斧の柄頭で跳ね上げ、斧を半回転させて刃先で斬る。
ドンっ!
音と共に[プロト]の身体が傾く
が、逆にそれを利用して蹴りが入る。
ダァッン
さっきより大きな音がなり、トビマルさんの身体が数メートル下がる
それを追う様に回転しながら拳を突き出す!
当たる!!
っと思った瞬間トビマルさんが更に後方にステップして回避して、距離を取る様に斧を下から斬り上げる。
「なんや自分ちゃんと攻撃できるやん。」
斧の感触を掴む様に回転させながら、楽しそうに話す。
「ほな、もう一丁いこか。」
そう言うと距離を詰めて斧を振るった。
それを迎え撃つ[プロト]
斬撃と回避のトビマルさんに対して
受けて撃つ[プロト]
普通なら痛みで怯むけど、痛みを感じないドールには怯みは存在しなかった。
立ちこめた土煙が揺らぎ、何かが横薙ぎの軌道を描いて飛んでくる。
「風盾」
で軌道を上にズラす。
物理的に重たかったのか、身体にズシっと衝撃がきた。
すぐに逆側から同じ攻撃が飛んできた。
同じように
「風盾」
で軌道をズラし、今度は体を捻って衝撃を抑える。
三度四度と捌いていく。
何度も攻撃を上方向に捌いていたから、ムキになってプロトの攻撃が少し打ち下ろし気味になったのをみて
「風盾」
で更に下に軌道をズラして、地面に突き刺さらせる。
石畳が盛り上がり、石飛礫が飛ぶ。
内に入り膝の筋を狙って斬りつける!
ガキィィィン
硬いもの同士の衝突音が響き、手に痺れが走る。
[プロト]に薄い切傷はつけれたものの、狙った効果はなかった、、、
硬っ!!
狙った膝が動き出し、蹴り上げられ身体が宙に浮く。
そこを狙ったように[プロト]の拳が飛んでくる。
[風盾]
を発動するけど、範囲が狭いから足を狙われたら対応できない。必死に身体を丸めて衝撃に備える。
ドンっ!!!
質量のあるモノが何か大きなものに当たった音がする。
けど、ダメージはない!???
地面に着地して[プロト]の方を見ると、攻撃を止める大きな背中がそこにはあった。
「トビマルさん!」
「おー!!なんやこの状況、えらい賑やかやないか。なんでこないよーけドールが動いてんねん。」
「んーーー、どこから説明したらいいやら。。」
「せやな、とりあえず今は、、
うぉっ!
ぬっ!
この攻撃を凌ぎながらやから、対処法でええわ。」
会話の途中でもお構いなく[プロト]からの攻撃は続いている。
「あ!はい。
ドールの手足を壊して首を刎ねるか心臓を刺すかでいいと思います。」
「ん、、、戦闘不能にさせたらええんやな。
ほな、やってみるわ。」
そう言うと赤い刀身の両手斧を、、、と言っても刃物部分は大鎌のように細長く、湾曲しながらも柄に並行についている。それでも斧と判断したのは、鎌のように刈り取るような細さではなく、斧のように無骨に叩き斬る太さの刀身が合ったから。
トビマルさんにターゲットを替えた[プロト]が腕を左右から殴りかかってくる。
それを斧の柄頭で跳ね上げ、斧を半回転させて刃先で斬る。
ドンっ!
音と共に[プロト]の身体が傾く
が、逆にそれを利用して蹴りが入る。
ダァッン
さっきより大きな音がなり、トビマルさんの身体が数メートル下がる
それを追う様に回転しながら拳を突き出す!
当たる!!
っと思った瞬間トビマルさんが更に後方にステップして回避して、距離を取る様に斧を下から斬り上げる。
「なんや自分ちゃんと攻撃できるやん。」
斧の感触を掴む様に回転させながら、楽しそうに話す。
「ほな、もう一丁いこか。」
そう言うと距離を詰めて斧を振るった。
それを迎え撃つ[プロト]
斬撃と回避のトビマルさんに対して
受けて撃つ[プロト]
普通なら痛みで怯むけど、痛みを感じないドールには怯みは存在しなかった。
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