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2.別世界線で過ごす彼は何を思うのか
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「~。よろしくお願いします。」
緊張してアニメ好きなことから好きなアニメのジャンル、更には理想のヒロイン像まで語りつくしそうになったが
すんでのところで思いとどまり、何とか無難に自己紹介を終えることができた。
アニメ好きではあったが根は陽気な性格だった俺が陽キャと呼ばれるグループに入るのにそこまで長い時間はかからなかった。
その後の高校生活は傍から見たら有意義なものだっただろう。
休み時間はラノベを読むのではなく友達と歓談を楽しみ
放課後はためていたアニメを消化するのではなく友達と寄り道やらなんやらで時間を過ごし
夏休みはコ〇ケ等のアニメやゲームのイベントに参戦するのではなく文化祭の準備で日々を過ごし
こんな感じで、挙げればきりがないくらい、俺は世にいう陽キャとして高校生活を送った。
~~~~~~~~~~~~~そして時は流れて行って~~~~~~~~~~~~~~
「春の息吹が感じられる今日この佳き日第79回卒業証書授与式を挙行できますことは~」
今日は卒業式。卒業証書を学年代表が受け取り、今は校長先生が式辞を述べている。
うちの高校の校長はみんなが思うようなハゲたおやじなんかとはかけ離れた若い女性。若い女性というプロフィールにとどまらず、容姿も良いときた。俺も最初に見たときは驚いたもんだ。
だが、そんなことはどうでもいい。校長には悪いが本当にどうでもいい。卒業式も中盤に差し掛かり、俺の思うことはただ一つ、
「俺の高校生活、これでよかったのかな…」
心の声は小さなつぶやきとなって漏れ出していた。
確かに俺の高校生活は誰に見せても恥ずかしくないくらいに充実していた。
スクールカーストでいえば確実に上の方だし、友達も大勢いた。不自由なことなど何一つなかった。
だが、この3年間、俺は本当の自分というものを見せることができていなかったような気がする。
陽キャとかリア充とか、そういう周りからの見られ方を気にしすぎるあまり、自分がアニメ好きであることを始めとした本当の自分というものを抑え込んでしまっていた。
オタクたちが集まって楽しそうにしているのをうらやましいと思ったことも少なくない。
「やり直したい…」
やり直せたらその時は本当の自分を…そんな思いとともに出た小さなつぶやきは、誰に届くわけでもなく、卒業式は進んでいく…
緊張してアニメ好きなことから好きなアニメのジャンル、更には理想のヒロイン像まで語りつくしそうになったが
すんでのところで思いとどまり、何とか無難に自己紹介を終えることができた。
アニメ好きではあったが根は陽気な性格だった俺が陽キャと呼ばれるグループに入るのにそこまで長い時間はかからなかった。
その後の高校生活は傍から見たら有意義なものだっただろう。
休み時間はラノベを読むのではなく友達と歓談を楽しみ
放課後はためていたアニメを消化するのではなく友達と寄り道やらなんやらで時間を過ごし
夏休みはコ〇ケ等のアニメやゲームのイベントに参戦するのではなく文化祭の準備で日々を過ごし
こんな感じで、挙げればきりがないくらい、俺は世にいう陽キャとして高校生活を送った。
~~~~~~~~~~~~~そして時は流れて行って~~~~~~~~~~~~~~
「春の息吹が感じられる今日この佳き日第79回卒業証書授与式を挙行できますことは~」
今日は卒業式。卒業証書を学年代表が受け取り、今は校長先生が式辞を述べている。
うちの高校の校長はみんなが思うようなハゲたおやじなんかとはかけ離れた若い女性。若い女性というプロフィールにとどまらず、容姿も良いときた。俺も最初に見たときは驚いたもんだ。
だが、そんなことはどうでもいい。校長には悪いが本当にどうでもいい。卒業式も中盤に差し掛かり、俺の思うことはただ一つ、
「俺の高校生活、これでよかったのかな…」
心の声は小さなつぶやきとなって漏れ出していた。
確かに俺の高校生活は誰に見せても恥ずかしくないくらいに充実していた。
スクールカーストでいえば確実に上の方だし、友達も大勢いた。不自由なことなど何一つなかった。
だが、この3年間、俺は本当の自分というものを見せることができていなかったような気がする。
陽キャとかリア充とか、そういう周りからの見られ方を気にしすぎるあまり、自分がアニメ好きであることを始めとした本当の自分というものを抑え込んでしまっていた。
オタクたちが集まって楽しそうにしているのをうらやましいと思ったことも少なくない。
「やり直したい…」
やり直せたらその時は本当の自分を…そんな思いとともに出た小さなつぶやきは、誰に届くわけでもなく、卒業式は進んでいく…
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