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巡りあわせ②
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「――よ」
「――。……か」
誰かの話し声が聞こえる。
紡生はその声をまどろみの中で聞いていた。
(ううん、もう朝?)
きっと母親がいつまでたっても起きてこない紡生を起こしにきたのだろう。
冬の寒さは布団から出るにはあまりにも厳しい。できるならずっと布団に丸まっていたいほどだ。
だってぬくぬくして気持ちがいい。
何からも守られているような安心感が、紡生は大好きだった。
(だからもうちょっとだけ……ん?)
まだ寝ていたいと訴えるように身じろげば、ふと違和感を覚えた。
おかしい。枕、もっと大きかった気がするんだけど。
紡生の枕は特注の大きなものだった。けれど今使っているものは紡生の頭が乗ったらいっぱいいっぱいになるほど小さい。
まるで自分の布団ではないかのようだ。
「……」
紡生はようやく重たい瞼を持ち上げた。
見えたのは旅館のような木目の天井だった。
ぼうっとしたまま視線を移すと、開け放たれた雪見障子の先にある縁側で猫が二匹日向ぼっこを楽しんでいるのが見える。
紡生はそこで畳の上に敷かれた布団に寝かされていた。
(……どこだろう、ここ)
どこかゆっくりとした時間の流れる空間だ。
とりあえず起き上がってみようと力を入れると、途端に後頭部にズキリとした痛みが走った。
反射的に頭を押さえると、どうやら痛みの元にはたんこぶができているらしい。
いったいなぜだろうか。
(確か猫社にお参りして……それでええと、空から猫が降ってきて、って猫が降ってくるってなに?)
少しずつ何があったか思い出してきたけれど、どこまでが夢でどこまでが現実だったのか分からない。
猫が空から降ってくるなんて、そんな非現実的な……とは思うけれど後頭部の痛みは間違えようのない本物だ。
(ってことは……)
記憶は全部現実にあったことで、倒れていた自分を発見した誰かが介抱してくれていたのではないだろうか。
それなら見覚えのない部屋で寝かされているのも納得がいく。
「……だからね、――」
「いや、だが――」
ふと近くから誰かの話し声が聞こえた。介抱してくれた人だろうか。
だとしたらお礼を言わなくては。
再び目だけを動かして辺りを伺うが、人の気配はない。
いるのはここで飼われているのだろう猫二匹だけだ。
ではこの声は一体どこから聞こえてくるのだろう……なんて考えていると一匹の猫と目が合った。
(わあ。きれいな猫)
真っ白な毛並みに金色の鈴のついた首輪をつけた美猫さんだ。
しかも左目が青、右目が金のオッドアイで、なんだか神秘的である。
白猫はとてとてと紡生の傍に寄ってきた。
「起きた~?」
「………………ん?」
凛としたきれいな声が聞こえたけど、いったいどこから聞こえたのだろう?
紡生は頭に「?」を浮かべた。
それを見こしたように白猫がもう一度口を開く。
「あたしよ。あたし」
「!? ……!? しゃ、しゃべった!?」
思わずガバリと起き上がり、頬をつねってみる。
……うん、痛い。というか、頭が痛い。とてつもなくズキズキしている。
「おおう、いったぁ……」
「そんな急に起きちゃだーめ。頭打っているんだから。ほら、寝て寝て!」
頭を抱え込んで悶絶する紡生に、白猫はもう一度寝っ転がるようすすめた。
お言葉に甘えて再び布団に体を預けると、多少痛みは引いた気がする。
(それはいい。それはいいのだけど)
「猫が、しゃべってる……?」
しかも聞き間違えじゃなければ、流暢な日本語で。
紡生の頭は痛みよりも混乱で大荒れだった。
「……え、夢?」
「ううん、現実よ! しゃべる猫だっているっしょ?」
「そ、そうだっけ?」
猫って、しゃべるものだっけ。これが普通なんだっけ。
あまりにも当然だと言わんばかりの白猫に自信がなくなってしまう。
「まあそれは置いておいて」
混乱する紡生をよそに、白猫はむんっと胸を張った。
「あたしはアメ。猫社の狛猫をしているわ!」
「…………はい? 猫社の……こま、ねこ?」
思わず首をかしげる。
すると白猫は器用に前足を上げてみせた。
「そうそう! ……あ、もしかして狛猫が分からない感じ? ええっとね、狛犬って聞いたことないかしら?」
「あ、いや。狛犬がなんなのかはわかりますよ。対で置かれているあの像ですよね? 阿吽の……」
狛犬は神社を守る神獣のような存在だったはずだ。
口を開いている「阿」と閉じている「吽」の二匹で一対。
神社の社の前に置かれているのを目にしたことがある人が多いと思う。
紡生の言葉に白猫はパアっと明るい顔になった。
「そう、それよ! よく知っているね!」
「はあ……。えっと、その狛犬……狛猫が、なにって?」
「だから、あたしがその狛猫なの!」
「ん?」
自信満々で答える白猫にポカンとしてしまう。
だってそれが本当なのだとしたら……。
「……え? じゃああなた、神様ってこと?」
「ふっふっふ。そのとーり! さあ、ひれ伏すがいい人の子よ! なんつって!」
アメと名乗った白猫は背筋をぴんと伸ばした。
猫のはずなのに猫背じゃない。
(って、今はそんなこと考えている場合じゃないや)
この猫は自分のことを神だと言った。
そもそも猫がしゃべっていること自体信じられないことなのに、神って何?
今目の前にいる白猫が神様だってこと? そんなまさか。
「……やっぱり夢か」
紡生は考えることを放棄して目を瞑った。
「え、寝たんだけど。ウケる。起きて~!」
ふにゃりと頬に触れる肉球の感触にハッと目を開く。
「この感触は夢じゃないな?」
この絶妙に柔らかく、かつ弾力のある感触は本物だ。
今まで様々な猫たちの肉球をフニフニしてきた紡生が間違えるはずもない。
「だからそう言っているじゃん。っていうか現実だって信じる要素、そこなんだ」
「え、まって。私熱心な信者じゃないのに……なんで神様が?」
紡生が神社にお参りするのは初詣とか、受験のときとか。そういう限定的な場合だけだった。
日常的に参拝している訳でもないし、しかも猫社にお参りに来たのは今日が初めて。
そんな自分の前に神が現れてくれるなんて、それこそ転生ファンタジーのように死んでしまったときくらいしか納得できないのだが。
「……ん? あれ、ちょっと待って」
そこまで考えてふと青くなる。
今の考えが正しいのだとしたら……
「…………もしかして私、死んじゃった?」
もしかしたら打ち所が悪くてそのまま……なんて。
ははは。いやいやまさか、そんなはず。
冷や汗をだらだらと流して見つめると、アメはニコリとほほえんだ。
「――。……か」
誰かの話し声が聞こえる。
紡生はその声をまどろみの中で聞いていた。
(ううん、もう朝?)
きっと母親がいつまでたっても起きてこない紡生を起こしにきたのだろう。
冬の寒さは布団から出るにはあまりにも厳しい。できるならずっと布団に丸まっていたいほどだ。
だってぬくぬくして気持ちがいい。
何からも守られているような安心感が、紡生は大好きだった。
(だからもうちょっとだけ……ん?)
まだ寝ていたいと訴えるように身じろげば、ふと違和感を覚えた。
おかしい。枕、もっと大きかった気がするんだけど。
紡生の枕は特注の大きなものだった。けれど今使っているものは紡生の頭が乗ったらいっぱいいっぱいになるほど小さい。
まるで自分の布団ではないかのようだ。
「……」
紡生はようやく重たい瞼を持ち上げた。
見えたのは旅館のような木目の天井だった。
ぼうっとしたまま視線を移すと、開け放たれた雪見障子の先にある縁側で猫が二匹日向ぼっこを楽しんでいるのが見える。
紡生はそこで畳の上に敷かれた布団に寝かされていた。
(……どこだろう、ここ)
どこかゆっくりとした時間の流れる空間だ。
とりあえず起き上がってみようと力を入れると、途端に後頭部にズキリとした痛みが走った。
反射的に頭を押さえると、どうやら痛みの元にはたんこぶができているらしい。
いったいなぜだろうか。
(確か猫社にお参りして……それでええと、空から猫が降ってきて、って猫が降ってくるってなに?)
少しずつ何があったか思い出してきたけれど、どこまでが夢でどこまでが現実だったのか分からない。
猫が空から降ってくるなんて、そんな非現実的な……とは思うけれど後頭部の痛みは間違えようのない本物だ。
(ってことは……)
記憶は全部現実にあったことで、倒れていた自分を発見した誰かが介抱してくれていたのではないだろうか。
それなら見覚えのない部屋で寝かされているのも納得がいく。
「……だからね、――」
「いや、だが――」
ふと近くから誰かの話し声が聞こえた。介抱してくれた人だろうか。
だとしたらお礼を言わなくては。
再び目だけを動かして辺りを伺うが、人の気配はない。
いるのはここで飼われているのだろう猫二匹だけだ。
ではこの声は一体どこから聞こえてくるのだろう……なんて考えていると一匹の猫と目が合った。
(わあ。きれいな猫)
真っ白な毛並みに金色の鈴のついた首輪をつけた美猫さんだ。
しかも左目が青、右目が金のオッドアイで、なんだか神秘的である。
白猫はとてとてと紡生の傍に寄ってきた。
「起きた~?」
「………………ん?」
凛としたきれいな声が聞こえたけど、いったいどこから聞こえたのだろう?
紡生は頭に「?」を浮かべた。
それを見こしたように白猫がもう一度口を開く。
「あたしよ。あたし」
「!? ……!? しゃ、しゃべった!?」
思わずガバリと起き上がり、頬をつねってみる。
……うん、痛い。というか、頭が痛い。とてつもなくズキズキしている。
「おおう、いったぁ……」
「そんな急に起きちゃだーめ。頭打っているんだから。ほら、寝て寝て!」
頭を抱え込んで悶絶する紡生に、白猫はもう一度寝っ転がるようすすめた。
お言葉に甘えて再び布団に体を預けると、多少痛みは引いた気がする。
(それはいい。それはいいのだけど)
「猫が、しゃべってる……?」
しかも聞き間違えじゃなければ、流暢な日本語で。
紡生の頭は痛みよりも混乱で大荒れだった。
「……え、夢?」
「ううん、現実よ! しゃべる猫だっているっしょ?」
「そ、そうだっけ?」
猫って、しゃべるものだっけ。これが普通なんだっけ。
あまりにも当然だと言わんばかりの白猫に自信がなくなってしまう。
「まあそれは置いておいて」
混乱する紡生をよそに、白猫はむんっと胸を張った。
「あたしはアメ。猫社の狛猫をしているわ!」
「…………はい? 猫社の……こま、ねこ?」
思わず首をかしげる。
すると白猫は器用に前足を上げてみせた。
「そうそう! ……あ、もしかして狛猫が分からない感じ? ええっとね、狛犬って聞いたことないかしら?」
「あ、いや。狛犬がなんなのかはわかりますよ。対で置かれているあの像ですよね? 阿吽の……」
狛犬は神社を守る神獣のような存在だったはずだ。
口を開いている「阿」と閉じている「吽」の二匹で一対。
神社の社の前に置かれているのを目にしたことがある人が多いと思う。
紡生の言葉に白猫はパアっと明るい顔になった。
「そう、それよ! よく知っているね!」
「はあ……。えっと、その狛犬……狛猫が、なにって?」
「だから、あたしがその狛猫なの!」
「ん?」
自信満々で答える白猫にポカンとしてしまう。
だってそれが本当なのだとしたら……。
「……え? じゃああなた、神様ってこと?」
「ふっふっふ。そのとーり! さあ、ひれ伏すがいい人の子よ! なんつって!」
アメと名乗った白猫は背筋をぴんと伸ばした。
猫のはずなのに猫背じゃない。
(って、今はそんなこと考えている場合じゃないや)
この猫は自分のことを神だと言った。
そもそも猫がしゃべっていること自体信じられないことなのに、神って何?
今目の前にいる白猫が神様だってこと? そんなまさか。
「……やっぱり夢か」
紡生は考えることを放棄して目を瞑った。
「え、寝たんだけど。ウケる。起きて~!」
ふにゃりと頬に触れる肉球の感触にハッと目を開く。
「この感触は夢じゃないな?」
この絶妙に柔らかく、かつ弾力のある感触は本物だ。
今まで様々な猫たちの肉球をフニフニしてきた紡生が間違えるはずもない。
「だからそう言っているじゃん。っていうか現実だって信じる要素、そこなんだ」
「え、まって。私熱心な信者じゃないのに……なんで神様が?」
紡生が神社にお参りするのは初詣とか、受験のときとか。そういう限定的な場合だけだった。
日常的に参拝している訳でもないし、しかも猫社にお参りに来たのは今日が初めて。
そんな自分の前に神が現れてくれるなんて、それこそ転生ファンタジーのように死んでしまったときくらいしか納得できないのだが。
「……ん? あれ、ちょっと待って」
そこまで考えてふと青くなる。
今の考えが正しいのだとしたら……
「…………もしかして私、死んじゃった?」
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