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憎奪戦争編
求められる魔法力
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【求められる魔法力(チカラ)】
「初めまして。わたくし、イシス王国の三賢者筆頭を務めさせていただいています【アンネット・バレス・モアネット】と申します。リキュールさんですね。遠慮なく本気で魔法力(チカラ)を示してください」
「リキュールです。お目にかかれて光栄です」
リキュールはイシス王国の決闘場にて、イシス王国の最強の魔法使いと対峙していた。その2人を遠巻きに観察しているユーカ王女やアイザー、並びに城の騎士や魔法使いたち。もちろんケチュアも居る
「アイザー様。彼女の魔法力(チカラ)どう見ます?」
「私は肉体サポート系の魔法しか使えませんので、2人の力量の差は分かりません。が…アンネットに近しいモノであれば、是か非でも迎え入れたいですな」
魔族の中で魔王の拠点の役割を担う【アレクス城】に次いで、屈強な【ベイ城】の軍団と渡り合えてきたのは、元勇者のアイザー・シュバッツと三賢者の活躍が非常に大きい
「俺も親父(オヤジ)も、言えばユーカもそうだけど…イシス王国は魔法劣化の王国で魔法力は三賢者頼みだから、リキュールが強けりゃ当然欲しいよな」
アイザーの息子【オルガス・シュバッツ】もエルフであるリキュールに、父親たちも期待を寄せているのは当然理解していた
「ユーカ様。正直なところ、非力なケチュアさんが厄介事を抱え1人で来たのであれば、ベイの軍団に劣っている我が王国に、他国とのイザコザに首を突っ込む余裕は有りませんので…非情な話ですが追い返さねばならない所です」
「彼女(リキュール)の実力次第でケチュアへの返事を決める。という事ですか?」
「申し訳ございません。ユーカ様がこのような日和見的な判断の仕方を好まないのは重々承知しているのですが…」
「ソレが…我が国の現状という事ですね。分かりました…アイザー様の意見に従いましょう」
16歳の若き王女であるユーカの考えであれば、損得勘定無しに頼って来てくれた同い年の友人の頼みは聞き入れたい所だ。が、現実はソレを許さない
「炎魔人(イフリート)の盾(シールド)!」
アンネットは炎系の極大魔法による盾を生成した!コレなら大概の極大魔法を最悪、相殺できるレベルの魔法だ
「アンネットさん、本気みたいね。それだけリキュールって人から強い魔力を感じてるみたい…」
オルガスの妹チェイム(2ヶ月前の防衛戦の後、カルーアに【光糸細工(シークェット)】の魔法を教えた補助系に強い魔法使い)も、リキュールは強いだろう。と予測している様だ
「本気で良いのですね?後から「ソレは無し」とか言わないでくださいよ……では、遠慮なく行かせてもらいます……世界を彩る七精霊よ!」
「嘘でしょ!あの詠唱は!?」
「まさか!あの時の!?」
2ヶ月前のベイ軍団との防衛戦でイシス城を破壊する為に撃ち込まれた極大破壊呪文を迎撃した、三姉妹の次女カルーアが使った超極大呪文の詠唱を始めたリキュール
その時その様子を間近で見ていたユーカとオルガスが、その詠唱を聞き驚きの声を上げた
(とんでもない魔力の高鳴りを彼女(リキュール)から感じる!極大魔法が来る!?もしかしたら…それ以上なの!?)
向かい合うアンネットは、とてつもなく悪い予感がしたので炎魔人(イフリート)の盾(シールド)にありったけの魔力を追加注入した
「我が名はリキュール!七精霊よ!立ち塞がる賢者を退ける魔法力(チカラ)を示せ!
【七精守護霊(ハーロウィーン)】!!」
七種類の精霊をそれぞれ極大魔法レベルにまで引き上げた、その七つの魔法力(チカラ)をひとつに集約させた、カルーアの必殺魔法をリキュールが撃ち出した!
「コレは!?…相殺するのは無理っ!!」
リキュールの撃ち出した七精守護霊(ハーロウィーン)の方が、圧倒的に威力が上だと瞬時に判断したアンネットは……炎魔人(イフリート)の盾(シールド)を斜めに傾け直進してくる超極大魔法の軌道を上に逸らせ、七精守護霊(ハーロウィーン)を上空へと飛んで行かせることで難を逃れた
「はぁはぁはぁ……リキュールさん…わたくしを殺す気ですか!?…心臓がキンキンに冷えましたよ…」
冷や汗をたっぷりかいたアンネット。攻撃したリキュールも肩で息をしていた
「ふぅ…はぁ…やっぱり、まだまだ魔力総量に余裕が無いか?……はは、アンネットさんが本気で!って言ったじゃないですか(笑)」
かつてカルーアが魅せた時とほぼ同じ威力の七精守護霊(ハーロウィーン)の魔法力(チカラ)に、思わず息を飲むユーカたち…
「なんて凄まじい魔法力(チカラ)だ!アレならベイの城に帰ってきたという【消去の魔女】に対抗出来る魔法力(チカラ)としてアテになりますな!」
「では、無条件でリキュールとケチュアを受け入れて宜しいのですね?」
「当然です!むしろ他国に流れずに、是非ともこの国を支える存在になって欲しいですな」
他国とのイザコザを持ち込んだケチュアの処遇を、リキュールの魔法力(チカラ)で判断する方針だったが、リキュールが魅せた七精守護霊(ハーロウィーン)は彼らの首を、問答無用で縦に振らせていた
そんなリキュールの元へ駆け寄るケチュア
「リキュールってば、スッゴーイ!!あんな、とんでもない魔法が使えたのね!そりゃ私に大きな態度をとるハズね!」
「ふふふ。惚れ直しちゃった?」
ケチュアは驚きと嬉しさのあまり、リキュールに飛び付いていた。そこに歩み寄るユーカとアイザー
「試すような事をしてすみませんでした。リキュール…とケチュア。是非とも我が国に滞在してください。それと、ナイン家とオヅベルド公爵との問題も前向きに検討致します」
「だってさ、ケチュア」
「ありがとう!貴女のお陰よリキュール!」
イシス王国に到着する前にも疑問視していた、厄介事を持つ自分(ケチュア)を受け入れてくれるのか?という不安はリキュールの超極大魔法が、アッサリと吹き飛ばしてくれた!
【ベイ城内ベイの私室】
「はっ!?この魔法力(チカラ)は?」
「どうしたアナンナ?」
ベイと結婚してから彼の部屋で寝食を共にするようになったアナンナは、彼と初夜も済ませており彼と全裸で抱き合うことに慣れ始めていた
そんな彼女(アナンナ)がトンデモナイ魔法力(チカラ)を感知し、ダブルキングサイズのベッドのシーツの中から全裸のまま、思わず起き上がった
「イシス王国の方角からです……徳川有栖様に匹敵するかも知れない程の魔法力(チカラ)を感知しました。これだけ離れた距離で感じるなんて…一体何者でしょうか?」
「アナンナにそこまで言わせるか……余程の魔法使いがイシス王国に付いたか……しかし、ある意味これは良かったかもな」
「どういう事です?」
2ヶ月前の侵略戦の時に、ユーカ王女と停戦協定を結んではいたが…相手国に強力な戦力が増員されれば普通は喜ぶ事など無いハズなのだが…
「消去の魔女が帰ったからな。我が軍は2度【消去の魔女】抜きで、イシスに攻め込んで撤退している。停戦協定を結んでいるとは言え、その2度の戦いで多くの部下の生命を失った
消去の魔女が新婚旅行(ハネムーン)から帰ったら、この好機に攻め込まなければ!と言う声が大きくなるのは目に見えていた。今回のお前の感知で、その声を抑制する事が出来よう。徳川有栖も無用な戦いは好まぬからな」
侵略派の声が大きくなるのを、どうやって抑えるのか?その事に悩んでいたベイからすれば、敵軍への大きな加勢はソレを抑える良い材料と言えた
続く
「初めまして。わたくし、イシス王国の三賢者筆頭を務めさせていただいています【アンネット・バレス・モアネット】と申します。リキュールさんですね。遠慮なく本気で魔法力(チカラ)を示してください」
「リキュールです。お目にかかれて光栄です」
リキュールはイシス王国の決闘場にて、イシス王国の最強の魔法使いと対峙していた。その2人を遠巻きに観察しているユーカ王女やアイザー、並びに城の騎士や魔法使いたち。もちろんケチュアも居る
「アイザー様。彼女の魔法力(チカラ)どう見ます?」
「私は肉体サポート系の魔法しか使えませんので、2人の力量の差は分かりません。が…アンネットに近しいモノであれば、是か非でも迎え入れたいですな」
魔族の中で魔王の拠点の役割を担う【アレクス城】に次いで、屈強な【ベイ城】の軍団と渡り合えてきたのは、元勇者のアイザー・シュバッツと三賢者の活躍が非常に大きい
「俺も親父(オヤジ)も、言えばユーカもそうだけど…イシス王国は魔法劣化の王国で魔法力は三賢者頼みだから、リキュールが強けりゃ当然欲しいよな」
アイザーの息子【オルガス・シュバッツ】もエルフであるリキュールに、父親たちも期待を寄せているのは当然理解していた
「ユーカ様。正直なところ、非力なケチュアさんが厄介事を抱え1人で来たのであれば、ベイの軍団に劣っている我が王国に、他国とのイザコザに首を突っ込む余裕は有りませんので…非情な話ですが追い返さねばならない所です」
「彼女(リキュール)の実力次第でケチュアへの返事を決める。という事ですか?」
「申し訳ございません。ユーカ様がこのような日和見的な判断の仕方を好まないのは重々承知しているのですが…」
「ソレが…我が国の現状という事ですね。分かりました…アイザー様の意見に従いましょう」
16歳の若き王女であるユーカの考えであれば、損得勘定無しに頼って来てくれた同い年の友人の頼みは聞き入れたい所だ。が、現実はソレを許さない
「炎魔人(イフリート)の盾(シールド)!」
アンネットは炎系の極大魔法による盾を生成した!コレなら大概の極大魔法を最悪、相殺できるレベルの魔法だ
「アンネットさん、本気みたいね。それだけリキュールって人から強い魔力を感じてるみたい…」
オルガスの妹チェイム(2ヶ月前の防衛戦の後、カルーアに【光糸細工(シークェット)】の魔法を教えた補助系に強い魔法使い)も、リキュールは強いだろう。と予測している様だ
「本気で良いのですね?後から「ソレは無し」とか言わないでくださいよ……では、遠慮なく行かせてもらいます……世界を彩る七精霊よ!」
「嘘でしょ!あの詠唱は!?」
「まさか!あの時の!?」
2ヶ月前のベイ軍団との防衛戦でイシス城を破壊する為に撃ち込まれた極大破壊呪文を迎撃した、三姉妹の次女カルーアが使った超極大呪文の詠唱を始めたリキュール
その時その様子を間近で見ていたユーカとオルガスが、その詠唱を聞き驚きの声を上げた
(とんでもない魔力の高鳴りを彼女(リキュール)から感じる!極大魔法が来る!?もしかしたら…それ以上なの!?)
向かい合うアンネットは、とてつもなく悪い予感がしたので炎魔人(イフリート)の盾(シールド)にありったけの魔力を追加注入した
「我が名はリキュール!七精霊よ!立ち塞がる賢者を退ける魔法力(チカラ)を示せ!
【七精守護霊(ハーロウィーン)】!!」
七種類の精霊をそれぞれ極大魔法レベルにまで引き上げた、その七つの魔法力(チカラ)をひとつに集約させた、カルーアの必殺魔法をリキュールが撃ち出した!
「コレは!?…相殺するのは無理っ!!」
リキュールの撃ち出した七精守護霊(ハーロウィーン)の方が、圧倒的に威力が上だと瞬時に判断したアンネットは……炎魔人(イフリート)の盾(シールド)を斜めに傾け直進してくる超極大魔法の軌道を上に逸らせ、七精守護霊(ハーロウィーン)を上空へと飛んで行かせることで難を逃れた
「はぁはぁはぁ……リキュールさん…わたくしを殺す気ですか!?…心臓がキンキンに冷えましたよ…」
冷や汗をたっぷりかいたアンネット。攻撃したリキュールも肩で息をしていた
「ふぅ…はぁ…やっぱり、まだまだ魔力総量に余裕が無いか?……はは、アンネットさんが本気で!って言ったじゃないですか(笑)」
かつてカルーアが魅せた時とほぼ同じ威力の七精守護霊(ハーロウィーン)の魔法力(チカラ)に、思わず息を飲むユーカたち…
「なんて凄まじい魔法力(チカラ)だ!アレならベイの城に帰ってきたという【消去の魔女】に対抗出来る魔法力(チカラ)としてアテになりますな!」
「では、無条件でリキュールとケチュアを受け入れて宜しいのですね?」
「当然です!むしろ他国に流れずに、是非ともこの国を支える存在になって欲しいですな」
他国とのイザコザを持ち込んだケチュアの処遇を、リキュールの魔法力(チカラ)で判断する方針だったが、リキュールが魅せた七精守護霊(ハーロウィーン)は彼らの首を、問答無用で縦に振らせていた
そんなリキュールの元へ駆け寄るケチュア
「リキュールってば、スッゴーイ!!あんな、とんでもない魔法が使えたのね!そりゃ私に大きな態度をとるハズね!」
「ふふふ。惚れ直しちゃった?」
ケチュアは驚きと嬉しさのあまり、リキュールに飛び付いていた。そこに歩み寄るユーカとアイザー
「試すような事をしてすみませんでした。リキュール…とケチュア。是非とも我が国に滞在してください。それと、ナイン家とオヅベルド公爵との問題も前向きに検討致します」
「だってさ、ケチュア」
「ありがとう!貴女のお陰よリキュール!」
イシス王国に到着する前にも疑問視していた、厄介事を持つ自分(ケチュア)を受け入れてくれるのか?という不安はリキュールの超極大魔法が、アッサリと吹き飛ばしてくれた!
【ベイ城内ベイの私室】
「はっ!?この魔法力(チカラ)は?」
「どうしたアナンナ?」
ベイと結婚してから彼の部屋で寝食を共にするようになったアナンナは、彼と初夜も済ませており彼と全裸で抱き合うことに慣れ始めていた
そんな彼女(アナンナ)がトンデモナイ魔法力(チカラ)を感知し、ダブルキングサイズのベッドのシーツの中から全裸のまま、思わず起き上がった
「イシス王国の方角からです……徳川有栖様に匹敵するかも知れない程の魔法力(チカラ)を感知しました。これだけ離れた距離で感じるなんて…一体何者でしょうか?」
「アナンナにそこまで言わせるか……余程の魔法使いがイシス王国に付いたか……しかし、ある意味これは良かったかもな」
「どういう事です?」
2ヶ月前の侵略戦の時に、ユーカ王女と停戦協定を結んではいたが…相手国に強力な戦力が増員されれば普通は喜ぶ事など無いハズなのだが…
「消去の魔女が帰ったからな。我が軍は2度【消去の魔女】抜きで、イシスに攻め込んで撤退している。停戦協定を結んでいるとは言え、その2度の戦いで多くの部下の生命を失った
消去の魔女が新婚旅行(ハネムーン)から帰ったら、この好機に攻め込まなければ!と言う声が大きくなるのは目に見えていた。今回のお前の感知で、その声を抑制する事が出来よう。徳川有栖も無用な戦いは好まぬからな」
侵略派の声が大きくなるのを、どうやって抑えるのか?その事に悩んでいたベイからすれば、敵軍への大きな加勢はソレを抑える良い材料と言えた
続く
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