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憎奪戦争編
基礎型超人類の戦い
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【マリニウム城手前】
無人の荒野を行くかの如きラッセル公爵を止める為に立ち塞がったエーデだが、鍛え直した魔法も通じず危険に晒されていた
「フォンデ家の小娘よ!【ジョウモォン】に焼かれて、今度こそ昇天しなさ~いっ!」
「きゃああああっ!?」
【ジョウモォン】の左手には指が無く、腕自体がビームの発射砲になっている。先端のレンズ部分が怪しく光り、強力なビームがエーデ目掛けて発射された!
……………………………………………
凄まじい爆風が収(おさ)まった時、先ほどまでエーデが居た場所は真っ黒に焦げ付いていた
「ファーハッハッハッ!骨も残らず消し飛んだか?小娘がっ!所詮この世は統べる者と従う者しかいない!努力して魔女になった言えど…貴様はソチラ側の人間だったという事だ!」
高らかに笑うラッセル公爵の操る神代兵器を目掛けて、高速で接近してくる3っつの影
「ドゥーン、ドゥーン!」
【ジョウモォン】のコクピット内に、かん高い警報が鳴り響いた!
「何ですかっ!?」
「ガキイィン!バッキィィン!」
修復途中で出てきた基礎(ベース)型超人類の武蔵がラッセルの居るコクピットを。左腕の動かない小次郎が【ジョウモォン】の右腕の肘の関節に斬撃を加えた!が…
「何だとっ!?」
「硬すぎるぞ!」
小次郎の剣は刃こぼれを起こし、武蔵の斬撃は強化ガラスに小さなヒビを入れた程度だった
「貴様らはっ!?…そうか、王国が極秘にしていた古代人の産み落とし戦士【超人類】とかいう奴か!しかーし、この【ジョウモォン】の敵では無いようだな!」
ジョウモォンは右腕の肘の先辺りから5メートル程の長さで、この世界には無い硬質化合金で出来たサーベルを生やした
それで超人類2人を攻撃するラッセル公爵。その隙に茜は右腕だけしか動かないその身体で、マリニウム城に攻撃していた砲台車両を片っ端から破壊していた
「武蔵、小次郎。大丈夫っ?」
素早過ぎる動きで敵を翻弄する茜は、右手1本だけでも戦場を無双していたが…2人の予想外の苦戦に動揺している
【城下町の最端の空き家】
「う、うぅーん…はっ!ラッセルは?…あれ?エーデは生きてるの?」
「気が付いたかい?良かったね」
ミクイはアサシンマスターの隠密スキルを使いながら、馬よりも早く走れるその脚力でエーデを拾い上げ、誰の目にも映らない様に城下町の最も端っこの空き家に隠れたのだ
「有難うございます、ミクイさん!くっ…ラッセルを倒し、両親の仇を討たなくては…」
「馬鹿言ってんじゃないさ!見ていたけど、アンタの渾身の魔法でもビクともしなかった鋼のゴーレムをどうやって倒すってーのさ!」
「勝てる見込みが無くても…エーデは引く訳には……あ、痛ーっ!!」
ミクイは上半身だけ起こしているエーデの額に、強烈な【デコピン】をお見舞いした!
「馬鹿なこと言ってんじゃねーって!エーデが戻っても何も出来ないのは良くわかったでしょーがっ!」
「勝ち目なんか無くたって、それでもエーデはっ!」
ミクイが珍しく声を荒らげて怒鳴っているが、両親の仇を目の前にして感情を抑えられないエーデ。そんな彼女にミクイは…
「アンタ…クラウン城での武闘会でカルーアに負けそうになった時【消去の魔女 徳川有栖】から喝を入れられたのを忘れたのかいっ?」
「あっ!」
かつてエーデは「魔女としての誇りを持て。師匠であるフュールの顔に泥を塗る様な真似はするな!」
と強く言われた事があった
「確かに勝ち目の低い相手に最後まで諦めずに戦う気概は必要さ。でもね、勝ち目が全く無い相手に玉砕するのでは全然違う!
私だったらカルーアちゃん如きになら負けはしない!いくらカルーアちゃんの魔法力(チカラ)が有栖に迫るものであっても、対人戦で1対1ならアサシンマスターのミクイさんに負ける要素なんか無いからね
でも、あの鋼のゴーレムは無理だ。今は逃げの一手しかない!必要なのは勝機のある時に全力を振るう事だろう?それに、アンタだって無駄死にが許されない理由があるんだろう?」
「無駄死に出来ない理由?…あ!そ、そうでした。すみません、ミクイさん」
産まれた年はエーデの方が数年早いが、物心つく前からアサシンとして鍛えられていたミクイは、精神年齢そのモノが違う。エーデはミクイの言葉に従い、ひとまず様子を見ることに考えを切り替えた
【マリニウム山岳地帯】
「皆さん、あの山を超えればいよいよマリニウムの城下町が見えてきますわ!」
「ふぅ…ようやく目的地まで、あと一歩ですか?流石に僕も疲れましたよ…」
ヘルメスの街からヒイロを探しに来た三姉妹とヨシュア。その彼らに雇われて道案内をしている【聖騎士勇者隊】あと山を1つ、の所まで差し迫っていた
「待ってぇ!みんなぁ、あそこにおじいさんが倒れているよぉ…」
獣人族のアリスは、空もかなり赤みに染まって来ているこの時間でも、誰よりも早く人を発見していた
うずくまっているおじいさんに近付き「大丈夫ですかぁ?」と、優しく声を掛けるアリス
「マリニウム城で…はぁはぁ…クーデターが起こってのぅ…必死に逃げて来たんじゃが…」
「そうですか…それは大変でしたねぇ。アリスちゃん、ここは私(ワタクシ)に任せてくださいね」
そう言うとミャンジャムは、アリスを自分の後方に下がらせた。彼女のその行動に首を傾げる仲間たち
「おじいさんは農家のかたでしょうか?服もそんなにボロボロになって、さぞ大変だったのでしょうね…」
「そうなんじゃ…われ先に逃げ惑う人混みで揉みくちゃにされてのぅ…」
「へぇそうですか?その群衆が美味しそうだったので、そんなに生き血を啜(すす)って来たのですか?おじいさんはワイルドですね(笑)」
「えっ!?どういう事だい?ミャン…」
「何を言ってるんだい?」
ミャンジャムの言葉に戸惑う仲間たち。だが、おじいさんはユラリと立ち上がると…疲弊でヨボヨボだったその顔が、少しづつ変化していった
「ふははははっ!上手く騙せたと思ったのですがねぇ…なかなか鼻の効くお嬢さんじゃあーりませんかっ!何者なのですかねぇ?」
「あらあら立派な血筋の方かとお見受けしましたが…【人に名を尋ねる時はまず自分から】と言う礼儀も知りませんのね。まぁ良いでしょう。私(ワタクシ)は王都クラウンの聖騎士【ミャンジャム・イレイユ】と申します!」
「これは失礼してしまいましたねぇ…吾輩は真祖にして高潔なる伯爵【ディー・アモン】と申しまぁす!よろしくお願いしますよぉ、素敵なレディ~!」
20年前、王都クラウンと共闘してアレクス城を襲おうとしたマリニウム王国の軍勢を蹴散らしたアンデッド軍団を率いたという【ディー・アモン伯爵】が三姉妹達の前に立ち塞がった!
啖呵をきったミャンジャムだが、かなり緊張しているようだ。彼女だけでなく後方に居るカルーアやヨシュアも、ディー・アモン伯爵からタダならぬ気配を感じていた
続く
無人の荒野を行くかの如きラッセル公爵を止める為に立ち塞がったエーデだが、鍛え直した魔法も通じず危険に晒されていた
「フォンデ家の小娘よ!【ジョウモォン】に焼かれて、今度こそ昇天しなさ~いっ!」
「きゃああああっ!?」
【ジョウモォン】の左手には指が無く、腕自体がビームの発射砲になっている。先端のレンズ部分が怪しく光り、強力なビームがエーデ目掛けて発射された!
……………………………………………
凄まじい爆風が収(おさ)まった時、先ほどまでエーデが居た場所は真っ黒に焦げ付いていた
「ファーハッハッハッ!骨も残らず消し飛んだか?小娘がっ!所詮この世は統べる者と従う者しかいない!努力して魔女になった言えど…貴様はソチラ側の人間だったという事だ!」
高らかに笑うラッセル公爵の操る神代兵器を目掛けて、高速で接近してくる3っつの影
「ドゥーン、ドゥーン!」
【ジョウモォン】のコクピット内に、かん高い警報が鳴り響いた!
「何ですかっ!?」
「ガキイィン!バッキィィン!」
修復途中で出てきた基礎(ベース)型超人類の武蔵がラッセルの居るコクピットを。左腕の動かない小次郎が【ジョウモォン】の右腕の肘の関節に斬撃を加えた!が…
「何だとっ!?」
「硬すぎるぞ!」
小次郎の剣は刃こぼれを起こし、武蔵の斬撃は強化ガラスに小さなヒビを入れた程度だった
「貴様らはっ!?…そうか、王国が極秘にしていた古代人の産み落とし戦士【超人類】とかいう奴か!しかーし、この【ジョウモォン】の敵では無いようだな!」
ジョウモォンは右腕の肘の先辺りから5メートル程の長さで、この世界には無い硬質化合金で出来たサーベルを生やした
それで超人類2人を攻撃するラッセル公爵。その隙に茜は右腕だけしか動かないその身体で、マリニウム城に攻撃していた砲台車両を片っ端から破壊していた
「武蔵、小次郎。大丈夫っ?」
素早過ぎる動きで敵を翻弄する茜は、右手1本だけでも戦場を無双していたが…2人の予想外の苦戦に動揺している
【城下町の最端の空き家】
「う、うぅーん…はっ!ラッセルは?…あれ?エーデは生きてるの?」
「気が付いたかい?良かったね」
ミクイはアサシンマスターの隠密スキルを使いながら、馬よりも早く走れるその脚力でエーデを拾い上げ、誰の目にも映らない様に城下町の最も端っこの空き家に隠れたのだ
「有難うございます、ミクイさん!くっ…ラッセルを倒し、両親の仇を討たなくては…」
「馬鹿言ってんじゃないさ!見ていたけど、アンタの渾身の魔法でもビクともしなかった鋼のゴーレムをどうやって倒すってーのさ!」
「勝てる見込みが無くても…エーデは引く訳には……あ、痛ーっ!!」
ミクイは上半身だけ起こしているエーデの額に、強烈な【デコピン】をお見舞いした!
「馬鹿なこと言ってんじゃねーって!エーデが戻っても何も出来ないのは良くわかったでしょーがっ!」
「勝ち目なんか無くたって、それでもエーデはっ!」
ミクイが珍しく声を荒らげて怒鳴っているが、両親の仇を目の前にして感情を抑えられないエーデ。そんな彼女にミクイは…
「アンタ…クラウン城での武闘会でカルーアに負けそうになった時【消去の魔女 徳川有栖】から喝を入れられたのを忘れたのかいっ?」
「あっ!」
かつてエーデは「魔女としての誇りを持て。師匠であるフュールの顔に泥を塗る様な真似はするな!」
と強く言われた事があった
「確かに勝ち目の低い相手に最後まで諦めずに戦う気概は必要さ。でもね、勝ち目が全く無い相手に玉砕するのでは全然違う!
私だったらカルーアちゃん如きになら負けはしない!いくらカルーアちゃんの魔法力(チカラ)が有栖に迫るものであっても、対人戦で1対1ならアサシンマスターのミクイさんに負ける要素なんか無いからね
でも、あの鋼のゴーレムは無理だ。今は逃げの一手しかない!必要なのは勝機のある時に全力を振るう事だろう?それに、アンタだって無駄死にが許されない理由があるんだろう?」
「無駄死に出来ない理由?…あ!そ、そうでした。すみません、ミクイさん」
産まれた年はエーデの方が数年早いが、物心つく前からアサシンとして鍛えられていたミクイは、精神年齢そのモノが違う。エーデはミクイの言葉に従い、ひとまず様子を見ることに考えを切り替えた
【マリニウム山岳地帯】
「皆さん、あの山を超えればいよいよマリニウムの城下町が見えてきますわ!」
「ふぅ…ようやく目的地まで、あと一歩ですか?流石に僕も疲れましたよ…」
ヘルメスの街からヒイロを探しに来た三姉妹とヨシュア。その彼らに雇われて道案内をしている【聖騎士勇者隊】あと山を1つ、の所まで差し迫っていた
「待ってぇ!みんなぁ、あそこにおじいさんが倒れているよぉ…」
獣人族のアリスは、空もかなり赤みに染まって来ているこの時間でも、誰よりも早く人を発見していた
うずくまっているおじいさんに近付き「大丈夫ですかぁ?」と、優しく声を掛けるアリス
「マリニウム城で…はぁはぁ…クーデターが起こってのぅ…必死に逃げて来たんじゃが…」
「そうですか…それは大変でしたねぇ。アリスちゃん、ここは私(ワタクシ)に任せてくださいね」
そう言うとミャンジャムは、アリスを自分の後方に下がらせた。彼女のその行動に首を傾げる仲間たち
「おじいさんは農家のかたでしょうか?服もそんなにボロボロになって、さぞ大変だったのでしょうね…」
「そうなんじゃ…われ先に逃げ惑う人混みで揉みくちゃにされてのぅ…」
「へぇそうですか?その群衆が美味しそうだったので、そんなに生き血を啜(すす)って来たのですか?おじいさんはワイルドですね(笑)」
「えっ!?どういう事だい?ミャン…」
「何を言ってるんだい?」
ミャンジャムの言葉に戸惑う仲間たち。だが、おじいさんはユラリと立ち上がると…疲弊でヨボヨボだったその顔が、少しづつ変化していった
「ふははははっ!上手く騙せたと思ったのですがねぇ…なかなか鼻の効くお嬢さんじゃあーりませんかっ!何者なのですかねぇ?」
「あらあら立派な血筋の方かとお見受けしましたが…【人に名を尋ねる時はまず自分から】と言う礼儀も知りませんのね。まぁ良いでしょう。私(ワタクシ)は王都クラウンの聖騎士【ミャンジャム・イレイユ】と申します!」
「これは失礼してしまいましたねぇ…吾輩は真祖にして高潔なる伯爵【ディー・アモン】と申しまぁす!よろしくお願いしますよぉ、素敵なレディ~!」
20年前、王都クラウンと共闘してアレクス城を襲おうとしたマリニウム王国の軍勢を蹴散らしたアンデッド軍団を率いたという【ディー・アモン伯爵】が三姉妹達の前に立ち塞がった!
啖呵をきったミャンジャムだが、かなり緊張しているようだ。彼女だけでなく後方に居るカルーアやヨシュアも、ディー・アモン伯爵からタダならぬ気配を感じていた
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