ようこそ幼い嫁候補たち ③

龍之介21時

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日常編

つがいになる2人

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【夜のミーコの部屋】
ラデュードはミーコが普段どれだけ笑顔を振り撒いていても、彼女の精神は限界ギリギリの状態にある事を知った

(付け焼き刃や、その場凌ぎの優しさじゃ本当の意味でミーコは救えない…)

「はぁはぁ…どうしました?」

ラデュードはベッドの上で仰向けになり、苦しそうにしているミーコの上に馬乗りになった。彼は超真剣な顔で語り始めた

「聞いた事があるんだ…」

「何をですか?」

「本当に人を助けるには2通りあって…一生消えない憎しみの炎を灯すくらい、相手にトコトンまで嫌われることで生きる糧を与える方法」

「一生ラデュードを憎み続ける!?…私にそんな事は…」

「分かっているよ。骨の髄まで優しいミーコは、人からどれだけ酷い目に合わされたって一生誰かを憎むなんて出来ないよな…後は…一生愛し尽くして生涯を支え抜く事だ」

「私を一生…ですか!?」

「あぁ。さっきも言ったろ?俺はミーコの事が大好きだって…プディングより先に会ってたら…ってな。ミーコ…俺はお前の旦那になりたいんだ!」

「本当ですか?…私を一生、愛してくれるのですか?」

ラデュードは真剣に彼女を見詰めた。彼女もその眼差しから視線を逸らさずに見詰め返した。もはや2人の間に言葉は必要なかった

……………………………………………

「あ、あっ、うあああぁぁ!ラデュード。凄いですっ!凄い感覚が股のところから頭のテッペンにガンガン響いてきますっ!!」
 

もちろん性行為の経験など皆無なミーコは、全てをラデュードに託し身を委ねていた。プディングを何度も抱いていた彼は、全力を尽くしてミーコへの愛情を身体で示していた

「どうだ?全身がシビれるだろ?プディングにも大好評だったんだぜ!」

「うあっ、は…はい!私…こんな気持ち良い事があるなんて知りませんでしたっ!…くうぅ…私は…プディングさんの代わりになれば良いんですねっ??でも、立ったまま繋がるなんて…こんな上級者なプレイは…まだ私には…うあああ!」

「違うっ!ミーコはプディングの身代わりなんかじゃねーよ。俺はミーコを愛するんだ!俺に出来る全部でミーコを喜ばせたいんだ」

「そ、そうなのですね…嬉しいです…」

ミーコは巫女衣装を着たままで半裸の姿にされ、しかも立ったまま後ろから抱かれるという上級者なプレイをさせられていた

「ですがっ!こんな凄いのは…私…私ぃ!」

「お前はプディングに償いをするんだ!…だけど、俺が愛するのはミーコお前だ!お前も俺を愛せるように、俺に手加減した行為をさせないでくれ!俺もお前を気持ち良くさせるのに全力を出すから、ミーコも俺を全力で受け入れてくれっ!」

「はぁはぁ…そういう事なのですね…うん。分かりました…私は全力で、あなたを愛し抜きますっ!…くうぅ…ラデュード!私を可愛いがってくださいっ!!」

「良しっ!それで良いんだ!遠慮なく満足させてもらうぞ…いくぞミーコっ!」

「えっ!?ナニを?…はっ!?ぁぁぁぁぁぁ!」

ラデュードは遠慮なくミーコの中に、彼女への想いの全てを勢い良く吐き出した!体力の無かったミーコはラデュードにされるがままだった。中に吐き出された直後、彼女は全身を激しく痙攣させてベッドの上で動けなくなっていた


「はぁはぁ…男女の営みというのは…なかなかに激しいものなのですね…ふうぅ…途中で気を失ってしまうかと思いましたわ」

「何もう終わったみたいな事を言ってるんだ?俺の本気はまだまだ、こんなもんじゃないんだぜ。もう一度いくぞ!」

「えっ!?そんな、私まだ身体が…」

今度はミーコをベッドの上に仰向けに寝かせて彼女の両膝の裏に手を入れて押し上げ、彼女に自分の恥ずかしい部分を見せつけながら、自慢のキカン棒を激しく出し入れするラデュード

「あっ、あぁ!こんな激しいのは駄目です!こんなのを知ったら、私はイケない女になってしまいますぅ!!」

……………………………………………

「はぁはぁ…ラデュードったら…本当に遠慮しないのですね(笑)」

「当たり前だろ?自分の女に遠慮なんかするかよ!」

身動き出来ないミーコだが、隣に寝転がるラデュードの息遣いを聞いているだけで安心出来た

「嬉しいわラデュード♪…でも分かっているのですか?私はマリニウムの巫女なのですよ?最近は【3女神のひとり】なんて言われてますのよ?」
 

「Σ(゜□゜)あっ!!…まぁ、ミーコに添い遂げる!って言ったんだ。良いぜ、腹をくくってやるよ」


ミーコは自分でも不思議なほど、晴れ晴れした笑顔を浮かべて横たわっていた。何故なのか?
【マリニウムの守護者】でもなく【マリニウムの巫女】としての遠慮もなく、ただ1人の相手として全力を向けられた事。それが生まれて初めての経験だった。それで、やっと自分も人並みの幸せを手に入れられたのだと思えたからだ

「嬉しいわラデュード…私を1人の女として扱ってくれて…本当に愛し抜いてくれるのね?」

「本当だって言ったろ?二言はねーよ!」

そう言われると、ようやく少し体力が回復したミーコは起き上がり乱された服を直し始めた

「うふふ。それじゃあ明日にでも発表しちゃいましょうか?」

「んっ?何をだ?」

「私とラデュードが結婚する!という事ですよ!マリニウムは今、良い知らせが無さ過ぎて国民が幸せな気持ちになれません…私たちの結婚の報告で、みんなに幸せをお裾分(すそわ)けしたいのです。良いですよね?」
 

「うっ!!…分かったよ」

照れ臭く苦笑いするラデュードの顔を見て本当に【愛の告白】をされたのだと理解したミーコ。ようやく本当の意味で彼女は屈託のない笑顔を浮かべる事ができていた



続く
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