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日常編
嫉妬するカルーア
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【ヘルメスの街の繁華街】
「みんなチカラ持ちだから助かるよ♪」
「アタシに任せてぇ!」
「カルーアお姉さまは重い物は持たなくて良いですの!」
「良いですノ!」
カルーアとアリス、サーシャとコハラコは4人で消耗品と食材の補充の為に買い物に来ていた。やはり一軒家に8人で生活していると、生活消耗品の減りが早いようだ
「ヒイロさん。コーヒー煎れました、どうぞ…」
「あぁ、そうだな…ひと息入れるか…ん?今日もヨシュアが稽古を付けてあげているのか」
「遅せぇ、遅せぇよ!そんなドタドタ動いてたら敵も倒せねーし、味方もやられっちまうぞ!!」
「ひ~っ!けんど負けねぇべさ!」
以前、聖騎士勇者隊が街の周辺の魔物を根絶やしにする程のクエストをこなしてくれたが…あれから間もなく1ヶ月。街の近くで再び魔物発見の報告が増え始め、街の冒険者たちはクエストに追われるようになった
それに伴ってヒイロの鍛冶師仕事も忙しくなっていたし、ミルはソレを手伝いヨシュアは新たにマリニウムから来た【ホロミナティ】のメンバーに稽古を付けていた(有料で)
エルデスはそんな彼らをもてなす為に家に残っている。むろんヨシュアのお目付け役もこなしていた
そんな中で三姉妹とコハラコてま買い出しに街の商店街にやって来ていたのだが…
「八百屋のオバサン、また買いに来るよ」
「カルーアちゃん。また買いに来ておくれよ♪」
「サービスしてくれてありがとうねぇ♪」
「アリスちゃん。いつも買いに来てくれてありがとうな!」
「オマケしてくれてありがとうですの!」
「いつも沢山買ってくれてるからな♬」
カルーアもアリスもサーシャも街の人達から大人気であり、出掛ける度に色々な人から暖かい声を掛けられていた
「……………………………………………」
「やっぱりコハラコを話し掛けてもらえないですノ…」
ただ…吸血姫であるコハラコは…やはり、吸血姫と言えばアンデッドの魔物の代表格の種族だからか?街の人から受け入れられるのは難しいのか?率先的にコハラコに声を掛けてくる大人は居なかったが…
「あー!吸血姫のお姉ちゃんだ!」
「お姉ちゃん。一緒にかくれんぼしようよ!」
「また、空を飛ばせてよぉ!」
やはり自分は人々から受け入れて貰えない。そんな気持ちで肩を落としていたコハラコに街の子供たちが一斉に群がり、彼女を中心に子供たちの輪が出来た
「うん、うん…ありがとうなノ。今日はお買い物中だから駄目だけど…今度一緒に遊ぶノ…」
「本当に?約束だよ」
「お姉ちゃん、どうして泣いてるの?」
その様子を見ていた街の大人たちは、それぞれの顔を見合わせると…何かを決意したようだった
「コハラコちゃんもまた来てくれよ!」
「大好きな魚、安くするからな!」
「新しいケーキ作ったら試食してちょうだいね」
「えっ!?良いの?コハラコで……うぅぅぅ。ありがとうなノ…」
「良い物を見たね」
「良かったねぇ♪」
「おめでとうですの」
三姉妹もようやく、街の人に受け入れられたコハラコを見て目に涙がにじんでいた。そんな温かい想いに胸を熱くして帰宅した彼女たち
【アルバート家】
「あれぇ?家の中…何だか騒がしいよぉ?」
庭で稽古中のヨシュアたちに挨拶をし、一旦荷物を置くために家の中に入ろうとした時、家の中の騒がしさにいち早く気が付いた獣人族のアリス
「帰ったよ。何を騒いでるのさ?……えっ!?ちょっとヒイロ、何してんのさ!?」
玄関のドアを開けたカルーアは驚きの光景を目にした!
「あっ!?カルーア助けてくれよ!シャルルが酔っ払って…」
「ん~ヒイロぉ!私の気持ちわかっへるんれしょー。チンチクリンのエルフっ娘らけじゃなくてぇ…たまには私の相手もしへよほ~♪」
泥酔した美人姉妹冒険者の妹のシャルルに馬乗りされているヒイロの姿。シャルルはヒイロを半裸にさせており、自分もシャツ1枚で彼に乗っかっていた
「子供のエルフっらと身体の付き合いはむじゅかしーでしょ?その点わたしならヒイロの反り返ったキカン棒も受け入れられれるよ~♬」
更に彼の唇を奪おうと顔を近付けていくのをカルーアの目の前で行動してしまう
「この発情女!私のヒイロにナニしてくれてんのさっ!!雷光柱(ジャムルエッジ)!」
「きゃあああぁぁぁ!!」
カルーアはキツめの雷撃呪文をシャルルに浴びせかけた!カルーアの魔法に撃ち抜かれたシャルルは、その場で気絶してしまった
……………………………………………
「それで…どうしてこうなったんだい?」
「えっと、それはだな…」
自分たちが出掛けている間に、他の女とお楽しみだったヒイロの姿を見せられたカルーアは、かなりご立腹な様子だ
「……………………………………………」
「なるほどね…最近、姉のシェリーさんがガルダンさんと良い感じになっていて、2人きりの場面が多くなりシャルルさんが寂しい想いをしている。その愚痴を聞かされたヒイロが慰めにアルコールを付き合ってあげることにした。と…」
「それで~私が~アルコールをお持ちしたのですが~飲まない私はアルコール度数。というのを知らなくてですね~」
「ひと口ふた口飲んだ程度でイキナリ豹変しちゃって焦ったよ。シャルルは強くはないけど多少飲めるのは知ってたからな。あれだけであそこまで変わるとは思わなくてな…」
どうやらヒイロは度数の低いアルコールで、シャルルの愚痴に付き合うつもりだったのだが…エルデスが間違えて1番度数の強いのをシャルルに飲ませてしまい………ああなってしまったようだった
理由が理由だったので…納得は出来ないが理解はしたので取り敢えず許すことにしたカルーア
【その夜】
お風呂を済ませたヒイロとカルーア。今夜も彼の部屋で一緒に寝ようとしていた
「シャルルさんみたいにプロポーション良くは無いけどさ…多少は成長してるんだよ?まだまだの身体だろうけどさ、今はコレで我慢してくれよ」
カルーアは前にサーシャから「ヒイロお兄さまをこの服で悩殺しちゃいましょうですの!」と押し付けられたエッチぃ服を着て、ヒイロと同じベッドに侵入して来た
「お、おう!最高に可愛いぞ…」
「ほ、本当は…こんなエッチぃ服なんか着る気は無かったんだからね!ヒイロのせいなんだからね!…だから…たっぷり可愛がってくれないと、許してあげないんだからね。バカ!」
「ノ`□´)ノウオオオォォォー!!カルーア愛してるぞー!!」
カルーアの責めたランジェリーに刺激され、MAXボルテージに到達したキカン棒で、その夜カルーアをたっぷり「アンアン」言わせるヒイロだった
続く
「みんなチカラ持ちだから助かるよ♪」
「アタシに任せてぇ!」
「カルーアお姉さまは重い物は持たなくて良いですの!」
「良いですノ!」
カルーアとアリス、サーシャとコハラコは4人で消耗品と食材の補充の為に買い物に来ていた。やはり一軒家に8人で生活していると、生活消耗品の減りが早いようだ
「ヒイロさん。コーヒー煎れました、どうぞ…」
「あぁ、そうだな…ひと息入れるか…ん?今日もヨシュアが稽古を付けてあげているのか」
「遅せぇ、遅せぇよ!そんなドタドタ動いてたら敵も倒せねーし、味方もやられっちまうぞ!!」
「ひ~っ!けんど負けねぇべさ!」
以前、聖騎士勇者隊が街の周辺の魔物を根絶やしにする程のクエストをこなしてくれたが…あれから間もなく1ヶ月。街の近くで再び魔物発見の報告が増え始め、街の冒険者たちはクエストに追われるようになった
それに伴ってヒイロの鍛冶師仕事も忙しくなっていたし、ミルはソレを手伝いヨシュアは新たにマリニウムから来た【ホロミナティ】のメンバーに稽古を付けていた(有料で)
エルデスはそんな彼らをもてなす為に家に残っている。むろんヨシュアのお目付け役もこなしていた
そんな中で三姉妹とコハラコてま買い出しに街の商店街にやって来ていたのだが…
「八百屋のオバサン、また買いに来るよ」
「カルーアちゃん。また買いに来ておくれよ♪」
「サービスしてくれてありがとうねぇ♪」
「アリスちゃん。いつも買いに来てくれてありがとうな!」
「オマケしてくれてありがとうですの!」
「いつも沢山買ってくれてるからな♬」
カルーアもアリスもサーシャも街の人達から大人気であり、出掛ける度に色々な人から暖かい声を掛けられていた
「……………………………………………」
「やっぱりコハラコを話し掛けてもらえないですノ…」
ただ…吸血姫であるコハラコは…やはり、吸血姫と言えばアンデッドの魔物の代表格の種族だからか?街の人から受け入れられるのは難しいのか?率先的にコハラコに声を掛けてくる大人は居なかったが…
「あー!吸血姫のお姉ちゃんだ!」
「お姉ちゃん。一緒にかくれんぼしようよ!」
「また、空を飛ばせてよぉ!」
やはり自分は人々から受け入れて貰えない。そんな気持ちで肩を落としていたコハラコに街の子供たちが一斉に群がり、彼女を中心に子供たちの輪が出来た
「うん、うん…ありがとうなノ。今日はお買い物中だから駄目だけど…今度一緒に遊ぶノ…」
「本当に?約束だよ」
「お姉ちゃん、どうして泣いてるの?」
その様子を見ていた街の大人たちは、それぞれの顔を見合わせると…何かを決意したようだった
「コハラコちゃんもまた来てくれよ!」
「大好きな魚、安くするからな!」
「新しいケーキ作ったら試食してちょうだいね」
「えっ!?良いの?コハラコで……うぅぅぅ。ありがとうなノ…」
「良い物を見たね」
「良かったねぇ♪」
「おめでとうですの」
三姉妹もようやく、街の人に受け入れられたコハラコを見て目に涙がにじんでいた。そんな温かい想いに胸を熱くして帰宅した彼女たち
【アルバート家】
「あれぇ?家の中…何だか騒がしいよぉ?」
庭で稽古中のヨシュアたちに挨拶をし、一旦荷物を置くために家の中に入ろうとした時、家の中の騒がしさにいち早く気が付いた獣人族のアリス
「帰ったよ。何を騒いでるのさ?……えっ!?ちょっとヒイロ、何してんのさ!?」
玄関のドアを開けたカルーアは驚きの光景を目にした!
「あっ!?カルーア助けてくれよ!シャルルが酔っ払って…」
「ん~ヒイロぉ!私の気持ちわかっへるんれしょー。チンチクリンのエルフっ娘らけじゃなくてぇ…たまには私の相手もしへよほ~♪」
泥酔した美人姉妹冒険者の妹のシャルルに馬乗りされているヒイロの姿。シャルルはヒイロを半裸にさせており、自分もシャツ1枚で彼に乗っかっていた
「子供のエルフっらと身体の付き合いはむじゅかしーでしょ?その点わたしならヒイロの反り返ったキカン棒も受け入れられれるよ~♬」
更に彼の唇を奪おうと顔を近付けていくのをカルーアの目の前で行動してしまう
「この発情女!私のヒイロにナニしてくれてんのさっ!!雷光柱(ジャムルエッジ)!」
「きゃあああぁぁぁ!!」
カルーアはキツめの雷撃呪文をシャルルに浴びせかけた!カルーアの魔法に撃ち抜かれたシャルルは、その場で気絶してしまった
……………………………………………
「それで…どうしてこうなったんだい?」
「えっと、それはだな…」
自分たちが出掛けている間に、他の女とお楽しみだったヒイロの姿を見せられたカルーアは、かなりご立腹な様子だ
「……………………………………………」
「なるほどね…最近、姉のシェリーさんがガルダンさんと良い感じになっていて、2人きりの場面が多くなりシャルルさんが寂しい想いをしている。その愚痴を聞かされたヒイロが慰めにアルコールを付き合ってあげることにした。と…」
「それで~私が~アルコールをお持ちしたのですが~飲まない私はアルコール度数。というのを知らなくてですね~」
「ひと口ふた口飲んだ程度でイキナリ豹変しちゃって焦ったよ。シャルルは強くはないけど多少飲めるのは知ってたからな。あれだけであそこまで変わるとは思わなくてな…」
どうやらヒイロは度数の低いアルコールで、シャルルの愚痴に付き合うつもりだったのだが…エルデスが間違えて1番度数の強いのをシャルルに飲ませてしまい………ああなってしまったようだった
理由が理由だったので…納得は出来ないが理解はしたので取り敢えず許すことにしたカルーア
【その夜】
お風呂を済ませたヒイロとカルーア。今夜も彼の部屋で一緒に寝ようとしていた
「シャルルさんみたいにプロポーション良くは無いけどさ…多少は成長してるんだよ?まだまだの身体だろうけどさ、今はコレで我慢してくれよ」
カルーアは前にサーシャから「ヒイロお兄さまをこの服で悩殺しちゃいましょうですの!」と押し付けられたエッチぃ服を着て、ヒイロと同じベッドに侵入して来た
「お、おう!最高に可愛いぞ…」
「ほ、本当は…こんなエッチぃ服なんか着る気は無かったんだからね!ヒイロのせいなんだからね!…だから…たっぷり可愛がってくれないと、許してあげないんだからね。バカ!」
「ノ`□´)ノウオオオォォォー!!カルーア愛してるぞー!!」
カルーアの責めたランジェリーに刺激され、MAXボルテージに到達したキカン棒で、その夜カルーアをたっぷり「アンアン」言わせるヒイロだった
続く
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