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少女たちとの出会い
七精守護霊
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【自宅待機中の次女と3女】
「何だろう…精霊達が騒がしいよ…」
「そうなんですか?お姉さま…私、怖~い」
キッチンで料理しているカルーアに、背後から抱きつきスリスリしてるサーシャからは、とても緊張感は感じられないw
「はぁ…サーシャはブレないね…!?んっ!?なんだ、これ!闇の塊が近付いて来てる?」
何か凄い気配を感じて身震いしだした姉の姿に、ようやくサーシャもタダならぬ自体だと気が付いた
「サーシャは家から出ないでね……わたしに何があってもだよ…良いね!」
カルーアは杖を取り覚悟を決めた表情で、玄関の扉を開けて出ていく
街はあちこちから悲鳴が飛び交い、火の柱も立ち込めている。しかし、それすらも大した事ではない様に感じてしまうほど、向こうから真っ直ぐコチラに近付いて来る男が放つ闇の波動は、カルーアに冷や汗をかかせている
「お客さんかな?ウチに何のようだい?」
来客への対応のような話し方をしているカルーアだが、玄関の隙間から覗いているサーシャは姉が震えているのが分かった
「ココにアルバートと言う20歳くらいの男性が居ると思うのですが…」
男の言い方に2人とも違和感を感じた。若いなりにも鍛冶屋として認められ、街の人から親しまれている兄を「ヒイロさん」と呼ばず、【アルバート】の方で呼ばれるのを聞いた事が無いからだ
「あ、生憎とヒイロは留守にしておりますので、申し訳ありませんが…」
「それなら仕方がないですね…と、言いたいが…貴方達には彼が戻るまで遊び相手になって頂きますよ!」
ローブの男の服の隙間から、チェーンロッドの様な物がカルーアを捕らえようと伸びてきた!
「カルーア姉さん!」
予想外の攻撃に、家から覗き見していたサーシャが思わず飛び出し声を掛けていた
【その頃のヒイロ】
ヒイロの前方にゴブリンが混合で10体程居るのが見えた!中心部から人間の女性の声が聞こえる
その背後から斬りかかり、そのまま回転斬りに繋いでゴブリン2体を一気に倒した
「その声はヒイロなの?」
団体の中心部に居るのは双子姉妹のシェリーとシャルルだった
残るゴブリンは6体。ヒイロが来るまで2対8で戦っていて、かなりのピンチだったらしいが、ヒイロの加勢で3対6になった
シェリーとヒイロがゴブリンの攻撃を捌いている間に、シャルルの爆炎魔法を放った
タダでさえ生き物は火に弱い
怯えを見せた隙を逃さず、シェリーとヒイロで確実にゴブリンを撃破していく
あっという間にゴブリン達は劣勢になった
「すまない2人とも、妹達が心配なんだ!悪いが、俺は先を急がせてもらう!」
双子姉妹と別れて家を目指す
【工房前の攻防】
カルーアはチェーンロッドの攻撃をヒラリと交わした。敵からは強い魔のチカラを感じている
カルーアはハイエルフの封印を解くと、リリアから貰った【妖精の指輪】のチカラも借り、素早く詠唱を始めた!脳内知識の中の最大攻撃魔法を模索し詠唱を始めた
「世界を彩る七精霊よ!眼前に立ち塞がる強敵を撃破するチカラをわたしに与えて!」
「七精守護霊(ハーロウィーン)!」
(七精守護霊 地 水 火 風 木 光 闇の七霊からチカラを借りて、それらを合成して放つ魔法!各精霊と術者の相互関係により威力はピンキリであるが、凄まじい高威力の魔法である)
男が鏡のような物を差し出すと、男の前に魔法の壁が発生した!ソコに向かい直径30cm程の目映い光線が飛んで行き男を捉えた!
「ウオオオオアアアアアアアアアッッッッ!!!!!」
カルーアは必死の形相で魔法を振り絞った!男の前に出た壁は消滅し、男はカルーアの放った魔法を浴びた!
その衝撃で吹き飛ばされた男。彼のローブの下の男の姿があらわになっていた。しかし、男は予想に反して軽傷だった。が、鎧は赤く変色し高温になっていた
「まったく…幼い見た目の割にえげつない魔法を使うじゃないか!対魔法付与したクレリアアーマーじゃなかったら、丸焼けにされてたぞ…」
ゆっくり起き上がる男に反して、その場に崩れるカルーア
「まだまだ未熟な身でイキナリ超極大魔法なんて使えば、魔力切れを起こして当然だよな」
倒れたカルーアに素早く近付くと、左腕で持つソードをカルーアの首筋に当てた
「ソッチのお嬢さん、ちょっかい出すとお姉ちゃんの首を飛ばすぞ。賢くそこで大人しくしていてくれ」
男は右腕が無かった。正確には肘の上くらいまでだ。その右腕に発射装置の様なものがあり、ソコからチェーンロッドを出していた
そのチェーンロッドをカルーアの身体に絡め、へその辺りから服の中に入り…襟元から出てきてカルーアの口の中に少しずつ入って行く
「うぎゅぅぅ…ふうぅ!?」
カルーアは苦しそうにしている。魔力切れが近く身体にチカラが入らない状態で、男に全身を弄(もてあそ)ばれている
「ふぅ……アルバートが帰るまでに、この娘から多少の魔力を回復させて貰う!」
うまく魔力が吸えないのか、チェーンロッドを更に食い込ませ、カルーアの細い身体を強く締め上げる
その締め付けに苦痛の表情を浮かべ、目が虚ろになっているカルーア
「ゲホォッ、苦し、タシュケ…」
そのままチェーンロッドは、更にカルーアの体内に入って行く。苦しさのあまり声にならない呻き声をあげていた
続く
「何だろう…精霊達が騒がしいよ…」
「そうなんですか?お姉さま…私、怖~い」
キッチンで料理しているカルーアに、背後から抱きつきスリスリしてるサーシャからは、とても緊張感は感じられないw
「はぁ…サーシャはブレないね…!?んっ!?なんだ、これ!闇の塊が近付いて来てる?」
何か凄い気配を感じて身震いしだした姉の姿に、ようやくサーシャもタダならぬ自体だと気が付いた
「サーシャは家から出ないでね……わたしに何があってもだよ…良いね!」
カルーアは杖を取り覚悟を決めた表情で、玄関の扉を開けて出ていく
街はあちこちから悲鳴が飛び交い、火の柱も立ち込めている。しかし、それすらも大した事ではない様に感じてしまうほど、向こうから真っ直ぐコチラに近付いて来る男が放つ闇の波動は、カルーアに冷や汗をかかせている
「お客さんかな?ウチに何のようだい?」
来客への対応のような話し方をしているカルーアだが、玄関の隙間から覗いているサーシャは姉が震えているのが分かった
「ココにアルバートと言う20歳くらいの男性が居ると思うのですが…」
男の言い方に2人とも違和感を感じた。若いなりにも鍛冶屋として認められ、街の人から親しまれている兄を「ヒイロさん」と呼ばず、【アルバート】の方で呼ばれるのを聞いた事が無いからだ
「あ、生憎とヒイロは留守にしておりますので、申し訳ありませんが…」
「それなら仕方がないですね…と、言いたいが…貴方達には彼が戻るまで遊び相手になって頂きますよ!」
ローブの男の服の隙間から、チェーンロッドの様な物がカルーアを捕らえようと伸びてきた!
「カルーア姉さん!」
予想外の攻撃に、家から覗き見していたサーシャが思わず飛び出し声を掛けていた
【その頃のヒイロ】
ヒイロの前方にゴブリンが混合で10体程居るのが見えた!中心部から人間の女性の声が聞こえる
その背後から斬りかかり、そのまま回転斬りに繋いでゴブリン2体を一気に倒した
「その声はヒイロなの?」
団体の中心部に居るのは双子姉妹のシェリーとシャルルだった
残るゴブリンは6体。ヒイロが来るまで2対8で戦っていて、かなりのピンチだったらしいが、ヒイロの加勢で3対6になった
シェリーとヒイロがゴブリンの攻撃を捌いている間に、シャルルの爆炎魔法を放った
タダでさえ生き物は火に弱い
怯えを見せた隙を逃さず、シェリーとヒイロで確実にゴブリンを撃破していく
あっという間にゴブリン達は劣勢になった
「すまない2人とも、妹達が心配なんだ!悪いが、俺は先を急がせてもらう!」
双子姉妹と別れて家を目指す
【工房前の攻防】
カルーアはチェーンロッドの攻撃をヒラリと交わした。敵からは強い魔のチカラを感じている
カルーアはハイエルフの封印を解くと、リリアから貰った【妖精の指輪】のチカラも借り、素早く詠唱を始めた!脳内知識の中の最大攻撃魔法を模索し詠唱を始めた
「世界を彩る七精霊よ!眼前に立ち塞がる強敵を撃破するチカラをわたしに与えて!」
「七精守護霊(ハーロウィーン)!」
(七精守護霊 地 水 火 風 木 光 闇の七霊からチカラを借りて、それらを合成して放つ魔法!各精霊と術者の相互関係により威力はピンキリであるが、凄まじい高威力の魔法である)
男が鏡のような物を差し出すと、男の前に魔法の壁が発生した!ソコに向かい直径30cm程の目映い光線が飛んで行き男を捉えた!
「ウオオオオアアアアアアアアアッッッッ!!!!!」
カルーアは必死の形相で魔法を振り絞った!男の前に出た壁は消滅し、男はカルーアの放った魔法を浴びた!
その衝撃で吹き飛ばされた男。彼のローブの下の男の姿があらわになっていた。しかし、男は予想に反して軽傷だった。が、鎧は赤く変色し高温になっていた
「まったく…幼い見た目の割にえげつない魔法を使うじゃないか!対魔法付与したクレリアアーマーじゃなかったら、丸焼けにされてたぞ…」
ゆっくり起き上がる男に反して、その場に崩れるカルーア
「まだまだ未熟な身でイキナリ超極大魔法なんて使えば、魔力切れを起こして当然だよな」
倒れたカルーアに素早く近付くと、左腕で持つソードをカルーアの首筋に当てた
「ソッチのお嬢さん、ちょっかい出すとお姉ちゃんの首を飛ばすぞ。賢くそこで大人しくしていてくれ」
男は右腕が無かった。正確には肘の上くらいまでだ。その右腕に発射装置の様なものがあり、ソコからチェーンロッドを出していた
そのチェーンロッドをカルーアの身体に絡め、へその辺りから服の中に入り…襟元から出てきてカルーアの口の中に少しずつ入って行く
「うぎゅぅぅ…ふうぅ!?」
カルーアは苦しそうにしている。魔力切れが近く身体にチカラが入らない状態で、男に全身を弄(もてあそ)ばれている
「ふぅ……アルバートが帰るまでに、この娘から多少の魔力を回復させて貰う!」
うまく魔力が吸えないのか、チェーンロッドを更に食い込ませ、カルーアの細い身体を強く締め上げる
その締め付けに苦痛の表情を浮かべ、目が虚ろになっているカルーア
「ゲホォッ、苦し、タシュケ…」
そのままチェーンロッドは、更にカルーアの体内に入って行く。苦しさのあまり声にならない呻き声をあげていた
続く
応援ありがとうございます!
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