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冒険と成長の三姉妹
生命救雫(エリクシール)
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【森の奥の戦い】
「行くぞ、リッチー!」
「アドルぅ、やっちゃえー!」
ケルベロスとリッチーに向かって行くアドル!
リリアに、ステイタスupの魔法を掛けられたアドルは、凄まじい速度で、ケルベロスの攻撃を交わして接近して行く
「ほえー!アドルさん、すっごい!…あっ!危ない!」
感心していたアリスだったが、アドルの足元が魔法の光で照らされているのに気が付いた
すかさず飛び退くアドル。足元の光から爆発系の魔法が炸裂した!辛くも回避したアドルに、ケルベロスが衝撃波を放とうとしている
「ヤラセないもんっ!」
リリアが詠唱すると、ケルベロスの眼前に大きな光の輪が現れて、その口を塞ぐ様に締め付けた
「あの魔法!?アイツ、普通の妖精じゃないね!」
リッチーはリリアに闇の塊を放った!リリアは魔法障壁を作り出し、闇の塊を防ぐ
「パリンッ!」
闇の塊と障壁が相殺し合ったが、塊の中からシャボン玉の様な球体が現れ、リリアを飲み込んでしまう
「ナニよ、これぇ!?」
特殊な結界に包まれたリリア。結界内に丸い空間が現れた!ソコから大量のダンゴムシが現れ、リリアを襲う!
「いやあっ!キショクわるーいっ!」
「対象者から生命力を吸い、そのエネルギーで新たな卵を産み、対象者が死ぬまで増殖する魔界の虫団子さ!気持ち悪かろう(笑)」
「ひゃぁぁん!カラダをダンゴムシがハイアガッテクリュ~たすけて、アドルぅ!」
身長30cm程のリリアを覆う、直径50cm程の結界内に、大量のダンゴムシが増殖していく
魔法で虫だけを殺そうとするカルーア
「駄目だ!コイツらスグに再生するよ」
「あはははは!不死の王の魔虫は気にいってもらえたかしらぁ?」
「やめてぇ!フクのなかにハイッテこないでぇ!…はぁはぁ…リリアのカラダにタマゴをうみつけちゃイヤぁー!」
悲鳴をあげるリリア
高笑いするリッチー
リリアの集中が切れた事で、ケルベロスの拘束具がリッチーに破壊された
「貴様はボクを怒らせた!」
アドルはクレリア・ソードにフォースの魔力を上乗せし、ケルベロスの首を1つ切り落とした
残りの首が火球を放ちアドルを狙う!真上に飛び上がり回避したアドルの着地する場所に、リッチーはGATEを開く
「魔界への転移GATEだよ、魔界へ旅立ちなさい!勇者アド…!?」
アドルへの攻撃に、リッチーが夢中になっている隙に、カルーアは封印を解除してハイエルフの姿で詠唱している
「世界を彩る7精霊よ!邪悪なる者を討ち滅ぼしたまへ…【七精守護霊(ハーロウィーン)】!!」
カルーアの極大魔法がケルベロスに、クリーンヒットした!ケルベロスから吹き飛ばされたリッチー
七精守護霊を喰らい消滅していくケルベロス
詠唱が途切れ、アドルの足元のGATEが消えた
地面に叩き付けられたリッチー
「ぐはぁっ!まさか…ハイエルフが居たなんて…ぎゃあぁっ!!」
地面に叩き付けられたリッチーを、息付く暇も与えずに一刀両断したアドル
その瞬間、リリアを覆っていた結界と、ダンゴムシ達は消滅した
「はぁはぁ…やったねアドル…かっこいいよ…」
疲労困憊(ひろうこんばい)のリリアは笑顔で言った。アドルも振り返りリリアに笑顔で応えようとした、その時だった
「逃げて!アリスちゃん!」
アドルが必死の形相で叫んだ!
「ふえっ!?どうした…グホッ!?」
馬車から転がり落ちてサーシャに保護されていた幼女が、背後から手刀でアリスのお腹に穴を開けた
「あっ……」
その場に倒れるアリス。ソレを見た魔力切れしているカルーアは、すかさず魔力回復ポーションを飲む
「サーシャ!姉さんを担いでソイツから離れて、早く!」
サーシャはアリスを抱えて走り出した!しかし、リリアは幼女に掴まれた
「いひひひっ!我が配下のリッチーを倒すとは…流石!イシスの勇者アドルだなァー」
「き、キミは一体!?」
右手をアリスの返り血で朱に染めている幼女はゆっくり顔をあげると、その歪んだ笑顔でケラケラと笑いだした
アドルの位置まで下がったサーシャとカルーア
サーシャは急いで、アリスへ回復魔法を使う
「駄目ですの!傷穴が塞がりませんの!」
「し、仕方ないね…崇高で偉大なる精霊たちよ!貴方たちの御心は寛大なり!我の大切な者に癒しの風を【生命救雫(エリクシール)】!」
「はぁはぁ…っは…これで大丈夫だとは…思うけど……ふぅ…」
【七精守護霊】の後に立て続けになった訳だがカルーアはアリスを救う為に、更に極大レベルの精霊魔法を使った!見る間にアリスの傷は塞がって行ったが、極大魔法を連続したカルーアは、意識が飛んで倒れてしまった
「いひひひっ!我が名は【不死の魔女】エーデ・E・フォンド!…いひっ、いひひひィー!」
アレクスの付き魔女と、アドルの対決が始まろうとしていたが…背後からの剣戟で魔女は首をはねられた!ソコに立って居るのはヒイロだった
「帰りが遅いから…心配して来てみたら…みんな、危なかったな…」
地面に転がる魔女の首……
その顔がゆっくりと微笑んだ!
続く
「行くぞ、リッチー!」
「アドルぅ、やっちゃえー!」
ケルベロスとリッチーに向かって行くアドル!
リリアに、ステイタスupの魔法を掛けられたアドルは、凄まじい速度で、ケルベロスの攻撃を交わして接近して行く
「ほえー!アドルさん、すっごい!…あっ!危ない!」
感心していたアリスだったが、アドルの足元が魔法の光で照らされているのに気が付いた
すかさず飛び退くアドル。足元の光から爆発系の魔法が炸裂した!辛くも回避したアドルに、ケルベロスが衝撃波を放とうとしている
「ヤラセないもんっ!」
リリアが詠唱すると、ケルベロスの眼前に大きな光の輪が現れて、その口を塞ぐ様に締め付けた
「あの魔法!?アイツ、普通の妖精じゃないね!」
リッチーはリリアに闇の塊を放った!リリアは魔法障壁を作り出し、闇の塊を防ぐ
「パリンッ!」
闇の塊と障壁が相殺し合ったが、塊の中からシャボン玉の様な球体が現れ、リリアを飲み込んでしまう
「ナニよ、これぇ!?」
特殊な結界に包まれたリリア。結界内に丸い空間が現れた!ソコから大量のダンゴムシが現れ、リリアを襲う!
「いやあっ!キショクわるーいっ!」
「対象者から生命力を吸い、そのエネルギーで新たな卵を産み、対象者が死ぬまで増殖する魔界の虫団子さ!気持ち悪かろう(笑)」
「ひゃぁぁん!カラダをダンゴムシがハイアガッテクリュ~たすけて、アドルぅ!」
身長30cm程のリリアを覆う、直径50cm程の結界内に、大量のダンゴムシが増殖していく
魔法で虫だけを殺そうとするカルーア
「駄目だ!コイツらスグに再生するよ」
「あはははは!不死の王の魔虫は気にいってもらえたかしらぁ?」
「やめてぇ!フクのなかにハイッテこないでぇ!…はぁはぁ…リリアのカラダにタマゴをうみつけちゃイヤぁー!」
悲鳴をあげるリリア
高笑いするリッチー
リリアの集中が切れた事で、ケルベロスの拘束具がリッチーに破壊された
「貴様はボクを怒らせた!」
アドルはクレリア・ソードにフォースの魔力を上乗せし、ケルベロスの首を1つ切り落とした
残りの首が火球を放ちアドルを狙う!真上に飛び上がり回避したアドルの着地する場所に、リッチーはGATEを開く
「魔界への転移GATEだよ、魔界へ旅立ちなさい!勇者アド…!?」
アドルへの攻撃に、リッチーが夢中になっている隙に、カルーアは封印を解除してハイエルフの姿で詠唱している
「世界を彩る7精霊よ!邪悪なる者を討ち滅ぼしたまへ…【七精守護霊(ハーロウィーン)】!!」
カルーアの極大魔法がケルベロスに、クリーンヒットした!ケルベロスから吹き飛ばされたリッチー
七精守護霊を喰らい消滅していくケルベロス
詠唱が途切れ、アドルの足元のGATEが消えた
地面に叩き付けられたリッチー
「ぐはぁっ!まさか…ハイエルフが居たなんて…ぎゃあぁっ!!」
地面に叩き付けられたリッチーを、息付く暇も与えずに一刀両断したアドル
その瞬間、リリアを覆っていた結界と、ダンゴムシ達は消滅した
「はぁはぁ…やったねアドル…かっこいいよ…」
疲労困憊(ひろうこんばい)のリリアは笑顔で言った。アドルも振り返りリリアに笑顔で応えようとした、その時だった
「逃げて!アリスちゃん!」
アドルが必死の形相で叫んだ!
「ふえっ!?どうした…グホッ!?」
馬車から転がり落ちてサーシャに保護されていた幼女が、背後から手刀でアリスのお腹に穴を開けた
「あっ……」
その場に倒れるアリス。ソレを見た魔力切れしているカルーアは、すかさず魔力回復ポーションを飲む
「サーシャ!姉さんを担いでソイツから離れて、早く!」
サーシャはアリスを抱えて走り出した!しかし、リリアは幼女に掴まれた
「いひひひっ!我が配下のリッチーを倒すとは…流石!イシスの勇者アドルだなァー」
「き、キミは一体!?」
右手をアリスの返り血で朱に染めている幼女はゆっくり顔をあげると、その歪んだ笑顔でケラケラと笑いだした
アドルの位置まで下がったサーシャとカルーア
サーシャは急いで、アリスへ回復魔法を使う
「駄目ですの!傷穴が塞がりませんの!」
「し、仕方ないね…崇高で偉大なる精霊たちよ!貴方たちの御心は寛大なり!我の大切な者に癒しの風を【生命救雫(エリクシール)】!」
「はぁはぁ…っは…これで大丈夫だとは…思うけど……ふぅ…」
【七精守護霊】の後に立て続けになった訳だがカルーアはアリスを救う為に、更に極大レベルの精霊魔法を使った!見る間にアリスの傷は塞がって行ったが、極大魔法を連続したカルーアは、意識が飛んで倒れてしまった
「いひひひっ!我が名は【不死の魔女】エーデ・E・フォンド!…いひっ、いひひひィー!」
アレクスの付き魔女と、アドルの対決が始まろうとしていたが…背後からの剣戟で魔女は首をはねられた!ソコに立って居るのはヒイロだった
「帰りが遅いから…心配して来てみたら…みんな、危なかったな…」
地面に転がる魔女の首……
その顔がゆっくりと微笑んだ!
続く
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