上 下
255 / 295
アリス IN 異世界日本

最後の望み

しおりを挟む
【エリスアへの願い】
「サーシャが望むのは…健康な体になって、またカルーア姉様たちと幸せに暮らしたいですの」

サーシャの願いは、それだけだった

「……申し訳ないのですが…サーシャちゃんの身体は…薬物に長年侵食されました。外見は綺麗ですが、中身はボロボロです
私のチカラをもってしても、アレだけ壊れた身体は元通りには戻せません。出来るのは…肉体も記憶も全く別人として生まれ変わるか?あの身体で、あと少しの時間生き返るか?…それくらいしか選択肢はありません」

惑星神であるエリスアの能力(チカラ)をもってしても、完全復活は出来ないならしい

「エリスア様でもですか……それなら…最後に気持ち良くなりたいですの!」

……………………………………………

「サーシャ…」

寝付けないカルーアは、目を閉じ動かないサーシャをじっと見つめていた。そろそろ死後硬直が始まり、冷えて固くなりつつあるサーシャの身体をさすっていた

「もう…二度と動かないんだね。これで…お別れなんだね…もっと…一緒に居たかったよ」

再び悲しみが込み上げたカルーアは、目に涙を溜めていた。…が!

「サーシャは心残りがありますの!!」

死んでいた筈のサーシャが、突然起き上がりカルーアの方を見て、ニコリと笑顔を魅せた

「うへひゃあっ!…あっ、サーシャ!?死んだんじゃなかったのかい?…えっ!?なんで!?」

度肝を抜かれたカルーア

「ヒイロ!起きてヒイロったら!もうっ!」

「うおわぁっ!?…なんだぁ!?」

カルーアはヒイロに、軽く雷撃を浴びせた!その痛みに驚きヒイロは目を覚ました

「どうしたんだカルーア…何かあったのか?……うおぁっ!?さ、サーシャ?…何でだ!?」

動いて笑っているサーシャに驚くヒイロ。聞いてみると…エリスア様と会い、彼女のチカラであと少しだけ時間を頂いたらしい

「ソレを見て欲しいですの」

サーシャが指さしたベッドの小物置き場に、見た事の無い砂時計がある。彼女が言うには…その砂が完全に落ちる1時間ちょっとの時間が、エリスア様から頂いた僅かな時間らしい

「サーシャは、その短い時間でナニを望むんだい?」

何とか頭を回転させ、サーシャに質問したカルーア。サーシャがその時間で望んだ事、それは…

「サーシャは最後に3人でエッチな事がしたいですの!」
 

サーシャは、にこやかに答えた。ヒイロとカルーアは驚いたまま固まっていたが…サーシャが最後に望むものは3人でのエッチらしい


「んあ!…あはぁ…お兄様、サーシャの中に来て欲しいですの…」

しかし、12歳の小さな身体のサーシャの女の子の入り口は狭く、ヒイロのキカン棒を入れたら裂けるのは確実だ

「ソレはエリスア様のチカラで、裂けない様にしてもらってありますの。痛みも感じないらしいですの…あまり時間が無いので、お願いしますの、お兄様…」

「そうなのか?…分かった、ソレがサーシャの最後の望みなんだろ?もし、痛かったら言えよ」

ヒイロのキカン棒が、サーシャの女の子の入り口からゆっくり入って行く

「あはぁ…あ!い、痛くありませんの!エリスア様、素晴らしいですの!…お兄様!お兄様の想いをサーシャにぶつけて欲しいですの!」

「良し!遠慮なく行くぞ!」

確かにサーシャは痛みを感じていない様だ。それどころか快楽に身を委ね、全身でソレを味わっている

「んはっ!お兄様、激しいですの!んぅ、気持ち良い、気持ち良いですの!…んひゅっ!」

「わたしも手伝ってあげるよ」

ヒイロと繋がり、抱きかかえられて腰を打ち付けられているサーシャの背後から抱きつき、彼女の歳に似合わない胸を揉むカルーア

「あぁん、お姉様ぁ!先っぽが、気持ち良いですの!」

「くっ!更に締まって…ダメだ、もう持たない!出すぞ!」

「来て、お兄様!サーシャの中にたっぷりと…うあぁっ!」

ヒイロはサーシャの中に、遠慮なく思い切りぶちまけた。初めての合体で中に放出されたサーシャは、海老反りしながらその快楽を全身で味わった

「ふひゅー、はひゅ~…さ、さぁ…次はカルーアお姉様ですの!」

「わたしはまだ、ヒイロのは入らないよ…」

「大丈夫ですの!エリスア様がカルーアお姉様のも同じ様にしてくれているらしいですの。さ、お早く」

どうやらカルーアの身体も、エリスア様がサポートしてくれているらしい

「なら試してみよう。ソレもサーシャの望みなのだろ?」

「そうですの。中に出されて快楽に溺れるお姉様を、最後に瞳に焼き付けますの!」

サーシャはカルーアの両足を持ち上げた。ヒイロに女の子の入り口を、目の前に晒している格好だ

「ほ、本当に大丈夫なんだよね?あぁ…恥ずかしいよ…頼むよヒイロ…痛い!って言ったらスグに抜いてよね?」
  

「分かった!任せておけ…入れるぞ!」

ヒイロはゆっくりカルーアの中へ侵入を試みた。以前の様に苦痛に歪んだ顔をしなかった。むしろ顔は恍惚としている

「うそ?全然痛くないよ…あぁ、むしろ気持ち良いよ。何これ、凄い。凄く良いよ…ヒイロ来て!」

ヒイロはカルーアにも同じ様に、ガンガン腰を打ち付ける。小さなカルーアはその動きで全身を揺さぶられる

「駄目だ!カルーアの中も気持ち良すぎる…これじゃあ、もう…」

「良いよ、中にだしてよ…あっ!?うあぁっ、あ、熱いよぉ!」

ヒイロはカルーアの中にも勢い良くぶちまけた。カルーアはヒイロとサーシャに挟まれたまま、全身痙攣をしていた

「はぁはぁ…良かったよ…ん?カルーア?」

カルーアはまだ痙攣が収まらないが、両手を目に当てている。その目からは涙が溢れて止まらない

「サーシャ…キミは最後の僅かな時間までわたしの為に…うぅ…ありがとう」

カルーアの背後から抱きついているサーシャは、その体勢のまま動かなくなっていた。砂時計の砂は全て滑り落ちていた
サーシャに与えられた時間は、全て消化してしまったようだ。ヒイロの胸板に顔を埋めて泣き続けたカルーア



続く
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

【完結】ホテル王の甘く過激なご要望♡

恋愛 / 完結 24h.ポイント:156pt お気に入り:140

最初に私を蔑ろにしたのは殿下の方でしょう?

恋愛 / 完結 24h.ポイント:4,103pt お気に入り:1,958

運命の番を見つけることがわかっている婚約者に尽くした結果

恋愛 / 完結 24h.ポイント:16,393pt お気に入り:263

おかしくなったのは、彼女が我が家にやってきてからでした。

恋愛 / 完結 24h.ポイント:2,882pt お気に入り:3,851

魔王が殺されたー魔王の娘による推理劇

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:7pt お気に入り:1

お高い魔術師様は、今日も侍女に憎まれ口を叩く。

恋愛 / 完結 24h.ポイント:759pt お気に入り:121

前世の愛が重かったので、今世では距離を置きます

BL / 完結 24h.ポイント:49pt お気に入り:1,931

処理中です...