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夢忘れ編
濡れ場
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【アルバート家キッチン】
「悪いが今回…俺は付いて行けない…」
「(´º◽︎º`)えっ!?」
ブルージュ村で出逢ってから、時にはアリス達と意見が衝突する事もあったが…何のかんの言ってもヨシュアがアリスを気遣ってくれて、常にアリスの背中を守ってくれていたのだが…今回初めて同行する事を否定され驚きを隠せないアリス
「アリス少し良いか?」
その静寂に、意見を差し込んだのはヒイロだった
「ヨシュア君の父親が元魔王のザッドさんだって事は知っているだろ?彼が魔族側から身を引き身分を隠して隠居生活をしているな?
とは言えだ!ヨシュア君の父親がかつて魔族の全ての頂点に立っていた訳だが分かるよな?」
「う、うん。それくらいはアタシも分かるよォ…」
ヒイロは頭脳が強くない長女のアリスにも理解しやすいように、1度にイッキに話さずに途中で確認を入れていた
「そして、今回向かうことになるマナティート地方は今までと大きく違い、争っているのは人間と魔族。しかもエリスア様からの頼みは人間側の姫様の手助けだ。となれば…アリス達が敵対する事になるのは?」
「そうか!人間の姫を助けるのが目的なら、必然的に戦う相手は魔族になってしまうんだ!いくら今は関係ない立場で過ごしていたとしても…【渇望の魔女・フュール】や【真祖吸血鬼・ディー・アモン】と言った今でも元魔王(ザッド)に忠誠を捧げている者がいるよね?…その元魔王(ザッド)の息子が好きになった女の為とは言え、魔族の生命を奪うことにでもなったりしたら…」
ヒイロの説明の意味を素早く汲み取ったカルーアが話を続け、アリスにも理解しやすい様に話してくれた
「そうなんだ。万が一にも俺がアリスたちの為に、魔族の者の生命を奪うなんて事でもしたら…魔族は分断しちまうだろうな…下手したら2つの派閥に別れて内戦状態になってもおかしくない。魔界から来た者や古代兵器とかが相手だったら、いくらでもチカラを貸すんだけどな…」
ヨシュアの悲しそうな表情をアリスは理解した。本当は彼自身も付いて行きたいのだけど、立場上それはどうしても出来ない事を…
「うん。分かったよぉヨシュア。けどさぁ…今夜もいつも通りにぃ、2人で一緒に寝てくれるよねぇ?」
「当たり前だろ!お前は俺の女なんだ、嫌と言っても一緒に寝るんだからな!」
「ありがとうねぇ。やっぱりヨシュアは優しいねぇ♪今夜もたっぷり優しくしてねぇ❤︎」
ヨシュアの立場を理解したアリス。立場上ついて行けない苦しい気持ちを察してもらえたヨシュアの安堵した顔。まだ若い2人の微笑ましいやり取りに、その場に居た全員が和んだ……ただ1人エリエスを除いて…
(ヨシュア君がアリスお姉様を優しく可愛いがる?と言うと…)
【エリエスの妄想】
「あっ、あぁん!ヨシュア~そんなに激しくされたらぁ…アタシぃ壊れちゃうよぉ❤︎」
「う、うるせーよ。お前が可愛い過ぎるから…勝手に腰が早く動いちまうんだ…これでも優しくしてるんだぞ!我慢しろよな…」
かなり前の話になるが、以前サーシャから「優しく可愛いがってあげる❤︎」
このセリフの後、さんざん身体をを弄ばれた経験のあるエリエスは、今2人が言った言葉の意味を「今夜も生合体よろしくね❤︎」と勘違いしたようだ
【取り乱すエリエス】
「ダメ駄目だめですよ!アリスお姉様!!」
「えっ!?どうしてなのぉ?」
急にエリエスが普段はまず見せない慌てふためいた様子で、アリスが言った「今夜も優しくしてね」の意味を盛大に勘違いしていた
1歳下とは言えアリスを「お姉様」と慕っているエリエスには、2人の生合体など耐えられるハズが無い!
「そういう事ですか。クスクスクス(笑)アリスさんも隅に置いておけませんね~(笑)」
惑星神であるエリスアは、どうやら同じ室内に居る者が考えている内容を読み取る能力(チカラ)が有るらしく、アリスとヨシュアの関係に嫉妬するエリエスの乙女心を察知して、1人堪え笑いをしている
「あー!分かったですの!エリエスさんったらヨシュア君とアリスお姉さまが…むぐっ!?」
「サーシャちゃん…それ以上先は言っては駄目ですよ。もし言えば…私(わたくし)のエクスカリバーが黙っていませんからね!」
エッチぃ事に人一倍敏感なサーシャは、顔を赤くして慌てていたエリエスと、クスクス笑うエリスアを見比べてエリエスの考えを見抜いたようだ。すかさず口に出そうとしたところを、素早く彼女の手で口を塞がれてしまった
「そんなことよりアリスお姉様。今回のクエストでは私(わたくし)の活躍で何度もアリスお姉様の助けになったのですから…一緒にお風呂入ってくださいませ!」
「(๑°ㅁ°๑)えっ!?い、良いけど…」
エリエスの勢いに押されて許可を出してしまうアリス。ソレを聞いたエリエスは、アリスの手を素早く掴むと2人でお風呂へと消えて行った
【お風呂場】
「シュルル…」今夜はアリスとエリエスが1番風呂に入る事になった。と言うかエリエスの行動がそうさせたのだが…
「ε٩(๑>ω<)۶зもう。アリスお姉様はガードが緩すぎますわ!男なんかに簡単に身体を許してはイケマセンわ!」
「えっ!?アタシがヨシュアとぉ…身体を重ねた。って事ぉ?……(// ^//)アタシまだ…ヨシュアとエッチした事ないよぉ…」
「えぇ!?……してないん…ですか?」
「してないってばぁ!」
ようやくエリエスの考えが理解出来たアリス。自分の心配は全くの勘違いだと知ったエリエス
「( ̄▽ ̄;)あ、あはは…私(わたくし)の勘違いだったみたいですね…お恥ずかしいですわ(汗)」
基礎型超人類の最後の型式で、高い知能と学習能力を誇るエリエスだが…どうにも大好きなアリスの事に関してだけは、ポンコツ思考になってしまうのは直せないようだ
【三姉妹の部屋】
風呂を一緒に済ませたアリスは今夜、エリエスからの強い要望で2人きりで眠る事になった
エリエスは勘違いと分かっても自分がこの家に居ない時は大好きなアリスが、ヨシュアと毎日一緒に寝ていると思うと悔しくて…アリスに身体を擦り寄せていた
「んー(*´³`*)ㄘゅ❤︎」
「お、お姉様!?」
エリエスが自分の事でヤキモチを焼いてくれた事が嬉しいアリスは、エリエスのほっぺに優しくキスをした
「ふぁぁぁ…久しぶりに家に帰ったからかなぁ…もぅ眠いやぁ…おやすみエリエスちゃん…」
「アリスお姉様…大好きですわ!」
アリスの説明から、アリスとヨシュアが肉体関係にまでは発展していない事が分かったのだが…それでも毎日一緒に寝ているという事実に嫉妬心が燃えていた時、不意にアリスから頬に優しいキスをされ嬉しさのあまり思考回路が停止したエリエス
2人の仲の良さを再確認出来た2人は、大きなベッドでそっと抱きしめ合い眠り落ちていった
続く
「悪いが今回…俺は付いて行けない…」
「(´º◽︎º`)えっ!?」
ブルージュ村で出逢ってから、時にはアリス達と意見が衝突する事もあったが…何のかんの言ってもヨシュアがアリスを気遣ってくれて、常にアリスの背中を守ってくれていたのだが…今回初めて同行する事を否定され驚きを隠せないアリス
「アリス少し良いか?」
その静寂に、意見を差し込んだのはヒイロだった
「ヨシュア君の父親が元魔王のザッドさんだって事は知っているだろ?彼が魔族側から身を引き身分を隠して隠居生活をしているな?
とは言えだ!ヨシュア君の父親がかつて魔族の全ての頂点に立っていた訳だが分かるよな?」
「う、うん。それくらいはアタシも分かるよォ…」
ヒイロは頭脳が強くない長女のアリスにも理解しやすいように、1度にイッキに話さずに途中で確認を入れていた
「そして、今回向かうことになるマナティート地方は今までと大きく違い、争っているのは人間と魔族。しかもエリスア様からの頼みは人間側の姫様の手助けだ。となれば…アリス達が敵対する事になるのは?」
「そうか!人間の姫を助けるのが目的なら、必然的に戦う相手は魔族になってしまうんだ!いくら今は関係ない立場で過ごしていたとしても…【渇望の魔女・フュール】や【真祖吸血鬼・ディー・アモン】と言った今でも元魔王(ザッド)に忠誠を捧げている者がいるよね?…その元魔王(ザッド)の息子が好きになった女の為とは言え、魔族の生命を奪うことにでもなったりしたら…」
ヒイロの説明の意味を素早く汲み取ったカルーアが話を続け、アリスにも理解しやすい様に話してくれた
「そうなんだ。万が一にも俺がアリスたちの為に、魔族の者の生命を奪うなんて事でもしたら…魔族は分断しちまうだろうな…下手したら2つの派閥に別れて内戦状態になってもおかしくない。魔界から来た者や古代兵器とかが相手だったら、いくらでもチカラを貸すんだけどな…」
ヨシュアの悲しそうな表情をアリスは理解した。本当は彼自身も付いて行きたいのだけど、立場上それはどうしても出来ない事を…
「うん。分かったよぉヨシュア。けどさぁ…今夜もいつも通りにぃ、2人で一緒に寝てくれるよねぇ?」
「当たり前だろ!お前は俺の女なんだ、嫌と言っても一緒に寝るんだからな!」
「ありがとうねぇ。やっぱりヨシュアは優しいねぇ♪今夜もたっぷり優しくしてねぇ❤︎」
ヨシュアの立場を理解したアリス。立場上ついて行けない苦しい気持ちを察してもらえたヨシュアの安堵した顔。まだ若い2人の微笑ましいやり取りに、その場に居た全員が和んだ……ただ1人エリエスを除いて…
(ヨシュア君がアリスお姉様を優しく可愛いがる?と言うと…)
【エリエスの妄想】
「あっ、あぁん!ヨシュア~そんなに激しくされたらぁ…アタシぃ壊れちゃうよぉ❤︎」
「う、うるせーよ。お前が可愛い過ぎるから…勝手に腰が早く動いちまうんだ…これでも優しくしてるんだぞ!我慢しろよな…」
かなり前の話になるが、以前サーシャから「優しく可愛いがってあげる❤︎」
このセリフの後、さんざん身体をを弄ばれた経験のあるエリエスは、今2人が言った言葉の意味を「今夜も生合体よろしくね❤︎」と勘違いしたようだ
【取り乱すエリエス】
「ダメ駄目だめですよ!アリスお姉様!!」
「えっ!?どうしてなのぉ?」
急にエリエスが普段はまず見せない慌てふためいた様子で、アリスが言った「今夜も優しくしてね」の意味を盛大に勘違いしていた
1歳下とは言えアリスを「お姉様」と慕っているエリエスには、2人の生合体など耐えられるハズが無い!
「そういう事ですか。クスクスクス(笑)アリスさんも隅に置いておけませんね~(笑)」
惑星神であるエリスアは、どうやら同じ室内に居る者が考えている内容を読み取る能力(チカラ)が有るらしく、アリスとヨシュアの関係に嫉妬するエリエスの乙女心を察知して、1人堪え笑いをしている
「あー!分かったですの!エリエスさんったらヨシュア君とアリスお姉さまが…むぐっ!?」
「サーシャちゃん…それ以上先は言っては駄目ですよ。もし言えば…私(わたくし)のエクスカリバーが黙っていませんからね!」
エッチぃ事に人一倍敏感なサーシャは、顔を赤くして慌てていたエリエスと、クスクス笑うエリスアを見比べてエリエスの考えを見抜いたようだ。すかさず口に出そうとしたところを、素早く彼女の手で口を塞がれてしまった
「そんなことよりアリスお姉様。今回のクエストでは私(わたくし)の活躍で何度もアリスお姉様の助けになったのですから…一緒にお風呂入ってくださいませ!」
「(๑°ㅁ°๑)えっ!?い、良いけど…」
エリエスの勢いに押されて許可を出してしまうアリス。ソレを聞いたエリエスは、アリスの手を素早く掴むと2人でお風呂へと消えて行った
【お風呂場】
「シュルル…」今夜はアリスとエリエスが1番風呂に入る事になった。と言うかエリエスの行動がそうさせたのだが…
「ε٩(๑>ω<)۶зもう。アリスお姉様はガードが緩すぎますわ!男なんかに簡単に身体を許してはイケマセンわ!」
「えっ!?アタシがヨシュアとぉ…身体を重ねた。って事ぉ?……(// ^//)アタシまだ…ヨシュアとエッチした事ないよぉ…」
「えぇ!?……してないん…ですか?」
「してないってばぁ!」
ようやくエリエスの考えが理解出来たアリス。自分の心配は全くの勘違いだと知ったエリエス
「( ̄▽ ̄;)あ、あはは…私(わたくし)の勘違いだったみたいですね…お恥ずかしいですわ(汗)」
基礎型超人類の最後の型式で、高い知能と学習能力を誇るエリエスだが…どうにも大好きなアリスの事に関してだけは、ポンコツ思考になってしまうのは直せないようだ
【三姉妹の部屋】
風呂を一緒に済ませたアリスは今夜、エリエスからの強い要望で2人きりで眠る事になった
エリエスは勘違いと分かっても自分がこの家に居ない時は大好きなアリスが、ヨシュアと毎日一緒に寝ていると思うと悔しくて…アリスに身体を擦り寄せていた
「んー(*´³`*)ㄘゅ❤︎」
「お、お姉様!?」
エリエスが自分の事でヤキモチを焼いてくれた事が嬉しいアリスは、エリエスのほっぺに優しくキスをした
「ふぁぁぁ…久しぶりに家に帰ったからかなぁ…もぅ眠いやぁ…おやすみエリエスちゃん…」
「アリスお姉様…大好きですわ!」
アリスの説明から、アリスとヨシュアが肉体関係にまでは発展していない事が分かったのだが…それでも毎日一緒に寝ているという事実に嫉妬心が燃えていた時、不意にアリスから頬に優しいキスをされ嬉しさのあまり思考回路が停止したエリエス
2人の仲の良さを再確認出来た2人は、大きなベッドでそっと抱きしめ合い眠り落ちていった
続く
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