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第20話 野営
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スムーズに行けば今日中には『アドラ』に到着できる予定だったが、途中、ミーシャの件があったり、和哉の魔力操作の練習をしたりと時間を取られてしまい、気付けば日が落ち掛けており、辺りは薄暗くなっていた。
二人は野営の準備を始める事にした。
「ねぇギル、魔法でテントとか作れないの?」
和哉は焚き火の準備をしながら隣で一緒に作業をしているギルランスに聞いてみた。
「そんな便利な魔法はない」
素っ気なく言われてしまう。
(ですよね~)
ガックリしながら火打ち石を使って火を点ける準備をしていると横からヌッと手が伸びてきた。
振り向く和哉の目に、ニヤリと笑いながら人差し指を立てるギルランスの姿が映る。
「だが、火は出せるぞ?」
そう言うや、ギルランスは指先からポッと火を出して見せたのだ。
和哉は驚きに目を瞠る。
「うっわ!なにそれ!?――つか、なんかずるくない?」
「ずるかねぇよ、もともと俺の属性は炎と氷だからな」
ギルランスは苦笑いまじりに肩を竦めながら、指先の炎を掌で大きくした火種を和哉が準備していた焚き火に投げ入れた。
途端にボウッと大きな火柱が上がる。
(すごっ!……にしても、『属性』か……)
和哉には全てが驚きの連続なのだが……この世界の住人であるギルランスにとっては日常の光景であり、和哉がいちいち驚くのが逆に不思議なようだった。
「なに驚いてんだよ?それより、もう日が暮れる。俺は辺りを見回ってくるが、飯のほうは任せても大丈夫か?」
赤々と燃え上がる炎を呆然と見つめながらコクリと頷く和哉に、「じゃあ頼むわ」と言い残し、ギルランスは森の奥の方へと消えて行った。
一人残された和哉は焚き火の前に座り込み、ぼんやりと炎を眺めていた。
「……魔法かぁ……なんかホントに凄い世界に来たんだな……」
そう呟きつつ自分の両手を見つめる。
自分も魔法を習得出来れば、この手から火が出たり水が出るのか?――そう思うと少しワクワクすると同時に不安にもなってくる。
(本当に僕に出来るのかな?)
そんなことを考えていた和哉だったが、ハッと先程ギルランスに言われた事を思い出す。
『飯のほうは任せる』そう彼は言っていたのだ。
「やっば!そうだった、ご飯作らなきゃ!!」
和哉は慌てて料理に取り掛かることにした。
今まで殆ど料理などした事はなかったが、そんな事も言っていられない。
荷物袋の中にあるのは、パンと干し肉、そして乾燥野菜と水だけだ。
「う~ん、パンがあるから主食はこれでいいとして……あとはスープでいいかな?」
悪戦苦闘しながら食材と奮闘する和哉だったが、なんとか簡単なスープを作り上げることができそうだった。
完成間近の鍋を前に、ホッとしていると茂みからギルランスが戻ってきた。
「なんだ?もう飯の準備が出来たのか?」
「おかえり、見回りありがと、どうだった?」
「ああ、2~3匹小物がうろついていたから、片付けておいた……それより、いい匂いだな」
そう言ってギルランスは和哉の横にしゃがみ込んで鍋を覗き込む。
そんなギルランスのどこか子供っぽい仕草が微笑ましくて、和哉はクスリと笑みを漏らす。
「うん、スープ作ってみたんだ――もう少し煮込んだら完成だから座って待っててよ?」
和哉の促しにギルランスは「ああ」と頷き、言われた通りに焚き火の傍に腰を落ち着けたのだが、胡坐をかいて座る彼の足は長すぎて持て余し気味に見え、なんとも窮屈そうだった。
(う~ん、やっぱり足長いなぁ……くそぅ……羨ましい)
などと心の中で悪態をつきながらも、和哉は出来上がったスープを椀によそってギルランスに差し出した。
「はい、どうぞ……あ、味は自信ないんだけど……食べてみて?」
「おう」
器を受け取り、匙を口に運ぶギルランスからどんな反応が返ってくるのか……和哉は緊張の面持ちで様子を窺う。
ギルランスはスープを口に含むなり、少し驚いたように目を瞠った。
「……うめぇ」
ボソリと呟かれたギルランスの言葉を聞いた途端、嬉しさが込み上げてくる。
「ほ、本当に!?」
思わず身を乗り出して聞き返す和哉に、ギルランスはいつもの険しい表情を緩めフッと微笑むと、「ああ」と頷いた。
その笑顔を見た瞬間、和哉は胸の奥が熱くなるのを感じた。
(良かった……)
ホッと胸を撫で下ろしつつ、和哉も自分の器によそったスープを「いただきます」と口にする。
(うん、我ながら中々の味だ!)
食べながらチラリとギルランスを盗み見ると、どうやらお気に召してもらえたようで、彼は黙々と食べ進めていた。
(良かった、喜んでもらえて!)
和哉としては、自分の手料理を誰かに食べてもらうなどというのは初めての経験だったが、それを“美味しい”と言ってもらえる事がこんなに嬉しいとは知らなかった。
和哉は今まで感じたことのない幸福感を覚えながら、ギルランスと共に食事を続けた。
その後、食事の片づけを終えた二人は、焚き火を前に食後のお茶を飲みながら、静かな時間を過ごしていた。
相変わらず口数の少ないギルランスだが、和哉はもう以前のような気まずさを感じることなく、むしろ穏やかな気持ちだった。
そんな心地よい静寂の中、和哉はふと思い立ちギルランスに尋ねてみる。
「ねぇギル、ちょっと聞きたい事があるんだけど……」
「なんだ?」
ギルランスはカップを口元に持っていきながら視線だけを和哉によこした。
「今日の魔力操作の事なんだけどさ……アレをコントロール出来るようになったとして、その後は?それにどうやって使うのかもまだ分からないんだけど……?」
和哉の質問にギルランスはお茶を一口飲むと、カップを地面に置き、和哉に体ごと向き直る。
「まぁ確かにそうだな……要は魔法は全てにおいてイメージが重要だという事だ。そのイメージを具現化出来るかどうかで結果が変わる」
そこで一旦言葉を切り、和哉の顔を覗き込むようにしながら続ける。
「お前はもう無意識に自分の腹の中にある熱の塊を感じる事が出来るはずだ。後はそれを動かし増幅させて、具現化――つまり実際の魔法として発動させるだけだ」
(えっ!?それって簡単そうに聞こえるけど実際はかなり難しいんじゃ……?)
そう思い、戸惑う和哉を察したのかギルランスは付け加えた。
「最初は難しいと思うかもしれんが、慣れれば簡単だ」
(マジでっ!?)
ギルランスの言葉に驚いた和哉だったが、彼の真剣な眼差しを見ればその言葉は決してその場限りの慰めなどではなく本心で言ってくれているのだと分かった。
「……本当に?」
「ああ、お前には魔法のセンスがある……それは俺が保証してやるよ」
その嬉しい言葉を受け自然と笑みが浮かぶ和哉に、ギルランスは言葉を続けた。
「まあ、だが、いきなりやれって言われたら無理だろうがな……それに、それは個人が持つ属性にも大きく左右される、俺だったら炎や氷の魔法を使えても他の属性の魔法によっては全く使えねぇって事もあるからな」
そう言って肩を竦めるギルランスの話を聞き、和哉は彼が治癒魔法を使えないような事をアミリアが言っていたのを思い出した。
(人によって使える魔法って限られるんだ……)
つまり、和哉が手から炎や水を出したり出来るようになるかは、まだ分からないのだ。
「そっか……それで、その属性ってどうすれば分かるのかな?」
和哉が尋ねるとギルランスは顎に手をあて、少し考えるような素振りをする。
「知る方法は幾つかある……ひとつは自分との対話だ、だがこれは人によってはかなり時間を要する場合もある――ま、俺の場合はこっちだったな」
(ふむふむ……)
頷きつつ続きを聞く。
「で、もう一つはもっと簡単だし確実な方法だ」
そう前置きすると、ギルランスはニッと悪戯っぽく笑う。
「ギルドで冒険者登録をするとそいつの全ステータスが表示され、自分の属性を教えてもらえるんだ」
「えっ!全ステータス!?」
(なにそれ凄い!ゲームみたいだ!!)
和哉は驚きと期待で胸が高鳴るのを感じた。
つまり、明日ギルドでの登録を済ませれば自分の属性がわかるというわけだ。
「マジで!?ギルドで登録すれば、自分の属性が分かるの?」
興奮して身を乗り出す和哉にギルランスは苦笑しながら続けた。
「ま、あくまで属性がわかる、ってだけで、そっから実際に使えるようになるかは本人の努力次第だがな」
「そっか……でも、属性がわかるだけでも十分だよ!」
(これで自分の属性も分かったら、魔法が使えるようになるかも!)
和哉は心の中でガッツポーズを決める。
属性やステータスなどを知る事が出来れば、今後の自分の成長に大いに役立つはずだ――和哉の興奮は治まらなかった。
そんな和哉を、ギルランスが優しい眼差しで見つめている事にも気付かずに、和哉は一人胸を躍らせるのだった。
二人は野営の準備を始める事にした。
「ねぇギル、魔法でテントとか作れないの?」
和哉は焚き火の準備をしながら隣で一緒に作業をしているギルランスに聞いてみた。
「そんな便利な魔法はない」
素っ気なく言われてしまう。
(ですよね~)
ガックリしながら火打ち石を使って火を点ける準備をしていると横からヌッと手が伸びてきた。
振り向く和哉の目に、ニヤリと笑いながら人差し指を立てるギルランスの姿が映る。
「だが、火は出せるぞ?」
そう言うや、ギルランスは指先からポッと火を出して見せたのだ。
和哉は驚きに目を瞠る。
「うっわ!なにそれ!?――つか、なんかずるくない?」
「ずるかねぇよ、もともと俺の属性は炎と氷だからな」
ギルランスは苦笑いまじりに肩を竦めながら、指先の炎を掌で大きくした火種を和哉が準備していた焚き火に投げ入れた。
途端にボウッと大きな火柱が上がる。
(すごっ!……にしても、『属性』か……)
和哉には全てが驚きの連続なのだが……この世界の住人であるギルランスにとっては日常の光景であり、和哉がいちいち驚くのが逆に不思議なようだった。
「なに驚いてんだよ?それより、もう日が暮れる。俺は辺りを見回ってくるが、飯のほうは任せても大丈夫か?」
赤々と燃え上がる炎を呆然と見つめながらコクリと頷く和哉に、「じゃあ頼むわ」と言い残し、ギルランスは森の奥の方へと消えて行った。
一人残された和哉は焚き火の前に座り込み、ぼんやりと炎を眺めていた。
「……魔法かぁ……なんかホントに凄い世界に来たんだな……」
そう呟きつつ自分の両手を見つめる。
自分も魔法を習得出来れば、この手から火が出たり水が出るのか?――そう思うと少しワクワクすると同時に不安にもなってくる。
(本当に僕に出来るのかな?)
そんなことを考えていた和哉だったが、ハッと先程ギルランスに言われた事を思い出す。
『飯のほうは任せる』そう彼は言っていたのだ。
「やっば!そうだった、ご飯作らなきゃ!!」
和哉は慌てて料理に取り掛かることにした。
今まで殆ど料理などした事はなかったが、そんな事も言っていられない。
荷物袋の中にあるのは、パンと干し肉、そして乾燥野菜と水だけだ。
「う~ん、パンがあるから主食はこれでいいとして……あとはスープでいいかな?」
悪戦苦闘しながら食材と奮闘する和哉だったが、なんとか簡単なスープを作り上げることができそうだった。
完成間近の鍋を前に、ホッとしていると茂みからギルランスが戻ってきた。
「なんだ?もう飯の準備が出来たのか?」
「おかえり、見回りありがと、どうだった?」
「ああ、2~3匹小物がうろついていたから、片付けておいた……それより、いい匂いだな」
そう言ってギルランスは和哉の横にしゃがみ込んで鍋を覗き込む。
そんなギルランスのどこか子供っぽい仕草が微笑ましくて、和哉はクスリと笑みを漏らす。
「うん、スープ作ってみたんだ――もう少し煮込んだら完成だから座って待っててよ?」
和哉の促しにギルランスは「ああ」と頷き、言われた通りに焚き火の傍に腰を落ち着けたのだが、胡坐をかいて座る彼の足は長すぎて持て余し気味に見え、なんとも窮屈そうだった。
(う~ん、やっぱり足長いなぁ……くそぅ……羨ましい)
などと心の中で悪態をつきながらも、和哉は出来上がったスープを椀によそってギルランスに差し出した。
「はい、どうぞ……あ、味は自信ないんだけど……食べてみて?」
「おう」
器を受け取り、匙を口に運ぶギルランスからどんな反応が返ってくるのか……和哉は緊張の面持ちで様子を窺う。
ギルランスはスープを口に含むなり、少し驚いたように目を瞠った。
「……うめぇ」
ボソリと呟かれたギルランスの言葉を聞いた途端、嬉しさが込み上げてくる。
「ほ、本当に!?」
思わず身を乗り出して聞き返す和哉に、ギルランスはいつもの険しい表情を緩めフッと微笑むと、「ああ」と頷いた。
その笑顔を見た瞬間、和哉は胸の奥が熱くなるのを感じた。
(良かった……)
ホッと胸を撫で下ろしつつ、和哉も自分の器によそったスープを「いただきます」と口にする。
(うん、我ながら中々の味だ!)
食べながらチラリとギルランスを盗み見ると、どうやらお気に召してもらえたようで、彼は黙々と食べ進めていた。
(良かった、喜んでもらえて!)
和哉としては、自分の手料理を誰かに食べてもらうなどというのは初めての経験だったが、それを“美味しい”と言ってもらえる事がこんなに嬉しいとは知らなかった。
和哉は今まで感じたことのない幸福感を覚えながら、ギルランスと共に食事を続けた。
その後、食事の片づけを終えた二人は、焚き火を前に食後のお茶を飲みながら、静かな時間を過ごしていた。
相変わらず口数の少ないギルランスだが、和哉はもう以前のような気まずさを感じることなく、むしろ穏やかな気持ちだった。
そんな心地よい静寂の中、和哉はふと思い立ちギルランスに尋ねてみる。
「ねぇギル、ちょっと聞きたい事があるんだけど……」
「なんだ?」
ギルランスはカップを口元に持っていきながら視線だけを和哉によこした。
「今日の魔力操作の事なんだけどさ……アレをコントロール出来るようになったとして、その後は?それにどうやって使うのかもまだ分からないんだけど……?」
和哉の質問にギルランスはお茶を一口飲むと、カップを地面に置き、和哉に体ごと向き直る。
「まぁ確かにそうだな……要は魔法は全てにおいてイメージが重要だという事だ。そのイメージを具現化出来るかどうかで結果が変わる」
そこで一旦言葉を切り、和哉の顔を覗き込むようにしながら続ける。
「お前はもう無意識に自分の腹の中にある熱の塊を感じる事が出来るはずだ。後はそれを動かし増幅させて、具現化――つまり実際の魔法として発動させるだけだ」
(えっ!?それって簡単そうに聞こえるけど実際はかなり難しいんじゃ……?)
そう思い、戸惑う和哉を察したのかギルランスは付け加えた。
「最初は難しいと思うかもしれんが、慣れれば簡単だ」
(マジでっ!?)
ギルランスの言葉に驚いた和哉だったが、彼の真剣な眼差しを見ればその言葉は決してその場限りの慰めなどではなく本心で言ってくれているのだと分かった。
「……本当に?」
「ああ、お前には魔法のセンスがある……それは俺が保証してやるよ」
その嬉しい言葉を受け自然と笑みが浮かぶ和哉に、ギルランスは言葉を続けた。
「まあ、だが、いきなりやれって言われたら無理だろうがな……それに、それは個人が持つ属性にも大きく左右される、俺だったら炎や氷の魔法を使えても他の属性の魔法によっては全く使えねぇって事もあるからな」
そう言って肩を竦めるギルランスの話を聞き、和哉は彼が治癒魔法を使えないような事をアミリアが言っていたのを思い出した。
(人によって使える魔法って限られるんだ……)
つまり、和哉が手から炎や水を出したり出来るようになるかは、まだ分からないのだ。
「そっか……それで、その属性ってどうすれば分かるのかな?」
和哉が尋ねるとギルランスは顎に手をあて、少し考えるような素振りをする。
「知る方法は幾つかある……ひとつは自分との対話だ、だがこれは人によってはかなり時間を要する場合もある――ま、俺の場合はこっちだったな」
(ふむふむ……)
頷きつつ続きを聞く。
「で、もう一つはもっと簡単だし確実な方法だ」
そう前置きすると、ギルランスはニッと悪戯っぽく笑う。
「ギルドで冒険者登録をするとそいつの全ステータスが表示され、自分の属性を教えてもらえるんだ」
「えっ!全ステータス!?」
(なにそれ凄い!ゲームみたいだ!!)
和哉は驚きと期待で胸が高鳴るのを感じた。
つまり、明日ギルドでの登録を済ませれば自分の属性がわかるというわけだ。
「マジで!?ギルドで登録すれば、自分の属性が分かるの?」
興奮して身を乗り出す和哉にギルランスは苦笑しながら続けた。
「ま、あくまで属性がわかる、ってだけで、そっから実際に使えるようになるかは本人の努力次第だがな」
「そっか……でも、属性がわかるだけでも十分だよ!」
(これで自分の属性も分かったら、魔法が使えるようになるかも!)
和哉は心の中でガッツポーズを決める。
属性やステータスなどを知る事が出来れば、今後の自分の成長に大いに役立つはずだ――和哉の興奮は治まらなかった。
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