14 / 35
第65話 ハーレイ村の惨状
しおりを挟む
和哉は何かを思い出せそうな気がして必死に記憶を辿っていた。
(確か、エマさんの話を聞いている時に――)
その時不意にガタガタッと馬車が揺れ、和哉はハッと我に返った。
途端に何か思い出しそうだった考えが霧散してしまう。
二人は今、ハーレイ村へ向かう馬車に揺られて移動している最中だった。
前方には馬車を先導するエマが馬に跨り駆けている姿が見え、その後を付いていくようにルカが馬車を引いて走る。
和哉の隣ではギルランスが前を見据えながら手綱を握っている。
その横顔はいつもと変わらないようにも見えるが、どこか張り詰めたような雰囲気を漂わせており――ギルランスの纏う空気の違いに、やはり先ほどから漠然とした不安を抱えている和哉は僅かに身震いをした。
その微かな震えに気付いたのか、チラリと視線だけを和哉に向けたギルランスは何も言わずに手を伸ばすと、そのまま和哉の手を握り締める。
まるで『心配するな』と言っているかのように優しく握られる掌から伝わる温もりに、少しだけ緊張が解けて行くのを感じながらも、やはり拭いきれない不安感を抱えたまま、和哉は小さく頷き返す事しか出来なかった――。
それから程なくして二人は目的地のハーレイ村に辿り着いた。
村の入り口で止めた馬車から降りると、前を走っていたエマが馬から降り、こちらに駆け寄って来た。
「お疲れ様でした!この先の村の公会堂を救護施設にしてそこで患者を看病しておりますので、どうぞこちらに!」
足早に歩き、案内をしてくれるエマの後に続きながら、二人は周囲を見回す。
村の中には、道の端々に置かれた毛布の上に治療が間に合わなかったであろう既に息絶えた人達が横たわっていた。
和哉は思わず目を背けてしまう。
辺りの家屋は焼け焦げたり崩れかけていたりしているのも目につく――その有様から見て、この村で起こった惨劇がどれほど凄まじいものであったか容易に想像できた。
そんな中、村の公会堂に到着したようで、「こちらです」というエマの声と共に公会堂の扉が開かれた。
公会堂の中は入ってすぐエントランスホールになっており、正面に観音開きのドアが一つと右手側に事務所やらトイレやらの扉が並んでいる。
エマに案内されるまま正面のドアを開け中に入った二人の目に飛び込んで来たのは、広いフロア一杯に並べたベッドに横たわる大勢の人達の姿だった。
(これは……ひどい……)
その光景を見て、和哉は思わず息を呑んだ。
ざっと見た感じ70~80人はいるだろうか?―― 皆毒に侵され一様に皮膚が所々赤黒く変色し、苦痛に顔を歪めて呻いている。
中には泣きながら苦痛を訴える小さな子供の患者もいて、見ていて心が痛む光景だ。
「……酷ぇな……」
隣でポツリと呟かれた言葉に和哉が振り向くと、ギルランスもまた険しい表情で目の前の惨状を見つめていた。
想像以上の酷い状態の様子に愕然と立ちすくんでいる和哉の後ろから、エマの声がかかる。
「カズヤさん、ギルランスさん、こちらがギルドから派遣している医師のカエサルさんです」
その声にハッと我に返り、慌てて後ろを振り返るとそこには一人の青年が立っていた。
「初めまして、私は医師のカエサルと申します」
挨拶をしながら眼鏡を指で押し上げた彼の瞳は髪と同じ綺麗な緑色をしており、優しそうな顔立ちをしていた。
年齢は20代半ばぐらいだろうか?少し長めの髪は後ろで一つにまとめられており、白衣を身に纏っている。
(うわ……ギルとはまた違ったタイプだけどこの人もイケメンだな……)
相変わらずのこの世界の顔面偏差値に密かに驚嘆する和哉だが、そんなことはおくびにも出さずに愛想良く微笑みかけた。
「こんにちは、僕はカズヤと言います。よろしくお願いします」
軽く会釈をしながら、握手を交わすが……。
(――ん?)
なぜか握手をした手を離されず、和哉は眉根を寄せた。
思わず顔を上げると、どこか驚いたように目を瞠ったまま和哉を見つめるカエサルと視線がぶつかる。
(???)
その眼差しを受け、戸惑いつつも首を傾げた和哉が「あ、あの……?」と呼び掛けると、我を取り戻した様子のカエサルは、その表情を柔らかな笑みに変え、今度は両手で和哉の手を取りながら改めて挨拶をしてくれた。
「いや、失礼――実はエマさんから『回復魔法を使える方に心当たりがある』とだけ聞いていたのですが、こんなに可愛らしい少年だとは思わず少々驚いてしまいました。どうぞよろしくお願いします」
(……ん?“可愛い”とは……?)
よく分からないワードが含まれていたが、とりあえずスルーしておく事にした和哉は「は、はあ――よろしくお願いします」と無難な返事をしながらも、なかなか手を離してくれないカエサルに、(早く離してほしいんだけど……)と思い始めたその時だった。
和哉は隣から妙な圧のような空気を感じ取り、そっと横目で盗み見る。
――と。
そこには腕を組み、ジト目で睨み付けるギルランスの姿があった。
その表情からは何を考えているのか分からなかったが、少なくとも機嫌がよろしくない事は把握できる。
(な、なんでそんなに不機嫌なのさ!?)
ギルランスの不機嫌の理由が分からず困惑する和哉だったが、横から割って入ったエマの声に救われる。
「カエサルさん、こちらが今回の依頼に協力してくれる冒険者のギルランスさんです」
エマの言葉にギルランスは仏頂面のまま少し頷くように会釈した。
そこで漸く和哉から手を離したカエサルは、ギルランスへ顔を向けると、表情を引き締め姿勢を正して口を開いた。
「初めまして、お噂はかねがね伺っております。まさか伝説の双剣使いのギルランスさんにお会い出来るとは思っておりませんでした……この度はお引き受けいただきまして有難うございます」
そう言って深々と頭を下げるカエサルに、ギルランスは「別に――そんな大層なもんじゃねぇ」とぶっきらぼうに返すと、フイッと顔を逸らし、視線を和哉へと向けた。
――が、ギルランスは黙ったままジッと和哉を見つめるだけだった。
それは時間にしてほんの僅かな間だったが、まるでその琥珀の瞳に和哉の顔を焼き付けようとしているかのように凝視していた。
(……?)
不思議に思った和哉が首を傾げると、それに気付いたのかハッとした様子で口を開いた。
「あ――じゃあ、俺は今から渓谷へ行ってくる」
「え……う、うん」
ギルランスはそう和哉に告げると、他の二人へ小さく頷きかけた後、そのまま踵を返し足早にその場を後にした。
先程からのギルランスの様子に戸惑いながらその後ろ姿を和哉が見送っていると、隣からカエサルがエマに話しかける声が聞こえてきた。
「……大丈夫でしょうか……?ソバリエ渓谷は非常に危険な場所です……いくらギルランスさんがA級だと言えど、一人で行くには少々無謀な気がしますが……?」
心配そうに話すカエサルの言葉を聞いた瞬間、和哉の背筋にゾッと悪寒が走る――そしてハッと気付いた――!
(もしかして……!僕が感じた不安感はこれだったのか!?)
そう思った時には、無意識のうちに身体が動いていた。
「すみません!ちょっと用事を思い出したので失礼します!!」
「え!?あ、カズヤさん!?」
背中に掛けられるエマの声に応えている余裕もなかった――和哉はギルランスの後を追って急ぎ公会堂を出るが、すでに彼の姿はどこにも見当たらず――。
「くそ!――ギル!待って!」
焦燥感に駆られつつ和哉は大声で叫ぶと、一目散に駆け出した。
そんな和哉の脳裏にはギルドでのエマとギルランスのやり取りの記憶が蘇っていた。
『その場所は魔物の巣窟になっており――何人か冒険者たちを派遣したが、全滅してしまった』と、エマは言っていた。
つまりそれ程までに危険な場所なのだ。
(僕は何を聞いていたんだ!!)
和哉はその時にソバリエ渓谷の危険度を把握できていなかった自分自身に苛立ちを覚える。
そしてまた同時に、その時のギルランスの言葉を思い出す――『ソバリエ渓谷へは俺一人が行き、カズヤは村に残るんだな?~――それならいい』彼はそう言っていた。
それは、ギルランスは今回の依頼の危険度を把握していて、和哉に危険が及ばない事を確認した上でこの依頼を引き受けたのだということなのだ。
(馬鹿か僕は……!どうしてそこまで気づけなかったんだよ!!)
自身に対する怒りと情けなさでいっぱいになりながら、和哉は(もしも、このままギルが死んでしまったら――)という最悪の事態を想像してしまい、全身から血の気が引いていくような恐怖に襲われた。
(イヤだ!!絶対にイヤだ!!)
「――お願い!間に合って……っ!!」
その一心で、和哉は村の通りを全力で駆けていった――。
(確か、エマさんの話を聞いている時に――)
その時不意にガタガタッと馬車が揺れ、和哉はハッと我に返った。
途端に何か思い出しそうだった考えが霧散してしまう。
二人は今、ハーレイ村へ向かう馬車に揺られて移動している最中だった。
前方には馬車を先導するエマが馬に跨り駆けている姿が見え、その後を付いていくようにルカが馬車を引いて走る。
和哉の隣ではギルランスが前を見据えながら手綱を握っている。
その横顔はいつもと変わらないようにも見えるが、どこか張り詰めたような雰囲気を漂わせており――ギルランスの纏う空気の違いに、やはり先ほどから漠然とした不安を抱えている和哉は僅かに身震いをした。
その微かな震えに気付いたのか、チラリと視線だけを和哉に向けたギルランスは何も言わずに手を伸ばすと、そのまま和哉の手を握り締める。
まるで『心配するな』と言っているかのように優しく握られる掌から伝わる温もりに、少しだけ緊張が解けて行くのを感じながらも、やはり拭いきれない不安感を抱えたまま、和哉は小さく頷き返す事しか出来なかった――。
それから程なくして二人は目的地のハーレイ村に辿り着いた。
村の入り口で止めた馬車から降りると、前を走っていたエマが馬から降り、こちらに駆け寄って来た。
「お疲れ様でした!この先の村の公会堂を救護施設にしてそこで患者を看病しておりますので、どうぞこちらに!」
足早に歩き、案内をしてくれるエマの後に続きながら、二人は周囲を見回す。
村の中には、道の端々に置かれた毛布の上に治療が間に合わなかったであろう既に息絶えた人達が横たわっていた。
和哉は思わず目を背けてしまう。
辺りの家屋は焼け焦げたり崩れかけていたりしているのも目につく――その有様から見て、この村で起こった惨劇がどれほど凄まじいものであったか容易に想像できた。
そんな中、村の公会堂に到着したようで、「こちらです」というエマの声と共に公会堂の扉が開かれた。
公会堂の中は入ってすぐエントランスホールになっており、正面に観音開きのドアが一つと右手側に事務所やらトイレやらの扉が並んでいる。
エマに案内されるまま正面のドアを開け中に入った二人の目に飛び込んで来たのは、広いフロア一杯に並べたベッドに横たわる大勢の人達の姿だった。
(これは……ひどい……)
その光景を見て、和哉は思わず息を呑んだ。
ざっと見た感じ70~80人はいるだろうか?―― 皆毒に侵され一様に皮膚が所々赤黒く変色し、苦痛に顔を歪めて呻いている。
中には泣きながら苦痛を訴える小さな子供の患者もいて、見ていて心が痛む光景だ。
「……酷ぇな……」
隣でポツリと呟かれた言葉に和哉が振り向くと、ギルランスもまた険しい表情で目の前の惨状を見つめていた。
想像以上の酷い状態の様子に愕然と立ちすくんでいる和哉の後ろから、エマの声がかかる。
「カズヤさん、ギルランスさん、こちらがギルドから派遣している医師のカエサルさんです」
その声にハッと我に返り、慌てて後ろを振り返るとそこには一人の青年が立っていた。
「初めまして、私は医師のカエサルと申します」
挨拶をしながら眼鏡を指で押し上げた彼の瞳は髪と同じ綺麗な緑色をしており、優しそうな顔立ちをしていた。
年齢は20代半ばぐらいだろうか?少し長めの髪は後ろで一つにまとめられており、白衣を身に纏っている。
(うわ……ギルとはまた違ったタイプだけどこの人もイケメンだな……)
相変わらずのこの世界の顔面偏差値に密かに驚嘆する和哉だが、そんなことはおくびにも出さずに愛想良く微笑みかけた。
「こんにちは、僕はカズヤと言います。よろしくお願いします」
軽く会釈をしながら、握手を交わすが……。
(――ん?)
なぜか握手をした手を離されず、和哉は眉根を寄せた。
思わず顔を上げると、どこか驚いたように目を瞠ったまま和哉を見つめるカエサルと視線がぶつかる。
(???)
その眼差しを受け、戸惑いつつも首を傾げた和哉が「あ、あの……?」と呼び掛けると、我を取り戻した様子のカエサルは、その表情を柔らかな笑みに変え、今度は両手で和哉の手を取りながら改めて挨拶をしてくれた。
「いや、失礼――実はエマさんから『回復魔法を使える方に心当たりがある』とだけ聞いていたのですが、こんなに可愛らしい少年だとは思わず少々驚いてしまいました。どうぞよろしくお願いします」
(……ん?“可愛い”とは……?)
よく分からないワードが含まれていたが、とりあえずスルーしておく事にした和哉は「は、はあ――よろしくお願いします」と無難な返事をしながらも、なかなか手を離してくれないカエサルに、(早く離してほしいんだけど……)と思い始めたその時だった。
和哉は隣から妙な圧のような空気を感じ取り、そっと横目で盗み見る。
――と。
そこには腕を組み、ジト目で睨み付けるギルランスの姿があった。
その表情からは何を考えているのか分からなかったが、少なくとも機嫌がよろしくない事は把握できる。
(な、なんでそんなに不機嫌なのさ!?)
ギルランスの不機嫌の理由が分からず困惑する和哉だったが、横から割って入ったエマの声に救われる。
「カエサルさん、こちらが今回の依頼に協力してくれる冒険者のギルランスさんです」
エマの言葉にギルランスは仏頂面のまま少し頷くように会釈した。
そこで漸く和哉から手を離したカエサルは、ギルランスへ顔を向けると、表情を引き締め姿勢を正して口を開いた。
「初めまして、お噂はかねがね伺っております。まさか伝説の双剣使いのギルランスさんにお会い出来るとは思っておりませんでした……この度はお引き受けいただきまして有難うございます」
そう言って深々と頭を下げるカエサルに、ギルランスは「別に――そんな大層なもんじゃねぇ」とぶっきらぼうに返すと、フイッと顔を逸らし、視線を和哉へと向けた。
――が、ギルランスは黙ったままジッと和哉を見つめるだけだった。
それは時間にしてほんの僅かな間だったが、まるでその琥珀の瞳に和哉の顔を焼き付けようとしているかのように凝視していた。
(……?)
不思議に思った和哉が首を傾げると、それに気付いたのかハッとした様子で口を開いた。
「あ――じゃあ、俺は今から渓谷へ行ってくる」
「え……う、うん」
ギルランスはそう和哉に告げると、他の二人へ小さく頷きかけた後、そのまま踵を返し足早にその場を後にした。
先程からのギルランスの様子に戸惑いながらその後ろ姿を和哉が見送っていると、隣からカエサルがエマに話しかける声が聞こえてきた。
「……大丈夫でしょうか……?ソバリエ渓谷は非常に危険な場所です……いくらギルランスさんがA級だと言えど、一人で行くには少々無謀な気がしますが……?」
心配そうに話すカエサルの言葉を聞いた瞬間、和哉の背筋にゾッと悪寒が走る――そしてハッと気付いた――!
(もしかして……!僕が感じた不安感はこれだったのか!?)
そう思った時には、無意識のうちに身体が動いていた。
「すみません!ちょっと用事を思い出したので失礼します!!」
「え!?あ、カズヤさん!?」
背中に掛けられるエマの声に応えている余裕もなかった――和哉はギルランスの後を追って急ぎ公会堂を出るが、すでに彼の姿はどこにも見当たらず――。
「くそ!――ギル!待って!」
焦燥感に駆られつつ和哉は大声で叫ぶと、一目散に駆け出した。
そんな和哉の脳裏にはギルドでのエマとギルランスのやり取りの記憶が蘇っていた。
『その場所は魔物の巣窟になっており――何人か冒険者たちを派遣したが、全滅してしまった』と、エマは言っていた。
つまりそれ程までに危険な場所なのだ。
(僕は何を聞いていたんだ!!)
和哉はその時にソバリエ渓谷の危険度を把握できていなかった自分自身に苛立ちを覚える。
そしてまた同時に、その時のギルランスの言葉を思い出す――『ソバリエ渓谷へは俺一人が行き、カズヤは村に残るんだな?~――それならいい』彼はそう言っていた。
それは、ギルランスは今回の依頼の危険度を把握していて、和哉に危険が及ばない事を確認した上でこの依頼を引き受けたのだということなのだ。
(馬鹿か僕は……!どうしてそこまで気づけなかったんだよ!!)
自身に対する怒りと情けなさでいっぱいになりながら、和哉は(もしも、このままギルが死んでしまったら――)という最悪の事態を想像してしまい、全身から血の気が引いていくような恐怖に襲われた。
(イヤだ!!絶対にイヤだ!!)
「――お願い!間に合って……っ!!」
その一心で、和哉は村の通りを全力で駆けていった――。
0
あなたにおすすめの小説
仮面の王子と優雅な従者
emanon
BL
国土は小さいながらも豊かな国、ライデン王国。
平和なこの国の第一王子は、人前に出る時は必ず仮面を付けている。
おまけに病弱で無能、醜男と専らの噂だ。
しかしそれは世を忍ぶ仮の姿だった──。
これは仮面の王子とその従者が暗躍する物語。
手紙
ドラマチカ
BL
忘れらない思い出。高校で知り合って親友になった益子と郡山。一年、二年と共に過ごし、いつの間にか郡山に恋心を抱いていた益子。カッコよく、優しい郡山と一緒にいればいるほど好きになっていく。きっと郡山も同じ気持ちなのだろうと感じながらも、告白をする勇気もなく日々が過ぎていく。
そうこうしているうちに三年になり、高校生活も終わりが見えてきた。ずっと一緒にいたいと思いながら気持ちを伝えることができない益子。そして、誰よりも益子を大切に想っている郡山。二人の想いは思い出とともに記憶の中に残り続けている……。
完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる