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4-5 風雲魔王城天守閣 魔王と邪神、親子対決!

高み(?)に到達する、魔王たち

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 ケイスさんとマミちゃんが、仲むずまじく抱き合っている。
 二人って、普段はあんな感じなんだ。

「ダイキ、ちょっと元気になった」
「あ、ゴメン」

 わずかながら、魔力棒にエネルギーが充填されていった。
 人のエッチなところを見て、興奮しちゃうなんて。

「いい。友だちの普段見せないトコロを見られて、わたしもうずいてる」

 チサちゃんも、艶っぽくなっていた。ボクを抱き寄せ、息を荒くする。

「まだまだ、おかわりはありますよー」

 未だに、潰していない触手は元気だ。

「そうはいくか!」
「ぶっ飛ばすぜおらああ!」

 颯爽と現れたのは、ネウロータくん・トシコさんコンビと、ヨアンさん・ククちゃんコンビだ。

「ぼくは絶対、感じたりなんかしないぞ」
「デスロードを逝くのは、テメエらだからな!」

 二人は自信満々に、触手へと挑んでいく。

「うううっ!? なにこれえええ!?」

 しかし、ネウロータくんは銃を撃ち込んだ瞬間、腰が砕けた。
 未知の快感だったのだろう。病みつきになってしまったのだ。
 トシコさんの大きなオッパイに包まれて、寝息を立て始める。腰をカクカクとさせながら。

「あんふうううん……」

 ネウロータくんの頭をなでつつも、トシコさんは放心して余裕がないみたい。大人の女性らしく、やや抑え気味に達していた。それが、逆にそそる。

「またダイキ、カチカチ」
「ご、ごめん」

 ついつい、人のエッチなところに目を向けちゃうね。視線の逃げ場がないから。

「仇は取ってやるぜ、ネウロータ!」

 ハメルカバーに乗り込んで、最後の魔王候補ヨアンさんが豪快に邪神の触手を轢き潰した。後部シートに玉座のククちゃんを乗せながら。

「あんっ!?」

 ククちゃんが、今まで聞いたこともない高い声を上げた。

「んイクウウ!」

 声を張り上げ、ヨアンさんも同じく即堕ちする。

「はああああ。き、きもちいい」

 なにより、ククちゃんがグロッキーになっていた。ヨアンさんの腰にしがみつき、トロンとした表情に。さっきの衝突の勢いで、つまり……出しちゃったみたい。ククちゃんは、両性だ。男性としても女性としても、電流がダブルで走ってしまったのかも。

 全員、別に直接本番行為をしたわけじゃない。しかし、その表情を見ると事後のように思えた。

「どうです、ダイキさん。あなたがいかにイレギュラーか、おわかりになりましたね?」

 ロイリさんが、誇らしげにボクを絶賛する。まるで、自分の子どもを賛美するかのように。

「なにが、です?」
「他の子たちは、たった一発でダウンしています。ですがね、ダイキさん。これが、普通なんですよ」

 ロイリさんが、ボクに指先を向ける。

「あなただけなんですよ。試練にここまで耐えきったのは」
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