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第一章 ウザい後輩に弱みを握られ、交際を迫られた。
ウザ彼女と、提案 1
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今日は、生徒会の集まりだ。五月にクラス対抗の球技大会があるため、班分けや体育委員との連携などを話し合う。
だが、俺はそれどころではない。
――デートって何をすればいいんだ? 映画以外だと、カラオケ、ゲーセンくらいしか思いつかん! だが、ここを切り抜けなければ、俺がコワモテなんかではなくタダの猫好きだとバレる!
ホワイトボードの横に立ちながら、俺は激しくテンパっていた。
生徒会でのクルミは、まさに優等生である。俺と一度も目を合わせようとしない。
こっちは思考がループを繰り返しているってのに!
「聞いてますか、書記くん?」
鋼鉄の乙女・斉藤アンズから鋼鉄の指摘が飛んでくる。
「あっ、すいません」
俺は慌ててホワイトボードにまとめた意見を書き記す。
「ボーッとしないでください。あなたは書記なのです。みんなの意見をまとめるのが、あなたの仕事ですよ」
鋼鉄のお叱りが。
「すいません」
急いで、俺は生徒会で出た内容をまとめる。
えっとたしか、ガチでやるメイン種目は、バスケとドッジボールで。それ以外で、生徒が気軽に楽しめる娯楽部門を考えてるんだっけ。
みんなが同じ種目をしていても、ボールが行き渡らない。また、ドッジでボールが当たった人は、ずっと座っておく必要がある。バスケだとコートも足りない。その退屈な待ち時間で何かできないか。
以上が、生徒会長のお考えだ。要は「球技大会自体がつまらないから、何か生徒のテンションが上がる種目を考えなさいな」とのこと。
そう簡単に決まるかっての! しかも俺は、クルミと行くデートのスポット探しに忙しい。可能であれば、誠太郎と相談したいが。
そういえばクルミのやつ、やたらゲーセンの的あてに興味津々だったな。というか、遊んでいる親子やカップルを羨ましがっていたような印象を受けたけど。
「ねえ壇くん、『ゲーセン』と『的あて』って書いてあるけど、何ですか?」
「え?」
しまった。考え事がボードに!
「そんなワード、議題に出ましたたかしら? それとも、遊びに行きたいのですか?」
うおお、鋼鉄の乙女がご立腹だぜ! これはいかん!
「すいません、すぐ消します」
イレイザーを掴む。
「待ってください」と、アンズ会長が俺を言葉だけで制した。
「ゲームセンターのコトですよね? 何か楽しい遊具でもあるのですか?」
どうも生徒会長は、これを俺の意見だと思っているらしい。
「基本、俺は一人で遊びに行くので、よく知らないんですけど……ね」
「困りましたわね。生徒全員が遊べる内容が欲しいのだけれど」
それだよなー。みんなで遊ぶとなると。考えろ考えろー。
「第一、的あてとはなんです?」
「野球で、ベースにある九面のパネルを当てるゲームです」
「なら、バッティングセンターでしかできないのでは?」
「ボ、ボーリング場と隣接していたり、サッカーのゴールポストにパネルを貼って、ボールで打ち落とすゲームとかありますね」
知っているネタを頭からひねり出す。
「それでしたら、テレビで見たことがあります。確か、的抜きって言いますのよね?」
俺はうんうんとうなずく。
「それいいねっ。リクト、ナイスアイデア!」
副会長の誠太郎が追随し、親指を立てた。
「的抜きのボードですが、レンタル料が三万もしますよ。球技大会でそんな予算は」
スマホで調べたのか、生徒から反論が。
「野球部に小型のバッティングネットがありますよね? あれにパネルを貼って、そういうゲームを作ってもいいかもしれません。野球部に許可を」
アンズ生徒会長が、意見を返す。結構乗り気か?
「でも、あれのパネルって発泡スチロールですよね? 用意できるのでしょうか?」
また反対意見が、別の生徒から飛ぶ。
「そうです、ね。面倒ですよねー」
俺が困っていると、思わぬ所から助け船が。
「段ボールで十分だと思います」
クルミだ。
「段ボールを等分して、太いマジックで数字を書けばいいと思います。射貫かれた後はセロテープで再度留めれば、使い回せます。発泡スチロールのように割れたりしません」
「ボールはどうしましょう? 軟式の球でも、取るの怖いです。この間も、一番下の弟と軟式でキャッチボールしてたら突き指しちゃって」
ひ弱そうな三年の女子生徒が手をあげた。
「安全面を考え、ゴムボールでいいかと」
「全部抜いたらどうします? 景品でも出しますか?」
また別の生徒が手をあげる。
「アソートの小袋でいいのではないでしょうか? もしくは、食券など。抜いた枚数に応じて、グレードも上げます。購買のノートやシャーペンなどもありますが、お菓子などの方が楽しめるかなと」
生徒からの意見に、クルミはまったく慌てずに対処した。しかも秒で。
「学食側から、苦情が来ませんか?」
「そうなれば、プリンや自販機のパックジュース程度で留めます」
「パシリみたいですね?」
「ただの景品なんですから、その程度で十分です」
「はい。問題ないと思います」
反対派の生徒も折れた。
「プリン争奪戦かー、楽しそうですね」
我が校のプリンは手作りで人気があり、入手困難だ。いいかも知れない。
だが、俺はそれどころではない。
――デートって何をすればいいんだ? 映画以外だと、カラオケ、ゲーセンくらいしか思いつかん! だが、ここを切り抜けなければ、俺がコワモテなんかではなくタダの猫好きだとバレる!
ホワイトボードの横に立ちながら、俺は激しくテンパっていた。
生徒会でのクルミは、まさに優等生である。俺と一度も目を合わせようとしない。
こっちは思考がループを繰り返しているってのに!
「聞いてますか、書記くん?」
鋼鉄の乙女・斉藤アンズから鋼鉄の指摘が飛んでくる。
「あっ、すいません」
俺は慌ててホワイトボードにまとめた意見を書き記す。
「ボーッとしないでください。あなたは書記なのです。みんなの意見をまとめるのが、あなたの仕事ですよ」
鋼鉄のお叱りが。
「すいません」
急いで、俺は生徒会で出た内容をまとめる。
えっとたしか、ガチでやるメイン種目は、バスケとドッジボールで。それ以外で、生徒が気軽に楽しめる娯楽部門を考えてるんだっけ。
みんなが同じ種目をしていても、ボールが行き渡らない。また、ドッジでボールが当たった人は、ずっと座っておく必要がある。バスケだとコートも足りない。その退屈な待ち時間で何かできないか。
以上が、生徒会長のお考えだ。要は「球技大会自体がつまらないから、何か生徒のテンションが上がる種目を考えなさいな」とのこと。
そう簡単に決まるかっての! しかも俺は、クルミと行くデートのスポット探しに忙しい。可能であれば、誠太郎と相談したいが。
そういえばクルミのやつ、やたらゲーセンの的あてに興味津々だったな。というか、遊んでいる親子やカップルを羨ましがっていたような印象を受けたけど。
「ねえ壇くん、『ゲーセン』と『的あて』って書いてあるけど、何ですか?」
「え?」
しまった。考え事がボードに!
「そんなワード、議題に出ましたたかしら? それとも、遊びに行きたいのですか?」
うおお、鋼鉄の乙女がご立腹だぜ! これはいかん!
「すいません、すぐ消します」
イレイザーを掴む。
「待ってください」と、アンズ会長が俺を言葉だけで制した。
「ゲームセンターのコトですよね? 何か楽しい遊具でもあるのですか?」
どうも生徒会長は、これを俺の意見だと思っているらしい。
「基本、俺は一人で遊びに行くので、よく知らないんですけど……ね」
「困りましたわね。生徒全員が遊べる内容が欲しいのだけれど」
それだよなー。みんなで遊ぶとなると。考えろ考えろー。
「第一、的あてとはなんです?」
「野球で、ベースにある九面のパネルを当てるゲームです」
「なら、バッティングセンターでしかできないのでは?」
「ボ、ボーリング場と隣接していたり、サッカーのゴールポストにパネルを貼って、ボールで打ち落とすゲームとかありますね」
知っているネタを頭からひねり出す。
「それでしたら、テレビで見たことがあります。確か、的抜きって言いますのよね?」
俺はうんうんとうなずく。
「それいいねっ。リクト、ナイスアイデア!」
副会長の誠太郎が追随し、親指を立てた。
「的抜きのボードですが、レンタル料が三万もしますよ。球技大会でそんな予算は」
スマホで調べたのか、生徒から反論が。
「野球部に小型のバッティングネットがありますよね? あれにパネルを貼って、そういうゲームを作ってもいいかもしれません。野球部に許可を」
アンズ生徒会長が、意見を返す。結構乗り気か?
「でも、あれのパネルって発泡スチロールですよね? 用意できるのでしょうか?」
また反対意見が、別の生徒から飛ぶ。
「そうです、ね。面倒ですよねー」
俺が困っていると、思わぬ所から助け船が。
「段ボールで十分だと思います」
クルミだ。
「段ボールを等分して、太いマジックで数字を書けばいいと思います。射貫かれた後はセロテープで再度留めれば、使い回せます。発泡スチロールのように割れたりしません」
「ボールはどうしましょう? 軟式の球でも、取るの怖いです。この間も、一番下の弟と軟式でキャッチボールしてたら突き指しちゃって」
ひ弱そうな三年の女子生徒が手をあげた。
「安全面を考え、ゴムボールでいいかと」
「全部抜いたらどうします? 景品でも出しますか?」
また別の生徒が手をあげる。
「アソートの小袋でいいのではないでしょうか? もしくは、食券など。抜いた枚数に応じて、グレードも上げます。購買のノートやシャーペンなどもありますが、お菓子などの方が楽しめるかなと」
生徒からの意見に、クルミはまったく慌てずに対処した。しかも秒で。
「学食側から、苦情が来ませんか?」
「そうなれば、プリンや自販機のパックジュース程度で留めます」
「パシリみたいですね?」
「ただの景品なんですから、その程度で十分です」
「はい。問題ないと思います」
反対派の生徒も折れた。
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