37 / 42
第三章 魔王、本格始動
第37話 ドクター・イシロウの逆襲
しおりを挟む
「バカな。最強のヨロイが、動かぬ」
「当然や。ワシが作ったんやからな!」
なるほど、タキは魔王のアーマーに細工をしてあるのか。
「やはり、地球の科学者は信用できん! 魔王に対してこんな仕打ちを」
「お前は自分がマーゴットに何をしたんか、ちょっとは考えたことがあんのかコラ!」
ヨロイの角部分を引っ掴んで、タキは魔王に詰め寄る。
「お前が世界中の女とハッスルしまくって、自分の種を植え付けて世界征服しようとしてたんは知ってた。結果、どうなった? みんな母親に同情して反逆してしもうたやんけ。一人残らず。マーゴットも含めて。それであんたは、逆らった自分の娘たちを返り討ちにしてきた」
だが、マーゴットはタキという味方をつけて忠誠を誓うフリをしていたらしい。
「結局お前も、ワシが嫌う悪党と一緒や。合理的やない。自分のことしか考えてへんサルや!」
タキが、魔王の顔をヒザで蹴り上げる。
「ワシはちゃうで! ワシやったら、魔王軍を統率できる。なんやったら、ワシの命令だけ聞くマシンを使って、ワシ一人でも魔王軍を支配したれるで」
交易エリアを破壊して王都を孤立させる作戦は、タキのアイデアだった。
「結局、新しい力を手に入れたっちゅうて、イキって正面突破しようとしたみたいやが。結果はジェンシャン・ナイトの邪魔が入って、計画はパーや。魔王軍に甚大な被害が出ただけやんけ。おとなしく、ワシのブラックドラゴンに任せといたらよかったんや!」
「あんな大量破壊兵器に頼ってしまえば、都市が焦土となる! なるべく被害の少ない状態で手に入れたいのだ!」
「わかっとんじゃそんくらいは! 加減するやんけ!」
タキがなおも、魔王を足蹴にする。
「マーゴットを引き連れておいて信用できるか!」
「聞き捨てなりませんわ、お父様!」
その言葉に、今度はマーゴットが父親を殴った。どれだけ人望がないのか、魔王よ。
「父の言葉は、誇り高きドラゴン族に対する侮辱です! いくら魔王といえど、発言を撤回なさって!」
「野蛮なところは、母親そっくりだな!」
タキの拘束を解き、魔王とマーゴットが打撃戦となった。
どうしてこうも、魔王の周りはエゴイストばかりなのか。
「止めに入ったほうがいいか?」
「いや。共倒れを狙おう。それより、巻き込まれ事故のほうがヤバイ!」
魔王と竜族との戦闘の余波で、王都にまで熱波が及んでいる。
「クソやべええ!」
オレはパワードスーツを、障壁モードにした。シールドとスーツを融合させ、戦闘の熱波が王都へ向かないようにそらす。
だが、この硬直状態を逃がすタキではない!
「当然や。ワシが作ったんやからな!」
なるほど、タキは魔王のアーマーに細工をしてあるのか。
「やはり、地球の科学者は信用できん! 魔王に対してこんな仕打ちを」
「お前は自分がマーゴットに何をしたんか、ちょっとは考えたことがあんのかコラ!」
ヨロイの角部分を引っ掴んで、タキは魔王に詰め寄る。
「お前が世界中の女とハッスルしまくって、自分の種を植え付けて世界征服しようとしてたんは知ってた。結果、どうなった? みんな母親に同情して反逆してしもうたやんけ。一人残らず。マーゴットも含めて。それであんたは、逆らった自分の娘たちを返り討ちにしてきた」
だが、マーゴットはタキという味方をつけて忠誠を誓うフリをしていたらしい。
「結局お前も、ワシが嫌う悪党と一緒や。合理的やない。自分のことしか考えてへんサルや!」
タキが、魔王の顔をヒザで蹴り上げる。
「ワシはちゃうで! ワシやったら、魔王軍を統率できる。なんやったら、ワシの命令だけ聞くマシンを使って、ワシ一人でも魔王軍を支配したれるで」
交易エリアを破壊して王都を孤立させる作戦は、タキのアイデアだった。
「結局、新しい力を手に入れたっちゅうて、イキって正面突破しようとしたみたいやが。結果はジェンシャン・ナイトの邪魔が入って、計画はパーや。魔王軍に甚大な被害が出ただけやんけ。おとなしく、ワシのブラックドラゴンに任せといたらよかったんや!」
「あんな大量破壊兵器に頼ってしまえば、都市が焦土となる! なるべく被害の少ない状態で手に入れたいのだ!」
「わかっとんじゃそんくらいは! 加減するやんけ!」
タキがなおも、魔王を足蹴にする。
「マーゴットを引き連れておいて信用できるか!」
「聞き捨てなりませんわ、お父様!」
その言葉に、今度はマーゴットが父親を殴った。どれだけ人望がないのか、魔王よ。
「父の言葉は、誇り高きドラゴン族に対する侮辱です! いくら魔王といえど、発言を撤回なさって!」
「野蛮なところは、母親そっくりだな!」
タキの拘束を解き、魔王とマーゴットが打撃戦となった。
どうしてこうも、魔王の周りはエゴイストばかりなのか。
「止めに入ったほうがいいか?」
「いや。共倒れを狙おう。それより、巻き込まれ事故のほうがヤバイ!」
魔王と竜族との戦闘の余波で、王都にまで熱波が及んでいる。
「クソやべええ!」
オレはパワードスーツを、障壁モードにした。シールドとスーツを融合させ、戦闘の熱波が王都へ向かないようにそらす。
だが、この硬直状態を逃がすタキではない!
0
あなたにおすすめの小説
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。
敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。
この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。
「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」
無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。
正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
異世界転生雑学無双譚 〜転生したのにスキルとか貰えなかったのですが〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
エドガーはマルディア王国王都の五爵家の三男坊。幼い頃から神童天才と評されていたが七歳で前世の知識に目覚め、図書館に引き篭もる事に。
そして時は流れて十二歳になったエドガー。祝福の儀にてスキルを得られなかったエドガーは流刑者の村へ追放となるのだった。
【カクヨムにも投稿してます】
魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します
burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。
その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる