38 / 42
第三章 魔王、本格始動
第38話 逆転
しおりを挟む
「もろたで、ジェンシャンナイト・シェリダン!」
タキが、背後から銃で狙っている。
「くっ」
こちらは、シールドも防御に使っているため、反撃できない。
だったら。
敵の射撃と同時に、こちらも武器を展開した。
「ディスク・アックス!」
空いている手から、斧を投げ飛ばす。
「なっ!?」
相手の腕には足らなかったが、武器には命中した。
「ぬおっ!」
タキの銃が暴発し、弾が魔王の目に直撃する。
魔王が目をかばう。
そのスキに、マーゴットが魔王の腹を殴った。
しかし、魔王はとっさにローブで腹を守る。ダメージを吸収し、マーゴットに蹴り返す。
「しつこい男ですわ!」
マーゴットは両手に火炎弾を作り出し、魔王に投げつけた。
魔王はすべて、ローブで受け止める。
「加勢しに行かなくて、いいのか?」
「こっちは、お前を押さえるのがやっとや」
「俺は魔王の味方じゃない。共闘するなら手を貸す」
こいつに、王都を攻める気はない。なら、厄介者をまず倒すべきだ。
「せやな。こっちの目論見がバレた以上、魔王に手を課す必要もないんやった。不意打ちって戦い方も、性に合わん。休戦と行こか」
タキが、銃を拾う。
「ただし手は貸さん。休戦は一時的や。魔王を倒したら、次はお前やからな!」
「それでいい」
共闘ではない。各々が魔王を倒す。これで話はまとまった。
障害さえ消えれば、ソレでいい。
「ドクター・イシロウ。やはり我の邪魔をするか。己のローブで技を受け流されて果てるがよい」
「じゃかあしいわ! 無理した分の跳ね返りはキツイで!」
タキが、珍しく格闘戦でローブを攻撃する。
「やけになったか、ドクターッ! こんな攻撃……ぬお!?」
いつものように、魔王はローブで受け流そうとした。
しかし、ローブが簡単に破れる。すぐにマーゴットが攻撃を繰り出す。
魔王に、大ダメージが入った。
「残念やったな。そのローブとワシのインナーは、同じ素材なんや!」
同じ力がぶつかり合うことで、威力が対消滅してしまう仕組みなのだ。
「ダメージを受け流す能力は、そこまで万能やあらへん。すぐに壊れてしまうんや。せやから装甲が必要やったっちゅうわけや」
ローブの耐久値まで考えて、相手に渡していたと。どこまで狡猾な奴なのか。
「しかし、我にはウォリハルカニウムがついている。無敵・無限のエネルギーが!」
胸部の装甲から、赤黒い宝玉が光りだす。
おびただしいほどの魔力を放ち、マーゴットでさえ近づけない。
だが、オレは宝玉の違和感に気づく。今までの輝きと比べて、どうもイビツだ。まさか。
「アホか。それも計算済みや」
やはり、タキがなにか仕掛けていたか。
「まさか、宝玉が!?」
赤黒い宝玉に、ヒビが入る。
タキが、背後から銃で狙っている。
「くっ」
こちらは、シールドも防御に使っているため、反撃できない。
だったら。
敵の射撃と同時に、こちらも武器を展開した。
「ディスク・アックス!」
空いている手から、斧を投げ飛ばす。
「なっ!?」
相手の腕には足らなかったが、武器には命中した。
「ぬおっ!」
タキの銃が暴発し、弾が魔王の目に直撃する。
魔王が目をかばう。
そのスキに、マーゴットが魔王の腹を殴った。
しかし、魔王はとっさにローブで腹を守る。ダメージを吸収し、マーゴットに蹴り返す。
「しつこい男ですわ!」
マーゴットは両手に火炎弾を作り出し、魔王に投げつけた。
魔王はすべて、ローブで受け止める。
「加勢しに行かなくて、いいのか?」
「こっちは、お前を押さえるのがやっとや」
「俺は魔王の味方じゃない。共闘するなら手を貸す」
こいつに、王都を攻める気はない。なら、厄介者をまず倒すべきだ。
「せやな。こっちの目論見がバレた以上、魔王に手を課す必要もないんやった。不意打ちって戦い方も、性に合わん。休戦と行こか」
タキが、銃を拾う。
「ただし手は貸さん。休戦は一時的や。魔王を倒したら、次はお前やからな!」
「それでいい」
共闘ではない。各々が魔王を倒す。これで話はまとまった。
障害さえ消えれば、ソレでいい。
「ドクター・イシロウ。やはり我の邪魔をするか。己のローブで技を受け流されて果てるがよい」
「じゃかあしいわ! 無理した分の跳ね返りはキツイで!」
タキが、珍しく格闘戦でローブを攻撃する。
「やけになったか、ドクターッ! こんな攻撃……ぬお!?」
いつものように、魔王はローブで受け流そうとした。
しかし、ローブが簡単に破れる。すぐにマーゴットが攻撃を繰り出す。
魔王に、大ダメージが入った。
「残念やったな。そのローブとワシのインナーは、同じ素材なんや!」
同じ力がぶつかり合うことで、威力が対消滅してしまう仕組みなのだ。
「ダメージを受け流す能力は、そこまで万能やあらへん。すぐに壊れてしまうんや。せやから装甲が必要やったっちゅうわけや」
ローブの耐久値まで考えて、相手に渡していたと。どこまで狡猾な奴なのか。
「しかし、我にはウォリハルカニウムがついている。無敵・無限のエネルギーが!」
胸部の装甲から、赤黒い宝玉が光りだす。
おびただしいほどの魔力を放ち、マーゴットでさえ近づけない。
だが、オレは宝玉の違和感に気づく。今までの輝きと比べて、どうもイビツだ。まさか。
「アホか。それも計算済みや」
やはり、タキがなにか仕掛けていたか。
「まさか、宝玉が!?」
赤黒い宝玉に、ヒビが入る。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます
竹桜
ファンタジー
ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。
そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。
そして、ヒロインは4人いる。
ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。
エンドのルートしては六種類ある。
バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。
残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。
大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。
そして、主人公は不幸にも死んでしまった。
次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。
だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。
主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。
そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる